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全国に「引きこもり」と内閣府が認定した人数は約60万人以上となっており、年齢階級別に見ると15歳から19歳が9万人、20歳から24歳が15万人、25歳から29歳が17万人、30歳から34歳までが18万人と言う膨大な数字が発表されている。
現在、全国にNPO等の引きこもりの社会復帰を支援する団体が数多くの施設を運営している。だが、こういった施設の全てが信用が出来るわけではない。
一部の施設には背後に裏社会が関係しているという噂もある。その真相を確かめるべく、筆者は関東某県で「引きこもり支援施設」を運営している団体の理事に話を聞いた。
―施設のオーナー(運営者)はどのような人物なのか。
「元々はヤクザですよ、自分の兄貴分に当たるんですけどね。兄貴がヤクザじゃ食えないから、と。今の旬は引きこもりだろ、貧困ビジネスに参入するにはもう遅い、と考えてこれを始めたのがきっかけ」
ーー今は組織とは関係ないのか。
「繋がってるよ。引きこもりからヤクザになった奴もいたしな。すぐにケツ割ったけど」
ーー先ほど「オイシイ」と言ったが、そんなに儲かるものなのか。
「地元の色々な人間からの寄付もあるし、引きこもりの親から集める月の会費だけでも儲かる。安く畑を借りてるから、野菜はそこで自給自足。農作業自体がカリキュラムになっているから一石二鳥なんだよ。
基本的な食材費は米と肉以外は金が掛からない。うちは今数ヶ所でこの様な施設を運営しているけど、一つの施設で利益は3桁は出る」
―入会金と毎月の会費はどれほどのものか。
「細かく言うと特定されちゃうから、ざっくりと。入会金が約100万円、月謝が寮費を入れて約10万円。それと施設運営費とか諸々の行事の時に数万円といったところ」
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続く