19/06/14 04:20:20.99 .net
>>168
例の怪獣は格闘ができないから遊んでいて面白くないという謎理論。
岡田はこれを致命的欠陥とまで言っているが、そうは思えない。
俺は1970年代後半に保育園児~幼稚園児だったが、普通に怪獣ごっこはしていた。
それに、怪獣消しゴムは安定していてトントン相撲をするのにちょうどいいもんだから、
ライダーやロボットの消しゴムよりも遊び勝手が良かったりもして、
怪獣だからこそ、より楽しく遊べるという要素も大きかった。
つまり、当時の子供は怪獣のなりきり遊びもしてたし、
遊びはなりきり遊びだけではないってこと。
樋口はおそらく「ガメラとギャオスで格闘させたかったのに、思いのほかうまくいかない」
(やりたいことが構造上やりにくい)という文脈で何かのメディアで語ったのだと思うが、
岡田斗司夫はそれを引用する際に「怪獣は格闘ができないという致命的欠陥がある」と
怪獣映画が内包する致命的欠陥であるかのように解釈してしまった。
だが、これは怪獣映画を作る際に留意すべき特性の一つにすぎず、致命的欠陥とまでは言えない。
要は、大都市などの舞台を整え、スター怪獣が二頭出てきて戦う―という図式を
プロレスになぞらえて怪獣プロレスと呼んでいるだけで、
別に人間のプロレスみたいな格闘を怪獣にさせるのが怪獣プロレスって事じゃないんだぜ。