【嘘だらけ】岡田斗司夫626【ホラッチョ】at OTAKU
【嘘だらけ】岡田斗司夫626【ホラッチョ】 - 暇つぶし2ch305:ちぬ』と『かぐや姫の物語』は、当初同日に別々の劇場で公開する予定だった。  だが、高畑監督が完成を4ヶ月遅らせてしまったことで、同時公開は叶わなかった。 「両方とも公開し終わってしばらく経った去年の年末くらいかなあ。宮さんと高畑さんと僕、3人きりになったんです。  でね、僕はそこでこう言ったんですよ。 『2本同時公開が上手くいかなかったので、ちょっと思いついたことがあるんです。 高畑さんと宮さんは年齢も年齢だから、いずれこの世から去る。なので、同じ日に死んでもらえませんか? 2回お別れ会をやるのは面倒くさいので』と(笑)。  こういう時の2人が本当に面白いんですよね。宮さんはね、『僕はパクさんよりは長生きするよ!』って言う。  で、高畑さんは笑っているだけなんですよ。にこにこと。」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――  この話は、なんというか、この3人の性格をすごく端的に表しているエピソードだと思うんですよ。  鈴木敏夫は鈴木敏夫で、「もう、この2人を看取って、葬式を出すのは俺しかいない」と考えてるし、 高畑勲は、「そういう例え話みたいなものには付き合ってられない」というか、 そんなに「この3人で」みたいなことは考えていなかったのかもわかんない。  ただ、宮崎駿だけは、バリバリに意識しまくって、「あんたより1日でも長く生きてやるわよ!」と言うという、 何か“倒錯した恋愛感情”みたいなものが見えて、僕なんかは「この3人らしいな」って思うんですけども。 ・・・  あと、やっぱり、高畑さんの追悼の時には、この話を紹介せざるを得ないんですけども。 鈴木敏夫さんの名著『仕事道楽』の117ページに、こんな事が書いてあります。




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