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2018年03月31日07:00
女子供には理解できない 『ルパン三世 カリオストロの城』 の切なさ
URLリンク(blog.livedoor.jp)
「なぜルパンはクラリスを連れて行かなかったのか?」
どうも宮崎駿監督は、これを散々ファンに聞かれたらしいんですよ(笑)。
で、『あれから4年…クラリス回想』という本の中で、めちゃくちゃ愚痴っています。
あれから4年…クラリス回想
URLリンク(livedoor.blogimg.jp)
「ルパンは何でクラリスを連れて行かなかったんですか?」とか。
あと「私だったら、付いて行きます!」とか。
「俺だったら連れて行く!」という人が、もう、いっぱいいるんですけども。
でも「違う!違う!違う!違う!」って、散々 言ってるんですね。
たぶんね、もう「エヴァはどうなりますか?」と聞かれる庵野くんぐらいの回数をですね、
宮崎さんは善良なファンにずーっと聞かれたみたいなんですけども(笑)。
・・・
それで『あれから4年…クラリス回想』の一番 最後のインタビューで宮崎さんは こう語っています。
「なぜ連れて行かないのか?」という人がいっぱいいると。
「私だったら付いて行く」という人もいると。
その気持ちも分かると。
けれども相手の迷惑を考えずに、その時の高ぶった感情で行動するのが本当に正しいのか? と。
本当に その人らしい、自分に忠実な生き方なのか?
というふうに、まぁ宮崎さんは大人の説教を、大人げなくアニメファンに かますわけですけども(笑)。
まぁ、言わんとしている事は分かるんです。
じゃあ僕らは、作者がそれを言う権利があるんだったら、見てる側は妄想する権利があるわけですね。
もしクラリスが、本当に付いて行ってしまったら どうなったのか?
これを考えた人は、あんまりいないんですよ。
「泥棒は出来ないけども、きっと覚えます」と言ったクラリスを、本当にルパンが連れて行ってしまったら どうなるのか?
おそらくですね、クラリスは不二子になるんですね。
ドーラがシータの成長した姿であるように、ルパンの相棒として、強(したた)かで対等な存在になったに違いないんですよね。
だから本当は宮崎さんは、3月11日(#221)のニコ生ゼミでも話したとおり、
この『ルパン三世 カリオストロの城』に峰不二子と石川五ェ門は出したくなかったんですね。
何でかって言うと、“峰不二子” っていうクラリスの将来の姿っていうのを、やっぱり出したくなかったからなんですね。
でも「出せ」って言われたから、仕方なく出すしかなかった。
そこで奇跡のシーンが生まれます。