16/12/10 06:04:33.41 uelHJXPb0.net
セボードニャ通信社のコツバ・セルゲイ東京支局長が解説する。
「最大の問題は、ロシアとしては『山口会談』を、新たな両国の信頼関係を築く『入口』だと考えているのに対し、日本側はさも『出口』であるかのように錯覚したことです。
ロシアとしては現時点で、北方領土は絶対に返還できない。
その理由は、いくらでも挙げられます。
そもそも日本は、1951年のサンフランシスコ平和条約で領土を放棄したわけだから、返還を求める根拠がない。
'18年に大統領選を控えたプーチン大統領は、領土問題で譲歩できない。
ロシア国内で強硬な軍と外務省を押さえられない。
国内の政争の具となってしまう。
蜜月関係を築いている中国を説得できない。
極東に新たな火種を生むことになる……。
プーチン大統領はそもそも、安倍首相に対して、『2島を返還する』などと断言したことはない。
プーチン大統領が要求したのは、『国賓として招待するという'14年2月の約束をまず果たしてほしい』ということです。
国賓として東京へ行き、天皇に面会し、経済協力を決め、信頼関係を築くことが大事なのであって、領土問題など、まだまだ先の話なのです」