19/12/15 02:06:03.34 /5da1TIzK.net
>>142
◆《海水はもともとアルカリ性》
現在のpHは8.1で、弱アルカリ性。産業革命前のpHは8.2で、既に0.1低下している。
たった0.1だが、水素イオン濃度に換算すると、産業革命前の3割増。
十分な対策が取られなければ、今世紀末には、現在の約2倍、産業革命前の6倍になる。
(ドイツの科学者評議会声明では、これまでの生物影響データを総合的に判断すると、
『決定的影響が現れるのは産業革命以前からの変化として0.2のpH低下である』、と示された)
◆《海洋酸性化》は、「気温上昇」と並ぶ、地球温暖化の『双子の問題』
さらに酸性化が進むと、地球温暖化に大きな影響を及ぼす可能性がある。
二酸化炭素が海に溶け、水と反応して炭酸水素イオンや水素イオンが増え続けると、徐々にこの反応が起きにくくなる。
今度は逆に、『二酸化炭素を吸収する能力が低下する』。
『そのため、大気中に残る二酸化炭素が増えるので、地球温暖化を加速させる』のではないかと考えられている。