17/09/28 12:32:06.81 bdhcYG1OK.net
>>145
◆ハンナ・アーレント『エルサレムのアイヒマン:悪の陳腐さについての報告』
―「《自分の昇進》にはおそろしく熱心だったということのほかに、彼には何らの動機もなかった。
(略)言い古された表現を使うなら、『彼は、自分のしていることがどういうことか、全然わかっていなかったのだ』。
(略)彼は愚かではなかった。完全な《無思想性》―これは愚かさとは決して同じではない、それゆえ彼があの時代の最大の犯罪者の1人になるべくしてなったのだ。
このことが《陳腐》であり、それのみか滑稽であるとしても、(略)『これは決してありふれたことではない』」―