暇つぶし2chat POVERTY
- 暇つぶし2ch165:輜重連隊の本部と行動をともにしていた。 宿営地のそばのフミネ方面に通ずる道路をガヤガヤと大勢が通る 足音に目覚め、天幕外に飛び出して驚いた。 見ると松明をかざした野盗に見まごう一団が歩いている。』 『その後、輜重連隊にも転進命令が下り、フミネに到着したが、そこには一粒の米も無かった。 耳に入ったのは6月下旬に烈の兵隊の襲撃を受け、否応無しに少ない糧秣を奪われたという情報であった。 友軍である列の徒党を組んだ襲撃の情報は信じたくなかったが、タナンに向かう撤退行軍の苦難の日々が重なるにつれて、 烈の兵隊に対する憎しみの感情が起るのは、やむを得なかった。 戦後20数年を経た今日でさえ、捨てられた弁当箱にご飯粒が 残っているのを見ると、あの山の中で、この米粒があったらと思うと同時に、「あの時の米は烈に奪われたのだ」という思いが、 頭をかすめてくるのである。』 宮崎少将の教育訓示と秋霜烈日な統率に服した部隊が、その指揮官が去れば、たちまち、軍規不在の部隊となるのである。 その理由はこれらの部隊の将兵は、宮崎の指揮を脱すると師団本体の空気にすぐ汚染されたという事である。 (大田インパール作戦 P427 )




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