01/02/22 21:06.net
釈迦に説法かとは思いますが。
>電子マネーで決済しようとしてカードを入れたら、チェックが終わるのに
>30秒かかりました、では実用になるわけないでしょ。
あくまでポイントはデコードと、解読のアルゴリズム上本質的な速度差
です。一方が多項式的で、他方が指数的なのが効いてくるのです。
解読が速くなったから鍵を長くしたのであれば、そのときデコード
は、”もっと比較にならないくらい”速くなってるから問題ないのでは?
その際も、解読には大がかりな計算が必要で、デコードはICカードで
可能なはずです。
あと、現在の暗号の鍵長は、
「ある期間に登場する電子計算機を仮定して、解読にかかる費用」
を元に決めるのが通常です。宇宙が終わるまでに解かれない暗号も
構成可能でが、一般的には解読に要する費用に、解読の結果の利益が
見合わない水準に設定されます。
”絶対安全”、”破られない”は古い考え方です。安全とコスト、実
用性のバランスに着目するのが近代暗号の考え方です。
ただ、40bitRSAを使っているシステムが、何十年か後にちょうど
2000年問題のような陳腐化に直面することなどは否定できません。
最後に、超並列計算機でも解けない、つまり、並列不能な暗号もあります。
ただ、いまのところニーズがないために用いられていません。