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三浦瑠麗氏の山口敬之レイプ疑惑の見解には驚いた | ゴー宣ネット道場
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三浦瑠麗氏が週刊新潮(6月22日号)の連載エッセイで、
安倍政権の提灯ジャーナリスト・山口敬之のレイプ疑惑について書いていますが、
これには本当に驚きました。
全体の8割までは、一般論的なことを持って回った言い回しで書いてるだけなので
どうでもいいのですが、問題は終盤です。
三浦氏は、被害女性・詩織氏の記者会見を見た「世間」は、
「その衝撃に耐えられず」、ヒステリックな反応を示して、
「事件そのものをそっちのけに、自分が元々憎んでいる敵への攻撃に走った」として、
以下のような世間の反応を非難するのです。
「いわく、詩織さんを利用した政治勢力のでっちあげなんではないか、とか、
山口氏は政権寄りのジャーナリストだから政権の悪なんだ、とか。」
ちょっと待ってくださいよ。
前者の「でっちあげ」説は何の根拠もなくネトウヨが言ってる単なる憶測です。
それに対して後者は、逮捕状まで出ていた犯罪がもみ消されたという異常な事実が確実にあり、
それを指示したのが菅官房長官の秘書官を務めた警察官僚・中村格であり、
山口が政権寄りのジャーナリストだから起きた「政権の悪」ではないかという疑いは、
真っ当な感覚を持つ庶民なら誰でも持って当然のものです。
三浦瑠麗は、ネトウヨの妄想と、庶民の真っ当な感覚を、全く等価に並べて相対化したのです。
そしていつものごとく、右もヒステリックだけど、左もヒステリック。
私だけが真ん中で、冷静に物事を見ているのよ!と高見猿を決め込んだのです。
「仮に捜査に不公正があったならば、責任の所在を明確にする必要がある」
なんて、あたかも中立公正な立場を装っていますが、
これだけ週刊新潮をはじめとするメディアから情報が出ているのに、
それでも「政権の悪」を疑うのは事件の本質から外れているなどと言い出すのは、
どう言い繕っても安倍政権擁護のために山口敬之のレイプ犯罪隠蔽事件の本質から
目をそらそうとしているとしか思えません。
よりによって、レイプという重大犯罪を巡って、
女性言論人からこんな言説が出てきたのは、大変な衝撃です。