17/12/05 09:57:47.12 .net
>>238
今回の映画版では、こういった部分を原作小説よりもはっきりと描いているんです。
主人公のビルたちは、自分たちのことを「ルーザー(負け犬)クラブ」って呼んでるんですけども。
この負け犬クラブっていうのは、学校の中でいじめられている子供ばっかりの集まりなんですよ。
だけど、学校の中で彼らをいじめている不良っていうのは、ごく少数。4人くらいしかいないんですよ。
ビルたちのようないじめられっ子も6人しかいない。じゃあ、残りの子供達はどうしているのかというと、
みんな「見て見ぬふり」をしてるんですね。
こういった、学校の中で行われているいじめ問題と、デリーの町で生き残った大人達が
「余計なものに関わり合ったら損だ」ということで、そういうものを見て見ないフリをするというのを掛け合わせているんですけども。
そういった構造を、映画の中で、よりわかりやすく見せているんですよ。
いじめ問題って、日本よりもアメリカの方がもっともっと深刻で。
アメリカという国では、家庭の力が日本よりもはるかに強い。
おまけに、家庭では子供に対して「何か問題があれば、強くなって跳ね返せ!」っていうふうに常に教えているもんだから、
いじめられている子供たちは余計に親に言えないわけですね。
だから、あっちの子供達のいじめ方っていうのは、日本よりもより激しいし、受けている者の心の痛みも深刻化しちゃうんですよ。
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