18/03/31 09:31:11.58 .net
>>317
不二子とクラリス
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これですね。
Cパートでクラリスと不二子が直に会話するシーンがあるんですよね。
それで「あの方をご存知なの?」というふうにクラリスが聞くと「ウンザリするほどね」というふうに不二子が答えます。
「時には味方、時には敵。 恋人だった事もあったかな」と言って、「彼、生まれつきの女たらしよ。 気をつけてね」
というふうに不二子が言うと、クラリスが「捨てられたの?」と心配そうに聞きます。
すると不二子は笑って「まさか! 捨てたの」というふうに答えます。
ま、すごい大人っぽい やり取りなんですけども。
「恋人だった事もあったかな」と言われて「別れたのか」と思った瞬間に、クラリスには「捨てられた」しか思い付かないんですね。
男女が対等の存在であって、自分が あの “おじ様” と いつかは言い合いをするような関係になるって事が
まったく思い付かないので、「飽きられて捨てられた」しか思い付かない。
これが「この時点でのクラリス」の限界なんですけども。
「自分が、いつかルパンを捨ててしまう」という可能性を、最初(はな)っから思いついて無いんですね。
で、ここのシーンで最初は予定に無かった不二子を登場させる事で、
クラリスは もう一人の 「あったかもしれない自分」の未来に出会うわけですね。
ルパンの影(シャドウ)であるカリオストロの伯爵と同じように、実は峰不二子はクラリスの将来のシャドウ。
「もし、本当にクラリスを連れてっちゃったら、どうなったか?」という形で出ているんです。
・・・
では、もう一つの可能性ですね。
ルパンがカリオストロに残っちゃったら どうなったのか?
二つ可能性があるんですよ。
つまり、「ルパンがクラリスを連れて行ったら どうなったのか?」という事と、そうじゃなくて ルパンが残ったらどうなったのか。
そんな可能性が無いって事は無いんです。
実はそのシーンがラストにあってですね。
落ち込むルパン
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最後に「なんと気持ちのいい連中だろう」って おじいさんとかが言ってるときに、ルパンはフィアットで ものすごい落ち込んでるんですね(笑)。
全然 晴れ晴れとしていないんですよ。
これは「あなたの心です」の後なんですよ(笑)。
あなたの心です
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