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2018年02月01日07:00
『ゼルダ』の世界を歩いてみよう! 「ブラタモリ」的なゲームの楽しみ方・前編
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今日は、「ブラタモリ」的な手法で『ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ワイルド』の風景の中を歩いて話をするという、
「ブラゼルダ」という話をやってみようと思うんですけども。
この話を聞くに当たって、「ゼルダとはどういうゲームなのか?」みたいな予備知識は、一切必要ありません。
なんせ“ブラゼルダ”ですから。戦国時代の話とか日本の歴史を知らなくても、まあ、遺跡を見ているだけで、
なんとなく面白いのがブラタモリという番組で。それと同じように、今回は「ゼルダというゲームがいかに面白いか?」ではなく、
「ゼルダという世界がどういうふうに見れば楽しいかのか?」という話をやってみようと思います。
・・・
去年の12月くらいに「山登りが楽しい」とか、「物理現象が楽しい」とか、ゲームとしての『ゼルダ』の魅力を話しました。
それに対して、今回は、先週に予告した時点では、SFとして話してみようかと思ってたんですよ。
例えば、ゲームの中に出てくる“ガーディアン”という敵のロボットみたいなものがあるんですけど。
(フィギュアを取り出す)
これは、上下を裏返せばわかるんですけども、“火焔式土器”をモチーフにデザインされているんですよね。
そして、この「登場するメカに火焔式土器っぽい意匠を取り入れる」というイメージの元は、
おそらく『風の谷のナウシカ』に出てきた土鬼(ドルク)の“飛行ガメ”なんでしょう。
(パネルを見せる。『風の谷のナウシカ』より、土鬼の飛行ガメ)
日本人がこういったSFとかファンタジーモノを作ろうとした時に、西洋的なイメージばかりを持ってくると面白くならない。
そこで、こういった火焔式土器のようなイメージを持ってきたところが、やっぱり、宮崎さんのすごさだと思うんですね。
『ゼルダ』についても、ファンタジー世界に火焔式土器をそのまま持ってきたのもすごければ、さらに、それを上下逆にして脚を生やして、
ゲームの世界の中で動くロボットとして使ってしまうというところが、見せ方として上手いなと思ったんですけどね。
・・・
SFとして話すと、まあ、なんか、こういう話になっちゃうんですよ。
でも、これでは、あくまでも“ゲームとしての『ゼルダ』を楽しめている人”を対象とした話になっちゃうんですね。
なので、切り口を少し変えてみようと思ったんです。