16/05/27 07:26:46.37 dMtjNiFz0.net
この人は両立の困難な二つのスタンダードを追っている。
よく考える人になって欲しいと、それでいて、保守的な枠組みの中に収まって欲しいと。
しかし俺から見るとこれは両立の難しい命題であり、よく考える人間は必然的に魂の目覚めを自覚せざるを得ない。
それは人間を未来に導き、より高い方向に彼の顔を向けさずにはいられないんだ。
一度、目覚めてしまった憧れを忘れるのは苦痛であり、開かれた精神はより開かれたものへ惹かれていく。
つまり、よく考えるほどに人間は革新的でラディカルになる。
そういう開かれた魂は保守的な枠組みに不満を感じずにはいられない。
そこに留まっていることができない。
こいつらは良く考えないB層だ！と腹立ちまぎれに蹴飛ばしておいて、そしてより考える人間が
保守を背負わないとボヤくが、より考える人間に保守を背負わせようという路線は成功しないのは
俺から見れば不思議ではない。
一度、開かれてしまった魂が、保守的な枠組みを追認する苦痛に耐えきれるとは思えないからだ。
ありえるとしても、それは自分で「保守」を名乗りつつ「斬新的に革新」という妥協的な姿勢になるだろう。
そして彼はそういう「保守」は「隠れサヨク」とでも攻撃するに違いあるまいが
保守派に紛れた隠れサヨクになる以外の道はないのだ。
良く考える人間の魂を、保守的な枠内にいつまでも閉じ込めておくのはムリだ。
両立しないスタンダードなんだよそれは。