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慶應のイジメ、月収10万円…東大卒の肩書が重荷で苦悶する人々
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①「私大の雄」の敵意
グループ全体で行員3万人というメガバンクに就職した。加瀬氏は「職場には同じような学歴で話の合う仲間が大勢いるだろう」と考えていた。だが数万人が働くメガバンクでは、東大卒の割合は意外に少ない。以下は18年度の、主な大手銀行への就職人数だ(学部卒、東京大学新聞調べ)。
三井住友銀行:22人。三菱UFJ銀行:14人。みずほフィナンシャルグループ:8人(早稲田、慶應出身者は毎年各行に70人前後が就職している)。
希少な東大出身者として、加瀬氏も当初は目立つ存在だった。
「入行して最初の1年は研修が頻繁にあって、何かとテストを受けさせられるんです。東大卒はテストが得意だから点が取れる。報告書などを提出すると、上司が『まともに書けているのは加勢だけじゃないか。他は幼稚園児か!』と怒鳴っていました」(加勢氏)
だが圧倒的なアドバンテージがあったのは、研修期間中だけ。支店に配属され現場で働き始めると、東大生の弱点を痛感するようになる。加勢氏が続ける。
「東大生はずっと勉強ばかりしてきたから、コミュニケーション能力が低いんです。愛想が悪く、軽妙に話のできない人間が多い。営業に行っても『話が面白くない』『挙動が不審』と言われ、なかなか新規の融資が取れません。営業成績が貼り出さると、みんなの前で上司からこう詰められます。『短大卒のアイツが成績を上げているのに、天下の東大を出ているオマエはなんでパッとしないの? やる気が足りないのかな?』と。プライドはズタズタですよ」
さらに東大卒への妬みから、イジメもあったという。
「慶應を出ている2人の先輩からの嫌がらせが、陰湿でキツかった」
話しかけても一度は無視される、目が合うたびに舌打ちされる、うっかり脚をぶつけたというていで机を蹴られる……。一つ一つは些細な嫌がらせでも、加勢氏の心にダメージが蓄積した。