18/11/20 08:33:26.07 S3ccoWHA.net
リスクマネジメントの問題だな。
保険業界などで使われるリスクの方策は「回避」「低減」「転嫁」「保持」に分けられる。
アイドル業界に置き換えれば、他人の気分を害する炎上要素に徹底して排除する「回避」、炎上の際に延焼せぬよう謝罪する「低減」、頭を切り替えて他のグループを売り出すなどの「転嫁」、大したことはないと踏んでリスクを受容する「保持」がある。
音楽業界における日本の市場規模はいまだアメリカに次ぐ世界二位。
無視できるサイズではないだろうが、今回、このアイドルグループは無言と訴訟、つまり延焼も受け入れる「保持」を選択したというわけだ。
おおかたの予想は「低減」、つまり本音はどうあれメンバーに自分達の理解が浅かったとでも言わせておけば丸く収まり、
同情を契機にファンを増やすこともできるわけで、日本の芸能炎上シーンではそういう極めて日本的な解決をみなが予期している。
人気商売なので収めたいならそういう収め方をしろというプレッシャーがかかるわけなのだが、今回、その視点でいえば斜め上の対応が取られたといえるだろう。
おそらくこのアイドルグループがぶっ飛んでいるとかそういう話ではなく、要因としては彼らの母国コリアでの言論思潮、つまら謝ることはないとする意見が一つあると考えられる。
しかるに側面はもう一つあり、彼らは母国における意見を尊重して炎上を防ぐ「低減」を選択したことで、日本やユダヤにたいして対外的に延焼も辞さない「保持」選択をせねばならなくなった、ということなのだろう。
何にせよこうなると展開は二つある。
さらに圧力がかかって新たな問題を穿り出され、延焼が拡大するか、何も起こらず確執が決定的になって終わるかである。
原爆や震災、ナチス虐殺をコケにしたともとられかねず、その延焼を食い止めしないパフォーマンスはなかなかにリスキーな選択であるといえるだろう。