17/10/11 21:57:30.46 1N9EGRzq0.net
>>582
完全にこれなんだよな↓カルトやトランプのような人間の席巻もあるし
サイコパスと信者をどう切断するかが今世紀前半における人類のテーマの一つになるだろう
■サイコパスと信者の相補関係『サイコパス』文春新書
サイコパス自体だけでなくサイコパスの餌食になる人も中々興味深い存在です。
サイコパスのウソがバレ、自分が騙されていたことが分かったり
被害者の存在が明らかになったりしても、なぜか支持をやめないで信者であり続ける
不思議な話だと思いませんか?
実は人間の脳は「信じる方が気持ち良い」のです。
人間の脳は、自分で判断をおこなうことが負担でそれを苦痛に感じるという特徴を持っています。
これは認知負荷と呼ばれるものです。
また認知的不協和という、自身の中で矛盾する認知を同時に抱えて不快感(葛藤)を覚えると
その矛盾を解消しようと都合の良い理屈をつくりだすことが知られています。
いったん「これは正しい」と思い込んだことが、後から「間違っている」と
証拠を突きつけられた場合、人間の脳は「言い訳」の理屈を考え出し、
何とか間違いを認めずに済むようにしたがるのです。
何かを信じたら、そのまま信じたことに従い、自分で意思決定しない方が
脳に負担がかからず楽なのです。
サイコパスは「信じたい」という人間の認知のセキュリティホールともいえる弱点を
巧みに突く生存戦略を取っている存在とも言えます。
ネット社会になって一般人でも強力な検閲手段を持ち、過去の経歴や言説まで
遡って検証できるようになったため、普通に考えればウソつきに騙される確率は減りそうな気がします。
しかしネットは同類の人間を即座に結びつけるツールでもあります。
どんなトンデモな理屈の持ち主同士、騙されたことを認めたくない信者同士でも
ネットを使えばすぐに繋がりクラスター化されてしまいます。
そうしたクラスタ内ではお互いの存在を確認することによる安心感があり
クラスター外からの声を無視できるため、さらに強固な信者となっていきます。
サイコパスが指導者として信者達に対して
「自分は被害者で、一部の者が私を貶めようとしている」という陰謀論を主張すれば
一定数は信じ続けてしまう環境が整っているのです
いったん信者たちから搾取できる宗教的な構造やファンコミュニティをつくってしまえば
外から何を言われようが完全に崩壊することはまれだといえるでしょう。