15/06/28 19:30:11.14 QFDfJhgb0.net BE:186586446-2BP(1500)
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さらに数日後のことである。信号を待っているとこっちに向かって微笑んでいる一人の男性と目が合った。もちろん微笑み返した。知り合いでもないのでそれ以上は関わらず、信号機に目をやっていた。
しかし横から視線を感じる。気になりそっちを見ると先ほどの男性がこちらを見ていた。しかも口元が動いている。
道でも尋ねているのかと思ったら、そうではなかった。観光客と決めつけられていた。彼が口に出していたのは「ウェルカム トゥ ジャパン」だった。
こうなると来日30年近く経っても未だに歓迎してくれているとは有り難いと思い笑うしかない。彼には「サンキューベリーマッチ」とコテコテの日本語訛りで感謝の意を伝えた。
わずか2週間に身内が経験したことをここで恥を忍んで紹介した。しかしこれは決して個人的なことだとは考えていない。日本の社会全体の大問題である。
古くて新しい問題でもある。筆者のようにこのような状況を遊びに変えられても、出来ない人、特に大勢の子ども達がこの国にいることを絶対に無視してはならない。
私たちは「外国人」を続ける必要も次世代に引き継がせる必要ももちろんない。その気になれば、私たちの代で「外国人」を葬り去り、卒業することは出来るし、しなければならない。
日本に住む外国にルーツのある人間は、外食に出かける毎回、毎回、周りの人間を教育している暇などはない。多数派日本人は、いい加減に自助努力の中で成長するしかない。
さらには、「外国人や!」と叫んでも知らん振りする大人には、自分の無知によって次世代の日本人の国際性を鈍らせて、悪しき文化を引き継がせているということを自覚する必要がある。
「外国人」は日本の社会にある、最も無神経で最も人を傷つける言葉の一つである。国際社会における日本人の後進性を曝け出していることを恥ずべき言葉でもある。
さようなら「外国人」。日本にはもう「外国人」いらない。