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鹿児島県内の私立中学校の寮で、入浴中の男子生徒が同級生にけがをさせられ、学校がいじめが疑われる重大事態に認定した問題です。
21日、鹿児島市でけがをした生徒の父親が会見を開き、学校の対応の問題点を指摘しました。
学校などによりますと、今年6月下旬、県内の私立中学校の寮の風呂場で、中学1年生の男子生徒が入浴中、同級生に両足首を引っ張り上げられ、後頭部や首を打ちつけ、さらに後日、別の同級生に肩を叩かれました。
被害生徒は、右手にまひが残る可能性があると診断され、現在も通院を続けています。
被害を受けた生徒の父親が21日、県庁で会見を開き、今の思いを語りました。
(被害生徒の父親)「夜、苦しんで眠れない息子を見て、これを単なる嫌がらせで終わらせて本当に良いのか。やってはいけないことだと言わないと、誰も気付いてくれない」
学校側は当初、「生徒間の人間関係は良好で悪意はなく、いじめにはあたらない」とし、父親によりますと、学校側は相手の生徒に対し、半日の出席停止や口頭で注意などを行ったということです。
しかし、その後、保護者からのいじめ防止法に基づく「重大事態」の申し立てを受け、今月3日に認定し、県に報告しました。こうした学校の対応を受けて、父親は相手生徒への適切な処分と、いじめに関する調査を求めています。
(被害生徒の父親)「(学校は)軽い処分ではなく正当な処分だという。加害生徒は痛めつけようとしていないという結論を導かれたのは、社会通念や社会規範からして通用しない」
また、塩田知事に対し、全ての私立学校に対して適切ないじめ対応を行うための仕組み作りを求めたということです。
(被害生徒の父親)「行政機関の間で連携し、被害に遭った生徒や保護者が救われる仕組みを整えるのか、考えを聞きたい」
一方、学校側は「重大事態の申し立てを真摯に受け止め対応していく」とし、今後、第三者委員会を設置し、再調査を行うとしています。