19/04/19 21:41:31.76 iUT9n4510.net
野口悠紀雄
しばらく前まで、中国で時価総額が大きいのは、金融、エネルギー、通信部門などの国有企業だった。
現在でも中国工商銀行(3047億ドル)、中国建設銀行(2630億ドル)、ペトロチャイナ(1903億ドル)、中国農業銀行(1821億ドル)などがある。
中国の人口が多いことを考えれば、これらの企業の時価総額が大きいのは当然のことで、特に驚くには当たらない。
しかし、これらの企業の相対的な順位は下がった。
その一方で、アリババ、テンセントなどのIT企業が台頭してきたのだ。
中国は安い労働力で安価な工業製品を作る国だと考えられていた。
確かに2年前にはそうだった。
それが大きく変わりつつあるのだ。
(週刊ダイヤモンド 2019年3月2日号)より