18/02/05 10:32:42.21 .net
>>903
たとえば「日本の農家は、米を作る必要なんか無い」と。
米を作るのは、もっと肥沃な大地で、人間がいっぱいいて、地面自体も広い所で作った方が安いに決まっていると。
「安い海外で作れ」
「日本の農家は、米を作るのは止めろ」と。
同じように、日本の漁業は魚を取るのなんか止めてしまって、日本の漁業はレジャーに特化して、すべてヨットとかに貸し出した方がいいよと。
何でかっていうと、日本の海岸線って あんなに広いのに、それをわずか数十万人の漁業組合の連中が独占して、
普通の人間が魚を釣るのも、ボートをするのも、いちいち漁業組合の許可を取らなきゃいけないと。
これが日本の発展をどれぐらい邪魔してるかっていうのを、熱く熱く熱く熱く語ってるんですよね。
で、この大前先生の国際分業論っていうのは、原則的に間違ってないんですよ。
原則的に間違ってないんですよ。
これをもし非難するんだとしたら、東京に住んでいる人間は、田舎で米を作っている事に関して、言い訳が出来ないわけですよね(笑)。
僕ら日本も、日本人の中で分業をしてるから、基本的に分業論っていうのは否定が出来ないわけなんですけども。
しかし、この国際分業論という原則と、現状は違うんです。
大前さんが言っているのは、完全な自由貿易が成立している事が前提なんですね。
つまり完全な自由貿易が無くて、今みたいに貿易障害があったり、関税があったり、
もしくはその国によって政治統治の違い方っていうものがある以上、
原則的に正しい事でも現状では無理すじになっちゃうわけですね。
で、林先生のゲマインシャフト論も、原則的には、ぜんぜん間違ってないんですよ。
ぜんぜん間違ってない。
友達なんか、いらない。
仲間だけで充分。
僕も、そう思います。
原則的には間違ってないんです。
けども、それは林先生とか、林先生みたいなタイプの人にだけ当てはまる事なんですよ。
林先生は、僕の言う四タイプでいうと“司令型”なんですよね。
で、司令型の林先生たちっていうのは派閥を作るから、ゲゼルシャフト(職能集団)を作るのに
すごく向いてるので、それを肯定的に語りがちなんですよ。