18/09/16 16:35:01.53 DhYcASpm0.net
>>1のブログより
予備試験は受験資格に制限がありません。受験資格に制限がないということは、大学の教養課程を終えている必要はないし、
そもそも大学すら出ている必要がない。極端なことを言えば、高校生や中学生・小学生でも受験可能だということになります(笑)。
こうなると、かなり早い段階から予備試験の準備に取り組むという人も出てくると思うのですね。
特に、灘とか開成とか、そういう難関校の高校生であれば、東大を受験するより、予備試験の合格を本気で目指すという人も出てくるのではないかと。
つまり、高校生の段階で予備試験に受かってしまって、大学には進学せずに、未成年のうちに新司法試験も修習も終えてしまう。
そして20歳くらいで任官する・・・というのが、これからの法曹界におけるスーパーエリートコースになりそうな気がするのです。
現実に「高卒法曹」や「中卒法曹」が出現したときに、そういう人材を裁判所や検察庁が採用するのか、それは分かりません。
しかし大学(学部)に通うことに意義を見出せず、すぐに実務家になって活躍したい!と希望する人材が出てきても、おかしくはありません。
そういう人材は、それこそスーパーエリートですから、大手事務所が囲い込んで海外に留学させたり、
そういうルートがこれからのスタンダードになっていくのではないか・・・と私は予想しています。
本当にこういう事態が望ましいことなのかどうか、私には判断がつきません。
(中略)
今は「予備試験がローの迂回ルートになってしまう」ことが懸念されていますが、私はそんなことよりも、
これからの法曹志望者は法学部にすら行く必要がないんだろうと思います。
初めから法曹志望なのであれば、極端な話、中高一貫校にでも入学して、中学1年から法律科目の勉強を始めたほうがいい。
そしてガンガン法律の勉強をして、高校在学中ぐらいに予備試験に合格、新試験も合格してしまって、
さらに極端な例でいえば高校を中退して司法修習に行き(笑)、10代で法曹資格ゲット!・・・というのも夢ではないですね。
そうなると、もはや学部に行くというインセンティブはなくなるような気がしますね。
私がこういう未来像を思い描いたときに感じたことがあって、私はこの司法制度改革を進めた連中には、いつか手痛いしっぺ返しがくると常々思っていたのです。
もしかしたら、こういう形で彼らは報いを受けるのかもしれない。それは「真のエリートが学部すら目指さなくなる未来」なのかもしれません。