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2018年01月20日07:00
名作『天空の城ラピュタ』は最もヒットしなかったジブリ作品
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先日、『大人の教養として知りたい すごすぎる日本のアニメ』 が発売されました。
『シン・ゴジラ』『君の名は。』『風の谷のナウシカ』『機動戦士ガンダム』『この世界の片隅に』と、
盛りだくさんの本書ですが、今回は岡田斗司夫ゼミのテーマに合わせ『天空の城ラピュタ』に関して語っている部分をピックアップして、お届けします。
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じゃあ、もう一度初心に返ろう。アニメは子供たちのものなんだから、ちゃんと正義は正義としてあって、
悪は悪として憎らしく、すべてが愛しい人間の業というのをやろうと、『天空の城ラピュタ』を作りました。
『天空の城ラピュタ』のレトロなキャッチコピー、
愉しきかな
血湧き
肉踊る
漫画映画!
には宮崎駿のそんな決意が溢れています。
『天空の城ラピュタ』といえば、誰もが知っているスタンダードで、たぶん一番多くの人が見たジブリ作品でしょう。
テレビ放映のたび、パズーとシータの2人が「バルス」と唱えるのに合わせて、Twitterでもツイートするのがすっかりお約束になりました。
人気の高い『ラピュタ』ですが、動員数77万人で配給収入は11.6億円。実は、最もヒットしなかったジブリ作品なんです。
内容的には、見事な起承転結です。主人公は正義に燃えていて動機もはっきりしているし、ヒロインはあくまで健気で、まさに王道です。
内容は今さら言うまでもありませんが、見所としては構図のすごさでしょう。
例えば、パズーとシータがジェットコースターのコースのようになっている渓谷を列車で逃げるシーン。
背景絵をゆっくり引っ張ることで、列車が急カーブを切っている様子を表しているんですが、速度やパースが絶妙なんですよ。