15/03/24 16:49:08.65 c8yzAKF20.net
成績上位校に男女別学校が多いのは日本だけの傾向ではない。イギリスでも韓国でもオーストラリアでも、男女別学校の生徒のほうが共学校の生徒よりも総じて学力が高いことがわかっている。
イギリスの国立教育調査財団は2002年に行った調査結果から、「学力差などもともとの背景要素をなくしたとしても、明らかに共学よりも別学の学校のほうが男女ともに成績が良い」と発表している。
東大合格者数ランキング上位に来るような伝統校においては恐らく、長い歴史の中で自然に、男女それぞれに最適化された教育が行われるようになったのだろう。
男女を分けて教育することで得られるものは、ペーパーテストで測定できる学力だけではない。
アメリカのバージニア大学は2003年、「男女別学は性別による固定概念を打ち崩しやすいが、共学はそれを強化する」と発表している。
イギリスの国立教育調査財団の調査によれば、「女子校では、女性らしい教科や男性らしい教科という固定概念にとらわれにくい」とのこと。日本でも、多くの女子校で、理系に進む生徒の割合が、世間一般のリケジョの割合よりも多い。
男女別学校においては、男女ともに成績が向上しやすいだけでなく、「ジェンダー・バイアス・フリー」でもあるのだ。