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オウム帝国の正体
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> 2000年7月末に新潮社から一冊の本が出版された。「オウム帝国の正体」
>という本だった。
>
>まず、一番興味深いのは、オウムとロシア、北朝鮮、暴力団、統一教会、
>政治家との関わりをきわめて明快に解説していることである。
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>松本、地下鉄両サリン事件後、大量脱会したオウム信者のほぼ全員が統一
>教会の脱会者で、中核は元自衛官を含む十人前後。(P.190)
>
>オウムは88年ごろから統一教会系企業と交流を深め、90年の衆院選では選
>挙活動のコンサルティングを受けていた。選挙後に統一教会からオウムに
>大量に信者が移った。
>
>捜査当局がオウム教団から押収した資料の中に、「オウム真理教内の統一
>教会信者名簿」があった。これは、統一教会の合同結婚式に参加したオウ
>ム信者の名簿と見られ、統一教会信者と同姓同名という23人の名前が書か
>れてあった。オウム教団内には、創価学会やアゴン宗など他の宗教団体か
>ら加わった信者が多く、新左翼などの脱会組もいると言われている。(P.187)
>
>麻原が一時住民票を移した杉並のマンションの所有者は、国際勝共連合(
>統一教会)に近い国会議員だった。(P.187)
>
>統一教会の文鮮明と北の金親子との関係は、何度も報道されている。第三
>国の意を受けたオウム脱会者グループが、今でもしっかり活動していると
>いうこと。