【僕と村上隆は】岡田斗司夫536【メジャーなバカ】at OTAKU
【僕と村上隆は】岡田斗司夫536【メジャーなバカ】 - 暇つぶし2ch143:おたく、名無しさん?
16/10/05 09:36:55.94 .net
>>137 (続き)

だって、家康からは「絶対にコイツを誰とも会わせるな!ずっと見張っていろ!」って言われてる。
加藤清正は加藤清正で「俺は豊臣家の直臣で、家康と同格だったかもしれない人間だぞ!」って言ってきている。
家康の家来は、にっちもさっちも行かなくなっちゃった。
そのシュチエーションで、信繁は監視役に頭を下げるんですね。
すると監視役は“ふっ”と心が軽くなって、「じゃあ」という事でその場を去るんですよ。
本来は、この監視役は席を外しちゃいけないんです。
加藤清正から怒鳴られて席を外しちゃったら、武士にとって大事なプライド・面子が傷つけられた状態で行くしかないんです。
あの監視役が席を外せなかったのは、もちろん責任問題という事もあるんです。
だけど「加藤清正にこんな事を言われたら、俺は席を外すわけにはいかない!」という面子もあったんですね。
でも、その瞬間に信繁が頭を下げてあげた事で、「じゃあ俺の裁量範囲で許してやるか」と席を外すことが出来たんですね。
すごく小さな演技なんですよ。
見えないぐらい小さい演技なんですけど、こういう事で信繁の持っている思いやりや、弱者へのいたわりが出来ているんですね。
さっきまで信繁に威張り倒していた監視役に対して、ちょっと頭を下げてやる。
ここで加藤清正が怒鳴り散らしているんだから、さっきまでの怒りをぶつける事も出来るんです。
だけど、それをせずに頭を下げて相手を外に出やすくしてあげた。
こういう小さい演技を、ちゃんと積み重ねるところが『真田丸』の上手いところだと思いますね。
信繁がちょっと頭を下げる。
そうすると、家康の家来が“ほっ”としたような顔で席を外す。
このシーンは、なかなかいい演技としての観察ポイントだったと思います。

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企画編集:黒波克(=太極拳のホウセイ)(FREEexメンバー)
     遊牧のマサヒサ(FREEexメンバー)
ライター:起こしのヤスタカ(FREEexメンバー)
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