18/10/26 13:23:43.59 Y7EBJKnQ0.net
Q1: 安全基準が20ミリシーベルトとか1ミリシーベルトとか言われていますが、 本当の安全基準はどのくらいですか。(子供、大人、妊婦、乳児)
A1: 放射線の影響の程度は同じ線量でも短時間で当たった場合の方が長時間に渡って当たった場合よりも影響が大きくなります。
放射線により健康影響が発現しはじめる証拠のある境界線量を本当の安全基準とすると、100mSvが安全基準と言えます。
それ以下の線量では、健康影響の中でも、がんと遺伝的な影響の2つ(確率的影響と言われます) は喫煙や食事の影響が大きく放射線の影響はわからなくなります。
それ以外の健康影響(確定的影響と言われます)は、ありません。この場合も短時間で放射線に当たった場合です。
そのため、100mSv以下のどこで規制値を設けても、それを境にがんや遺伝的な影響が出る、出ない、ということは言えないのです。
それでも不要な被ばくはなるべく制限したいので、一般の方は1mSv/年が国際基準になっています。
ただ、今回の事故のように、すでに一定の被ばくを受けている環境では、1~20mSvの範囲で上限を設け、 徐々に1mSvに現状回復するよう国際放射線防護委員会は勧告しています(ICRP Pub.111)。