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動画「奇跡の庵野!庵野秀明の作家性を知りシン・ゴジラを楽しむ 」
URLリンク(archives.m) ag2.com/0001148694/
<起こし記事>
庵野くんは、本当に面白いよ。
なまじ知り合いで、彼がオタクというのを知ってたから、あまり作家として分析した事が無かったんですけどね。
たとえば宮崎駿だったら、「こういう思想性がある」と。
押井守でも、富野由悠季にしても、ある程度は語れるんです。
だけど庵野秀明に関しては、「知り合いだからなぁ」という事で、分析する事を思いつかなかったんです。
考えてみれば、変な事ばっかりなんですけどね。
「なんでアイツは“爆発の庵野”と言われてたんだろう?」
「なんでアイツはウルトラマンに なりたかったんだろう?」
そんな、みんなと同じ情報で考えてみたら、彼の“作家としての異常性”という“個性”が見えてくるんですね。
個性で考えてみると、実は庵野くんは、かなり思想性が強い。
実は作家として、テーマがハッキリしてる。
そのテーマが分かりにくいから、タランティーノみたいにオタクとして語られる。
つまり、「○○が好きだから、作品に出してるんでしょ?」と語られる。
でもそれは庵野くんだけじゃない。
それは黒澤明であろうと、スピルバーグであろうと「好きなものだから作品に出す」のは、当たり前なんですよ。
でも、その「出し方」とか「何でそうなのか?」というのを考えてあげなといけない。
じゃないと、なかなか「何がやりたいのか?」は見えてこないんですよね。
なので『シン・ゴジラ』を語る前に、“庵野秀明の作家性”をトコトン分解して考えてみようと思ったんですよ。
昔、『トップをねらえ!』という作品を作ったんですけど、その中に“宇宙怪獣”という人類や文明の天敵が出てきます。
この宇宙に文明が発生しないように存在してる白血球みたいなものだと思ってください。