16/02/17 15:35:05.05 .net
>>489 続き
でも、いつも凄いのは作れない。
なのにサンライズは『レイズナー』とか『ダグラム』とか『ボトムズ』とか作って、会社が疲弊してしまった。
僕が聞いた話では、サンライズの方からバンダイに資本参加や資金援助を求めたらしい。
それで、サンライズはうまくバンダイの傘下に入った。
“サンライズ”という会社も、ちゃんと残った。
なぜこんな話をしたのかというと、株式会社バンダイの中に、ガンダムの歴史の辻褄を合わせるチームが出来たからなんだ。
「将来、1/1のガンダムを作ろう」という壮大なプロジェクトの元に、ガンダムの内部構造を、理屈だてて組み立てるチームというのが出来た。
そのチームの成果が、例の1/1ガンダムなんだよね。
でも本当は巨大なハリボテを作る為じゃなくて、将来ガンダムを動かせるように研究するチームなんだよ。
そのチームがずーっとガンダムの辻褄合わせをしてる。
プラモデルを作る人は分かると思うけど、アニメのガンダムは関節がグニャグニャ曲がらないと絶対に動かない、理屈ではおかしい物なんだよね。
同時にバンダイの中ではもう一つプロジェクトがあるんだ。
ガンダムの中で「これは正しい」「これは間違ってる」って、正伝と外伝をまとめようというプロジェクト。
昔、僕の関係していた『サイバーコミック』に『Gの影忍』という忍者モノのガンダムがあったんだけど、
バンダイは「それはガンダムではありません」ってことに決めちゃった(笑)
このガンダム正伝のプロジェクトは辻褄合わせが進んでいて、みんなあまり疑ってない。
でも、しょせん人間が考えた事じゃん?
実際の歴史ほどの厚みがないんだよ。
(次回に続きます)