あなたの文章真面目に酷評します Part106at MITEMITE
あなたの文章真面目に酷評します Part106 - 暇つぶし2ch392:創る名無しに見る名無し
18/01/27 16:40:10.31 xbaaACJD.net
酷評スレですよーw

393:フカ
18/01/27 16:40:27.83 uQqC5084.net
>>372
ありがとうございます。
後半の山場ですか。
改めて考えてみます。

394:創る名無しに見る名無し
18/01/27 16:49:37.96 Kb5KbqQt.net
>>371
>仕事が楽になるぞ
なるほどw
氷結ストロングと職場の待遇改善、これは現代人の運動方針でもある
次は、話をどうやったら読者のドキドキハラハラに繋げられるか考えみると、面白いかもしれないよ

395:創る名無しに見る名無し
18/01/27 16:52:35.65 Kb5KbqQt.net
○ 考えてみると

396:創る名無しに見る名無し
18/01/27 21:45:00.30 GgW15Rmz.net
モニ氏が昔どっかにあげてた最初の作品はとても良かった。本当に。嫉妬するくらい。ここで稚拙と言われている文体は最初の作品にはよくマッチしていた。
文体が>>43は悪い方に化学反応をおこし、>>460はいい方に化学反応を起こしかけている。
文体を変えるのではなくて切り口を変えると考えてみればいい。例えば、寒波のお題に「地球寒冷化が進んだ現代の女子高生」みたいなものを書いてみればモニ氏はすごく面白い作品をかけると思う。
木を見て森を見ずにならぬよう老婆心から

397:モニ
18/01/28 10:00:59.75 y+Qzxa35.net
>377
ほんとうにありがとうございます。あの初期のほうがいいですか。いまのほうが校正は直ってきたんですが、
かえってて失っているものがあるのかもしれません。ありがとうございます。

398:モニ
18/01/28 10:02:45.53 y+Qzxa35.net
多分切り口、飛躍した描き方みたいなものなんでしょうね。

399:創る名無しに見る名無し
18/01/28 10:39:57.39 Pv5wHc8N.net
コインチェック社の社長「道玄坂で人が倒れてると思ったらホームレスおばさんだった…心配して損した」
スレリンク(liveplus板)
【東大】 試験用のトレーニングばかり  ≪カンニング学校≫  一般教養が身につかない奴 【京大】
スレリンク(liveplus板)

400:創る名無しに見る名無し
18/01/28 21:10:41.50 1W5a/yx3.net
今までのモニさんの作の中で一番か二番に良いと思う。

401:モニ
18/01/28 21:20:01.98 IM4dNGiX.net
>381
ありがとうございます。また励みになり、投稿します。

402:創る名無しに見る名無し
18/01/28 22:04:16.28 M2u72Nl3.net
>>359
作品例を挙げてくださりありがとうございました。勉強になりました。
気づかなかったです。お礼が遅くなりすみませんでした。

403:フカ
18/01/28 22:11:53.75 M2u72Nl3.net
みなさん、『Mimi』のご感想をありがとうございました。
やっぱり私はまだまだですね。
群像一次に通してもらったのは、マグレと言うか、ビギナーズラックだったかなと。。。
みなさんにご指摘頂けて、とても光栄です。
プロへの道は遠いなと思いました。けど、
遠くても、諦めないで頑張る事にします。
みなさん、本当にありがとうございます。重ねてお礼申し上げます。

404:創る名無しに見る名無し
18/01/29 10:48:38.89 CUbne057.net
フカさん リアル投稿原稿の公開ありがとうございました。
文体・語り口・セリフまわし、そうとうレベルが高いと感じました。
ああ、こういう風に書かないといけないんだと、改めて気づかされましたよ。
もちろん小説なんて、自由に書いて、わざわざ苦労するみたいにして、個性的というか個人的に歪な文体を作ってもいいんですがw
しかし、そのわざわざ作ったマイ・スタイルが仇となり…w
だから、なにか生まれ変わった気になって自覚的に「態度変更」しないと、人に読んでもらえるような文章にはならない!
そういうことを思いながら読みました。
少なくとも現代の若者の日常を描いた小説の書き方としては、「Mimi」の文体はかなり優れていると思いました。
公募新人賞の一次選考通過というのはちゃんと理由のある世界なんだな、と


405:w もう自由自在に書ける技量があるわけですから、最終選考に向かうには、いわゆる物語内容が高評価を受ける必要がありますね。 (「Mimi」の場合は、薫が生きていて三角関係っぽくなっているなかでミミ婆さんが出現。 薫の妊娠、薫の死などの事件を通過する、っていう方向もあったかな、と。雄二も「頼りなくて狡い」とか。 まあこれは読者の勝手な感想ですがw) 旧作の何が足りなかった、というのを考えて改稿する、っていうのも大切だと思いますよ。 何かが足りなかったわけですから。新しい要素を付け加えるんじゃなくて、組み合わせ方を変えるとか。 まあ人は常に新しいものを欲しがるわけですがw ではフカさん グッドラック! 一応、「Mimi」のアドレスを下記にコピペしておきます。 再読されることを推奨します。 さらっと、何気なく、ライトに書くむつかしさに気づけるかな? 301フカ2018/01/26(金) 09:04:26.63ID:iscnMMDN>>303>>306>>323>>344>>354>>372 https://note.mu/fukamiinoue/n/n3a1538863a6d 群像で一次予選に選ばれた作品をnoteにて公開しました。 もう4年も前に投稿したものですし、私の中では過去の作品になったので、公開します。 皆さん、忌憚なくご感想を宜しくお願い致します。



406:フカ
18/01/29 12:35:06.53 fUd+XkCB.net
>>385
ありがとうございました。
おかげさまで頑張れそうです。
お褒めの言葉、嬉しいです。
ミミを書いたあと、なかなか成績が上がらず、苦しんでますが。
薫が生きていた方が、確かにドラマとしてよかったかもですね。
しかし、ミミのテーマは
自殺からの更生と言うか、いかに立ち直るか、でしたから。薫には可哀想ですが。
私自身が老人との生活で随分と救われたので、何か小説にならないかなと思い書きました。
わざわざURLのコピペまでありがとうございます。
とても光栄です。

407:arks
18/01/30 01:58:46.94 InHeRtqV.net
「寒波」でお題をいただいた者ですが、書き進めるうちに、まったくお題と字数を無視したものが出来上がってしまいました。
お題に忠実なものはまた別で書こうと思います。
とりあえずできたものを載せておきます。
1/4
ほとんど呆けていたから、電車が止まっているのに暫く気がつかなかった。
ずっと、前方の窓とも壁ともつかないあたりを、特にどこを見つめるというわけでもなく見つめていた。全体を視界に入れていた、とでも言うべきだろうか。
窓からは外の様子が見えた。景色と呼べるようなものではない。全て真っ白。
雪のない季節でさえ、一面の畑と、田んぼと、没個性という言葉をそのまま体現したような画一的な杉林の広がる山肌と、
それを擁するのっぺりとしたどれも同じような起伏に乏しい山が連なっているだけの風景なのに、
雪がそのささやかな起伏をレーキで均したように奪い取り、色彩を消し去り、空は口裏を合わせたようにどこを見上げても死んだ動物の骨のような灰白色に覆われているものだから、
よほど注意深く窓の外の様子を観察していない限り、それが動いているのか止まっているのかわからないのは当然のことのように思われた。
昨夜の積雪の影響で、架線がなんとか、線路がなんとか、といった説明が車内放送でなされた。
雪のせいで電車が遅れたり止まったりすることは、冬にこの路線を利用するものにとって日常の一部である。
大抵は十分か二十分程でまた動きだすけれど、これまでの


408:経験からくる直感から、今回は長くなりそうだと思った。 一両しかない車両の中には、僕を除けば、目の前のシートの年齢の離れた小学生の男女二人組(おそらく姉弟だろう)、七八才くらいの子を連れた母親、 お爺さんとお婆さん、それくらいだ。六人くらい座れるシートが向かい合っていて、合わせて六つ並んでいる。 一つのシートに一人か二人が腰を下ろしていて、立っている者は一人としていない。 合わせて何人いるか数えようと思えば十秒とかからないだろうが、結局数えなかった。とにかくそれくらいの人数だった。 電車が止まったことに対して文句を言ったり、不満そうな表情をしている者はほとんどいない。 僕同様、この状況に慣れきっているのもあるだろうし、そもそもこのあたりでは、時間に追われて行動するような人間が極端に少ないのだ。



409:arks
18/01/30 02:00:52.15 InHeRtqV.net
2/4
僕はと言えば、不満どころかむしろ安心さえしていた。まだ現実を受け入れなくてすむ。
僕はこの一年間、ある大学に合格するために、必死の努力を続けてきた。必死、というのは口先だけのものではない。思い返しても、自分でもよくやったなと思う。
単純な時間量で言えば、他の同級生たちの三倍か四倍はしたはずだ。遊びになんてもちろんいかなかったし、睡眠時間だって追い込みの時期はかなり削った。
模試の結果がうまくついてこなくても、諦めようなどとは考えず、すべての一日を合格のための最善であろうとした。
それでも届かなかった。
まず間違いなく不合格だろう。センターの点数だってギリギリだったのだ。二次試験はもう思い出したくない。ひどかった。合格しているはずがない。
そのことをわかっていても、真にそれがはっきりするまでは、まだわからない、万に一つ、もしかしたら合格している可能性だってないわけではない、
奇跡の大逆転があるかもしれない、という一縷の、ミジンコの産毛ほどの一縷の望みを結局今日まで捨てきれなかった。
それに縋ること以外に、精神を保つ方法がなかったからだ。
しかしそれもついに今日までだ。はっきりさせなければならない。現実を受け入れるのだ。曇天の元に張り出された受験番号の中に、僕の番号がないことを確認しなければならない。
この一年で、僕は僕という人間が可能な範囲で最大限の努力をしたのだ。もうこれ以上ない、という努力だ。なかなかできるものではないと思う。それをした。それでも駄目だった。
そうなると結局、生まれもっての才能とか、器量とか。そういうことだ。
僕はこの一年で何度それを思ったかわからない。しかし、不断の努力を続けなければならない身において、そんな言葉は言い訳にしかならない。だから、絶対にそんな言葉に迎合してやるか、甘えるな、と常に頭の片隅で繰り返していた。
才能のせいにしない、というのは、僕のこの一年の活動において最も重要なテーゼだった。
けれど、もう、今は、才能のせいでした、と言うしかない。この一年自分で自分の逃げ道を埋め立て続けた結果がこれなのだ。
逃げ道を塞ぎ続ければ、いつか前へ進む道が拓けるはずだと思っていた。どこへも行けなくなっただけだった。

410:arks
18/01/30 02:03:26.49 InHeRtqV.net
3/4
現実というのはいつだってそうだ。暴力的なまでに現実は現実なのだ。
余命があと何ヶ月とか、恋人が殺されたとか、今月限りで解雇だとか、地震だか洪水だかで街が壊滅しただとか、どんなに非道いものでも、それが現実だと言われたら、誰だって、はいそうなんですか、と言って受け入れなければならない。
明日からその現実とともに生きなければならない。そんなのってない。
そして今


411:、そんなぼくの惨憺たる思いを汲んだように電車は止まった。僕は、どうしようもなく僕を打ちのめすであろう現実から、数十分、ある程度の距離を保てる時間が増えたことに安堵した。 もうこのまま、二度と動かなければさらにいい。すぐそこの山で雪崩が起きてこの電車を静かな雪の中に閉じ込め、永遠にこの時を文字どおり冷凍保存してしまえばいい。そんなことを考えていた。 「なんで止まってるんですか?」 ふいにそんな声が聞こえた。それを言ったのが目の前のシートに座っている小学生の姉の方だとわかるのには時間はかからなかった。女の子はまっすぐ僕の目を見つめていた。 その目は、何かわからないことを教えもらうために人にものを尋ねた、というより、君はどう思うのか、と試している面接官のような目だった。 はっきりした目だ。あまりにまっすぐだったものだから、僕は一瞬たじろいてしまったくらいだ。 「雪のせいだよ」 僕はとりあえずそう返した。それ以外に何を言うべきかわからなかった。 「ふうん」



412:arks
18/01/30 02:06:19.05 InHeRtqV.net
4/4
女の子は、ただ純粋にそれを訊きたかっただけのようだった。話し相手が欲しかったわけでもないだろう。
何か話したいだけならば、僕ではなく彼女の隣に座るおそらく弟と思われる男の子に話しかけたほうがいいに決まっている。
一方で、僕の方では彼女たちに対する興味が湧いてきた。
平日のこんな時間に子供だけで電車に乗っているということもそうだし、何よりも僕は彼女とは対照的に、純粋に話し相手が欲しかった。
誰かと喋ってさえいれば、とりあえず目の前の現実に目を向けなくてすむ。
「どこから来たの?」
僕がそう言うと、女の子はまた同じ目で僕を見た。疑っているわけでもないし、見下しているわけでもなく、ただしっかりと僕の目を見ていた。
僕の目の奥の、僕の意識の尻尾のようなものを捕まえようとしているような目だった。
「あっち」
そう言って、女の子は僕と目を離さないまま、電車が来た方向を腕をぴんと伸ばして指差した。
そりゃあ、この電車に乗っている人はみんなあっちから来ているだろう、と思ったけれど、別に元々この質問に大した意味があったわけでもないし、それについてはそれ以上訊かないことにした。
「どこに行くの?」
そう質問してから、この子はきっとまた、あっち、とか言って電車の進行方向を指すに違いない、と思った。
「お母さんのところよ」
意外にも素直に答えてくれたけれど、どう反応していいのか迷った。
それは彼らの家庭における彼らに対する母親の存在の大きさを表しているとも言えるような気がしたし、住環境としての家と、
母親の住む場所が分かれているような、凡庸な言い方をすれば「複雑な家庭」に彼らが属しているのかもしれなかった。
「お母さんはね、一年前の今日死んだの。毎月会いに行ってるけど、今日は特別」
僕の予想はまるで的を外していたらしかった。
僕は側からみてもどぎまぎしていたと思う。してはいけない話を振ってしまったと思った。どう言えばこの場が収まるのかを考えていた。
「あなた、お母さんはいるの?」
彼女はまだ僕の目を見ていた。予想外の質問だった。いないということはない。
「いるよ」
とりあえず僕はそう答えた。それ以外に答えようがない。長い沈黙が車内を満たした気がした。
「そう」
彼女はそれだけ言って、はじめて僕から目を逸らし、僕の後ろの窓の外の景色を眺め始めた。そして一言だけ、
「幸せね」
と言った。僕は彼女の目の奥に、静かな、ある種の強さを認めた。
体が左に振られた。電車が動き出したようだった。
僕と彼女たちは、それ以上になにも言葉を交わさなかった。彼女は僕の後ろの窓から見える景色をずっと眺めていた。彼女には美しい景色が見えているのだろうと思った。
札幌駅について、僕はまっすぐ大学に向かった。迷いも躊躇も既になかった。

413:arks
18/01/30 02:10:37.60 InHeRtqV.net
段落は一行開けで表現してます。
内容については、後半にあまり自信がありません。
ちなみに、私はこのスレに文章を投稿するのは3回目です。

414:創る名無しに見る名無し
18/01/30 07:09:43.50 MDTTG3rr.net
丁寧に書かれている印象を受けたが、この物語の方向性がはっきりしないまま終わってしまった感がある。
続きがあるならどういう展開をしていくのか気になる。ストーリーの展開というよりも、書き手がどういったジャンルの物語としてこれを書いたのかという興味だ。
小学生と思しき少女との出会いがストーリーに深く関与していくのか、そもそも少女は実在するのか(描写が現実感に欠けているため)、純文学なのかミステリーなのか……。
色々想像は尽きないが、この序盤の展開において特に気になった点は3つ。
>>387の「一両しかない車両の中には~」で始まる段落の中でしきりに“数”にこだわった描写をしている点。果たして意図はあるだろうか。俗に言う「目が滑る」状態になる。
・全体のシチュエーションに不自然さはないだろうか。センター試験受験をしていることから、現代劇であることは明白であるにも関わらず、不合格を前提として遠方の大学の合格発表を見に行くだろうか。
 現在国公立大学をはじめとする各大学はほぼ確実にネットでの合否発表をしている。
 大学での合格発表の確認は半ばセレモニー的になっていると言わざるを得ない。
 そんな中で、大雪で電車が止まってしまう状況で不合格を確信している者がわざわざそれを見に行くだろうか。
 物語に重要な「今日性」が失われ、無理やり作られたファンタジーの世界になっていないだろうか。
・女の子の口調が極めて短い台詞であるにも関わらず、現実味を失わせている。
 ただでさえ僕の僕による僕のための私小説的な表現であるこの作品において、唯一の会話相手である女の子は外部との数少ない接点である。
 その女の子の口調があまりにも子どもらしさを欠いており、まるで主人公の作り出した幻想であるかのような非現実性を持ってしまっている。
 そして女の子との会話が、最後の行にある「迷いも躊躇も既に」なくなるほどのきっかけになったのだろうか、という疑問。
 おそらく書き手さん自身も引っかかっているとは思うが、唐突すぎる印象を受けた。
以上、僕が起き抜けに読んだ感想だよ!

415:創る名無しに見る名無し
18/01/30 07:30:51.45 p+9eDgsZ.net
>>387

課題としてはあらためて提出を待つよ

416:創る名無しに見る名無し
18/01/30 10:33:52.44 wuZeyrPH.net
曇天の元に× 曇天の下に◎
僕は側からみても× 僕は傍からみても◎

417:創る名無しに見る名無し
18/01/30 11:02:26.11 wuZeyrPH.net
この一年自分で自分の逃げ道を埋め立て続けた<<<<この一年自分で自分の退路を断ち(……、逃げ道を塞ぎ続ければ)
とりあえず目の前の現実に目を向けなくてすむ<<<<とりあえず目の前の現実に向き合わなくてすむ
面接官のような目だった<<<面接官のような目だと感じた(目に見えた)
僕の後ろの窓の外の景色を眺め始めた ※の+の+の+の

418:創る名無しに見る名無し
18/01/30 11:05:04.33 wuZeyrPH.net
【原文】それは彼らの家庭における彼らに対する母親の存在の大きさを表しているとも言えるような気がしたし、住環境としての家と、 母親の住む場所が分かれているような、凡庸な言い方をすれば「複雑な家庭」に彼らが属しているのかもしれなかった。
【改稿案】それは彼らの家庭における母親の存在の大きさを表しているように思われた。あるいはまた住環境としての家と、 母親の住む場所が分かれているような、凡庸な言い方をすれば「複雑な家庭」に彼らが属していることを示しているのかもしれない。

419:創る名無しに見る名無し
18/01/30 11:07:03.74 wuZeyrPH.net
腕をぴんと伸ばして指差した。
※腕をぴんと伸ばすだろうか? ぴんと伸ばすのは、慣用的に指ではないか?

420:創る名無しに見る名無し
18/01/30 11:28:42.36 wuZeyrPH.net
精神を保つ方法がなかったからだ△<<<精神の均衡を保つ方法がなかったからだ○

421:arks
18/01/30 14:54:54.07 wKa61MM5.net
>>392
ありがとうございます。ミステリーとして書いたつもりはないです。
僕としては、
①主人公が不合格という現実を受け入れたくない

②何かクリティカルな出会い、会話、があり心情の変化がある

③とりあえず現実を清々しく受け入れてやろう、という気持ちになる
というのを書きたかったんですが、②が弱すぎてダメですね。
わざわざネットで見ないで現地で見る


422:のは、僕がそうしたからですね。僕がそうしたのは、現地の方がネットより一時間~二時間くらい公開が早い(たぶんどこでもそう)のと、単純に近かったからです(電車で20分くらい)。 まあ不合格だと思うのを現地で見るか?と言われればまあ見ないかもな、とは思いますが、そこまで現実感がないわけでもないと思います。 少女の現実感のなさ、というのは半分意識して書いたのはありますが、なんかそういう現実的にあまりない出会いを心情の変化の原因とするのは、ずるいなあ、と自分でも思いました。 しかも特によく書けているわけでもないし。 もっと現実的で、かつ主人公の心を決定的に揺さぶるようなものを、と考えたんですが、なかなか難しいですね。 とりあえず後半だけでも書きなおしてみようかなと思います。 あと、数千字でオチをつけるのってかなり難しいですね。全然できなくてびっくりしました。 赤翡翠さんの椿を読んだときは、上の①②③全てが完璧だと感じたのですが、やはりなかなか簡単にできるものではないですね。



423:創る名無しに見る名無し
18/01/30 15:08:40.92 wuZeyrPH.net
たかが受験をテーマに「地下室人のモノローグ」で語られる、空疎なのにヘビーな物語。
(北大?が象徴する価値というものは、内地の者にはわからない、そういった面がある?
主人公の僕の「複雑な」生い立ちが仄めかされている箇所がある。
僕にとって北大に合格するということは、良い大学に入る以上の意味をもっていたのだろうか?)
【要約】
破局の訪れをできるだけ引き延ばそうと心の中で葛藤している受験生の僕。
北大?の合格発表に向かう僕が乗った列車は、雪のために立ち往生する。
僕はこの遅延に苛立つよりもむしろ、破局の到来が遅れる恩寵と捉えてひそかな安堵を覚える。
僕を待ち構えている破局とは、受験に失敗することだった。
僕の脳裏にはこの1年間の受験勉強の艱難辛苦のあれこれが去来している。
僕は不合格を確信している。しかしその事実を受け入れる心の準備ができていない。
僕は「ミジンコの産毛ほどの一縷の望み」にすがりつくような心境で合格発表に臨もうとしている。
(そのためネットで事前に合否を確認したりはできない)。掲示板に自分に受験番号が載っていないことをこの目で見てはじめて、不合格という僕にとって残酷すぎる事実を受け入れることができると考えているのだった。
僕は向かいのシートに座っている小学生の女の子に話しかける。
「どこからきたの?」
「あっち」
「どこにいくの?」
「おかあさんのところよ」
「お母さんは一年前の今日、死んだの」
「…」
「あなた、お母さんはいるの?」
「いるよ」
「幸せね」
気がつくと列車は動き出していた。
札幌で下車すると僕は合格発表会場へと向かった。
【感想】
雪で立ち往生している列車の中で、僕が少女に話しかけるシーンが良かった。
子どもが(どこか)大人びており、大人が子どもじみているという描写は、現代文学においてひとつの機能を担っている。
それによって、主人公の僕の内面にある変化を生じさせることになるわけだ。
(結末で僕の中で何かが吹っ切れているのはそのため)。

424:創る名無しに見る名無し
18/01/30 15:15:07.81 wuZeyrPH.net
>>389
ぴんと伸ばすのは「背骨」だったw

425:創る名無しに見る名無し
18/01/30 15:21:00.90 wuZeyrPH.net
>>402
またまた訂正。
ぴんと伸ばすのは足指の先だなw
難しいな日本語って。

426:創る名無しに見る名無し
18/01/30 15:29:26.73 wuZeyrPH.net
>この電車を静かな雪の中に閉じ込め
静かな雪???

427:arks
18/01/30 15:50:34.62 wKa61MM5.net
感想、訂正等ありがとうございます。
「ぴんとのばす」について、慣用的に「腕」に対して使うべきでない、ということでしょうか?

428:創る名無しに見る名無し
18/01/30 16:59:13.12 wuZeyrPH.net
げっ、ググったら、ゴルフとか野球の記事で「ぴんと腕を伸ばす」というのが出まくりw
ふーん、世間ではそうなのか?
レッスン・プロとかインストラクターはそういうのかな?
自分が読んできた小説なんかでは「腕をぴんと伸ばした」なんて読んだことないな…。
と思って調べていたら、「手」「腕」がピンと伸びている表現があるねえ…。ラノベとか翻訳小説が目立つね。
基本は、ぴんと張る、みたいだから、結局、背筋、耳というのがデフォって感じですか。
若い人の言語感覚では、もう普通にピンなんでしょうかね。市民権あるなあ。
ということで撤回しますw おさわがせしました。

429:創る名無しに見る名無し
18/01/30 17:00:33.66 wuZeyrPH.net
【腕・手】
・子供たちは手をぴんと伸ばし 上西晴治『十勝平野』
・まだ両手をぴんと広げて 柳美里『女学生の友』
・両腕をぴんと真下に伸ばし
・ぴんと伸びたその先にはちゃんと肉球と爪があって
・両手両足をぴんと伸ばした格好は 鈴木光司『バースデイ』
・六本の腕のうち、一対は頭上に掲げて円を作り、一対は左右にぴんと伸ばし 山本弘『サーラの冒険 6 』
・長くたくましい両腕をぴんと伸ばし、ぎごちなく振りまわしている。
・ぴんと伸ばした手を 赤松中学『緋弾のアリア 第01巻』
・充は両腕をぴんと伸ばし、腿につけた。 沢木冬吾『償いの椅子』
・横にぴんと伸ばしていた腕をゆっくり脇に下ろしました ジョーンズ『ハウルの動く城01 』
・手足をぴんと伸ばし、ちずるはきゅ、と体を硬くした 西野かつみ『かのこん 第02巻 』
・蔦矢が手をぴんと伸ばすと 水野良/白井英/山本弘『妖魔夜行 悪魔がささやく』
・あわてて腕をぴんと伸ばす 桜坂洋『All You Need Is Kill』よ
・左足をぴんと伸ばし、ダイブキックの構えに入る 川原礫『アクセル・ワールド 05 -星影の浮き橋-』
・まだ両手をぴんと広げて膝の上に置いた 坂東眞砂子『蛇鏡』

430:創る名無しに見る名無し
18/01/30 17:25:32.60 AjGG7eDa.net
>>arks
読んだよ。また夜に感想書くね。
おー、と唸ったところもあったし、おや?と思ったところもあったけど、
書き手ではなく、読み手として、棚に上げて感想を書くね。
とりあえず、作品を読ませてくれてありがとうとだけ伝えておきます。

431:arks
18/01/30 17:37:07.25 wKa61MM5.net
>>407 お待ちしています。
>>406
ずっと気になっていたんですが、こういう小説のなかの用例みたいなのってどこで見つけられるんでしょう?

432:創る名無しに見る名無し
18/01/30 17:43:44.00 wuZeyrPH.net
wikiによると「イッヒ・ロマン」って単に一人称小説のことらしいけど、
結局、小説を書こうとしたとき、それは「私の体験」を書くことになってしまいがちなんだろね。
いくら創作的要素が入っても、基本的には「私の体験」の枠組みのなかでしか書くことができない。
だから、その体験の記憶とか、書きたいテーマが「フィクションとして面白く読んでもらえるのか?」という判断がつきにくいのではないかな?
純粋に「虚構を軸とした客観小説」として書くことができないんだな。
この「受験小説」の会話部分は、何かに似ているな、と感じながら読んだけど、なんとなく「めくらやなぎと眠る女」の構造に似ているじゃないかな。
東京の会社を辞めて帰郷した僕は、難聴の治療のために病院に行く甥の付き添いを頼まれる。路線バスを待つ間、僕と甥は言葉を交わす。
結局、僕は「何か心の傷を負った辛い体験」があるようだ。甥はもちろんそんなことは知りもしない。
A=主人公は「何か心の傷を負った辛い体験」をもっているようだ。
B=事情を知らない年若い道連れとの会話。
C=主人公の中で「何かが呼び起こされる」
D=冒頭の主人公と、結末の主人公とは何かが変わっている。
構造だから、A-Dの項にどんなものを当てはめても良い。
もちろん、小説はこんな構造したがって書いてもいいものになる保証はないが、もし面白いものにならなかった場合、反省する手助けにはなる。
でも、まあ作家さんというのは、自分が書きたいもの、書きたかったものに縛られるから、事後的に作品を救ってやることが難しいのかもしれない。
って、まあ何を書いているかわからないかもしれないからこれでやめるけどw

433:創る名無しに見る名無し
18/01/30 17:44:58.29 wuZeyrPH.net
>>407
ググれば普通にありますよ。

434:創る名無しに見る名無し
18/01/30 19:48:08.80 r6ViL1GM.net
>>387
車窓の風景が単調過ぎて、電車が止まっているのに気づかなかったとする、
冒頭の5文がオモシロかったです。
読みはじめ現在進行系のこととして語られていると思って読んでいたら
>>396で指摘された文がくる頃には
いつの間にか回想(時を置いてからの)のように感じられて、狐につままれたよう。
・「全て真っ白」と「死んだ動物の骨のような灰白色」は矛盾していないでしょうか。
>(おそらく姉弟だろう)
括弧で挿入する必要を感じない。また語りがそう思った根拠は?
この辺り、姉弟の外見の説明に描写の文を足してやるといいように思いました。
>迷いも躊躇も既になかった。
少女との出会いがどう化学反応したのか、その目玉の部分の化学式が見えない。
(現在の話なら、不意を突かれてよく分からなかったという説明でもおk)
・真っ白なボケをかます主人公に対して、もっとちがった景色を観ているだろう姉弟。
主人公視点の(だけどに主人公にやや批判的な)三人称にして、
対比を整理するとどうなるかなと、ふと思いました。

435:創る名無しに見る名無し
18/01/30 20:38:40.51 r6SZ7S6N.net
>>387
やりたいことは明確に分かるし、文章は読みやすい
ただ指摘したいところは結構ある
まず、語り手の居る場所が札幌付近なのだと序盤で示した方が良いのでは
>そもそもこのあたりでは、時間に追われて行動するような人間が極端に少ないのだ。
この文で、何処ぞのノンビリした地域だというのは分かるけど、
さらに土地を限定してくれないと、車両にいる人々の顔や風景が思い浮かばない
山肌などの細かい描写は良いなあと思った
けれどそれだけに現地人らしくないというか、来訪者による言いざまだとも感じた
肝心なのは終結部
少女の言葉の重量感によって、主人公の苦悩が吹っ飛んだ、という状況は描き出せている
その脈絡自体は良いけど、少女が人工的すぎてどうも全体が作り物になってしまっていると感じた
例えば、
>「なんで止まってるんですか?」
この台詞付近を読むと、「この少女は無防備に他人へ話しかけてはいけないという制御が効かない年齢なのかな」という未熟さへの感触が得られる
その仮説を確かめようと次を読むと
>女の子は、ただ純粋にそれを訊きたかっただけのようだった。
ちゃんと少女の質問は「浅かった」と描かれている
ここで先ほどの仮説は確信になった
でも、後半では少女の印象が変わる
>「あなた、お母さんはいるの?」
>「幸せね」
こう言って視線を逸らす少女には、急激に老け込んだ印象がある
作者さんの脳内ではしっかり幼い言い方をしているのかもしれない
でも読者としては、言葉にも仕草にも熟練のキャバクラ嬢かと思うほどの風格が感じられた
ここまで読んで何が最大の問題だと思ったか
少女にあった最初の未熟さは、主人公と少女が会話するための小道具
後半になって少女が成熟するのは、主人公が自身のちっぽけさを認識するための小道具
強烈にこう見えてしまうこと
そのせいで全体がご都合主義に感じられた点が惜しい
ただ、作者さんはあらかたご自身で分かっているようでもある
設計と現地確認を繰り返せば確実に良くなる方だと思う

436:arks
18/01/30 21:12:30.80 wKa61MM5.net
>>411
現在進行の話か、過去の話か、というのは確かにそうですね。気がつきませんでした。
真っ白なのに灰白色、ということですが、私としては、灰白色も白みたいなもんだろうし、どちらかといえば「純粋な白」というより「白以外になにもない」みたいな意味で使ってたので、私の中では整合性はあったのですが、まあ矛盾している、といえばそれはそうですね。
括弧で挿入したのはなんとなくです。特に理由はないので、邪魔だったらない方がいいですね。
姉弟だと言っているのに弟の描写がほとんどないし、もっとその姉弟に分量を割くべきだったと思います。
少女との会話で主人公がなにを感じてなぜ吹っ切れたのかの描写が乏しいというのはその通りです。そう思います。

437:arks
18/01/30 21:18:11.66 wKa61MM5.net
>>412
北海道の話であることは、なぜか最後の最後で出してしまったんですけど、私としては別になくてもいいかな、と思ったくらいでした。あった方がいいですかね?
でも書くなら序盤で出しといた方がいいとは確かに思います。
少女についての考察、参考になります。
やはり少女との出会い以降を根本的に書きなおしてみようと思います。別に少女でなくてもいい気がしますし。

438:arks
18/01/30 21:26:04.00 wKa61MM5.net
ちなみに、この物語は北海道と北大をモデルに書いてますが、私は同じらい田舎で雪が降る地域に住んでいるので、自然描写は後者よりですね。
北海道の自然とか雪景色はほとんど生で見たことはないので想像ですが、たぶん同じようなもんだろう、というスタンスで書きました。
あと内地の人間にはわからない北大の価値、という話もありましたが、地方旧帝大、あるいは地方上位駅弁大学というのは、往々にして、その地方では一橋や東工大などより高く評価される風潮があるので、そういうものを背景に書いたつもりです。
あと、受験を書いたのは単純に私が受験生だからですね。2/25に北大を受験します。

439:arks
18/01/30 21:31:01.58 wKa61MM5.net
×同じらい
○同じくらい

440:創る名無しに見る名無し
18/01/30 22:22:13.93 jqreQOlY.net
受験勉強しろや阿呆wwwwww

441:創る名無しに見る名無し
18/01/30 22:30:02.84 r6SZ7S6N.net
>>414
地名については、作中で、路線、土地柄、住民の性質、と重ねて言及しているからね
読者には「ここは何処なんだろう?」という疑問がわくだろうから、早めに教えてあげるといいかなと
この前、自分がちょうど現地で寿司を食った身なので、地名なり書いてもらった方が回想旅行を楽しめたのにという個人的な思いもあるw
北海道の自然描写
札幌付近はビル街だから、ラスト付近の描写の短さに対して、前半、一面の畑という描写は違和感があると言えばあるのかもしれない
読んでて感じたわけじゃないけど、強いて言えば
受験勉強がんばれ
上手くいくことを祈るw

442:創る名無しに見る名無し
18/01/30 22:41:12.84 wuZeyrPH.net
>>412
>やはり少女との出会い以降を根本的に書きなおしてみようと思います。別に少女でなくてもいい気がしますし。
あちゃー、なんでそーなるの?
まあ作家さんの勝手だし、スレの大勢がネガティブ評価だから、多勢に無勢だなw
自分としては、少女との会話シーンが良かった、とあらためて表明しておくしかないな…。
あそこは、少女が子どもであることをやめずに大人(僕)の領域に入ってくることが、小説としては大事なんだと思うよ。
でなければ近代文学の枠を超えられないよ。
変えるんだったら「受験」だろw
でもそれがテーマだし、実際、作者が受験生だというのだから変えられるわけがないよねw

443:創る名無しに見る名無し
18/01/30 22:45:38.56 FKBjgEQB.net
>>419
お前添削係か?

444:arks
18/01/31 02:58:41.83 0xiu0jen.net
寒波、で書きました。お題に添えてるかどうかはかなり怪しいですが。
段落分けは一行開けと行頭のインデントで表現しています。
1/2
スニーカーに、左、右、と確かめるように足を入れる。結びっぱなしの靴紐をほどいて、これまた確かめるように、つま先から紐を順番に絞り、一番上まで絞り上げたら、仕上げにぐいと引っ張り、ちょうちょ結びを施してやる。
いつもはいちいち靴を履くたびに紐を結びなおしたりしない。なんだか自分が今日という日の特別であるのに踊らせているような気もする。たぶん実際にそうだけど、それはそれでいい。
すっくと立ち上がると、わざと大仰に振り返り、別に誰もそこに見送りに来ているわけではない、僕は隣の家くらいまでには聞こえそうな大声で、
「いってきます!」
と言った。そしてまた大仰に振り返って、がちゃり、扉を開けると、ひやりとした大気が僕の肌に触れたので、僕は
「さむい!」
と今度は隣の隣くらいまでは聞こえそうな声で言った。もちろんいつもの僕はいちいち感じたことを大声で口に出したりしない。これも今日という日の特殊性がゆえ、だ。
足元には雪が薄く積もっていた。これは、めずらしい。このあたりに雪が積もっているのを見るのなんて何年ぶりかわからない。
たしかにさっき、テレビですごい寒波だなんだ、とか言っていた気がする。きっと天気も、今日という日がただならぬ日であることを理解しているのだ。
ただならぬ日には、天気だってもちろんただならぬ天気でなければならない。そういうことだ。
視界の端に、きらりと光るものを感じた。つららだった。軒にぶらさがるそれは、朝の陽光を体いっぱいに受け、あらゆる方向にオレンジ色の光を反射していた。つららは輝いていた。美しい、と思った。
これも声に出してやろうかと思ったけれど、自分が「美しい!」とか言っているところを想像して、流石に滑稽だったのでやめた。
つららは、いい兆候だ。僕は、病人が病室から窓の外の木が葉を落とすのを見て、ああ、あの最後の一枚の落ちる時に私も死ぬのよ、ってのじゃないけれど、きっと、このつららがある限り僕は大丈夫だと思った。帰ってくるまで、きっと残っていてくれよ。そう思った。

445:arks
18/01/31 03:00:14.78 0xiu0jen.net
駄目だった。彼女は僕の気持ちに応えてはくれなかった。修治くんのことは友達として好きだけれど、どうのこうの。これからも友達で、なんとかかんとか。
あれだけ意気込んで自信を持って告白したのに、あまりに簡単にあしらわれたようで、しかもその後自分が、かわいそうなほど萎縮して、
まだ彼女の前なのに、彼女の言うことすら聞こえず、いい加減に、蚊の鳴くような声、いや蚊の鳴くほうがまだ大きい、出ているのか出ていないのかわからぬ声で、はい、はい、
などと上の空の返事をし、気がついたときには周りには誰もおらず、一人立ち尽くしていたというのだから、もう何をどうしようもない。
いつもより早足で家路を辿りながら、朝、今日は特別だとか、意味不明なこと考えたり、叫んだり、まるで阿保みたいなことをしたのを思いだした。
なにがただならぬ天気だ。雪が中途半端にとけているせいで、冷たい水がスニーカーとくつ下を濡らし、不快で仕方がなかった。
家につくと、やはりというか、つららは落ちていた。落ちて、いくつかに砕けたのだろう、朝つららがあった場所の真下の、暗く、陰気でじっとりとしたコンクリートの上にいくつかの小さな氷塊として転がっていた。
僕はよほどその氷を踏み砕いてやろうと思ったけれど、なんとなくの気まぐれか、あるいは同情のようなものを感じたのか、その氷を手に取った。
氷は思ったより冷たかった。十秒も持ってられないくらいだった。氷は氷として、つららでなくなっても、毅然として、己が氷であろうというような、決して僕の体温を受け入れたりしない強い冷たさを持っていた。
僕はそれを、朝とは逆の場所にある太陽にかざした。朝と変わらず、氷は光をいっぱいに吸い込んで、きらきらと輝いていた。
なんだか自分のしていることがあまりに気障っぽいと思ったけれど、僕はその氷が輝くのを見るのをやめなかった。氷は美しいのだし、気障でもなんでもいいと思った。
「美しい!」
そう叫んでみた。叫んでみて、思ったとおりに滑稽だったので、おかしかった。ぼくは少し笑った。

446:arks
18/01/31 03:23:30.74 0xiu0jen.net
今思いましたが、主人公たちが何者なのかわからないですね。
高校生で、平日の登校日のことを書いたんですが、その要素を入れるのをすっかり忘れていました。

447:arks
18/01/31 03:27:38.19 0xiu0jen.net
あ、受験勉強がんばれと言ってくださった方、ありがとうございます。

448:創る名無しに見る名無し
18/01/31 06:19:40.52 +BwCv5u+.net
主人公の内面を丁寧に描写しようという気概は感じる。
が、いかんせんテーマ性に乏しい。
書くこと自体が目的化し、文章に酔っているように見える。
本当に書きたいことが蓄積し、抑えきれずに溢れ出すまで筆を置け。
書き手としての経験値を上げるには、ただ書くだけでは足りないのだ。
もっともっと色々な経験をする必要がある。
つまり今やるべきことに真摯に向き合い、人生経験を積むことだ。
勉強しろ、そして進路を確定させるのだ。
その先に創作のネタになる広大な世界が広がっている。
楽しみは後にとっておけ。
書くことなど、いつでもできる。
焦ることはないさ。

449:創る名無しに見る名無し
18/01/31 10:12:12.64 63mmX9X9.net
お題文芸? は半ば強制的に書くから意味があるんじゃね?
大作家みたいにやるんだったら、お題サークルなんていらんわな。

450:創る名無しに見る名無し
18/01/31 10:53:18.02 jvTGEDhL.net
>>421
OK
夜に講評を予定

451:創る名無しに見る名無し
18/01/31 11:54:22.82 63mmX9X9.net
恋愛小説の要素が入ってくると、いきなり「彼女」と出てくるあたり、これってなんかよい解決法はないのかな?
隣の美代ちゃんに告白したなどと書きたくないから「彼女」って処理してるだろうけどさ。
名前つけるの避けて、代名詞だけで書くってやつだね。
今回は短い回想だからいいけど、これが「彼女」×13とかだったら、なんか気になる…。
まあきょうび誰も気にしなくなっているのかもしれないがw

452:創る名無しに見る名無し
18/01/31 12:03:56.09 63mmX9X9.net
>なんだか自分が今日という日の特別であるのに踊らせているような気もする。

453:arks
18/01/31 12:19:55.32 0xiu0jen.net
あーそれは誤字ですね。気づきませんでした。
あと最後、「僕」が「ぼく」とひらがなになってるのも誤字です。

454:arks
18/01/31 12:24:34.15 0xiu0jen.net
>>425
勉強は普通にやってるので気にしないでください。
実際これも、何を書こうか考えてる時間は長かったですが、書き始めてから30分くらいで書き終わったので。

455:arks
18/01/31 13:03:59.32 0xiu0jen.net
「寒波」というお題、「雪」とか「寒さ」とかにはない「寒波」であるがゆえの事柄を出さなければ「寒波」である意味がないな、と思い、随分悩んだんですが、割に普通な感じに落ちつきました。
始めはその「寒波」らしさみたいなものを模索し、天気予報士の話とか、遭難者の話でも書こうかとか思ったんですが、
思い立ってツイッターで「寒波」と検索したところ、つららがどうこうというツイートが沢山出てきたので、つららをキーに書くことにしました。
皆さんだったらどういうこと書くのでしょうか。
という質問も回答が難しいでしょうが、なにか明快な答えがあるような気がしてならないので。

456:創る名無しに見る名無し
18/01/31 14:23:09.67 g1ykFivQ.net
息抜きなら好きにすればいいけど
こんな所で晒すより「作家でごはん」あたりに貼ったほうがいいぞ

457:創る名無しに見る名無し
18/01/31 14:49:15.51 63mmX9X9.net
他人のアプローチが知りたいなら「小説家になろう」とかに「寒波もの」の小説がいっぱいあるよw
まあそれはそれとして、作家さんのリクエストだから答えるけど、自分は例えばこんな風に書くのが趣味だな。
1657年から翌年にかけて大寒波がデンマークを襲った。
シェラン島とユトランド半島は凍結し、デンマーク艦隊も氷に閉ざされた。
スウェーデン王カール10世はこれを好機と捉え、コペンハーゲン進軍を断行した。
これは後年「氷上侵攻」と呼ばれることになる大いなる賭けであったが、カール10世は躊躇わなかった。

458:創る名無しに見る名無し
18/01/31 15:35:37.42 63mmX9X9.net
>皆さんだったらどういうこと書くのでしょうか。
ああ「どういうことを書くのか」という質問でしたな。
431は「カール・グスタフ戦争」のwikiを弄ったもので、寒波そのものが世界を変える、とかそういうあり方を示したつもりだけど、
まあ自分なら少なくとも象徴主義的には書かないかな。
(「物象において心境を暗示する」って手法はとらないという意味だよ。つまり氷柱とか美しいとか。)
「明快な答え」なんてないけれど、なんとなく「寒波」というお題は、小説のはじまりを告げる冒頭部にふさわしいよな気がするね。
たとえば以下の文章みたいなヤツ。
>西口公園の円形広場にそのガキの姿があらわれたのは、その冬最初の寒波がやってきたころだった。
石田衣良『池袋ウエストゲートパーク2』

459:arks
18/01/31 16:55:37.43 0xiu0jen.net
うーむなるほど。史実、それも戦争を題材とするとあらゆる意味で僕には書けないジャンルですね。
明確にテーマに置くとなるとそういった気候条件が物語の展開に深くかかわるようなものだとわかりやすいですね。

460:創る名無しに見る名無し
18/01/31 19:19:09.34 KKeRBQkL.net
「寒波」……最近の気候のせいか、セーターを一枚重ね着、去年着てたモコモコのダウンコート、厚めの手袋、新しいマフラー、使い捨てカイロ、など「一段階上の防寒対策」って感じかな。

461:創る名無しに見る名無し
18/01/31 19:50:24.18 MJ7B3Etz.net
気象としての寒波と人生における寒波を掛け合わせる

462:arks
18/01/31 21:28:12.41 0xiu0jen.net
>>437
なるほど、時間性、季節性みたいなものを活かすということでしょうか。
>>438
そういった高度に象徴的な使い方もありますね。
難しそうですが。

463:創る名無しに見る名無し
18/01/31 22:19:48.16 63mmX9X9.net
>>436
歴史物にしてもいいけど、歴史的事実を「叙述」の手段に使う手もあるよ。
カール・グズタフ戦争の一端が語られるけれど、実は現代劇を展開させるための手段というわけ。
(「1Q84」の冒頭、ヤナーチャクの「シンフォニエッタ」が流れるのは、首都高の渋滞に巻き込まれたタクシーの中。
そこからチェコがナチスに飲み込まれるまでの短い春に言及し、現代のカルトとの戦いが予告されるとかね)
あなたの作品は「描写」で成り立っているよね。
風景描写、心理描写、行動描写、事物の描写。これを一人称で語るわけだ。
でも、小説というのは「描写」がなくても書けるよね。
短編、掌編小説なんてのは描写してたら長くなってしまうし。
まあ自分の資質を裏切らない範囲で、いろんな叙述形式に挑戦すべきだと思うな。

464:arks
18/01/31 22:41:00.48 0xiu0jen.net
>>440
ごく基本的な事柄なのかもしれませんが、描写じゃない文章ってどういったものを指すんでしょう?

465:創る名無しに見る名無し
18/01/31 23:58:55.32 jvTGEDhL.net
>>421
講評。
1685文字。氷柱をモチーフとした小品である。
作中、「阿保」といった誤字や、誤読を招く文など、疵は所々に見受けられた。
>僕は、病人が病室から窓の外の木が葉を落とすのを見て、ああ、あの最後の一枚の落ちる時に私も死ぬのよ、ってのじゃないけれど、きっと、このつららがある限り僕は大丈夫だと思った。
上記の一文には、第一に「病人が病室から窓の外の木が葉を落とすのを見て」の主述混乱、第二に「僕は」の重複が見られ、それらが読解を妨げている。
複文・重文を用いた長文作成にあたっては、語句の配置に目を配るべきだろう。
課題は「寒波、落ちあり」であるが、「寒波」は創作の端緒に過ぎない。用法を問わない旨は通知済みであった。
さて、作品内容は、超然とした存在(氷柱)によって主役の落胆が浄化されていく過程である。
通常、読者の共感は、作中人物に「自分と同じ人間性」を観ることによって行われるので、劇的な告白の場面をカットした提出作品は、読者の情動に結び付き難いと言えるだろう。
そのため「落ち」の判定は、主役の心理変移の内実を作者が剔出し得たかどうかに依るものとし、判定作業では特に下記の一文を重視した。
>氷は思ったより冷たかった。十秒も持ってられないくらいだった。氷は氷として、つららでなくなっても、毅然として、己が氷であろうというような、決して僕の体温を受け入れたりしない強い冷たさを持っていた。
この物語が成立を果たす上で必要な要素は、「主役の軽薄さ」と「確固たる氷柱」の対比だ。
つまりは、主役が軽骨な人物であるほど、それを自覚させて導く氷柱との落差が映える。
実際、落差に向けて、作中では主役が叫声を上げたり、大げさに動いたりと「芝居染みた軽さ」を演じているが、
見逃せないのは、それら行動について作者が「今日という日の特殊性」「気障でもなんでもいい」「そう叫んでみた」などの文を付加したり、
後半のキーワードとなる「美しい」を前半で前振りするなど、念入りに人物行動の強引さを打ち消さんと図っている点である。
この言い訳によって前半から後半へと移動する心理の描写は成り、上記に引用した当該文が全体と調和を果たしたため、「落ち」は成立と判定した。
引用文の端正さを評価したことが大きいのだが、何より主役の人物像を現実に繋ぎ止めんとする作者の計算が地盤となった。
ただし、全体として展開は急劇である。
次の課題を提示しておく。
内容は「最後に涙で和解する丁々発止の激しい論戦もの、2500字程度」、評価基準は「激しさと落ちの両立」とする。
期限は三月十日。作者は試験準備中の身だということであるから、くれぐれも行動の優先順位には誤りを無くすること。

466:創る名無しに見る名無し
18/02/01 00:13:14.54 Fd8zSluk.net
ああ、阿呆かw 阿保は阿保親王だった。

467:創る名無しに見る名無し
18/02/01 00:15:07.59 Fd8zSluk.net
>>441
こんな時刻になって難しい質問w 北大のエロい先生に聞いてね。
自分が思いつくのは「昔話」とかがそういうものなんじゃないかと思うよ。

468:赤翡翠
18/02/01 00:26:43.27 PPF1wd5e.net
「喜劇、言い逃れを多用する不倫もの、2000文字程度」の課題を投稿します。

469:創る名無しに見る名無し
18/02/01 00:30:57.09 PPF1wd5e.net
1/2
 ツメクサって、ついこないだからそこらで見られるようになった草があってさ、白い線の入った丸い葉っぱなんだけど、あれってふかふかしてて、
踏んづけると足の裏がひんやりして気持ちイイのよォ。だから、ちょっと蒸すなァって日は、
体を半分ほどうずめるといいわね。だから今日もあたしは、ツメクサがいっぱい生えてる、
ここのお庭へ来たってわけ。


470:長く生きてると、新しい草木が見られて楽しいわね。 お目当ての叢に体を据えると、大きくあくびが出るわ。にやーご。 「だからさ、それは猫なんだって。ほら、庭にいるだろ。」  今じゃみーんな家の戸を開けてるのよねェ。だから人間の話は筒抜け。言ってること? もちろん分かるわよォ。 「ふーん、猫ねえ。猫が家の中まで入ってきたっていうんだ。」 「入るだろ、そりゃこんな風に開け放してりゃな。」  家の中に入るのは、よっぽど世間知らずの子供か、そうでなきゃ飢えたギャングよ。あたしはしないわ。だっておいかけられるもの。長生きすると疲れやすいのよね。 「猫の毛はこんなに長くないよ!」 「お前、もの知らずだなあ。ほら、最近はいるんだよ。毛の長い奴。開国してから、毛唐がつれてきてるってぇ、評判だ。」 「まあいいわ。で、物知りのあんたは、お猫様の御膳の中身もわかってるってわけだね。」 「うっ、いや、あのかすていらは、おれの……。」  猫にさたうはあんまりよくないわね。まあちょっとならいいけど。そういえば、初めてなめたのはいつの回だったかしら。まあいいのよ。あたしたち猫は、鰯の頭などいただければ。 「そう。あんた、あたしの稼ぎをつぎ込んだってわけ。あたしが、傘貼って必死にためたこの大事な銭を!」 「いや、ほら、いつもせっせとはたらくおまえに精をつけてもらおうっておもってさ」 「あんた、そんなこといってるけど、かすていらは残ってねぇんだろ。知ってるよ、あたしは。」 「えっ、そ、そう?」 「女連れつれこんでいっしょにたべた、と」 「だからそれは猫だったって。」  なぁーーご。いつもより長めにアピールしてみたわ。すかさず、魚の頭が飛んできた。あら小さいわね。まあいいわ。 「猫はサ、かわいいんだよ。擦り寄ってきてさ」 「へぇ」 「川で溺れてたんだよ。助けちまうだろ。」 「で、つれてきたってのかい」 「かわいそうだろ」 「そんで? 服を脱がして?」 「ん?」 「触ったと」  アーララ、黙っちゃった。だめよぉ、そこですぐ反論しないと。それにしてもあたしのアドバイスが届けられないのは不便ね。……ちょっと準備が必要かしら。



471:赤翡翠
18/02/01 00:33:36.30 PPF1wd5e.net
2/2
「どうしたんだい。顔が青いよ、あんた。」
「……なあ、お前。見たのかい。おれがあの日、連れ込んだ……猫を。」
「あんた、まだ猫って言い張るのかい。まあいいやね。あたしははっきりとは見てないさ。たしかに、あたしが暮れ六つに帰ってきて、あんたが珍しく灯をつけててさ、外の戸に二人の影っぽいのが映ってたんだよ。」
 ああ、ここ、前に鰯の油使ってたわね。あの匂いに、あたしついつい引き寄せられちゃうのよ。分かるでしょ。……なんだか、別の事を思い出したわ。もっと大事なこと。考えてると毛繕うのが止まっちゃうわ。せっせせっせ。
「猫だったんだよ! 女だと思ったら! そんで、火がついてるのに皿の油に顔を突っ込もうとしてて、おれ、思わず払っちまったんだよ! そしたらそこの土間に飛んでって、ふぎゃって鳴いて、ぐちゃって……」
「それは知らなかったねぇ。あたしは猫なんて見てないよ。あんたも覚えてるだろ、あたしが戸を開けたら、大変だったじゃないか。」
「ごおっと風が吹き込んだ気がしたよな。あれで、おれもそこの土間におっこちて、頭ぶつけてからわかんなくなってたんだが、思い出したわ。あのときの、猫の声。」
「……あんた、なに始めたんだい。昼間っからもったいねえだろ」
「ちょっくらやらしてくれい。」
 ほわほわと魚の油が燃えるにおいが漂ってきた。急にあたしの体の中の小さなものがどごどご動き出して、むずむずしてきちゃった。どうしよう、まだあと三本の尻尾が残ってるのに。まあいけるかしら。
あたしはのっそりと立ち上がって、えええい! と念じたわ。
---
 長屋が建て込んだ狭い一角には少々場違いな、丸髷に金糸の刺繍の入った振袖を召して、
玉虫色の紅を点した若い女が、しゃなりしゃなりとあるってきた。女は魚油の香りがかすかに漂う、
いくばくか茶色く日焼けした障子張りの木戸の前で立ち止まり、中に声をかけた。
「あのお、そのあぶら、ちょいと分けてもらえないかしら」
 戸を開け放して先ほどまで奥方と言い争っていた三平は、出迎えると腰を抜かした。
「おおおお前はあの日に消えた猫!」
女が鮮やかな紅色の口角を引き上げるのを見て、三平は後ろ手をついたまま土間にずりずりと退がった。女がそれを追うように敷居を小股で跨ぐ。戸が、音もなく閉まった。
障子に映る女の影に、大きな扇子の骨のようなものが七本、くっついて浮かび上がった。

472:赤翡翠
18/02/01 00:36:04.64 BtdAttAp.net
タイトルは「猫と記憶」です。(うまくつけられませんでした。)
喜劇という課題には自信がありません。
以上です。よろしくおねがいします。

473:arks
18/02/01 00:53:22.60 duZ1xPJO.net
私が言うのもあれですが、やはり赤翡翠さんのはうまいですね。一文にセンスが出ているような。
>>442
講評ありがとうございます。
ごく単純な誤字、情けない限りです。
病人と木の葉のくだりは読み直して違和感が少しあったものの、そのまま投稿してしまいました。言われてみれば、確かにそこは書き直すべきですね。
展開が急だと言うのはその通りだと思います。先日の受験の話もそうですが、もう少しメインの心情の変化に文量を割くべきでした。
これも、私が言うのも、ですが、とても本質を捉えた批評だと感じました。さすが名物と呼ばれるだけはあるのですね。
新しい課題は、わざわざ日程の配慮もしていただいたので、とりあえず前期の北大が終わったら書こうと思います。

474:赤翡翠
18/02/01 00:59:17.44 BtdAttAp.net
訂正 >446 服→着物
です。

475:赤翡翠
18/02/01 07:52:44.52 BtdAttAp.net
推敲が足りず申し訳ないです。夜中の勢いでやってはいけませんね。
句点の有無、「お前」「おまえ」の不統一があります。
家という語の不適切さ
>446 家の → 削除
>447 召して → 着て

476:創る名無しに見る名無し
18/02/01 09:28:38.56 ouXp4Fdf.net
>>446
OK、講評は夜を予定
>>449
乙!

477:創る名無しに見る名無し
18/02/01 10:22:27.17 GCoYKFqQ.net
こういう地の文大っ嫌い

478:創る名無しに見る名無し
18/02/01 11:49:49.37 Fd8zSluk.net
これはお題文芸以外の何ものでもないテキストが上がって来たねw
確かに上手いけど、あと何を言えばいいのか! って感じ。
猫が語っている小説のようだけど、「」に入れてセリフにしても大してかわらん。ってそれだとシナリオになってしまうが、そうして読むとスッと頭に入ってくるよ。
猫は語り手というより映し手だから、という構造になっているわけだな。結末に違和感なく三人称で書ける、ってのもそういうことだな。
【感想】
・作者について:時代物の人情話を腰を据えて書けばいいんじゃないか、というくらい書き慣れている感じ。(前回の近代文学風のテキストより随分完成度が高い)
・ジャンルについて:これはよくある戯作物というより、江戸落語みたいなものとして読んだ方が良いんじゃないかな。
 って普通はこう読むよね、どこで笑えばいいのかわからなかったがw でも滑稽話ば


479:かりが落語じゃないから。とくに江戸落語は。 ・描写:ツメクサの描写と、若い女の描写のほかは描写らしいものはない。まるで文学史の教材のようだw ・構成:読者は男が浮気した事実内容を知っていて、女は知らない。  で、男が嘘で嘘を塗り固めるような言い逃れを繰り広げて、という発想が喜劇的だと思うのだが、本作はそういう構成になっていない。  話法もこの狙いに沿って選ぶべきだったと思うが……。  言い訳は「猫一本勝負」で、最後に支那風の「怪異文学」みたいなオチ。



480:創る名無しに見る名無し
18/02/01 12:19:23.37 2pG1OVil.net
好きとか嫌いっていうのはただの個人の感想だろう。
とは思ったけど、ここのスレタイが『真面目に酷評』とあるので、嫌いっていうだけでもいいのかとひとりで納得しました。

481:創る名無しに見る名無し
18/02/01 12:28:50.09 Xj2mUJ1P.net
こういうのも書けるのか。赤翡翠さんは。いや、凄いな。
好き嫌いだけでもいいなら、私も言おう。
この文章は好きだ。

482:創る名無しに見る名無し
18/02/01 12:53:06.38 Fd8zSluk.net
一応、この手の投稿プラットフォームでは、一言コメントによる酷評は禁止というのがルール。それは罵倒といっしょだから。
何がしかの理由を書くことが推奨されてるよ。
褒めるのは一言コメントでも良いのかな。まあ作者はこんなスレでも褒めてもらうために投稿しているはずw

483:フカ
18/02/01 19:32:14.37 QX4OCZG6.net
>>447
こんばんは。拝見しました。
お疲れ様です。
何というかハイレベルな文章だと思いました。
タイトルがもう少し捻ったものであればいいなと思いました。
油猫の女、とか?
あの夜の油に誘われて、とか?

あと、語り手が猫の一人称から、最後は神視点の三人称に急に変わってますが。私なら、どちらかに絞ります。
さしあたり、冒頭部にインパクトがあるので、猫の一人称で書きたいですね。
三人称にした理由がよくわかりません。

確かにテクニックは毎度の事ながら、ハイレベルですが。
いかんせん、意外性や個性がない感じがします。文章は上手いのですから、もっとストーリーに変化が欲しいです。
落語風と言うか、こういった物語も文体も手垢がついているので、
もっと勉強するなら、個性のある作家や作品を読んでみてはどうかなと思います。
マニアックになってみるとか。
それか、古典を読み込むとか。本当は両方読んで見てほしいですが。
北大の前期……え、高校生くらい&#8264;
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
若い方だとは思いませんでした。その若さでこれなら、ぜひ頑張ってほしいです。
受験が終わったら、出版社に応募してみれば、将来性が買われると思います。
とにかく、赤翡翠さんの課題は語りの文体の安定化とストーリーなどの独自性だと、私は感じました。
良い作品をありがとうございました。
(*&#9787;-&#9787;*)ノシ

484:創る名無しに見る名無し
18/02/01 19:33:56.87 JVCUPnYq.net
>>445
・何故にこんな複雑なお題にw?(これは出題者へ)
・何故にこんな予想外な方向にw?
・「叢」くさむら。読めたり読めなかったりする漢字で今回は読めなかった。
でも情緒がありんす。
・江戸ものに猫語を掛けた感じ? 猫又しゃべりの可愛らしさ発掘っすね。
・ふわふわとして捕らえどころがない滑り出しですが
導入部分で一気に江戸情緒に引き込む描写があると読み易くなったでしょうか?
>長屋が建て込んだ狭い一角には少々場違いな、丸髷に金糸の刺繍の入った振袖を召して、
文体のギャップで目が点になりましたが、この手の内容が冒頭にもポロッと欲しかったかもです。

485:フカ
18/02/01 20:01:42.23 QX4OCZG6.net
URLリンク(note.mu)
こんばんは、みなさん。
『Mimi』でお世話になりましたので、二作目もよろしくお願いします。
話のパターンは前作とあまりかわらないので、あの作品がお好きな方、特によろしくお願いします。
群像の落選作で、製作時間は半年足らずですし、まだ作法もなってないですが。
三年半くらいまえの作品です。最新作はまだ公開できませんので、こちらでお願いします。

486:創る名無しに見る名無し
18/02/01 20:12:20.00 JVCUPnYq.net
>>460
>まだ作法もなってないですが。
文章の内容よりは作法に目がいくスレですから
自覚のあるところだけでも直してからの依頼がいいように思います。
もし力を入れて描いた作品なら安易に捨てるような投稿は勿体ないですし(老婆心)

487:創る名無しに見る名無し
18/02/01 20:35:21.96 QX4OCZG6.net
>>461
ありがとうございます。
作法と言っても、鉤括弧の上のスペースとか、ハテナマークなどの後のスペースなどですので、読むには支障はないかと思っていますが。
私としては、もう過去の作品です。捨てネタを晒して申し訳ないですが、皆さんのご感想を頂きたく思いまして、上げました。
すみません。。。

488:創る名無しに見る名無し
18/02/01 21:42:16.74 KXBYEtf4.net
>>446-447
地の文がないので、これは小説ではないな。
戯曲にしても描写が足りなくて雑だと思う。
まあ騙すためのlネタとしてはいいのだろうけど。
会話でつづるより地の文で書くスキルある文章も見てみたい。

489:arks
18/02/01 21:58:20.15 J0bA1e6h.net
フカさん、感想ありがとうございます。
作品、まだ途中までしか読んでいないのですが、群像落選というのは一次落選ということでしょうか?
というのも、誰だか忘れましたが(というか割とその界隈では当たり前のような感じの言い方でしたが)、公募型の新人賞の下読みを幾度か経験した方が、
ツイッターで「一次落選の作品はほとんど文章にすらなっていない、誰が読んでも明らかに落選にしかなり得ない」みたいなことを言っていたので。
あと、オーバードラッグ、というのが気になりました。オーバードース、ではないでしょうか?

490:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:03:00.90 QX4OCZG6.net
>>464
ありがとうございます。
はい、一次落選作です。
オーバードースと最近呼ばれてますが、少し前まではオーバードラッグと言う表現が一般的でした。
ご指摘ありがとうございます。

491:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:09:23.45 KXBYEtf4.net
むしろ、昔からオーバードーズで
オーバードラッグというのは聞いたことがないな

492:フカ
18/02/01 22:13:09.49 QX4OCZG6.net
>>466
そうでしたか?
私の周りでは、オーバードラッグが一般的でしたが。
ご指摘ありがとうございました。

493:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:19:51.17 Fd8zSluk.net
横スレは基本的に遠慮するのがルールだけど、猫のテキストは「神視点の三人称」ではないよw
どちらかといえばそういう近代文学的なものとは違うってことかな。
良い子のために書いておくわ。

494:arks
18/02/01 22:21:37.65 J0bA1e6h.net
URLリンク(togetter.com)
このまとめで見たツイートでした。

495:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:23:25.85 Fd8zSluk.net
横スレは基本的に遠慮するのがルールだけど、
地の文なくても小説になるだろw 書簡小説とかどうなるちゅうのw
戯曲に「小説の描写」があったらむしろおかしいだろw
良い子のために書いておくわ。

496:フカ
18/02/01 22:24:36.42 QX4OCZG6.net
>>468
すみません。
ちなみに、あの最後の方の語り方は、何という呼び方をするのでしょうか。
専門知識が無いので、わかりません。
もしよろしければ、お教え下さいませ。

497:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:26:38.74 KXBYEtf4.net
どう読んでも猫の一人称語りにしか見えない

498:フカ
18/02/01 22:28:38.96 QX4OCZG6.net
>>469
ありがとうございました。
参考にさせていただきます。

499:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:32:02.89 KXBYEtf4.net
>>470
会話文ではマンガ読んでるだけの下手くそなやつでも結構書けるもんで
会話で進めるんじゃなく、地の文で書く文章を読ませてもらいたいっていう希望な。
ネット小説をあさればわかると思うが、素人連中の


500:多くは下手な奴ほど安易に 地の文で語るのが面倒になって会話ばかりになる。



501:arks
18/02/01 22:34:26.42 J0bA1e6h.net
なんか誤解を招きそうなことを書いたので追加で説明させていただくと、私は「一次落選のものは誰が読んでもダメダメな文章だ」という先のツイートを信じていましたから、きっと文章がまともであれば一次は割に通るものなのかな、と思っていたのですが、
フカさんの投稿作ですら落選なら、「誰が見てもダメで講評すらつけるのも困難」というのは、結構私の思っていたレベルよりかなり広い範囲を指すのかもしれない、と思った、という意図でした。

502:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:39:55.39 KXBYEtf4.net
ちなみに、それなりの文章を書くスキルと、もしくは、ある種文章拙くても
将来磨けば光ると思われる個性があれば一次通過はしますよ。
一次通過しない人はそのスキルに達してない人ですよ。
経験積みの私が言うのだから間違いないです。

503:フカ
18/02/01 22:41:04.40 QX4OCZG6.net
>>475
いえいえ。お気になさらずに。
一次に通るのは楽では無いです。まだ3回しか投稿してませんが、1回目でやっと一次通過、その後は二作続けて落選でしたから。
私のレベルがあまり高くないのもありますが、あの作品で一次通過なら、次も…と言うのは甘い考えと言うか。
とにかく、一次通過しても、何もありません。名前とタイトルが載るだけです。
それだけでも有難いですが。デビューしたければ、相当な努力が必要です。
ありがとうございました。

504:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:41:53.70 KXBYEtf4.net
某出版社編集の人とよく話をするんですが
投稿作は勘違いしてる人が多いと

505:フカ
18/02/01 22:43:13.03 QX4OCZG6.net
>>476
なるほど。貴重な情報をありがとうございました。
とにかく、頑張ります。

506:フカ
18/02/01 22:46:48.19 QX4OCZG6.net
>>478
そうなんですか。
ちなみに、下読みする人はどんな方でしょう?
再投稿は不利ではあるが、読む人によって違うから、
可能性のある作品ならば、再投稿も直せばいいのでは、と作家の師匠からのお言葉でした。

507:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:49:40.71 KXBYEtf4.net
よく言われるけど、少なくとも私の知る限り、下読みのバイト募集なんてものはないです

508:フカ
18/02/01 22:51:20.86 QX4OCZG6.net
>>481
なるほど、確かにバイトでは無さげですね。
情報ありがとうございます。

509:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:52:03.26 Fd8zSluk.net
>>460
最初、「世界の中心で愛を叫ぶ」みたいだった。
すぐに「ボボーク」みたいな作品か? と思い直したが、読み進めていくと、好ましい若者たちの話だった。
群像に出すなら、 小説的仕掛けとかしないで、好ましい若者たちwithグランマだけの淡々とした日常みたいなのが良いんじゃないかな? 
まあきょうび何が良いか、なんてまったくわからなくなっているがw
結局、バルネラビリティ. (vulnerability)がテーマだから、他に書きようがないんだろうね、作者としては。
作者の書きたい内容が、出版社の欲しいものであるとは限らないから、難しいよね。
文章はさらに進歩してる! 
でも、エピグラフと本文の関連がミエミエという点はちょっとナイーヴだったかな。

510:創る名無しに見る名無し
18/02/01 22:52:18.30 KXBYEtf4.net
長い期間、出版社のバイトをしてる人の中から
この人は任せられると見込まれて下読みを任されるバイトの人がいるので
それで、下読みはバイトがやってると勘違いされるんだと思われます

511:フカ
18/02/01 23:00:44.75 QX4OCZG6.net
>>483
ありがとうございました。
そろそろメンヘラ小説?も卒業したいのですが。
次回作は反戦小説ですが、発表は秋頃です。落ちたらまたこちらに…涙。
確かに聖書の引用がベタでしたね。まだまだ勉強中です。
好ましい若者…なるほど、そうも読めますね。
重ねてお礼申し上げます。

512:フカ
18/02/01 23:01:57.33 QX4OCZG6.net
>>484
なるほど!ありがとうございました。

513:創る名無しに見る名無し
18/02/01 23:44:46.15 KXBYEtf4.net
久しぶりに自作でも載せようかと思ったけど、没作品の中から探してたんだが
あまり良いのないやw
いつかまた…

514:フカ
18/02/01 23:52:05.76 QX4OCZG6.net
>>487
私だって、いいのないです。笑泣。
何かお手本になりそうな作品、アップしてください。お願いします。

515:創る名無しに見る名無し
18/02/02 00:22:19.36 dw0ph4D0.net
>>446
講評。
2003字。語りの出来は精良であった。
「喜劇、言い逃れを多用する不倫もの」が課された作品だ。
作者には前回から一貫して、情報効果の測量および統御、その勘所を掴むことを求めており、
今回の課題は、読者の愉悦を引き出すという主題を以ってして、情報操舵の能力を確認・向上させんとした。
不倫している夫とその妻、といった題材を用いて読者を笑わせる展開の常套としては、
不倫を露見させそうになった夫が無理な言い逃れを繰り返し、知らず袋小路に入り込む、
或いは、不倫の事実を知らない妻の何気ない言葉が辛辣な意味と成って夫を戦慄させる、等の構成が見られる。
これら作中人物の間抜けさを笑う愉悦は、人物らの知らない情報を「観察者」となった読者が知っている、その差から生ずる。
喜劇の大きな勘所の一つは、すなわち観る側を情報優位とする点にあるのだ。
喜劇の作者が如何なる情報の差を作り、如何に転がし、どの時点まで引き付け差を破綻させるか、その見立ての正確さによって作品の力は計測される。
さて、上記観点から見たとき、提出作品の序盤は、語り手となった猫が「観察者」の役割を果たしたと言えよう。
不倫の言い逃れ等という事態は当事者には笑えない訳であるから、読者の視点を第三者にセットした作者の選択は正しい。
しかし作中、夫と妻の諍いは、情報差を生んだものの十分な諧謔を含む域までは転がされない。
この「転がし」が難関であったか、猫の変貌をもってして怪談の色を濃くする展開は窮余の策に思われた。
期限遵守のためか、課題を掻い潜った弊害と言わざるを得まいが、作品を怪談と見ても、夫婦のライトな諍いに中盤以上を尽くした構成配分は筋悪である。
ただし評価基準は「読者の情動を喚起するための緻密な情報の戦略」でもあったから、序盤の視点選択、
「長く生きてると」「長生きすると」「皿の油に顔を突っ込もうとして」などの伏線演出を部分的に評価し、課題は五割の達成と判定した。
作者は、読者の目を愉しませる技能を持っている。それはスレッドの反応から十分に自覚できるであろう。
自信にして良いのだが、その筆致は、読む者の心に作品の動きを伝導するに至って初めて真価を持つものだ。
次の課題には「災害、悲恋もの、2500字程度」と大きな枠を提示する。作者には、読者の反応に集中した作品を引き続き期待する。期限は二月十五日まで。

516:創る名無しに見る名無し
18/02/02 00:57:27.56 5p3awdvF.net
>>489
君の文章の硬さこそ、問題かもしれないな。小難しく書きゃ文才があるってものでもないから
評論にせよ、もう少し読みやすく、崩した文章を心掛けたほうがいいと思う。

517:創る名無しに見る名無し
18/02/02 03:50:04.23 Vk38EY1f.net
>>489
よくこんなすっとぼけた文章書けるね、滑稽さの表現技法としては猫の作者を超えてるよ。
ただし内容は悲しいほど希薄で、文章のための文章に成り下がっている。
品格というものが何一つない。
書き手を目指す人間は、こういう勘違いした人間と極力関わる時間を減らしたほうがいい。
したり顔で「課題」などと偉そうに押し付けてくる行為には、嘲笑をもって対応するのが懸命だ。
それにしても書いてて恥ずかしくならないのかな……。

518:arks
18/02/02 04:20:53.98 hWJo0MmB.net
批評への批評、批判は(批評者間での議論があれば批評の質の向上につながるという意味で)必要かもしれませんが、課題人さんは現にいくつもの課題制作や作品に対するコンスタントな講評をしてきているので、
このスレ、作者さんへの貢献度の高さは自明ですし、わざわざそこまで攻撃する意味も見当たらないと思います。
それに、このスレを(高慢ですが)文章の作り手のためのスレと考えるならば、とにかく感想でも酷評でもなんでも書いてくれる人が沢山いる方が単純に作者の益になると私は思います。
また、批評の文章中での文体や表現は作者においてはさして問題ではなく、その内容にあるわけで、
「嘲笑をもって対応するべきだ」とまで仰有られるのなら(もう既にお書きになっているのかもしれませんが)、>>489さんの赤翡翠さんの作に対する批評をもってして、課題人さんの批評を批判するべきではないでしょうか。

519:ロム猫
18/02/02 04:25:47.21 WWzbOmv0.net
>>489
やあ、課題人。「離散家族もの」書けましたよ。八千文字になってしまいました。一作目に貰った講評と二作目に貰った講評を自分なりに消化して文章を書きました。
また、スレが落ち着いたら載せます。
なんせ、赤翡翠さんとフカさんとビッグネームが続いてるので、しばらくスレがざわつくでしょうね。
相変わらず講評、勉強になります。
他人が書いた作品のものでもね。
>> arks
感想を書くと言って書かなくて申し訳ない。ここの批評人たちはレベルが高いので、ぼけぼけしてると大抵自分の言いたいことが書かれてしまう。
ただひとつ、その若さにしてその筆力、嫉妬します(笑
>>赤翡翠
感覚的にではなく、理論的、戦略的に書けるところが本当に凄いと思います。
あの課題、自分だったらどうする?と考えてみましたが、絶対かけない。
猫の描き方がとても好きです。
>>フカ
読みたいと言ってくれてありがとう。その言葉を励みに書きました。
作品、やはり、質が上がっていますね。
今回もとても好きでした。テキストではなく買ってきた本を読むような気持ちで一気に読んでしまいました。
よい作品を読ませてくれて、ありがとうございます。
>>スレ住人さま
いつも、好きか嫌いかしか言わなくて申し訳ありません。はっきり言ってしまうと、私には講評する能力がないので。
たまにしか言わないようにします。ご容赦を。

520:arks
18/02/02 04:34:01.09 hWJo0MmB.net
あ、安価ミスです、>>489ではなく>>491でした。
ロム猫さん、ありがとうございます。上で偉そうなことを言っておいて、私にも批評するほどの能力はありませんが、ロム猫さんの課題作も楽しみにしております。

521:ロム猫
18/02/02 04:38:51.75 5aDMk79j.net
あ、あと私は麻薬系の過剰摂取のイメージを避けるために「オーバードーズ」を
使わないのかと、勝手に思っていました。
いや、たまたま読んだ他の作家


522:さんも「オーバードラッグ」を使ってましたんで、医療用の薬の過剰摂取と麻薬の過剰摂取を分けて使うものなんだと思っていました。



523:ロム猫
18/02/02 04:47:24.89 WWzbOmv0.net
>> arks
べ、勉強は大丈夫?
字数制限と期限を破ったことで、課題を名乗れません。
ただ、三人称一元視点で初めて書いてみたので、みなさんに突っ込んでもらいたいんです。
課題をこなそうとすることでめちゃくちゃ勉強になります。書こうとも思っていなかったテーマなので、いろいろ調べているうちに、間接的ではありますが、色んな人の人生に触れました。
これもきっと糧になるはずです。
おやすみなさい。

524:フカ
18/02/02 07:28:17.70 42HWyCxr.net
>>493
おはようございます。
読んでくださりありがとうございます。
作品、楽しみにしています。わくわく。
なんか、投稿するタイミングがわからなくてすみません。
しばらくは投稿出来ないと思います。

525:創る名無しに見る名無し
18/02/02 09:31:48.98 j0uw+OCJ.net
>>493
おっす
何か聞くたびに文字数が増量してんなw

526:創る名無しに見る名無し
18/02/02 09:59:27.93 dMStYNSw.net
>446 です。みなさまご講評、ご指摘、どうもありがとうございました。
 今回のテーマであった喜劇と不倫、どちらも私に蓄積のないもので、この二週間ずっと悩んでいました。
 「喜劇」は>454 さんと課題人さんがご教示くださり、ようやく定義できた気がします。
読み手と登場人物Aに共通認識を作って、Bの無知を利用して、最後に真相を明らかにするところで落差をつける、それがおかしみになる、ということは認識していましたが、
だからといってその落差を作れるものではありませんでした。これは第二のテーマである「不倫」についての勉強不足が原因です。
課題人さんがご指摘されたように、怪談落ちでまとめたのは「逃げ」でした。
 下書きの段階で、不倫に引っ張られて昼ドラになってしまったり、不倫未遂に終わったり、迷走しました。その中で、制限字数内で最もまとまったのが、この投稿したものです。
 内容について、ひとつだけ。冒頭のツメクサですが、江戸時代に伝来したもののようですね。長生き(?)の猫又にとって物珍しいものだったかもしれません。
ということを考えて映像を思い浮かべたら、その意識に引っ張られて、テキスト全体にはあまり意味のない描写になってしまいました。頭が冷えた今になってようやくわかったことです。
以下全レス"うぜぇ"かもしれませんが、ご容赦を。
>454
 前回に引き続き、厳しくも温かいご指摘をありがとうございます。
 「・構成」の段で言及されている、選ぶべき話法についてもう少し深くお聞きしたいです。ご提示くださっている発想例には私は及ばなかったため、話法までたどり着けなかったわけですけども。
 それと、落語っぽいとのご指摘、まさにそんな感じだと思います。というのも、喜劇を追求する中で落語をいくつか聞いたのです。Apple Musicがまとめてくれているものでした。
あんまりどかんどかんと笑うものでもないんだなと思った次第です。
(しかも恥ずかしながら、まともに聞いたのは今回が初めてです。)
>458
 タイトル案ありがとうございます。なるほどと思いました。
 構成については、頭に浮かんだままを文章にしたのでこうなりました。前半は音声、後半は映像という感じです。いっそ最後はセリフ書きも省略してもいいかなと後から思いました。でも読み手には不親切かもしれません。 
 内容に個性がないというのは本当に耳が痛い。自分でもそう思います。がんばろうとすると独りよがりになるし、悩むところです。
>459
 課題からどんどん離れて行ってしまったのは、話の練りが足りないせいです。
 世界観の提示をどこで行うかはいつも迷います。でも2000字と短文なので、初めにずばんと出してやったほうがいいのかもしれませんね。
>463
 私も雑だと思います。戯曲風にしても、もっと挿入すべきエピソードがあるはずですが、そこまで頭が回りませんでした。
 「小説」の定義は、割と幅広いものだと思っています。
>489
 たった三度、短文を読んでいただいただけなのに、よくもここまで私の頭の中を覗いてくださるものだなあとため息が出ます。今回はいろいろと掻い潜ろうとして、失敗した感じです。
 「読者の情動を喚起する」ことを課すのは、私が読み手の方を向かないまま書いている、ということをご指摘くださっているものと受け止めています。
「読む者の心に作品の動きを伝導するに至って初めて真価を持つもの」。心に書き留めて、いつも見返したい言葉です。
その他、嫌悪、好意、なんでもリアクションいただけるのはとても嬉しいです。スルーが一番悲しいんですよね。
それと、批評くださる方々のレス自体から、演出というか文章のスタイルというか、そういう点でもとても勉強になると思っています。
以上です。どうもありがとうございました!

527:創る名無しに見る名無し
18/02/02 10:14:00.31 dMStYNSw.net
>422
今の年齢でここまで描写できれば大したものだと思います。
最初の二段、行動が細かく描写されていることで、「僕」が自分の行動に自覚的になっている、緊張しているんだなというのが伝わりました。
これが後半、「不快」「輝く」「美しい」と、「僕」の価値判断が直接的に説明されてしまうことで、読んでいて階段を踏み外したような、あれ? という感じがしました。
好みなんですけどね。
受験が終われば、これからどこへでも飛んでいけますね。最後の追い込み、がんばってください。

528:創る名無しに見る名無し
18/02/02 10:26:52.02 dMStYNSw.net
>フカさん
「Mimi」拝読しました。Mimiさんが立体的に浮かび上がって、すごいです!
いい意味で没個性的な主人公の「私」に相応しい、簡潔で明瞭な語り口が淡々と続いていて、作品全体に何か穏やかな印象を与えている気がしました。これが作者の意図する「癒やし」ということかなあと思いました。
ただ、客観的すぎて少々醒めているようにも感じ、主人公の気持ちの動きをもう少し感じたかったかなとも思います。主人公の背景は結構ドラマチックだと思うので。鬱っぽいのなら、まあそうなるかもですけど。
投稿作品を見られるのはとても勉強になりました。ありがとうございました!

529:創る名無しに見る名無し
18/02/02 10:36:21.39 dMStYNSw.net
>ロム猫さん
お待ちしております!

530:フカ
18/02/02 12:19:25.53 42HWyCxr.net
>>501
ありがとうございます。
やはり、ミミさんは人気ありますね。嬉しい限りです。
あの作品は、あまり考えないで書いたから、穴だらけですが。でも、一生懸命かいたから、書いた甲斐がありました。
てぇんきゅう!

531:創る名無しに見る名無し
18/02/02 12:30:12.47 42HWyCxr.net
>>499
少しくらい独りよがりでもいいと思います。
書きたい事を書くべきなんですから。
もう少し勇気を出して、ありのままの自分を表現なさってはいかがでしょう。

532:創る名無しに見る名無し
18/02/02 12:57:02.59 ZkmE779x.net
叢が読めないに草

533:ロム猫
18/02/02 14:02:48.19 b/dPGHiJ.net
あの、すみません。
カクヨムに書いたはいいんですが、貼り付け方がわかりません。
どうしたら良いのでしょう?

534:フカ
18/02/02 14:16:40.31 +skuhPJP.net
>>506
URLをコピペして貼れませんか?

535:フカ
18/02/02 14:31:48.54 +skuhPJP.net
>>506
カクヨムはアプリみたいですね。
どうしてもダメなら、noteにアップした方が簡単かもですよ。

536:arks
18/02/02 15:43:13.77 hWJo0MmB.net
webブラウザで「カクヨム ロム猫」と検索したら普通に出てきましたよ。「話会」というタイトルですよね?

537:創る名無しに見る名無し
18/02/02 15:52:03.24 jxO5HEZP.net
文章を晒す勇気はないのですが、何度か文章に色があると褒められたことがあります
どういう意図で褒めてもらえたのかよくわからないんですが、これ、どういう意味だと思いますか?
いわゆる小論文みたいな文章なので、色気ではないと思うんですけど
自惚れに聞こえてしまったら申し訳ないです(・_・;

538:ロム猫
18/02/02 15:56:18.52 AlRLV9M+.net
ああ、こうやるんですね。
URLリンク(kakuyomu.jp)
すみません。期待できるようなものではありません。
いろいろ教えて下さい。

539:フカ
18/02/02 16:24:30.08 +skuhPJP.net
>>511
読ませていただきました。
かなりいい作品だと思います。生活保護や老人病棟、老後の問題など今日的な社会情勢にマッチしていて、色々と考えさせらせます。
ロム猫さんの個人情報にかかわるからあまり突っ込んだ質問はしたくありませんが。よくぞ書いて下さった、と思います。
なにかの賞に応募なさらないのですか?応募レベルだと私は感じました。
主人公の気持ちがよく表現されていて、読んでいて、共感できました。
最初はふーんと油断して読んでましたが、後半加速型なのかな、とも思いました。ロム猫さん、侮りがたし…。
とりあえず、私はいいなと思います。なんだか上手く批評出来ませんで、すみません。
今後も期待しています。ありがとうございました。

540:フカ
18/02/02 16:37:00.46 42HWyCxr.net
>>510
晒し下さらないと、何とも言えないです。

541:ロム猫
18/02/02 16:53:26.08 WftWF2RL.net
>>フカさん
ありがとうございます!読んでくれて、本当にありがとう。
実はフカさんの作品に触れて、結末が少し変わりました。
どこかで主人公を救わなければならない、希望の糸を残さなければならない、そう感じたんです。
作品をあげるのに、始めは読んで欲しい、感想を聞きたいと思っていましたが、
いざあげるとなると、なんであげてしまったのか、後悔と不安ばかりでした。
ちなみに主人公を「たかし」にしたのは「わたし」に語感が似ていたからです。
三人称ということで、慣れない違和感を少しでも解消する苦肉の策でした。
家族の問題は大なり小なり皆んなが抱えている問題です。
悲劇の度合いが大きければ凄いわけでもなく、ちょっとした軋轢やすれ違いもきちんと拾うのが小説の使命なのかもしれないと、今回の執筆で感じました。
フカさんにレスをいただき、勇気を貰いました。本当にありがとう。
お互い、頑張っていきましょう!

542:フカ
18/02/02 17:04:16.57 42HWyCxr.net
>>514
こちらこそありがとうございました。
たかし=わたし、なるほど。上手いこと考えますね。
家族の問題は、確かに皆んな何かしら問題を抱えて生きているし、それを一つ一つ拾うのは、私も作家の仕事だと思います。
救いがある作品もいいですよね。読んでいてホッとしますし。
とにかく、お互いに頑張りましょう。
てぇんきゅう!

543:創る名無しに見る名無し
18/02/02 17:12:14.34 muv1t+fE.net
>>510
「色がつく」は否定的な表現。
「色気がある」は肯定的な表現。
これが耳慣れた「色」の用法ですね。
>文章に色があると褒められた
これは「色がない」の対義語として「色がある」と言っているのでは?
「色がない」=モノトーン。無色透明とも言えますから、転じて「没個性」「無機質」を表しているのでは?
とすれば、「色がある」は「個性的」「ぬくもりがある」等の意味では?
さらに「文章に色がある」という表現は、「文は人なり」と同じような表現ではないでしょうか。
文章から「作者の人柄や人生観が滲み出ている」という意味まで含んでいるように思います。
ぜひ文章を晒してみてくださいw ここは文章を晒す場ですよ!

544:創る名無しに見る名無し
18/02/02 18:38:49.91 muv1t+fE.net
>>511
フィクションとしての構成にいろいろ緩さを感じる。
作家には必然性があるのだろからいちいち書き出さないけど。
結末の一行だけでも削除できないかな?
もしフィクションとして書き換える余地があるなら。

545:創る名無しに見る名無し
18/02/02 18:44:13.16 Vk38EY1f.net
>>511
序盤だけしか読んでないけど、
これは三人称視点のふりをした一人称小説だね。
地の文で主観的な感情をぶちまけ続けているから疲れる。

546:創る名無しに見る名無し
18/02/02 23:10:03.11 DkTNKrFX.net
>>511
お作法で言うと、」の前に?と!が来る場合は空白は必要ないです。
「えっ?なんて? 」×
「えっ? なんて?」○

547:創る名無しに見る名無し
18/02/02 23:13:20.28 Vk38EY1f.net
>>519
それ強要するほどのことか?
尊敬する書き手が空白なしで書いてるから、
自分はそんなお作法無視して書いてるけど。
実際それで入選したし、
選考委員に会っても怒られなかった。

548:創る名無しに見る名無し
18/02/02 23:33:24.58 qru+tquw.net
>>511
短編の印象とは全然違って、言葉は悪いですけど、すごい書けてると思います。
物語の背景を


549:事前情報として知ってるからですが、これは一人称でどっぷり語る感じの方が向いてそうと思う向きも。 でもきっと三人称へ挑戦されたということだろうと捉えました。 読ませていただきありがとうございます!



550:創る名無しに見る名無し
18/02/02 23:44:23.01 DkTNKrFX.net
>>520
言ったのは」の前の空白はいらないってことで、たまたま選んだ文がミスで前の?に空白がなかったから直したけど、要は無駄な手間をかけてるってこと。
入選するかしないかには作法は関係ないかもしれないね。出版するときに必要なら編集者から手直しするように言われるか、編集が許可取ってやるかだろうから。
ただ、作法は読みやすさと製本の都合で決められてると思うから、守って損はないと思うな。強要はしません。

551:創る名無しに見る名無し
18/02/03 00:15:25.50 v8WKFPN6.net
「カクヨム」ってところは、今からでも訂正を入れられるのかな?
>突然に予定が無くなった休日をどう過ごせばいいわからなかった。
突然に予定が無くなった休日をどう過ごせばいい【のか】わからなかった。

552:創る名無しに見る名無し
18/02/03 00:29:07.66 v8WKFPN6.net
溜息を吐き←→ため息をつき

553:創る名無しに見る名無し
18/02/03 00:43:17.15 v8WKFPN6.net
>老人は何も聞こえなかったようにピクリとも動かない。
 老人は聞こえなかったのかピクリとも動かない。

554:創る名無しに見る名無し
18/02/03 00:44:16.11 NtHxrbJB.net
>>511
俺なら極力支払わない方向で折衝すると思って読んだ。
義務感にしろ愛情的なものにしろ……
でも実際その立場になってみたら分からないって話だな。
ブログやエッセイなら大変でしたねと思うな。
小説的な恣意性がもう少しあってもよかったような。
病院の受付がなんか感情的且つ干渉的で変。
>>518
読み易いのに淡々とした凄みみたいのと違和感とあると思ったらそれでしたか。なるほど。

555:創る名無しに見る名無し
18/02/03 00:45:45.47 v8WKFPN6.net
>例え触れれば切れてしまうような、細い糸であったとしても、△
例え触れれば切れてしま【いそう】な細い糸であったとしても、○

556:創る名無しに見る名無し
18/02/03 00:52:21.60 v8WKFPN6.net
>案の上×
 案の定◎

557:創る名無しに見る名無し
18/02/03 01:17:46.28 v8WKFPN6.net
単純なのはこれくらいかな?

558:創る名無しに見る名無し
18/02/03 01:40:04.54 v8WKFPN6.net
>貴志は自嘲気味にそう思い、
 
自嘲は誤用では? 
貴志は半ば呆れながらも、購買所まで車椅子を押して行き、父親にアイスクリームを買い与えた。

559:創る名無しに見る名無し
18/02/03 01:45:08.71 v8WKFPN6.net
>貴志は、母親の言葉が予言めいた不吉さを纏って逡巡するのを覚えるのだった。
ついでに「逡巡」の用法もちょっと疑問…。母親の言葉が予言めいた不吉さを纏って思い出され、
とかが良いのでは? 逡巡するのは母の言葉を思い出した、貴志自身なのでは?
とすると前段の「日を改めて区役所に赴き問い合わせることにした」は「…問い合わせなければならなかった」
とした方が良いのでは?

560:創る名無しに見る名無し
18/02/03 03:15:49.64 2eNBCflP.net
>>499
課題を出した人間だが乙、楽しい作品だった
>>511
OK、読む
批評はアルコールが抜けてからやるw

561:創る名無しに見る名無し
18/02/03 03:40:19.24 v8WKFPN6.net
「話会」で優れているところは、やはり父子が病院で再会するシーン。
貴志の口調が切り替わったところだろう。ここはかなり読ませる!
図式的でなく、心情が溢れでている。(ただ独白で新たに語られる事実がなかったのが惜しい。前半に開示しすぎたのも疑問)
・話法の選択がいろいろ言われているけれど、三人称語りで視点を意図的に制限するやり方は正しい。
なぜなら、この父の実像をノゾキ見ることはできず、父は過去も現在も貴志にとっては他者であるからだ。そのためには視点を制限する必要があった。
また三人称にする理由


562:は、作品テーマの性質上、語り手と作者の「距離」を図る必要があったからだろう。 一人称的な主観が強いという印象は、まあその通りかもしれない。 だた、作品全体としてみれば、それは「役所からの通知」に対する地の文での解釈が「客観的でない」のが主因なのではないかな?  それはそれとして、たぶん自由間接話法的なものを入れて、かなり自由自在に三人称語りを操っているという印象を受けたよ。



563:ロム猫
18/02/03 09:56:25.42 FoE66wgi.net
レスが遅れてごめんなさい。
みなさんの講評を読みながら、様々な思いが去来して、うまく言葉にすることができませんでした。
今の心境はやっとこの作品から離れられる、ということです。
ひとに「読んでくれ」と言っておいて、勝手なことを言いますが、私はこの作品を読み返したくもない、いまはそんな気持ちです。
作品を書きあげるために、色んな記事を漁りました。
中でも印象的だったのは、北九州殺人事件の主犯の息子の告白記事です。
被害者でもあり加害者でもある母親との面会。親を慕う心情、親を憎む心情、殺人者の息子という運命を呪う心情、
気持ちが混乱し、最後には喧嘩別れをし、それでもなお母親に会いに行く。
その中で交わされた会話のひとつにこんなものがあります。
……私は死んだほうがいいと思う?
そう嘆く母親に息子は
「苦しんで生きろ」と返します。
この「苦しんで生きろ」のなかに、私はいろいろな心情を読みとりました。
勝手に死ぬことなど許さない、あるいは、それでも生きていて欲しい、それが素直に伝えられない。もしくは、生きるという苦しみを分かちながらともに歩んで行きたい。
そんな気持ちを感じました。
他人の心を覗けない以上、言葉は主観的に推測をする他ありません。
そうであるならば、会話という行為は自分の心のあり方に大きく影響を受けるのではないでしょうか。
そんなつもりがなく放った言葉が人を傷つけたり、勝手に悪く受け止めたり、あるいは良い方に受け止めたり。
会話をすることで誤解をしたり、会話をしないことでまた、誤解を生じさせる。
そんな、話を描いてみようと思いました。
本来ならば個別に礼をするべきだと感じてますが、ご周知の通り遅筆でございます。なかなか時間をとることができず、申し訳ございません。
ただ一言に思いを込めて申し上げます。
みなさん、読んでくれてありがとう。

564:創る名無しに見る名無し
18/02/03 12:56:51.61 NtHxrbJB.net
>>534
>、私はこの作品を読み返したくもない、いまはそんな気持ちです。
資料にした記事のせいなのか作品自体に対する思い入れのようなものの
せいなのか
>他人の心を覗けない以上、言葉は主観的に推測をする他ありません。
何か思い入れる部分があるのだろうと察しますが、
違っているかもしれませんね。

自身の人生を切り売りしたようなものなど
このスレには勿体なさ過ぎるとは思いますが、
人間吐き出したくなるときもある。
脱線しますが、個人的に
不器用にであってもネットで自由に心情を吐露出来る昨今、
ある種の小説はネタの盗人のように感じることがあります。
(「文化を盗む」にも微妙通じるものがあるかもしれません)
その一方で、
他者に対して傾聴的な内容の小説があっても悪くないかもしらないと
ちらっと思いました。ビジョンはないです。
お大事に。

565:創る名無しに見る名無し
18/02/03 13:30:43.39 2eNBCflP.net
>>511
講評。
8243文字。散り散りになった家族を描いている。
作中には、誤字、文法ミスが多く見られた。
>外には出られませんが、多目的室までは車椅子で行けますが、そちらでお話しされてはいかがですか?
上記は、会話文とは言え「車椅子で行けますので」といった表記が自然だろう。
課題は「三人称、家族離散の感動もの」である。
今回は、作者に三人称の縛りを提示したが、問題点は幾つか見られた。
>区役所から届いた一通の


566:封書を手に黙り込む貴志に向かって、美幸は不安そうな声でそう尋ねた。 >同棲を始めてから五年になる二人のもとに、年賀葉書とダイレクトメール以外に初めて送られてきた郵便物、それが区役所の福祉課による差出であることに得体の知れない不安を感じていた。 引用した二文は前件が「美幸」の声を描写して終わっているため、 新たな主題を提示せずに開始される後件は、例外的に「美幸」を主役にした文とも読める。 視点は読者を文へと同化させるに資するものであるから、それを阻害する特段の文脈的狙いが無い限り、一定の規則に沿うべきであろう。 また、「である」系、「のだ」系の文末は説明の調子を強くするので、場面転換時の使用には注意を要する。 >繰り返した言葉は美幸に対してというよりも、自分自身に言い聞かせているようであった。 >居所を知った時、貴志は、母親の言葉が予言めいた不吉さを纏って逡巡するのを覚えるのだった。 同文末は作中にて多用されているので、上記文も文脈に照らして特異な語形ではないが、 場面の移動直前で使用されると纏めの勢いが強まり、地の文の「顔」が見えるため、同化の阻害とも成る。 指摘部分には直後が空行であるから、弱化させた文末語形でも理解は成される。 提示した「家族離散の感動もの」の評価にあたっては、結末に向けた戦略を吟味した。 作中、「トヨタとその他」「米研ぎを美幸に頼む」「家政婦のような役割」などの伏線が埋め込まれ、それらは後半の病院・公園で主役の情動を引き起こすトリガーとして活用されている。 読者は、前提情報を共有することで作中人物と感情を合一させていくので、逆算して伏線を潜伏させる手段は劇的な場面で効果を現す。 これは前回課題より作者の得意とする所であり、応用されたものであろう。 ただし、序盤の「トヨタとその他」に関しては、補足が必要だと思われる。 言葉の意味合いは、暗に息子と関わりを求めた父親による語呂合わせに近い冗談かとも見られたが、意図に不明瞭が有り、結末に近い伏線として弱みが感じられた。 今回の課題は、判定において特に「三人称」に不足が残った。 提出作品の劇的な場面は、その多くが一方的な台詞、内心独白で語られており、認知症の父親という題材も一人称寄りの選択と言わざるを得ない。 しかし目的は作者の技術習得であるため、その分、設定を超えた文量が割かれた提出作品をもって相殺し、ひとまず課題は果たされたものとしたい。 さて、結末部において、主役が公園で他者とのコネクションに焦がれる提出作品は、初回課題作と近似している。 しかし話の仕掛け、登場する人物、エピソードといった道具立てが増し、同時に収束力が高まったのは作者も手応えを感じていよう。 次回課題は、人と人の掛け合いを描く力の養成をすべく、「悪態と協力で進むバディもの、5000字程度」を提示しておく。期限は二月二十八日。



567:創る名無しに見る名無し
18/02/03 13:37:08.90 2eNBCflP.net
よし寝る
>>534
内容良かったよ、乙

568:創る名無しに見る名無し
18/02/03 14:32:14.36 EjGk2r3d.net
>>536
偉そうな口調で随分俗っぽい課題出すんだね。

569:創る名無しに見る名無し
18/02/03 14:42:59.95 v8WKFPN6.net
>作者に三人称の縛りを提示したが、問題点は幾つか見られた。
横スレは基本遠慮するし、サークル内のことなので基本口出ししないけど、
さすがにこれは間違っているだろw どうやったらそう読めるんだよw
主宰者でもときに混乱するんだから、小説の話法ってアホみたいだけど、難しいよなあ。
あとは作家さんの気持ちはわかるんだけど、カクヨムって曲がりなりにも作家デビューだろ。
アマチュアとプロって違いしかない。
だったら機会をみて訂正をいれるべきだと思うな。編集者がついていないんだから自分で自分の作品を救わなきゃな。
俺はもう原稿チャックしないけどな、ここでは。無駄だから。
感想だけ言わせてもらうわ。

570:創る名無しに見る名無し
18/02/03 14:47:22.03 v8WKFPN6.net
チャック既出w

571:創る名無しに見る名無し
18/02/03 15:33:23.18 2eNBCflP.net
落ち着け
まだ慌てるような時間じゃない

572:ロム猫
18/02/03 16:04:42.81 w9P0fHoN.net
>>539
ありがとうございます。もちろんなおさせてもらいます。
ただ、まだ仕事中で時間が取れないんです。
>>課題人
ありがとう。また、あらためてお礼を言いたいと思います。
が、今日は娘のお友達が来て初めてのお泊り会。パーティー料理を作らねばなりません。
だいぶ遅くなります。

573:
18/02/03 19:43:54.50 NtHxrbJB.net
評価をお願いします。
以前、創作文芸板の別スレに投稿したものを練習で書き直してみました。【A】【C】2作。
この三語で書け! 即興文ものスレ 第二十七ヶ条
スレリンク(bun板:357番)
(証明が出来ませんが元作も自作です)
5chでクローズということで改行はレス風になっています。読み辛かったらすみません。

【A】
―あー美少女が台無しだな。口から黄色いサツマイモの身がふき出しているよ。―
選択用のチェックボックスをクリックした。
日曜の午前中。
居間のパソコンで、写真や短い動画ファイルを整理していた。
大口で焼き芋を頬張っていた彼女。
こちらの写真では、焼きもろこしの滓が歯に挟まっている。
別の一枚では広げた鼻の穴から鼻毛どころか、鼻毛にぶら下がった鼻糞まで写っていた。
―龍飛崎でイカ焼きをせがんだときの……。鼻糞を石槍で突く原始人をコラージュして、魚眼レンズ風に加工してみよう。―
そのファイルもチェックした。
中二病の頃、彼女にはレンズを向けると、顔からツッコんでくる習性があった。
こちらの動画ではイクラの朱い粒を点々と顔にはり付かせている。
―蕁麻疹の真似? 食べ物を些末にした咎で、土下座……はないか。これもチェックだな。―
この時期のスナップは、やたら迫力顔のアップのものばかりだ。
私も愉しんでいた節がある。
思春期特有の恥じらいだの、戸惑いだの、反発心など、ない交ぜになった……
娘の、しなやかさ手前の、まだ柔らかい時を感じて愛でていたのだ。
妻のデバイスにはだいぶましな写真や動画が保存されているはずだ。
父親にだからこそ、安心して向けることの出来た子供っぽい甘えと思えば、―「特別なあなたに」DMの標的向きの―自尊心も刺激されよう。
いや、私に似た、ひょうきん者の確かな血統と思えば感慨深い。
親子の絆を超えて、どこか共犯者めいた情まで沸いてくる、というものではないか。
妻の律子に話せば、―由佳はあたしに似て気遣いの出来る子だから、DQNな父親に合わせてあげていたのよ。―
などという、それはそれで歪な親バカ振りを引き出せるにちがいないが。



574:由佳ももう、この秋で三十歳。 笑顔の裏で、我が家の不良在庫と化すのかと、覚悟していなくもなかったが、来週、嫁にい……ってしまう。 ――そうだ、記念に家族写真を撮ろう。いたずら親子の締めに、三人で、年賀状用も兼ねて。―― ――由佳が顔の出る犬の着ぐるみを持っていた。わたしのは犬耳とか首輪を注文して、律子の分は……―― ――後から、蝶マスクとかバラ鞭とか、女王様の衣装をコラージュすればいい。―― マウスを握る手に心の汗が零れた。 ―‥鼻 み ず



575:
18/02/03 19:45:31.19 NtHxrbJB.net
【C】
お下げ髪で秀でた額の少女が駆け寄ってくる。
パソコンのビュー画面の中、口元がみるみると拡大した。
もともとピントが追いついていなかったのが、加工による劣化でさらにぼやけている。
唇が上下に捲れて突き出され、それと同時に縦に開いた口腔から、
糊状と固形状の混じった咀嚼中の何か、黄色い物体が飛び出してきそうに……。
そこでそのGIFアニメーションは止まった。
以前、動画ソフトの試用で、ホームビデオからGIF形式で取り出したファイルが、
一本だけ写真用のフォルダーに放り込んであった。
GIFファイルの元のビデオは、母の畑で七輪を囲み、焼き芋をしたのを撮ったものだ。
妻の話では、私の上の姉が訪ねてきた折りに酒の肴ならぬ茶請けに観ていたら、
悠佳が血相を変えてテープを強奪していったと。
媒体をDVDに移し替えるのにそろそろ返却して欲しいのだが……。
あの焼き芋の後、ほどなくしてお袋がポックリと逝った。
遺してくれた菜園は、
その中にオレの生まれたボロ屋も埋もれそうにしてあったのだが、
二人の姉の分と相続税の足しにする分をまとめて売却すると猫の額ほどが余った。
余ったというか、そうなるように姉貴たちに少し譲歩して貰った。
そしてそこに姉貴たちとの約束通り、
私たち夫婦は四階建てのペンシルハウスを建ててマイホームとした。
今、居るこの家だ。
次の写真では悠佳は牙を剥いて丸ごとの人参に噛みついている。
悠佳とは、私たち夫婦の一粒種。
私たちとは棟を並べ甍を争へる首都近郊の生活者。
つまり悠佳は野生種ではないのだが、中学一年生の冬から二年生の秋にかけて、
悠佳にはレンズを向けると頭というか顔面からツッコんでくる習性があった。
動機などを尋ねても答えが返ってきたためしがない。
悠佳がその蛮習の餌食にするのは私限定だったし、
思春期の一過程、不器用な自己表現の一計ぐらいに考えて、
私たちは取りたてて心配することも叱ることもせずに生温く見守った。
いや、私は愉しんでいた。
娘の、しなやかさ手前の、まだ柔らかい時を感じて愛でていたのだ。
悠佳は、この前の時期には撮られるのを嫌がって手で顔を覆って逃げ回ったし、
この後の時期には……単身赴任した私を気遣ってか、
随分と胡散臭い笑顔でカメラに収まるようになってしまう。
秋風が窓の外でシェードをはためかすとモ


576:ニターに光の帯が通った。 私のパソコンラックは キッチン,ダイニング,リビングと詰め込んだ2階フロアーのすみに、 置かれている。 私の単身赴任は、派閥抗争のとばっちりの流れ弾人事で、 マイホームを新築して一ヶ月かそこらのときに、急に僻地へ飛ばされ、 辺境の小さな島国ということで家族を呼ぶという選択肢のないままに、 十一年にも及んだ。 そのせいか、家の中で私のスペースは追いやられ気味となっているのだ。 もう帰って来て三年になるのだが。



577:
18/02/03 19:47:11.68 NtHxrbJB.net
翌週の火曜日にハロウィンを控えた土曜日の、そろそろ正午。
私はパーティーの会場に飾るデジタルフォトフレームに入れる写真を選んでいた。
妻と娘は仮装用の小物や化粧品などを買いに出ている。
階段下のラブソファの上に、仮装用の額縁の枠の部分と暗褐色の衣装と、
デジタルフォトフレームの箱が二つ。
私の仮装は定番の額縁物でモナ・リザ。
一昨年のハロウィンでもやって額の生え際の感じが妻に……好評だった。
パーティーの主催者殿から男女逆転との指定があった。
妻の律子に一応、お揃いということでピカソの自画像を奨めてみたら、
写楽の「市川エビ蔵の竹村サダ之進」にするつもり、だそうで。(※1)
目力が強いので似合うかもしれない。
掛け軸の背景なら棒にぶら下げて担ぎ、邪魔になったら巻いて仕舞えばいいと。
なるほど、である。
律子が用意しておいてくれたお握りを食べながら写真選びを続けた。
美しい海岸線、岬と灯台、陸影、夏の青々とした山の中に立つ白いブレードの風車……。
明朗な風景を撮ったものが続いた後に、また件の悠佳のがあった。
今度のは鼻の穴あたりが大写しになっていて、
鼻毛どころか、鼻毛にぶら下がった鼻糞まで写っていた。
懐かしさに……むせて、順次ゆっくりと自動再生していたのをクリックで停止した。
親子三人で津軽、道南と観光したときの思い出だ。
悠佳はくんかくんかと嗅いでみせ、潮の香りをアピールしたかったのかもしれない。
竜飛崎にて、ガイドブックの食堂に入って海鮮丼を食べたい親と
イカ焼きを囓りながら海岸を散策しようという娘とで意見が割れた。
海鮮丼の食堂は目と鼻の先にあり、
対してイカ焼きは、しばらく前に通り過ぎた売り子のがいいと悠佳は考えていた。
悠佳は一人でもイカ焼き売りを探して食べると強情に言い、
それならばと小銭入れを渡して律子と見送った。
潮風にさらされた食堂で律子と並んで腰掛け、
海鮮丼を賞味しながら、
自立心旺盛なのはいいな、でも協調性に欠けるのはダメねとか、
バカを出来るのは学生のうちだろとか、
最近は就職活動が大変で昔とはちがうみたいよとか、
そんなことをお喋りしたろうか。
待ち合わせしていた―そこに於いて諸君の路は全く尽きるのである―
太宰治の文学碑に向かって夫婦で漁港を歩いた。(※3)
悠佳は海に面した石段に座っていた。
ぴんと張った背筋で風に対峙して、切れ長の三角の目で沖を見据えていた。
いいや、遠目で表情の判別までは付かなかったはずなのだ。
しかし記憶には、巣立つ猛禽類の若鳥のような、
危うさと凜々しさ�



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