【絶縁した庵野くんに】岡田斗司夫605【また寄生】at OTAKU
【絶縁した庵野くんに】岡田斗司夫605【また寄生】 - 暇つぶし2ch228:おたく、名無しさん?
17/11/14 10:28:35.70 .net
>>227
 あとは、本当はリドリー・スコット監督の作品ではないはずなのに、
 “リドリー・スコット作品のレプリカント(複製品)”になってしまっている
 という残念さも、僕にはあったので、それについても語りたいと思います。
 ただし、こうは言っても、スピルバーグの『A.I.』も、
 『ブレードランナー』の影響を強く受けてるんだよね。
 『ブレードランナー』のラストで、レプリカントのロイ・バッティが
 「あとは消えるだけだ」というセリフを言うんだけど。『A.I.』でも、
 ジゴロのジョーっていう、最後まで主人公のデヴィッドと一緒に行動する、
 女の人を喜ばせる男型のセックスロボットが「僕は生きた。僕は消える」
 っていう台詞を言って消えていくんだ。
 あの台詞は、やっぱり、『ブレードランナー』の
 ロイ・バッティから持ってきたものだと思うんだよね。
 だから、やっぱり「あれはこれのパクリだ」というよりは、
 「相互に引用し合って、すごい意識している」というふうに強く感じたな。
・・・
 なんで、途中で寝ちゃうくらい、僕のこの映画に対する評価が高くないのかというと、
 確かに映像はすごく綺麗なんだけども、
 「基本的に、やろうとしていることがキューブリック映画だから」
 なんだよ。
 逆に言えば「これはキューブリック映画だ」と思って見たら、
 サービス満点でメチャクチャ台詞の多いキューブリック映画ではあるんだよね。
 これは『ブレードランナー2049』の楽しみ方の1つなんだけど。
 ただ、キューブリック映画として見た場合でも、ちょっと“画が弱い”。
 もちろん、映し出される映像は全般的にカッコいいんだよ?
 例えば、一番最初、太陽光パネルがガーッと無数に並んでいるロサンゼルスの郊外の上を
 スピナーがシューッと飛んでいくシーンなんか、カッコいいはカッコいいんだけど。
 でも、「キューブリックだったら、こうは撮らないだろう」って思っちゃうんだ。
 まあ、こんなこと言ってもしょうがないんだろうけど。そういう弱さがあるんだよね。
・・・


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