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森友学園問題からみえた 安倍首相の“傲慢症候群”
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忖度とは、「他者の欲望」を敏感に察知し、先回りして満たすことを指す。
これは、人間が社会で生きていくうえで不可欠な能力だ。
なぜならば、フランスの精神分析家、ラカンが言っているように「人間の欲望は他者の欲望」であり、
われわれは幼い頃から、親や教師などの周囲の大人の欲望を察知し、それを満たすことで環境に適応してきたからだ。
当然、親の欲望を忖度する子供ほど、親の期待に応えようと、勉強、習い事、スポーツなどを頑張る。
つまり、勉強のできる「いい子」というのは、だいたい“忖度の達人”といえる。
そんな忖度の達人は、大人になってからも上司の意向を察知するのがうまく、それに沿うようにふるまうため、上司から有能で役に立つ部下とみられることが多い。
当然、出世する可能性も高い。
例えば財務省のキャリア官僚には、忖度の達人がそろっていると考えられる。
彼らは一様に、認められたいという承認欲求も、自己保身や出世欲も人一倍強いだろうから。
こういう組織では、多かれ少なかれ、上司の意向を忖度して動くことが多い。
特に傲慢なトップが長期間君臨している組織では、トップの意向を忖度しなければ生き残れないため、その意向を忖度せざるを得なくなる。
必然的に、傲慢人間の周囲には、忖度の達人、つまり「イネイブラー(支え手)」が集まりやすくなる。
以前筆者は、安倍首相が「傲慢症候群(ヒュブリス・シンドローム)」に罹患(りかん)している可能性を示唆し、
第24回参議院選挙での勝利によって一層悪化するのではないかと指摘したことがある。
籠池氏やその家族のキャラクターにばかり目が行きがちだが、何よりも問題なのは、安倍首相が自分自身への批判を許さず、自分の意向を忖度してくれる人間ばかり周囲に集めようとしたことではないだろうか。
出世願望の強い財務省の官僚がそれに気づいて、お得意の忖度癖を発揮したことが今回の一連の騒動を招いたように筆者の目には映る。
その意味では、安倍首相の傲慢症候群こそ、すべての元凶なのかもしれない。