19/10/20 03:19:36.93 VCEHpDWh0.net
爺のオレが大学生だった70年代後半のころは、あいつらが「日本人はサタン」とか
言ってるなんて話は聞いたことがなかったな。
時はまさに冷戦時代の真っ只中で、傍目に見てただけだからあんまりエラそうに
評論できたりはしないけど、とにかく、左翼勢力に若者が取り込まれていくのを
嫌がってたんだと思うよ。
だけど、理屈や議論では頭のいい左翼勢に負けてしまうから、思想的にはまだ
真っさらな新入生なんかを狙って、「共産圏はサタンに支配された国々」とか
「キリストの再来である文鮮明と一緒にサタンと戦おう」とかのオカルトめいた
話を洗脳によって信じ込ませる戦略をとったんだよ。
サタンってのは日本人のことではなくて共産圏のことだったよ、あの頃は。
それも比喩としてではなく、そのままの意味でのサタンだったからね。
原理研の人間と議論したやつが言ってたけど、あいつらに言わせると、ヒトはサルが
進化したのではなく、神様がおつくりになったってことらしい。
こんなアホな話に洗脳されるなんてのは、よっぽどバカな大学生くらいだろうと
皆さんは思うでしょ。ところが案外そうでもないんだな。
実を言うと、俺の身近な女子が大学に入った途端に統一協会に引っ張り込まれてね。
彼女が入学したのは、某国立大学の理学部だったよ。
しかも国立大学の中でも上から数えた方がだいぶ早いくらいの。
何としても連れ戻したいと説得してたら、彼女の決心も少しぐらつき始めた。
でも、どうしても大きな不安を感じてしまって彼女が脱会に踏み切れないのは
「今やめてしまうと地獄に落ちることになる」ってことだった。
これを聞いたとき、なんかほんとに悲しかったな。
人間が破壊されてしまったと感じたよ。
まあ、その後の説得でなんとか連れ戻すことはできましたが。