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超温室効果（CO2）による熱暴走…7億年前の地球は平均気温マイナス40℃、スノーボール・アース（全球凍結）の世界
◆劇場版ドラえもん 37作目「のび太の南極カチコチ大冒険」
『二酸化炭素などは太陽光（可視光線）は吸収せず透過するが、地上からの放射光（赤外線）は吸収し熱に変える』。
今の地球の平均気温は15℃。太陽からの熱流入より地上からの放射の方がずっと多いのですが、
CO2（二酸化炭素）や水蒸気などの温室効果ガスがその放射の一部を閉じ込めてくれていて、バランスを保っています。
現在、大気中のCO2濃度は急上昇中で400ppm程度。ではもしそれが、約400倍の15％に上がったら？
『超温室効果による熱暴走』が起こります。
それが現実となっているのが地球の兄弟星、金星です。
地球より3割弱、太陽に近いだけなのに、地表の平均気温は477℃と超高温になってしまっています。
『その原因は、その分厚い大気のほとんどがCO2であること。
雲の隙間から入り込んだ太陽からの熱は、CO2に閉じ込められ、金星を灼熱地獄に変えました』。
◆異端の「スノーボール・アース」仮説はどう常識と闘ったのか 科学書に学ぶ生き残り戦略（2）
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