16/04/22 02:44:34.91 AjLnmTT00●.net BE:615284227-PLT(15098) ポイント特典
sssp://img.2ch.sc/ico/nacchi.gif
東芝、原発で損失3000億円 16年3月期最終赤字5000億円に縮小
東芝は米原子力事業子会社、ウエスチングハウス(WH)の資産価値を見直し2016年3月期に損失を計上する方針だ。
損失額は3000億円弱とみられる。事業環境の悪化が懸念されていた原発で損失を出し切り、経営再建に道筋を付ける。
同時に医療機器子会社の売却益も計上し、7100億円を見込んでいた最終赤字は5000億円程度に縮小しそうだ。
東芝は06年以降、計6000億円近くを投じてWHを買収した。現在の出資比率は87%で、企業価値を示す「のれん」を3500億円
近く計上している。収益性が低下した資産を減損処理する会計ルールに従い、WHの価値を引き下げる
東芝はキヤノンに売却を決めた東芝メディカルシステムズの売却益も前期に計上する方針だ。
これが最終損益を5000億円ほど押し上げる。会計不祥事に端を発した経営の混乱と大規模なリストラで
前期の最終赤字は7100億円を見込んでいたが、赤字額は5000億円前後に縮小しそうだ。15年3月期は378億円の赤字だった。
東芝はリストラを加速している。早期退職などで国内外で1万4000人強を削減。白物家電事業は中国の家電大手に売却を決めた。
富士通などとのパソコン事業の統合計画は白紙になったが、最大の懸案だったWHで減損を計上し、大規模なリストラはほぼ一巡する。
今後は半導体、原子力などのエネルギー、昇降機をはじめとした社会インフラの3事業を軸に経営を立て直し、収益回復を目指す。
ただ、原発事業の収益性の低下に加え財務体質の悪化も深刻だ。財務の健全性を示す自己資本比率は10%を下回ったとみられ、
今期は2000億円規模の事業や資産の追加売却を検討している。
URLリンク(www.nikkei.com)