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木下恵介監督、田中絹代主演の1958年の楢山節考をみんな見るべき
田中絹代演じたおりん婆さんは、粛々と自ら楢山さま参りに行った
気高く、自分の人生を完遂させるように
隣の家のジジイの又やんは、死ぬのを嫌がり山から逃げて帰って
息子に罵られ、簀巻きにされ息子に谷に突き落とされた
おりん婆さんは又やんに言った
「そんなことをしてると親子の縁が切れてしまうぞ」と
現在は、当時よりさらに「老後の時間」が長くなり、若者に過重な負担がかかっている
死んで悲しんでもらえるうちが華。長生きしすぎると、家族から早く死ねと
言われるのは厳然たる現実。
楢山に広がる多くの白骨は、誰もが逃れられない運命
「死」は必ずひとに訪れる。「死」を覚悟し、受け入れるおりん婆さんを
見習うべき