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”かくさしゃかい”っていのはね、しょうらいおよめさんになるおんなの
ひとたちが、ちゃーんとちぢめてくれるから、しんぱいしなくていいんだよ。
でもよのなかにはたいへんだたいへんだっていってるひとがいるの。
ほんとにたいへんになっちゃうの？うそだよならないよ。あんしんしてね。
そういってるひとたちは、そういうふにいわないとたべていけないんだよ。
だからいってるからってほんとうにたいへんなわけじゃないんだよ。
しょうらいおとうさんになるわかいおとこのひとのうち、十人のうち
三人が、ぜんぜんおきゅうりょうをかせげないこじきだったら、
どうおもう？きみたちのきょうしつのなかまたちの十分の三が、
おとうさんがこじきだ！きゅうしょくひはらえないい子がクラスに
たくさんいる！たいへんだ、どうにかしなきゃ！みんなで
たすけあいのそしきをつくらなきゃ！ってあわてちゃうかな？
でもね、そんなこと、ぜんぜんしんぱいしなくていいんだよ。
どうしてかな？かんがえてみようね。こたえは・・・だって、
おかあさんになるおんなのひとたちは、こじきのおとこのひとを
一人もおむこさんにしないからだよ。おとこのひとのおよめさんに
ならなくちゃ、あかちゃんはうまれない。おんなのひとがこじきの
ひとに一人もおよめにいかなければ、こじきのおとうさんを
もつこどもはだれもこのよにいないんだ。
どうしておんなのひとはこじきのおよめにいかないの？
学校みたいなところにおんなのひとがかよって、そこでせんせいに
”こじきのおよめにいくと、かわいそうなあかちゃんがうまれれるので
やめなさい！”って教えてるのかな・ちがうよ。だれもそんなこと
してないよ。なのにどうして？しぜんのきもちだよ。
おんなのひとはこじきのひとをおむこさんにしたくないってきもちが、
しぜんにこころのなかにわいてくるんだ。だからこういうことを
わざわざだれもおしえなくてよくて、しぜんにまかせればいいんだよ。
とにかくね、こじきが十人のうち三人いるおとなたちのあつまりがあって、
その子供たちががっこうにいくとしごろになったとしても、その子たちは
ぜんいんこじきじゃないおとうさんをちゃーんとおとうさんにもってるんだ。
きゅうしょくひはらえないこどももおもったほどいないんだ。だから、
ほかのひとがなにもたすけるひつようはないんだよ。わかったかな？
でもね、おとなでも、こういうものごとのりゆうがわかんない、あたまの
おばかな人たちがいるんだよ？そういうひとたちを、”ばかさよ”って
いうんだよ。おぼえといてね。 URLﾘﾝｸ(d.hatena.ne.jp)