あなたの文章真面目に酷評します Part106at MITEMITE
あなたの文章真面目に酷評します Part106 - 暇つぶし2ch2:創る名無しに見る名無し
18/01/08 06:40:58.48 Bnylmej4.net
では最初ということで自分がデモンストレーションで投稿しますので
評価願います

3:創る名無しに見る名無し
18/01/08 06:44:43.75 Bnylmej4.net
詳しい報道がなされてからというもの、ベッドへ入っても僕は眠れなかった。いつかは警察に見つかってしまうだろうし、そうなったら周囲の人には煩わしい出来事がもたらされることだろう。
階下へ降りていくとリビングにはまだ灯りが点いていた。
食卓に突っ伏していた父が、初めて顔を合わせた相手でもあるかのようにこちらを見る。そのやつれた顔は、一晩だけをなんとか乗り切ろうとしているかのようだった。
僕はデジタル時計にちらりと目をやって言った。
「いざとなれば自分から出頭する方がいいに決まってるよね」
彼は、息子の言葉を手に取ってしばらく眺めるような間をおいた。
「あいつらはお前とは違うクズのような人間だ。根っから腐っている、恥もない連中で、だから」
その親だって似たようなものだろう、お前に償うことがあるか、フローリングの床を濁った目で捉えた父は拳を握りしめ、誰に向かって言っているつもりなのか、唾をとばす。
自分の中に巣くった熱情と近いものを目前の男に感じた。あのとき、壁の荒れた表面に押しつけられた頬は傷をつけられた。
血液が沸騰して神経は泡立ち、心臓は全力で疾走したあとのように激しく打って、いったん転がり始めたものを押しとどめることは出来なかった。

4:ロム猫
18/01/08 08:57:43.67 Z6sY6dlR.net
>>1
おつかれ!ありがとう。
ガオウさんかな?
毎度のこと助かります。
自分は基本的に書き専なので批評は控えてます。また、その能力もありません。
今度は、スレが平和に推移してゆくことを強く望みます。

5:創る名無しに見る名無し
18/01/08 11:17:19.17 94fQkZTc.net
>>1-3 乙。
俺レベルでツッコむのも僭越そうだが、ケンケンガクガクする方向で投げっぱなしジャーマンしてみるよ。
邪魔そうなら去るよ。
【気になった】
>詳しい報道がなされてからというもの
「詳しい報道」の前に「詳しくない報道」もあったのだろうか?
対比となる「詳しくない報道」をストーリー上、出さないのならば
「詳しい」はない方が文がスッキリ…
・父親の台詞の範囲は「あるか」までではないだろうか。コピペミス?
・「あのとき」とは? 視点のある時点がいきなり飛んだ、前文までは実は回想だった?
【語りの味】
>僕はデジタル時計にちらりと目をやって言った。
「ちらりと目をやって言った」というのがややたどたどしさを感じさせる?
比較①僕はデジタル時計を見て言った。
比較②ちらりとデジタル時計に目をやって言う。
>決まってるよね
「い」抜き言葉。芸が細い。
【オヤジの台詞】
・ブツ切りでテンパってる感が出ている。
>お前に償うことがあるか
比較①お前が、償うことあるか
特に考察なし。

6:創る名無しに見る名無し
18/01/08 12:33:00.72 jHKE/Uba.net
>>4
どもどもー
ガオウさんは別の方ですよ笑
>>5
さっそく有難うございます
指摘部分、納得することばかり
是非とも引き続きご指導願いたいです
確かに「詳しい」はなくて良さそう
台詞とか視点とか変則的で分かりにくいですね
つい遊びたくなってしまう
デジタル時計のところ本当そうですね
コツとかあるんでしょうかね
テンパリ、汲んで頂き感謝します

7:創る名無しに見る名無し
18/01/08 12:44:03.15 EEHstHY0.net
【大イスラエル帝国】「覚えておけ、我々は数百万人を殺した」 ((゜Д゜;;))) こんなのが直接来るのよ
スレリンク(liveplus板)

8:創る名無しに見る名無し
18/01/08 12:55:03.69 Q8dtrl67.net
さーて酷評スレが創作発表板に引っ越したぞ
添削の発狂が楽しみだ

9:創る名無しに見る名無し
18/01/08 13:45:59.46 98vupCEx.net
>>8
提案なのですが、私たちは確かに添削係にひどい目に遭わせられましたが、もうそこは忘れて、
生まれ変わったスレを楽しみたい。
キツイ言葉があってもいい、ただし根拠を示して作品と作者の為に向いていて欲しい。
酷評された人も激しい反論があってもいい。でも、感情論ではなく、論理的に反論して欲しい。
つまり、前スレの前半みたいなやりとりを私は望みます。
よろしくお願い申し上げます。

10:第七レツダン
18/01/08 13:52:40.97 WoDM7woa.net
わかりました。

11:第七レツダン
18/01/08 13:54:35.60 Q8dtrl67.net
あ、こっちか。
酷評スレを創作発表板に移るのを提案したのは僕だけど、まぁ無事に移れてよかった。
もうレスしないのでお幸せに。

12:創る名無しに見る名無し
18/01/08 14:39:24.75 J3FHVdED.net
こそロムのレスつくっておいて、やっぱり名無しでこそロムしてたんだw

13:創る名無しに見る名無し
18/01/08 14:39:55.09 xiGhuN3u.net
せごどん……

14:モニ
18/01/08 16:52:10.56 Gk86oW4X.net
こっちかな?。ホントにここ?

15:ロム猫
18/01/08 17:35:59.00 lAb0EiG/.net
>>モニ
分かんないけど、ここを本物にすればいい。
私たちはただ書くしかないんだ。

16:創る名無しに見る名無し
18/01/08 18:02:16.58 J3FHVdED.net
>>3
意味は取れるけど、なんとなく文としては落ち着かない感じがする。
>そのやつれた顔は、一晩だけをなんとか乗り切ろうとしているかのようだった。
そのやつれた顔は、今夜一晩だけでもなんとか乗り切ろうとしている人のそれであるかのようだった。
まあこれが良いと言うつもりはないけど、まあこんな感じで書かれている例は多いよ。
「…いる人のそれ」なんて表現はちょっと近代文学っぽいかな。つまり若い人はあまり使わない?

17:創る名無しに見る名無し
18/01/08 18:04:07.13 J3FHVdED.net
意味は取れるけど、なんとなく文としては落ち着かない感じがする(その2)
>そうなったら周囲の人には煩わしい出来事がもたらされることだろう。
そうなるといくつもの煩わしい出来事がもちあがって、周囲の人たちに迷惑をかけてしまうことになるだろう。

18:創る名無しに見る名無し
18/01/08 18:19:33.42 J3FHVdED.net
>>3
意味は取れるけど、なんとなく文としては落ち着かない感じがする(その3)
>詳しい報道がなされてからというもの
・事件の詳しい報道が出はじめてからというもの
・事件の詳細が報道されはじめてからというもの
事件、という言葉を加えてやると良いのではないかな?
※事件物のドラマではデフォの文でしょ。ニュースの報じられ方って、まず第一報が出てから、次第に被害者や犯人の名前を含めた詳報が出るものだから、読者はわかるはずだよ。
だってジャンル


19:小説なわけだから定番の表現があるのさ。



20:創る名無しに見る名無し
18/01/08 18:22:49.45 0tDz3AFN.net
周囲の人には煩わしい出来事がもたらされることだろう。
英語を翻訳したみたいだ
周りの迷惑になる、とした方がすっきりしている

21:創る名無しに見る名無し
18/01/08 18:25:15.35 J3FHVdED.net
>ベッドへ入っても
・ベッドに入っても

22:創る名無しに見る名無し
18/01/08 18:31:03.43 J3FHVdED.net
>>3
意味は取れるけど、なんとなく文としては落ち着かない感じがする(その4)
>「いざとなれば自分から出頭する方がいいに決まってるよね」
・「いざとなれば自首する方がいいに決まってるよね」

23:創る名無しに見る名無し
18/01/08 18:35:02.75 J3FHVdED.net
>>3
意味は取れるけど、なんとなく文としては落ち着かない感じがする(その4)
>恥もない連中で、だから 」
・恥というものを知らん連中で、だから……」

24:モニ
18/01/08 18:40:44.26 Gk86oW4X.net
>ロム猫
そうですね、それしかないですね。

25:創る名無しに見る名無し
18/01/08 18:43:09.42 J3FHVdED.net
>その親だって似たようなものだろう、お前に償うことがあるか、
>フローリングの床を濁った目で捉えた父は拳を握りしめ、
>誰に向かって言っているつもりなのか、唾をとばす。
>フローリングの床を濁った目で捉え、拳を握りしめた父は、誰に向かって言っているつもりなのか、
>その親だって似たようなものだろう、お前に償うことがあるか、(と)唾をとばす。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


26:創る名無しに見る名無し
18/01/08 19:27:08.99 kvE03dwJ.net
>>21
自首→犯罪や容疑者が発覚してない状態で警察に自白すること
出頭→犯罪や容疑者が発覚してる状態で警察に出向くこと
らしいから、自首か出頭かは報道の内容次第で変わると思う

27:創る名無しに見る名無し
18/01/08 19:28:46.73 J3FHVdED.net
ああなるほど、勉強なりますな。

28:創る名無しに見る名無し
18/01/08 19:37:10.05 J3FHVdED.net
>壁の荒れた表面に押しつけられた頬は傷をつけられた。
この文もなんなヘンだけど、まあどーでもいいような気がもしてきたなw
結局、作者がどうしたいのかわからないしな。
原文を残して、
>壁の荒れた表面に押しつけられ【て】頬が(ひどく)傷つけられた
とかの改稿例をだしたところでなあ…。
結局、どーしたいのか、というのがあるからね、つまり作家性というやつ。
「押しつけられた頬は傷をつけられた」だけはまあ修正したらいいというのは言えるけど。
小説の導入部としては、けっこう期待感あり、という印象は受けました。
おしまい。

29:創る名無しに見る名無し
18/01/08 21:04:58.34 ToZtroiO.net
>>3ですが
皆さま有難うございます
>>16-27
落ち着かない……
言葉が抜けて感じられるんでしょうか
気をつけた方がいいのかな
>>16
なるほど、「事件」を盛り込んだ方がすっきりしますね
明らかに雰囲気が出ますし
>>19
翻訳調になるところ気をつけていきたいと思います
>>27
「つけられた」のリピートはくどいですね
もっとやりようがありそうです
粗い安価で失礼します
やはり皆さんの眼力をお借りすると自分の未熟がくっきり見えてきます
気をつけるポイントが分かってくる
感謝しきりです

30:創る名無しに見る名無し
18/01/08 22:51:02.27 J3FHVdED.net
>自分の中に巣くった熱情と近いものを目前の男に感じた。
この文からあとは内容がよく掴めないな。
目の前の男とは誰だ? 流れ的には事件の被害者? 償うべき相手?
なんかここが冒頭部分のキモな気がするな。
うまく書けると、読者はつくだろうな。

31:創る名無しに見る名無し
18/01/08 23:03:26.58 0tDz3AFN.net
>>3
残念ながらさらっと眼を通しただけでは理解できないし、効果を狙っているとしても失敗している。
クズ「のような」人間、これもいただけない。
息子の言葉を手に取ってしばらく眺める「ような」間をおいた。
ようなが多いな。読点が必要だ。
言葉を理解した後味わうことを見ると表現することは少ない。
気取って書いてみたんだろうけど、全部眺める云々はカットしても通じる。
その親だって似たようなものだろう、お前に償うことがあるか、フローリングの床を濁った目で捉えた父は拳を握りしめ、誰に向かって言っているつもりなのか、唾をとばす。
そのクズを産んだのはお前なんだぞ、僕はそう心の中で言い返した。
>濁った目で捉えた父は拳を握りしめ、
この部分。自分が濁った眼をしているということは中々察知しがたい。
「�


32:l」にはそういう風に見えているんだがこういうところは お前が産んだんだぞ、なんとかかんとか。 父の眼は濁っていた。 こういう風に分けよう。 >誰に向かって言っているつもりなのか 「つもり」はいらない。「あいつら」に言っているんだから誰に言ってるかわからないというのはおかしい。



33:創る名無しに見る名無し
18/01/08 23:06:09.62 0tDz3AFN.net
ああ、すまん。
クズというのはお前らと呼ばれている人間なんだな。
じゃあ産んだのはお前だ、は間違いだな。
すまんかった。
あれ?
「その親だって似たようなものだろう」
って何? 「僕」のお父さんと、僕の不良友達の人たちの父親が同じなのか?
全然理解できていないので説明があると助かる。

34:創る名無しに見る名無し
18/01/08 23:20:44.57 hjnS/E59.net
>>31
作者じゃないので違うかもしれないけど,
主人公は,クズであるあいつらの親を殺した?んだと思うよ.
主人公の父は,クズである「あいつら」の親も「あいつら」と同様クズであり,
そんなやつを殺したところで主人公が罰を受ける必要はない,といってるのでは?
>>29
目の前の男は,主人公の父親じゃないのかな?

35:創る名無しに見る名無し
18/01/08 23:33:10.59 J3FHVdED.net
>>31
ヨコじゃないけど、自分はこう読んだよ、という予想。
1)息子=僕は、何らかの事件を起こして実家に隠れている。
2)テレビなどで事件の詳細が報道されはじめる。
3)僕は觀念して「出頭」しようかと父親に告げる。
4)父は「出頭することはない。あの連中(とその親たち)に償いなどしてやる必要はない」と言う。
1-4の状況から推理すると、僕はあの連中を殺している。
僕の父の主張は、被害者は死亡しているので、出頭したところで償いなどできない。
被害者の親に対する償いという意味なら、連中の親も同じように恥知らずだから、無意味だ。
だから出頭などするな!
過去の出来事として、僕は連中の一人に頬に傷をつけられていた、とも読める。
もしかすると、僕の殺人は過去の出来事の復讐なのかもしれない。
あるいは、頬を傷つけられたというくだりは、まさに僕が殺した男に関係する
ことであり、生々しい事件の回想部分なのかもしれないが、最後の2行は、作者が明らかに曖昧に書いているので、はっきりとしない。
以上です。

36:創る名無しに見る名無し
18/01/08 23:41:10.50 J3FHVdED.net
>>32
うん、父親でないと流れ的におかしいのだけれど、
では、次の文は、父親が息子を壁に押し付けて、頬に傷をつけた、って読みになる?
それともこれは別の体験のフラッシュバックみたいなもの?
最後の文の意味も取れない。一体誰の心身の状態を描写しているのだろう?
とか、いろいろわからない。
でも、まあ単純に父親なのかなあw

37:創る名無しに見る名無し
18/01/08 23:42:20.84 J3FHVdED.net
まあしかし、けっこう内容が掴めないものだなw

38:創る名無しに見る名無し
18/01/09 00:00:06.51 8RAskCe0.net
>>34,44
人によって読み取り方ちがうねw
主人公は「あいつらの親」を殺したと思ってたけど,
>>33読んで,そうも捉えられるなと思った(そっちが本筋かも)
>自分の中に巣くった熱情と近いものを目前の男に感じた。
の後の文章は,主人公の中の「熱情」を説明するための回想の導入だと思う.
ここまで,父親が感情的になっているのは表現されているけど
主人公の感情の高ぶりは描かれていない.なので,主人公の「熱情」が
爆発した瞬間の回想に以降入るのだと思う.たぶんw

39:創る名無しに見る名無し
18/01/09 06:22:57.34 ZgQj86ED.net
>>3です
>>29
いやほんとそうですね
実はこの男というのは父のことだったりします
いきなり他人みたいに言ってるってことですね
>>30
投稿したあとでしまった表現の重複を指摘されるかなと思ったらさすが、やはりされてしまった
癖にならんよう修正していきたいと思います
>>32>>33>>34>>36
ええ、その通りです
「この男」の辺りは跳躍し過ぎてかなり分かりにくいですね
すいません
皆さま有難うございます
どこが分かりにくいのかがビシビシ伝わって来て勉強になります
このシーンは自首をちらつかせて父親の本心を探ろうとする主人公と、揺さぶられてテンパリながらも折れまいとする父親の話として書いています
>自分の中に巣くった熱情と近いものを目前の男に感じた。
この「目前の男」は父で、
描写しようとしているのは、
極限状態で自分の世界に入っている父を見た主人公が、いつもの父親が他人みたいだと思いながら自分に近しいものを感じて回想に入る、という状況です
その感覚を「目前の男」という言葉になぞらえたつもりなのですが
さすがに「僕」との距離感が開きすぎて跳躍が大きいですよね、これを書き出しだとすると判断材料が少ないですし
フラッシュバックを使って事件の全容を解明しつつ、
主人公が捕まるまでの動向を主体に進めたら面白いかな、というのが大まかな構想です
しっかりした読み手さんからのフィードバックは拙い作者にとって代え難い体験学習になっています
皆さま重ねて感謝します

40:創る名無しに見る名無し
18/01/09 08:38:45.75 jO6aWJBt.net
>熱情 
これは、くだんの事件を超えた主人公の生き方とかに関係しているのだろうね。
単に「憎しみ」とか、事件に直接関わる表現だとなんかオカシイからね。
その場合は熱情より、激情が適当だからね。
激情が爆発し、相手を死なせてしまった、
とかね。

41:創る名無しに見る名無し
18/01/09 09:32:28.12 jO6aWJBt.net
>>37
作者のコメントによると「自首」と書いているので、
>>25の人が指摘によると、まだ事件の容疑者は特定されていない状況のようだね。
結局、改めて読んでみると、それほど意味が取りにくい感じはないねw
結局、冒頭部分だけ読んでいるから、というのが大きいのだろうね。

42:創る名無しに見る名無し
18/01/09 15:06:41.19 jO6aWJBt.net
>唾をとばす
文脈から状況は伝わるので「唾をとばす」で問題ないとは思うけど…。
一応、標準的な表現として「口角泡」という言葉があるみたいだ。
口角泡(こうかくあわ)を飛ばす
こちらの方が言葉を発すると同時に泡唾が飛んでいる感がある。
しかし現代の読者にとってはかえって馴染みが薄い、古い表現かもしれんがw
(一応、ガーッぺッの「唾を吐く」と区別するために考えてみた)
まあ瑣末なことかな…。

43:創る名無しに見る名無し
18/01/09 17:40:14.13 ZgQj86ED.net
>>38
てことですね笑
あくまで熱源としての抑えがたさに近似性があるというだけなので
質的にはやや違うと思います
それこそ単純な激情と正義感、親愛との違いというか
特定はされてないですね
口角泡を飛ばす
でもアリかもしれません
さう社としてはその後の回想を印象付けたいのでそこまではサラッといきたいという考えもあって
壁に押しつけられた、の辺りの妙な書き方はそれを少し狙っています、まあ下手なんですけど笑

44:創る名無しに見る名無し
18/01/09 17:41:30.88 ZgQj86ED.net
すいません誤字でした
誤)さう社としては
正)作者としては

45:モニ
18/01/09 20:03:55.26 imq94qsH.net
できました。おてやわらかにお願いします。
この土地に来てもう何年経つだろうか。
私は東京で大金を動かしていた、バンカーだ。
その私が、まったく歯が立たない。最新の農耕車やドローンも導入した。
気象測量装置もある。
だが、まるでいい作物が育たない。さらに運転資金が尽きてきた。
資材はすべてコンピューターで注文できるのだが。
 すべてが苦しくなり、村の長老に逢いにいった。
「おまえさん、どうして作物ができないのだと思う?」
「わかりません」
「わしらに相談したか?」
「いえ」
「じゃあわからんままだな」
「私は農場の全てのデーターを入れ、分析しています」
「それでうまくいったのか?」
「いきません」
「農業はビジネスじゃない、スキームとかマネタイズとか都会の人は言うがな。
土地に長く愛情込めて付き合わないと、作物がそっぽむくんだ。わかるか若造」
「わたしはどうしたらいいんですか?」
「この土地に骨を埋める決意はあるか?」
「あ、ありません」私は動揺した。
「じゃあ、見込み無しだな」
「私、もう帰ります」
そう言うと門から出て行こうとした。
「あきらめたら、そこで終わりだよ。こういう漫画、昔あったな。どうする」
私はしばらく考えたが、自分の気持に従った。
「弟子にさせてください。なんでもやります」長老が笑った。
「よーし、それがいい。その細かい機械はいらないから、越してこい。鍛えてやる」
「ありがとうございます」
そう言うと、濁った目をしていた私は、生き生きとして、自宅に戻っていった。
 私は、この土地と人々と深く生きていくことを決めた。遠くで、ガタンゴトンと風車小屋がまわっている。私は人生の歯車をこの瞬間に変えたのであった。

・趣旨は農業に進出を試みた若者と長老との交流と変化です。
・・・・まだ初心者ですので、誤字脱字や間違いが多いことはご了解ください。
推敲をかさねましたが、まだまだかもしれません。
何卒ご容赦をよろしくお願いいたします。

46:創る名無しに見る名無し
18/01/09 20:35:59.31 B+vgWK2O.net
>>43
>その私が、まったく歯が立たない。最新の農耕車やドローンも導入した。
気象測量装置もある。
この書き方は、農業についての話だということを前半で意図的に隠したいのかな
そうでないなら不自然だね
その私が、まさか農業ごときでしくじるとは。
とかね
主人公は脱サラしたのか、農業に憧れがあって転職したのか
その辺も書こう。設定次第で意味が変わってくる。
まず主人公が、農業が下手なことをどう思ってるか、それを決めようか
私は完璧人間だから農業も出来ると思ってるのか、
農業は素人だから私にも難しいと思ってるのか
初めは自信満々だったのが、徐々に変わってくる描写もないし
またこの前と同じことだけど、自分の中できちんと設定を固めて
ここではこの人はこう思っていて、別のところではこう思っている、と設定をしておこう
最後に、主人公が農業で成功するのかしないのかそこまで書こう
アドバイスをもらったから成功する、というほど農業は甘くないかもしれないぞ
説明がうまくできないとか、アドバイスする役の人がオカルト頼みだったり変なジンクスを持っていたりするかもしれない
土地が肥えているからその人は何をやってもうまく行って、やせた土地でやっている主人公はうまく行かない、ということも考えられる
このままじゃ内容が薄くてスカスカだ

47:創る名無しに見る名無し
18/01/09 20:39:21.07 B+vgWK2O.net
農業ができても説明は下手かもしれない
ずっと農業ばっかりやってる人を頭がよいことにするのも不自然なぐらいだ
もちろん決め付けるのは間違ってる
頭がよい農家もいる
とにかく、書き込みが足りなくて意味がぼやけている
設定が不十分だ

48:創る名無しに見る名無し
18/01/09 20:59:40.58 ZgQj86ED.net
>>43
おー良くなってる
やりたいことは分かるし一読して誤字脱字なさそうだよ
気になったのは話の筋道
特に主人公はどこに越して来ていて
なぜ村には住まなかったのか
> この土地に来てもう何年経つだろうか。
が最初に置かれているよね
だから農業に適した場所へと引っ越し済みだというのはわかる、ただ
>すべてが苦しくなり、村の長老に逢いにいった。
>「よーし、それがいい。その細かい機械はいらないから、越してこい。鍛えてやる
この部分で主人公が村への引越しを決めるとき
読み手はここで初めて主人公は村には住んでいなかったんだと分かる
でも話のヤマはもう過ぎてしまっている
引越しするかどうかが主人公の葛藤なんだよね
ということは村の近郊に住んでいた主人公が村には立ち入らなかったことをはっきり書いておいた方がいいと思った
まず主人公はどこに住んでいたのかを書く
その上で村の人の非効率なやり方を馬鹿にしていた、とか何らかの理由で村には加わろうとしなかったことを書く
挙句に独自のやり方で失敗する場面を書く
ここでストレスというか、タメをつくる
そこまでやると村の長に頭を下げることが主人公にとって深い意味を持つし
引越しが重い決断なんだというのも読み手に伝わるよね
もうちょい!

49:モニ
18/01/09 21:23:47.99 imq94qsH.net
>44
風景描写と主人公の気持ちの変化などが薄いですね。
設定ができていない、私もそう思います。
ありがとうございます。
>45
設定ができていないですね。ありがとうございます。
>46
ありがとうございます。推敲だめという指摘が多く
今回、努力しました。
あらすじの膨らましが浅いんですね。次回
やってみます。葛藤などの移り変わりが
弱い描写でした。
また努力します、ありがとうございました。

50:創る名無しに見る名無し
18/01/09 22:12:11.19 2azwMtYi.net
バンカー(banker)
ちょっとお洒落な言い方ですね。
URLリンク(ejje.weblio.jp)
コンピュータとかドローンとか非対人的で
トレーダーのほうがイメージに合いそうな気も…すこし。
→私は以前は東京の証券会社に勤めていた。その道では名の知れたトレーダーだった。

51:創る名無しに見る名無し
18/01/09 22:20:54.83 jO6aWJBt.net
>ガタンゴトンと風車小屋がまわっている。
風車小屋はまわらない。まわるのは風車。
風車小屋の風車が、と書くとダブりが気になるかもしれん。
「粉挽き場の風車がガタンゴトンとまわっている」とかなら無難かな。
まあちょっと書き換えた方が良い箇所だろうね。

52:創る名無しに見る名無し
18/01/09 22:41:02.05 jO6aWJBt.net
>弟子にさせてください。
・普通は「弟子にしてください」じゃね?

53:モニ
18/01/09 22:41:25.00 gqeS2qfi.net
>48
トレーダーのほうがいいかもしれませんね。考えます。
>49
アウチッ。やっぱりありましたか。すみません。推敲難しい。
投稿するの恐怖なんです、最近。

54:創る名無しに見る名無し
18/01/09 22:49:07.83 /bqCbMAY.net
>>モニ
修行したいなら、いまのスタイルで頑張って
今回の話を面白くしたいなら、夢十夜スタイルでどう?

55:創る名無しに見る名無し
18/01/09 22:49:09.60 jO6aWJBt.net
>私は人生の歯車をこの瞬間に変えたのであった。
・私の人生の歯車が切り替わった瞬間であった。
まあいろいろ書きようがあるけど。
でも、自力で生きる人生に行き詰って、新たに「他力」(=教えを請う)を頼むわけだから。
私の意思だけで「人生を変えた」というニュアンスはどうかな、と。

56:創る名無しに見る名無し
18/01/09 22:50:09.20 W+jcn5I3.net
>そう言うと、濁った目をしていた私は、生き生きとして、自宅に戻っていった。
ここ一人称と三人称が混ざってるね。
主人公視点なのに主人公の顔色がわかったり、自宅に戻っていったって表現は変だと思う。

57:創る名無しに見る名無し
18/01/09 22:56:13.96 jO6aWJBt.net
基本姿勢として、できるだけ完全原稿に近づけたいと自覚できれば、結果としてミスがでても仕方がないよ。

58:モニ
18/01/09 22:58:14.15 gqeS2qfi.net
>52 今のスタイルで修行を続けていこうと思います。この文章なら膨らませるしかないかなと。

>53 微妙ですよね。

>54人称はきおつけたのですがずれてたらすみません。

しかし、応募レベルまでいくのに果てしなく遠いなあ。

59:創る名無しに見る名無し
18/01/09 23:01:39.17 jO6aWJBt.net
>この土地と人々と深く生きていくことを決めた。
・私は村の人々とともに、この土地に深く根をはって生きていくことを決めた。
深く生きる、という表現はどうかな? 形容詞つければいいというものでもないよ。

60:モニ
18/01/09 23:14:56.56 gqeS2qfi.net
なにか物語に読者を引き込むというのには工夫と技術がいりますね。荒削りでもいいから、
読者を引き込ませる文章が書きたいです。読んだあとなにか残るような。まだ先の話ですが。

61:創る名無しに見る名無し
18/01/09 23:33:54.87 jO6aWJBt.net
>「弟子にさせてください。なんでもやります」長老が笑った。
これは私の「発話」なわけだから、
「弟子にしてください。なんでもやります」
長老が笑った。
改行するなりした方がいいと思うな。

62:創る名無しに見る名無し
18/01/09 23:41:46.56 jO6aWJBt.net
>>58
文章修行をしてるから、練習作みたいなものとして書いているから、面白くなくて当然だよw
今度のテキストは、大地に生きる農民万歳、とかそんな価値観のお話だろ。
ただの良い話にしかならんし、そりゃ個性もでないよ。
たとえば、今回のテキストにしても、近未来の農村という設定で書くと、面白い展開とかありそうな気がするけど。
まあ、良いアイデアが閃いたら、このスレに晒さないで秘密にしておいた方が良いけどねw

63:創る名無しに見る名無し
18/01/09 23:44:45.92 jO6aWJBt.net
誰か、>>54 の人が指摘した「話法の混乱」について、詳しく解説してあげて!
俺にはできないがw
どうもモニ氏は単になる「人称表記の統一」とかの問題と思っているんじゃないかな?
話法のことって、なかなかわかりやすく説明できないよねw
視点とか、語りとか、そんな風にしか言えないもんね。

64:モニ
18/01/09 23:57:25.56 gqeS2qfi.net
>練習ですものね。修行であります。

65:創る名無しに見る名無し
18/01/10 06:42:37.34 2k6lt0r8.net
話し方の変化は立ち位置の変化から感じられるんじゃないかな?
>自宅に戻っていった
は主人公の背中を後ろから見た言い方なので違和感があると
モニさんはここで締めの雰囲気を出したいんだと思うけども
自宅に戻ったのであった
なんかだといいのかもしれないなあ

66:創る名無しに見る名無し
18/01/10 06:52:57.97 2k6lt0r8.net
>>58
モニさんは個性的な語法を持ってるからある種の引き込むチカラを感じるけど
そうだなーまず今回みたく交流と変化が肝なら人間が関わり合って変わっていくダイナミズムを伝えられたらいいかなと
関わり合いの変化前、変化中、変化後というそれぞれどのようなのか、断面を書く
例えば
主人公と農村の冷たい初対面→交渉の決裂→主人公の挫折→両者の和解
とかそんなテーマに沿って人間の関わりの断面を一つ一つ書いていけばお話になるよね
それを基本動作にして、次は自分が面白いと感じたものを個性としてストーリーに溶かし込む
モニさんはスマホを小道具に使って既存の物語を換骨奪胎したりするよね
あれだって一つの面白さの溶かしこみだよ
他にも持ち前の語法の使う使わないをメタに選択できると良いかもしれない
どういう書き方が一般的で、どういう書き方がそうでないのか
このスレの人達は目利きだからそれを教えて貰えると思うので、普段は大人しくしておいて一風変わった書き方はここぞという場面で、
それが読者にとって一つの鋭さというか、一つの真理になるように書く
上手くいけばモニさんならではのクリティカルヒットの撃ち方になるんじゃないかと
まー参考までに
話が筋道立ってきているぶん指摘される所が前よりレベルアップしてるよ
栄養の取りこぼしないよう貪欲に吸収しよう

67:モニ
18/01/10 09:20:43.30 gdTCr0zG.net
>64
ありがとうございます。設計段階で流れを作ればいいのかなと今回感じました。
推敲をしっかりとして、いいあらすじができたらいいかなと思いました。
ありがとうございました。また修行に来ます。

68:創る名無しに見る名無し
18/01/10 11:28:21.79 NO


69:8FRFlj.net



70:モニ
18/01/10 11:40:53.10 Xb9hjAVX.net
>そう言うと、濁った目をしていた私は、生き生きとして、自宅に戻っていった。
私は濁った目をしていた。ずっとだ。しかし生き生きとした目にかわり、自宅に戻っていった。
こうですかね。長文は避け短文にすること、それにより間違いを減らす工夫でしょうか。
きおつけます。

71:創る名無しに見る名無し
18/01/10 12:32:27.85 NO8FRFlj.net
>私は濁った目をしていた。ずっとだ。
また微妙な直し方したなあ…でもぎりぎりセーフかな。(一人称語り)
>しかし生き生きとした目にかわり
でも、これはアウトだよ。(三人称語り)
>自宅に戻っていった。
これもアウト。(三人称語り)
>>63 の人のレスを参考にしていないじゃなか!
>自宅に戻ったのであった
ヒント、私がこの物語を語っているのに、自分で自分の眼を見ることはできないだろ?
「話法」のことは、小説書きの基本だから、最初に矯正しておかないとダメだよ。
これはどんな人にとっても難易度が高い技術だから、うまく書けなくても落ち込むことはないよ。
でも必ずマスターしないといけない技術ではあるよね。基本中の基本だから。
夜までには、誰かが教えに現れると思うから、自分でもちょっと考えてみてよ。
できなくれもいいから、何が問題なのか理解すべきだよ。

72:モニ
18/01/10 15:36:10.39 Xb9hjAVX.net
>なるほど人称を揃えるんですね。
>そう言うと、濁った目をしていた私は、生き生きとして、自宅に戻って

私はそういうと、自分の濁った目が澄んでいくのを感じていた。
揃えてみました。

73:創る名無しに見る名無し
18/01/10 16:30:22.29 S/mSxxRh.net
不思議な修辞だけど成立はするのかな

74:創る名無しに見る名無し
18/01/10 16:31:55.11 eM1pOjPP.net
そう言いながら~感じた。
の方がいい。

75:創る名無しに見る名無し
18/01/10 16:57:29.50 NO8FRFlj.net
>>69
「感じていた」にしたのでそれっぽくなったけど、やっぱりアウト。
「目」が「心」だったら「自分の濁った心が澄んでいくのを感じた」でセーフ。この場合も語尾を「した」にする必要あり。
「感じていた」にしたかったら、「そう言いった私は、自分の濁った心が澄んでいくのを感じていた」でセーフ。
>生き生きとして、自宅に戻っていった。
この部分は削除かい?
>濁った目していた
これが「私」の修飾語としてマズイってのもあるなあ。比喩にもなってない感じだが、意味するものを伝わるので、ついこう書いちゃったんだだろ。
うーん、いっそのこと、この文をまったく別の文に書き換えて、文意が通じるようにしてみたほうがいいかなあ。

76:創る名無しに見る名無し
18/01/10 16:58:50.41 NO8FRFlj.net
【訂正】
>>72
>そう言いった私は → そう言った私は

77:創る名無しに見る名無し
18/01/10 17:01:10.86 NO8FRFlj.net
訂正
>意味するものを伝わるので → 意味するものは伝わるので
いろいろボロボロなので離脱するわ(苦笑)。
みなさん、小説の話法についてレスする局面ですよーー。

78:モニ
18/01/10 18:07:20.85 Xb9hjAVX.net
僕も離脱します。言葉遊び、言葉いじりに陥ります。

79:創る名無しに見る名無し
18/01/10 20:51:30.95 c/CL3K+S.net
>濁った目をしていた私は、生き生きとして、自宅に戻っていった。
・「濁った目をして」:外側から視た、表情等から判断される状態。
 人類は身体構造的に自分の顔を直接にに見ることは出来ない。
・「戻っていった」:傍目から視て判断された状態。
 人類は身体構造的に自分の歩く姿を直接に見ることは出来ない。
・後日、防犯ビデオで自身の録画を見ながらというシチュエーションでなら、おkかもです。
・語りの視野が憑依した一人称(たいていは主人公)に限定されるのが書き辛いところになりますか。
→それまで私は濁った目をしていたかもしれない。しかし、希望に邂逅して、私は、生き生きとした気分になって自宅に戻った。
・「かもしれない」で推定に逃げ物理的にはグレーゾーン……? でも、こんなまどろっこしい文をここに挟む必然性がない。
・「生き生きとした気分」表情から感情の状態に確実にシフト……。
・「自宅に戻った」状態ではなく事実にシフト…。
・「しかし」で前文に無理矢理繋げてみたり、いつもより多めに(捏ねくり)回しております。全体としては良くない例です。
適当言ってみますが、バーのマスターにでも語り掛けるぐらいの感覚で改稿してみるといいかもしれませんね。

さておき、以前ぐぐって眠くなってギブしましたが……
>視点の乱れ
所謂「公募」の場合、ある意味、型填め的にタイトな制約があったりするのでしょうかね?
・「神視点」は実質NGとか。
・「わたしは目を吊り上げて怒った。」の類いの傍観者気味な表現も
三人称寄りで不自然と判定されるリスクが高いので公募では無防備に使用してはダメとか?

80:創る名無しに見る名無し
18/01/10 21:31:30.82 iv2+a8Rh.net
『目の輝きの変化』というのは、他人に指摘されて気付くものではないのかな?

どうしても『濁った目』を入れたいのなら『私』が「ありがとう」
と言って帰った後に、村長視点で
『訪ねてきた時は濁った目をしていたが、帰る頃には澄んだ目になっとったわい』
とでも入れたらいいのでは?

あと、濁った目が終盤にいきなり出てくるので、村長へ相談に来る前に
『洗面所の鏡には憔悴した私の顔が写っていた。ひどい顔だ、目が濁っている』
みたいな一文を入れてみては。

81:創る名無しに見る名無し
18/01/10 22:57:09.93 NO8FRFlj.net
>>76
>>77
おっ、かなり親切でわかりやすい「話法」の解説きたね!
これでワシらの責任は果たせたんじゃないかな。
まあ肝心の作家さんが「言葉遊び、言葉いじり」されているって捉え方だからもう何も言うことはないよw
そういう趣味の問題じゃないのに。小説を書いていく基本技術の問題なのにな。
最初に話法を誤解して放置しておいたっら、もう治らないよw
しかし、まあ自分の信じる道を行くさ。

82:創る名無しに見る名無し
18/01/10 23:30:22.63 NO8FRFlj.net
> 所謂「公募」の場合、ある意味、型填め的にタイトな制約があったりするのでしょうかね?
ないよ。神視点なんかはうまく書けないから、やめておくのが無難というだけ。あっ、それって「実質NG」なんだw
>「わたしは目を吊り上げて怒った。の類いの傍観者気味な表現も
これはグレーゾーンみたいな感じで読んでしまいがちだけど、やっぱり一人称視点ではマズイだろうね。
「わたし」を「彼」と入れ替えてみるといいよ。
>彼は目を吊り上げて怒った
こうすればはっきり三人称における「語り手」の視点であることがわかるだろ?

83:創る名無しに見る名無し
18/01/10 23:59:27.66 NO8FRFlj.net
>>私は東京で大金を動かしていた、バンカーだ。
ここもオカシイなw 現役のバンカーなのかw そして融資案件を田舎まで自ら出向いて動かしていたのか?
って書いているわけだろw
元バンカーで、農業ビジネスに乗り出した設定なら、「私は東京で大金を動かすバンカーだった」と書くわな。
それか「私は東京で大金を動かしていた。バンカーだった(のだ)」。
まあ結局、いったいどういった立場なのか、わからない書き方なんだな。
それも間違いじゃない、とかいうヤツがまたでてくるだろうがw

84:創る名無しに見る名無し
18/01/11 00:08:43.72 JfZZBxuN.net
赤木剛憲「基本がどれほど大事かわからんのか!!ダンクができようが何だろうが、基本を知らん奴は試合になったら、何もできやしねーんだ」 

85:創る名無しに見る名無し
18/01/11 00:12:23.86 w28BCFsS.net
安西監督「最後まで・・・希望をすてちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・」

86:創る名無しに見る名無し
18/01/11 00:44:58.55 eJdr4VoP.net
>>79
質問の意味を汲み取っていただき、ありがとうございます。
>これはグレーゾーンみたいな感じで読んでしまいがちだけど、やっぱり一人称視点ではマズイだろうね。
基本として当面この姿勢でいきます。
(万一もの凄く傍観者な一人称で書いてみたくなったときは、別途検討してみるかもしれませんがw)

87:創る名無しに見る名無し
18/01/11 02:22:48.13 msQs142D.net
 モニは、一人称小説とか三人称小説とかをわかってないんじゃないか? 今までの指摘を、一般に言う一人称、三人称と捉えていたらさっぱり意味がわからないだろう。
 そんなことあるわけない、と思うだろうが、どうもそんな気がしてならないのだ。
 ググれ、と言えば簡単だろうが、ちょっと思うところがあるので述べさせてもらおう。
 大体一人称小説というのがわかりにくいのだ。一人称小説にだって三人称の文はある。今回の作品では「長老が笑った。」だ(これだけだったw)。しかし、そんなことを言っても始まらないのであった。
 平たく言えば一人称小説とは、登場人物が物語の地の文の語り手である、ということだろう。例え自分のことを名前で呼ぶ人が語り手であっても一人称小説なのだ。
 景子は中学二年生だ。自分で言うのもなんだが割と可愛い。
 わかりにくいのでやめた方がいいだろう。
 一人称小説は登場人物が語るからこその制約がある。
 語り手が思ったり、感じたり、知っていたり、見たり聞いたりしたことしか書けないのだ。また、地の文の語彙もその人物設定に合わせなければならないだろう。
 ということは、語り手自身の表情や外見を描写することが難しくなるのだ。
 顔立ちや服装なら書こうと思えば書けるだろう。顔は鏡で毎日見ているだろうし、服も普通は自分で着たものだろう。しかし、タイミングが難しいのだ。シリアスなものだと特に書きにくい。コミカルなものならいいかな?
 今回の件は、「濁った目」が、うつろで、どんよりした、昏い目、を外から見たような表記になっているということだろう。もし、農業が上手くいかなくてしょんぼりしていた主人公が弟子入りして元気になってスキップしながらウチに戻った、ということならよくないだろう。
 いろいろ表現を変えたようだが、そもそも「濁った目」というのは上記のようなことなのだろうか? アシタカがユバーバに言われた「曇りなき眼」の反対だろうか? 偏見で村人と付き合わなかったけど改心した、みたいな?
 どちらにしろあまりいいとは思えない。内面から捉えるか、もっと工夫すべきだ。しょんぼりは思いつかないので「曇りなき眼」なら、
「ずっと濁っていた私の目は今やすっかり全てを見通せるようになった。彼らは無学な田舎者などではないのだ。私は晴れ晴れとした気持ちでスキップしながら自宅へと向かった。」
 あまり上手くはないがこんな感じだろうか? え? スキップはいらない?
 あと、「遠く」の風車が「ガタンゴトン」というのはどうか。
 思うところというのはよく考えたら一人称小説に限ったことじゃなかった。
 登場人物のセリフである。>>3の中の「出頭」と「自首」だけど、セリフは登場人物のものだ。それに正確性を求めるのはおかしいと思うのだ。その人物の知識に基づいて選択していいと思うし、そうすべきだろう。
 しかし、作者が間違っているとか、知らないと思われるのはシャクだ。賞に応募してそのことで落とされたりするかもしれない。しないと信じたいけど。
 三人称小説ならその辺の解説を入れることもできるだろう。しかし、一人称小説で語り手のセリフならそれも出来ない。後半に刑事から説明させようか。でもそこまで読んでくれるかわからない。
 そんな感じ。

88:創る名無しに見る名無し
18/01/11 03:23:45.71 H0vYReEw.net
なんで板移動してんだよ…
見る気起きないよ…

89:創る名無しに見る名無し
18/01/11 03:32:49.80 msQs142D.net
 あと、文章修行と言ってるけど、純粋に文だけというならセリフばっかりのものじゃなくて、心理描写や情景描写、説明などをしっかり書く物語性のないものでいいんじゃないかと思うけど、あんまりそういうことをやると一種独特の個性が消えてしまうかな?
 モニ本人は個性をどう思ってるのかな。狙って出してるのか、うっかり出てるのか。普通の文体で書きたいのか、個性的な文体で書きたいのか。笑かせに来てるのか、そうじゃないのか。謎は尽きない。
 ところで、前の文章は改行を入れて1372文字くらい。前スレで言ってたことから見ると2000文字はレス出来るのかな?

90:創る名無しに見る名無し
18/01/11 03:59:57.45 cu2ijKKT.net
>>76
視点の乱れを減点ポイントに挙げない賞は多分ないな
視点問題は、行き着くところ「読者を興醒めさせるかどうか」に帰結すると考えればいい
人間、「自分の瞳孔が状態」は知り得ない
だから一人称の語り手がそれを説明してしまうと不自然が起こり、
読者は「何でお前(語り手)が自分の目の外観を知ってるんだよw」とツッコミを入れる羽目になる
あたかも作り手である作者から「この話は真っ赤な嘘です」というナレーションを入れられたが如くとなった読者が興醒めを起こす
>>84
いちいち面白い

91:創る名無しに見る名無し
18/01/11 07:32:23.43 cu2ijKKT.net
自己訂正
→「自分の瞳孔の状態」w

92:創る名無しに見る名無し
18/01/11 12:51:20.47 ry50d/Qv.net
文章の批評ではないのですが、
最後に出てきた『風車小屋』
日本の農村にも風車はあるのかもしれませんが、自分はアニメフランダースの犬の冒頭に出てくるようなX形の大きな風車を思い浮かべてしまったので、
(え? 風車小屋? 東京でバンカーやっていた私が農業始めたのは、日本国内じゃなかったの?)
みたいな混乱が少しありました。


東京でバンカーをしていた私が農業を始めたのは

93:創る名無しに見る名無し
18/01/11 16:44:20.55 w28BCFsS.net
まあ小説の話法は難しいよ。
でも、これは「なんなくクリア」できる人にとっては難しくないよなw
理論は難しいけど、実践は簡単、っていう面もあるw
でも、頭でわかっていても、なんか書いていると混乱したりするんだよね。
小説を書く三大ハードルは「てにをは」、語尾、話法。

94:創る名無しに見る名無し
18/01/11 17:19:51.31 KGAURneN.net
【マイトLーヤ】 米国債を売れ 【1200兆円】
スレリンク(eco板)

95:創る名無しに見る名無し
18/01/11 21:11:59.92 eJdr4VoP.net
>>87
アドバイスありがとうございます。
>>90
日本語ネイティブなら、作文の一人称でなら、とくに話法とか意識しないでも書くものを……
これが小説となると、ときに話法に翻弄されて……不思議なことになりますw

96:創る名無しに見る名無し
18/01/11 21:16:58.80 H0vYReEw.net
なんで板移動してんだよ…
見る気起きないよ…

97:モニ
18/01/12 07:58:56.15 GXOteZYl.net
やめてはいないですから、暫し休憩です。

98:創る名無しに見る名無し
18/01/12 09:15:45.75 pWYigkA9.net
言葉が膨らませるイメージを操作したいかなと
バンカーなら海外経験あり?という気もするし
風車ならフランダース?という気もするし
それが一貫して何かを描くようであってほしい
という感じ

99:モニ
18/01/12 10:55:43.34 NcJ5yoYm.net
なぜか、移転してから、投稿が減りました。元の板に戻ったほうが良いかと。

100:創る名無しに見る名無し
18/01/12 11:05:15.32 6tyndQC1.net
モニのIDが違うな……

101:創る名無しに見る名無し
18/01/12 12:42:28.68 G78yBkbl.net
誰かさくっと書いて投下してみては
ちょっと待って投稿なければまた自分が書いちゃうけども

102:モニ
18/01/12 13:44:52.60 NcJ5yoYm.net
私は複数の機械で入ってますから>I’d

103:創る名無しに見る名無し
18/01/12 14:49:05.47 1eIDudIF.net
無理に投稿するこたあない。
文章上がらなければ荒れる、ってなら別だが。
今みたいに平和だったら、なにも問題はないよ。
いろいろ読者の意見をききたいとか、小説技法の疑問を解消したい人だけ利用すればいいよ。

104:創る名無しに見る名無し
18/01/12 17:38:24.97 1eIDudIF.net
興味あるのは、韓国の抹茶は、やぶきた種なのか、
という点だな。
それとも抹茶用の新品種の茶木なのか、だな。

105:創る名無しに見る名無し
18/01/12 17:39:36.20 1eIDudIF.net
誤爆w

106:創る名無しに見る名無し
18/01/12 18:57:46.12 fgVxCf/c.net
>>101
興味あるのは、101が、何のスレに出入りしているのか、
という点だなw

107:創る名無しに見る名無し
18/01/12 22:27:34.33 1eIDudIF.net
誤爆でまことにすいませんw
まあ、テキストがなければ、小説の技法について質問があればカキコしてもいいんじゃない。
二、三行ならサンプル・センテンスをつけてさ。
もちろん次のテキストがアップされるまでの繋ぎサービスだけど。
まあしかし、質問できるほど考えている人は、小説も普通に書けているかもねw

108:創る名無しに見る名無し
18/01/12 23:50:48.87 awdEQG1j.net
おっす、オラ ジョニー病葉! 来た質問に全部答えるチャレンジしてんだ。
荒らしからクソ質問まで全てに答えてやらぁ!
匿名で質問出来るからどんどん質問してくれよな!
URLリンク(peing.net)

109:創る名無しに見る名無し
18/01/13 19:02:26.17 RlcaoZF+.net
若者の現代性というのはどう書き表わせばいいんでしょうかね
要するに「何もない」というのが現代性だと感じる訳ですが

110:創る名無しに見る名無し
18/01/13 21:16:23.12 Z02pFtu3.net
>>106
うーん、その通りかもしれないが、
その通りに「何もない」現代性をあたなたは小説に書こうと思うか、と言い換えてみればどうかな。
他の人も、「何もない」若者の生を同じように書いているとしたら…。

111:創る名無しに見る名無し
18/01/13 21:56:07.67 x0zhOsBl.net
ロム猫さん、今日締切じゃなかった?

112:ロム猫
18/01/13 22:05:34.72 kagBGk0k.net
今日締め切りっす
でも、私は締め切りを守ったことがないっすから
明日休みなので今日徹夜で書きます
離散家族、実は自分自身の家族っす。
そこに感動などないのに、救いを創り出す、なかなかにえぐられます。
体験か創作か、あたまがぐるぐる回っています。

113:創る名無しに見る名無し
18/01/13 22:16:07.36 RlcaoZF+.net
>>107
純文だとそこからヒネり出す必要があるんでしょうねー
いかなるポイントからいかなる光を当てるか、テーマがないことがテーマになる……
エンタメなら方向変えちゃえば良いんでしょうけど

114:創る名無しに見る名無し
18/01/13 22:22:33.58 RlcaoZF+.net
>>109
チョコレート食べるといいですよ~

115:創る名無しに見る名無し
18/01/13 23:04:17.59 85epaL/h.net
>>106
「何もない」?
いやいや、それは君に何も見えていないだけなんじゃないの?
戦争や革命やバブルはないかもしれないけど、それに変わる時代の流れはいくらでもあるだろう
それに愛とか不幸なんてのは過去も現代も変わるもんじゃないしね
せっかくの鉱脈に上に立ちながら、ここには何もないって立ち去るのはどうかな

116:創る名無しに見る名無し
18/01/13 23:47:31.42 Z02pFtu3.net
戦争はあったな、実際に。で戦後文学もあったな。
革命はあったかな? あんなの革命ごっこだろ。でも幻滅の文学はあったな、大量に。
バブルはどうかな? バブルの文学なんてあったかな? 不夜城とか、そんなんしかなかったぜ。
今現在はどうかな? 少なくとも人類史の大転換点だぜ、ある意味では美しい時代だよ。

117:赤翡翠
18/01/14 02:41:49.88 aEBHE/0z.net
「登場人物が泣かない感動もの 2000字」の課題を投稿します。
ですが、字数が越えてしまいました。すいません。2620字です。
登場人物を泣かせないということを意識しすぎています。
次から二編に分けていきます。

118:赤翡翠
18/01/14 02:47:59.38 aEBHE/0z.net
小さな留学生 1/2
 舞台の端から出てきた娘は両腕をあまり振らずに中央の演台まで歩いていき、演台に手を突いた。
千人弱を収められるホールの中ほどに席をとった私からも、娘の肩がいかっているのが見えて、ああ、娘は緊張しているなと思った。
客席を包むざわめきの波が引き、娘はマイクに顔を近づけた。
「私はリン・ジュンルです。今、私は小学校で児童会長をしています。……この役目に選ばれたとき、私は当たり前のこととして受け止めていました。」
 家族三人で来日してもう六年、いつの間にか私よりも流暢に娘は日本語を話すようになった。
このごろは娘と友達との会話を聞き取れないことがあるほどだ。けれど、このスピーチは完全に聞き取れるし、理解もできる。
この二ヶ月間、娘が練習するのを毎日聞いてきたからだ。
 六年前、私たち一家は日本のことを何も知らないまま生活を始めた。言葉も風習も、本当に何もかも。
帰国の目処はなかったから、夫と私は娘の生きる拠点を作るつもりで、住まいに一番近い公立小学校へ通わせることを決めた。
 登校初日、娘の試練の日々は始まった。手を繋いだ娘を教室の出入り戸まで連れて行き、私の目の高さにはめ込まれた窓越しに室内を覗き込んだ。
先生は教卓に手をついて話をしていたけれど、私の顔に気がついて戸を開けた。
先生は目尻に皺をためて笑って、私たち二人の顔を順番に見ながら言葉をかけた。
ただ、それは私にも娘にもただの音にしか聞こえなかった。娘が私の手を握る力を強めて、額を私の腰に押し付けた。
先生は腰をかがめて娘と目の高さを合わせた。教室の子供たちは、目を大きく見開いてこちらを見たり、席を立ったり座ったり、
教壇まで抜け出していたりとみんな自由に動いていて、だんだんとざわめきも大きくなった。
そして、一人の子が先生の下に走り寄ると、それをきっかけにおそらく半数以上の子が続いた。
先生は背後の変化に構わずに引き続き娘に話しかけていた。でも娘は少しずつ私の後ろに移動して、
おそらく子供たちの目が見えないように、両手で私のスカートを掴んでその間に顔をくっつけてしまった。
先生はきっと辛抱強い人なのだろう、笑顔を絶やさずに娘の手をとった。私も娘の肩を両手で掴んで先生に引き渡した。
娘は大声で泣いた。への字になった眉や力をこめて閉じている目、大きく開けた口と、それに真っ赤になった頬。
娘の泣き顔は赤子と全く同じだった。先生が私を見て困った顔をした。
私はこのとき初めて、娘から離れなければいけないと思った。絶対に振り返らないと決めて、私は後ろを向いて踏み出した。
息が苦しくて服の胸元を掴んだけれど、どうにもならなかったことを覚えている。
 それから娘は毎朝泣いた。脚の力を抜いて抵抗する娘を引きずって教室まで連れて行ったこともある。
転入から三週間ほどたった、いつものように娘が教室の戸から中に入れなかった日のこと。一人の女の子が娘に近寄って手を差し出した。
娘は固い表情をしていたけれど、私は手を繋がせた。女の子は「行こう」と言って笑った。娘は私の顔をじっと見て、それから彼女を見た。
彼女はにこにこして待っていた。娘は私と繋いだ手を自ら離して教室へ入った。その日から、娘は家に帰るたびに、�


119:サの日に知った日本語を披露し始めた。 私も娘が学校へ行っている間に日本語学校へ通い始め、知り合いもできた。私は娘に少々のリ-ドをとりつつも、二人で新しい言葉クイズをしあうのが日課になった。  娘は二年生になると先生から留学生向けの日本語の補習学級を勧められ、週に二度、放課後にバスで二十分の距離にある別の学校へ通い始めた。 初日から私は付き添わなかった。娘が一人で通うと決めたからだ。



120:赤翡翠
18/01/14 02:50:26.98 aEBHE/0z.net
小さな留学生 2/2
 三年生の春、その日、娘は学校から笑顔で帰宅した。国語の授業で初めて挙手をしたそうだ。
そのとき先生は娘に驚いた顔を見せたらしい。当てられた娘は、立ち上がっていざ発言しようすると、
急に喉に力が入らなくなってしまったと言った。その割に残念そうな顔をしていなかったので、私はその理由を尋ねた。
娘は手を挙げる勇気が出たからまたできると答えた。私をしっかりと見据える娘の姿は、
一年生のときに泣いて私にすがった小さな女の子とは別人だった。
「私の小学校では四年生から学級委員を選びます。私はそれまで、授業でも積極的に発言してきました。
しかし、それまでには大変な時間がかかりました。私が日本に来たのは小学一年生のときです。
それまで日本語はまったく使ったことがありませんでした。」
 四年生の秋には、授業参観での娘の姿に私が心配することはもうなくなった。娘が挙手をしても、
先生はそれを確認するだけで指名はしない。娘は周りの同級生と同じなのだ。授業が終わり休み時間になると、
子供たちはそれぞれ集まって親たちをちらちらと視線を送ってはしゃいだ声を上げた。娘もその輪の中で笑顔を見せていた。
私は他の保護者と同じように、子供に特に声をかけることもなく退室した。この頃には私たちは言葉クイズをしないで過ごすことが多くなった
「―友達が私を日本に引き入れてくれました。その時の感謝の気持ちを、私は今友達に返したいと思ってきました。
そういったことが認められて、私は学級委員を努めてきたのだと思います。だからこそ児童会長になるのも当然だと思ったのです。
しかし、児童会の委員長会では話し合いはうまくいきませんでした。みんなが積極的に発言しないのです。
友達とは話せるのに、どうしてだろうと考えました。―夏の交流会で、他の小学校からきた人たちとの話し合いはとても活発で、
有意義でした。それはお互いに意見を出すのを励ましあったり、発言を褒めたりして、認め合っていたからです。
それが分かったとき、私は小さな自分が友達に手を引かれて教室に初めて入れた日のことを思い出しました。
認め合うこと、それが私には足りなかったのです。」
 二ヶ月前、学校代表で留学生の日本語スピーチコンテストに出ることになったよと、娘は日本語で私に嬉しそうに話した。
 娘は言語の壁にぶつかって、乗り越えた。そして、言語を使って人とどう交わるかに考えを進めていく娘は、もう私よりもずっと先を歩いている。
「―これで私の発表を終わります。ありがとうございました。」
 娘は深々とお辞儀をした。私はほんの少しの寂しさを抱えながらも、娘の未来が希望に満ちたものであるようにと、拍手を送った。

121:赤翡翠
18/01/14 02:52:34.73 aEBHE/0z.net
以上です。改行は投稿のためにしています。段落は字下げでご判断ください。
ご指摘、添削等いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

122:創る名無しに見る名無し
18/01/14 07:51:36.49 bG5TVvft.net
課題お疲れ様です。
題材の選択はとても良いと思いました。
以下気になった点です。
主人公の地の文での語りと娘のスピーチが交互に展開されていってますが、主人公の語りの流れ(ほぼ時系列)と娘のスピーチの流れが食い違っているため、話が前後している印象を受けます。その影響か、既知の内容が繰り返されており、くどい感じがします。
二つの話が相互補完しながら進むと自然になると思います。
また、
>認め合うこと、それが私には足りなかったのです。
引用部の結論に娘が至るのかよくわかりませんでした。
このエピソードは
>娘は言語の壁にぶつかって、乗り越えた。そして、言語を使って人とどう交わるかに考えを進めていく
を説明するためのものですね。
折角、移民?の家族の話なので「どう交わるか」というのを、より限定的な「異文化の人間とどう交わるか」としてはどうでしょうか。
異言語異文化の環境で暮らすことになった娘は、まず言語の壁にぶつかり、次に文化の壁にぶつかる、という流れは自然に思います。
冒頭の「選ばれて当然だと思った」という発言は日本的ではないですよね。
ここから、娘が日本文化に染まりきってない印象を感じます。
そこから、「自己主張のし過ぎで周りとぶつかった」などのエピソードも想像できるので、
例えば、「自己主張のし過ぎで話し合いがうまくいかなかった。相手のいうことに耳を傾け、時に共感を示すことが大事だと学んだ」とか。
あとは細かい点ですが、
>先生はそれを確認するだけで指名はしない。
これ、娘を贔屓して当てることはない、ということですよね?そのニュアンスが伝わりづらいです。

123:創る名無しに見る名無し
18/01/14 08:28:35.00 +x+h5hiy.net
>>114
OK
もう一方の課題作と併せ
支障なければ夜に講評を予定

124:創る名無しに見る名無し
18/01/14 08:51:00.95 VHhA+dOt.net
>>115 小さな留学生
 感想1
・印象としては「好ましい」作品。
・感動ポイントは少ない。小学校転入時の情景の他はエピソードらしいものが書かれていないため。

125:創る名無しに見る名無し
18/01/14 09:36:14.26 VHhA+dOt.net
>>115 小さな留学生
感想2
>リン・ジュンル
名前から国籍がイマイチわからない。リンの発音から中国籍っぽいということくらいしかわからない。ジュンルとなると…。
(両親の来日理由や境遇なども書かれていない。あえてボカすにしても、読者を引き込むためにはほのめかしくらいは欲しい?)
>私は小学校で児童会長をしています。……この役目に選ばれたとき、私は当たり前のこととして受け止めていました。
ここが唯一の「らしさ」が具体的に書かれた箇所で良かった。
(もし少女が中国人ならーー中国の学校では勉強ができたりする、優秀な子が素直にクラスの尊敬を集める傾向があるらしい。
空気を読むとか、目立つのを嫌うとか、そういうメンタリティーではないらしい)

126:創る名無しに見る名無し
18/01/14 09:42:31.93 xPQAw+OF.net
>>115-116
母親の語りに回想を多く含み、現在で娘のスピーチも挟まれている。
わりと難易度のある構成のように思いますが読み易かったです。
(自分より調節の上手な作者さんだと思います)
>先生は目尻に皺をためて笑って、私たち二人の顔を順番に見ながら言葉をかけた。
動作主導の書き方で全体的に統一が取れているようにも思いましたが…
個人的は
「目尻に皺」とここにだけ、外観的特徴を感じさせる修飾が、入っているのが気になりました。
→先生は和やかに微笑み、私たち二人の顔を順番に見ながら言葉をかけた。
これなら引っ掛からないのですが。
内容的には
娘は教室に残された後、どうしていたのでしょう?
母娘(+夫)の背景がほとんど説明されていないので謎の留学生に。
母親の語りが「肩がいかっている」など、日本語表現が流暢そうなのが設定と矛盾して感じました。
細かいこと
「半数以上の子が続いた」の次文で「引き続き」。短いスパンで「続」が二回。

127:創る名無しに見る名無し
18/01/14 10:13:37.91 sGzJWoCt.net
中国語が一切出てこない
取材をしないとよい作品にはならないのに、サボってるな

128:創る名無しに見る名無し
18/01/14 10:27:45.91 VHhA+dOt.net
>>115 小さな留学生
感想2
日本語弁論大会に出場し�


129:ス娘のスピーチを観客席で聴いている母親(私)が、来日してからの娘の成長過程を回想する。 ・小説の中に、娘の「スピーチ」というもうひとつのテキストを挟み込むことになるため、単調になりがちな語りを豊かにできる可能性がある書き方。  



130:創る名無しに見る名無し
18/01/14 10:32:54.79 sGzJWoCt.net
中国語であれば名前の漢字は設定した方がいいな

131:創る名無しに見る名無し
18/01/14 10:41:30.55 VHhA+dOt.net
>>115 小さな留学生
感想4
・流暢な日本語を話す娘。それなりの習得にとどまっている母親。
小説の中でこのふたりのギャップのようなものが文章として書き分けられているわけではないよね。
話法の問題としても、母親(私)のネイティブ・スピーカーではない特徴を文体の工夫として出す必要があったのでは? 
(「私」の一人称語りであるため、地の文を「語っている」のも同じ「私」)
(三人称語りであれば問題はない。しかしそれだと読者の共感力が落ちる内容かもしれないが…)

132:創る名無しに見る名無し
18/01/14 10:59:11.23 VHhA+dOt.net
>先生は目尻に皺をためて笑って、
「皺をためる」は面白い表現だが、普通は「皺を寄せて」だろう。
しかし、話者(母親である「私)は外国人なので、地の文での言葉の選択には「クセ」があってもいいはず。

133:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:04:43.35 VHhA+dOt.net
>言葉も風習
言葉はいいが、風習ってのがなあ…。なんか民俗学・民族学みたいだなw
言葉や生活習慣あたりでどうかな?

134:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:15:39.68 VHhA+dOt.net
>娘の肩がいかっているのが見えて、ああ、娘は緊張しているなと思った。
「肩がいかっている」というのは「肩をいからせる」という意味ではないようだね。
緊張の表れとして「いかって」見えるのかな?
意味としては「こわばる(強張る)」に近い感じ?
しかし肩が強張るという用法はないから、普通に「娘の顔がいくぶんこわばっているのが見えた」
って書けないかな?(話者はネイティブじゃないからスルーでもありかもしれんが)
※中国語だったら「硬硬的」とかだろう。

135:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:24:29.01 VHhA+dOt.net
>娘は私と繋いだ手を自ら離して
手を放す、のほうが良いと思いけどな。

136:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:29:57.94 VHhA+dOt.net
>娘は家に帰るたびに
日本語だから曖昧な表現もアリだろうが、一応、母親は家にいるわけだから、「帰ってくるたびに」が良いのでは?
しかし、まあそれは「学校から帰ってくると」とも書けるね。

137:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:30:48.46 kbdI67w6.net
地の文は、主人公が心の中で思っていることだから、日本語で語ってるわけではないのでは?

138:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:30:55.48 Ljp414Ld.net
登場人物、泣いてるじゃん。
最後にお母さんが泣いてないのも課題に合わせただけという気もする。
それはいいとしても、登場人物は感動しているんだろうけど、読者はどこで感動すればいいのかわからない。
子供が六年間で外国語をマスターするのは当たり前のような気もするし、一年生の時に教室に導き入れた女の子が感動ポイントかと思ったらあっさり流すし、スピーチの最後に来るのかと思ったらなんか違うし。
お母さんが感動した理由を並べるだけで、読者に訴求してこない。
感動させるのは登場人物ではなく読者だ、と課題人は言いたかったのかもしれないね。

139:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:35:17.54 VHhA+dOt.net
>中央の演台まで歩いていき、演台に手を突いた。
舞台の端から…演壇まで歩いて行き、演台に手を突いた
と書いたらどうかな?

140:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:40:31.25 sGzJWoCt.net
私なら
言葉が通じなくてリンがいじめられて、親に八つ当たりして泣く
→学校の授業でリンしか知らない中国についての何かをリンが披露する
→逆にちやほやされ出す
→クラスのリーダーが嫉妬して意地悪なことを言う
→許してあげる
あるいは最初は同じで
言葉が通じなくてリンがいじめられて、親に八つ当たりして泣く
→優しくしてくれる日本人とのエピソード
→私は彼女のお陰で今日まで日本で生活することができました
→学校の発表会と見せかけて、リンの結婚式
このぐらいのストーリーは最低用意するね。これに限らず何かしら話に内容を作る。
元の文章だと何もない。

141:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:43:12.79 VHhA+dOt.net
>>132
うん、そうだね。
でも日本語で書いてあるよね、この小説。

142:創る名無しに見る名無し
18/01/14 11:59:15.56 kbdI67w6.net
日本語で書いてあると状況が違うの??
この物語が主人公の日本語書いた手記ならわかるけど。

143:創る名無しに見る名無し
18/01/14 12:05:38.16 VHhA+dOt.net
>>137
というより、小説の話法の問題なんだよ。

144:創る名無しに見る名無し
18/01/14 17:10:02.95 VHhA+dOt.net
あれ、レスが止まっているw
あとはオフィシャル採点を残すのみかな?

145:創る名無しに見る名無し
18/01/14 17:11:50.16 Zs5wxwWO.net
>話法の問題としても、母親(私)のネイティブ・スピーカーではない特徴を文体の工夫として出す必要があったのでは? 
話法ってこれのこと??ノンネイティブが考えてることを日本語で書き表す場合も、文体を変えるべきなの?
例えば、アメリカ人の語り手だった場合、
「まさに、覆水盆に返らずといったところだ」ではなく、「まさに、こぼした牛乳を嘆いたって仕方がないってところだ」というべきということ?関西人の語りなら地の文も関西弁ってこと?
ごめん、突っかかってるわけではなく、単なる疑問なのだけど。

146:創る名無しに見る名無し
18/01/14 17:53:12.22 VHhA+dOt.net
説明するのがめんどくさいw
基本はヨコからでなく、作者さん本人から質問してほしいよね。
作者さんが疑問に感じないことを答えても虚しいだけ、ってことは身に沁みてるしな。
「小さな留学生」を読んで、俺みたいに違和感を感じない人はスルーでいいじゃね?

147:創る名無しに見る名無し
18/01/14 18:21:53.65 Rhc9GPL7.net
残念だけど、わかったよ。
何度も悪かったね。

148:創る名無しに見る名無し
18/01/14 19:16:22.66 sGzJWoCt.net
何でこいつ日本語喋ってるんだ、という違和感を消すためだね。
片言の日本語にしたところで、中国語交じりにならない時点でおかしいんだけど
人間はそれでも騙されてリアリティを感じてしまうもんだよ。

149:創る名無しに見る名無し
18/01/14 21:24:24.15 VHhA+dOt.net
しょうがないな。
>例えば、アメリカ人の語り手だった場合
単にそういうことではないよ。
「小さな留学生」という作品は、単に語り手が外国人というだけじゃないだろ?
>関西人の語りなら地の文も関西弁ってこと?
これも俺がアホみたいじゃないかw そんなわけないだろ。上に同じで、「小さな留学生」という作品は、単に語り手が外国人というだけじゃないだろ?
>>143 の人のカキコはリアリズムの観点からの意見だとすればまったく正しいよ。
でも語り構造と地の文の関係のことではないよね。
小説おいて「地の文」とは何か? この観点で「小さな留学生」を読んでみるべきだよ。

150:創る名無しに見る名無し
18/01/14 22:27:52.57 hGPPcL9W.net
返答ありがとう。
だが言いたいことが分からない。
理解力不足で申し訳ないね。
>単に語り手が外国人というだけじゃないだろ?
ほかに何がある?
母と娘との日本語の習得具合の差を盛り込んだらいいのではないか、という主張は理解している。
だが、それを母の語りの文体によって表現するのは無理ではないか、というのが僕の疑問です。
理由は、文中の母の語りは日本語表記であるが、それは母の心中の言葉(母国語)を単に日本語表記しているだけであるため、
文体の変化(「日本語の誤用」「母国独特の慣用表現」等?)では母娘の習得差を表現出来ないと考えるからです。
もしかしたら、根本的勘違いをしているのかもしれないので、
時間があったら、一部リライトしたものをのせてもらえると有難い。

151:創る名無しに見る名無し
18/01/14 23:08:12.82 +x+h5hiy.net
ロム猫の人、おせーなw

152:創る名無しに見る名無し
18/01/14 23:11:00.81 VHhA+dOt.net
>>145
まあ無理かもしれないがw…どうなんだろうな?
このテキストは例の主宰者がいるお題習作サークル?のものらしいので、
塾頭?の総評が出てから、改めて書いてみるわ。邪魔しても悪いから。
小説の話法って、実践するは易く、説明するのは難しなんだよね。
めんどいというのはそういう意味。

153:創る名無しに見る名無し
18/01/14 23:38:45.44 +x+h5hiy.net
>>115
講評。
2595文字。母娘の言語習得と自立を描いている。
特筆すべき語句の疵は見なかったが、冒頭「演台」の重複、「先生は」の繰り返しなど、不用心な選択は目についた。
日本語に練達している訳ではない話者だとはいえ、不自然な語が読者との一体化を阻害することで何らか有益さを持つ作品だとも思われない。
>授業が終わり休み時間になると、子供たちはそれぞれ集まって親たちをちらちらと視線を送ってはしゃいだ声を上げた。
不備と見られる「を」は改稿跡か。
今回、課題は「登場人物の涙を使わず読者を泣かせる感動もの」であり、趣旨は物語における情報効果の測量および統御である。
つまり感動を目的とした物語において涙は強力かつ定番の武器であるがゆえに、それを制限されたストーリー構成は緻密とならざるを得ない。
物語前半、陰へと隠れようとする娘を母が振り切るまでの描写においてその一端が遂行されている。
教師の声が「ただの音にしか聞こえなかった」、「娘が私の手を握る力を強めて、額を私の腰に押し付けた」、
「息が苦しくて服の胸元を掴んだ」など身体性を書き表した一連の文には、読者の中に情動を喚起するための段階的計算が見られた。
惜しむらくは「登場人物の涙を使わず」という制限に違反した点であろう。
後半部分では散漫な描写が多くなり、中でも娘の演説内容における下記の文言を問題視した。
1)お互いに意見を出すのを励ましあったり、発言を褒めたりして、認め合っていたからです。
2)認め合うこと、それが私には足りなかったのです。
1は「成功した交流会」の話題であり、2が「失敗した委員長会」の話題となる。
後者の会こそ娘がリーダーシップを発揮すべきであったと語られるのだが、会の趣旨やメンバー構成などの関連情報が欠落しており内容はスムーズに伝わって来ない。
同じ点に不明瞭を感じたスレッド参加者も見られた。ここで娘の成長の輪郭がはっきりしなければ結末は精彩を欠いた物になる。竜頭蛇尾は作者の前回作品にも見られた特徴でもある。
課題の達成度合いに関して言えば、物語前半に評価点があるものの、
違反が関わっている点、結末が消化不良に近い点を考慮し、小部分において達成、大部分においては未達と判定した。
さて、課題の意合いがやや不明であったかも知れない。
作者には新たな課題「喜劇、言い逃れを多用する不倫もの、2000文字程度」を提示しつつ、評価基準は同様に、読者の情動を喚起するための緻密な情報戦略だと明示しておく。
期限は一月三十一日まで。

154:創る名無しに見る名無し
18/01/15 09:11:18.43 VysPzZTJ.net
>特筆すべき語句の疵
これ、変だろ

155:創る名無しに見る名無し
18/01/15 11:48:34.17 zPB4wzQl.net
この板意外によっしゃ発表してやろって住民が居ないもんだ
雰囲気変えてくしかないんだろな

156:創る名無しに見る名無し
18/01/15 14:11:06.07 LEHcfuYu.net
>115 です。みなさま、ご講評くださいましてありがとうございました。
ご指摘くださった箇所は書いている自分も迷っているところばかりで、さすが目が鋭いなと身を縮こませています。
話の練りが足りないのはその通りで、当初は娘のスピーチは入れる予定がなかったのです。
けれど主人公である母親が語る舞台が必要だと思って設定したのでした。
装飾程度の気持ちで書いてました。
しかしながら、人様に読んでいただくのだから、そこにも全体の話に繋がる意味付けが必要でした。
語彙語法のご指摘は、推敲不足が原因です。
先日から話題に上がる話法ですが、私が意識しているのは主人公の視点からぶれないことだけです。
一応はその人のキャラクターに合わせた言葉を選んだつもりですが、主人公については迷いがありました。
この人は何語でものを考えているのか。これは彼女自身の内なる言葉なので、母語です。
日本語で考えさせるとおそらく子供のようにしか表現できなくなるでしょう。それもあって喋らせるのはやめました。
現地語を学ぶ外国人として、言葉を話すことに関する言葉(流暢とか)は結構使うものだと思いますが、
それ以外の言葉(演台など)の取捨選択はもう少し考えるべきでした。
したがって、なぜそのように語っているのかを補強するためにも、主人公の情報をもっと盛り込むべきだったと思います。
話法について私の認識に誤りがあれば、ぜひぜひご指摘いただきたいです!
感動もの、という課題については、読み手の方が感情移入するのは主人公なのだから、この人の今の心境を直接書かないようにしていました。
その戦略が正しかったかどうかは、かなり疑問の残るところではあります。なので娘を泣かせたのはモブ扱いというかなんというか。
勝手な解釈をしてました。すみません。
書いたものがすべてで後出しはただの言い訳になりますが、みなさまのご講評を受けてこんなことを反省したということをお伝えしたく、書かせて頂きました。
どうもありがとうございました。またお願いします。

157:モニ
18/01/15 17:17:02.31 dYkuaO0M.net
いやあ講評の厳しさははんぱない、私は無茶だった。うーむ、初心者の壁は厚い。遠い道のりだ。

158:創る名無しに見る名無し
18/01/15 19:10:38.88 dkh3veUm.net
>>152
初心者の内に一杯転んで失敗しといた方がお得なのが世間一般の法則。
場的にも今のうちがチャンスかもよ?
無闇矢鱈もあれだから、貰った課題、再トライしてみてはいかが?

159:創る名無しに見る名無し
18/01/15 19:31:27.49 dkh3veUm.net
小説の話法……
■誰の視点で誰に語り掛けいるかのパターンと
その表記の仕方のパターンとの
「対応表」みたいなもので、
その対応関係について、
場の作者と読者との間では暗黙の内に交わされている
契約みたいなものが存在している。
◆なので作者が勝手に契約を破るとアウトローと見做される。
◆作者は契約変更したつもりでも不十分だと、下手な書き手と見做される。
◆契約変更が認められ易い「場」とそうでない「場」がある。
◆場の読者との間の契約なので
「文芸誌(純文)」と投稿サイト「なろう」では契約内容がズレていたりする。
↑外枠としては、こんなところでどうでしょうね?
(独自、且つ即席ですが…w)

160:創る名無しに見る名無し
18/01/15 19:39:21.45 dkh3veUm.net
154を所与として>「小さな留学生」
★「小さな留学生」がどのパターンと認識されたかについては、
眠くなりそうなので省略。
★「場」としては「文芸誌(純文)」を仮想した評価者(読者)が
多かったのではないだろうか?
■結果としていうと、このスレの読者の意見は割れた。
1外国人の語りとしては鑑賞出来ない。
(「話芸」として鑑賞出来るレベルまでを契約内容に含めて考えた読者)
2ぎこちない部分がみてとれるので外国人らしい語りだろう。
(おそらく、鑑賞ポイントとしてまでは求めていない読者)
3内心での語りなので母国語ということで問題ない。
(これに対しては、話法の点から異議が出ているが…)

■日本語非ネイティブの話す日本語を如何に表現するか?
・設定にあった人物への取材。
・基本ネイティブより「捻らない素直な」文法と語法で話すと思われる。
・しかし、その母国語ならではの捻りを見つける。
日本人なら英語を話す際に、不適切に「sorry」を使ってしまう。
そういう癖の採取。
ハッキリいって、こんな手間の掛かること5chの投稿のためにやってられるか……
ということで、まあこの場の投稿としては、
上記2の判定あたりが落とし所かも……
もしかしたら題材選びが少し不適切だった可能性もです。

161:ロム猫
18/01/15 19:42:16.19 H8o0OhlX.net
私の住む街は昔ながらの農村であり、なおかつ、自動車製造工場が進出する新興工業都市でもあり、外国人労働者の子と閉鎖的で差別的な昔ながらの「村」が混在する地域です。
椿さんの書いた課題がものすごく琴線に触れました。覚えず涙も流しました。
どSの課題人に負けず、頑張ってください。次の作品を心待ちにしております。
また締め切りを守らなかった私ですが、必ず書きあげます。
その時は是非、読んで下さい!

162:創る名無しに見る名無し
18/01/15 19:48:18.99 dkh3veUm.net
>>155
>少し不適切だった
とは書きましたが、
傍目ににも学ばさせて頂くこと多く、作者さまには
投稿ありがとうございました。

163:ロム猫
18/01/15 19:50:43.15 H8o0OhlX.net
課題人をどSと申しましたが、講評、次の課題の提示は唸るものがあります。
とても、面白い。そして、それに付き合うことで驚くほどの成長を実感しています。ありがとう。
っていうか、はやく書けですね。
いま、書き始めましたよ。

164:創る名無しに見る名無し
18/01/15 20:18:05.39 drn0UVNv.net
>>155
昨日、話法について書いてくれるっていった人と同一人物?違う人かな。
解説ありがとう。けれどやはり釈然としない。
>3内心での語りなので母国語ということで問題ない。 (これに対しては、話法の点から異議が出ているが…)
「話法の点からの異議」を解説してほしい。
まず、僕には、何故1または2として読む人がいるかが分からない。文章冒頭で、語り手が日本人ではないことがわかるが、その時点で僕は地の文は語り手の母国語なのだと思った。
また、
> いつの間にか私よりも流暢に娘は日本語を話すようになった....
等によって、「」付きの部分は日本語、語りは母国語という識別がされていると判断した。
なんの説明なく、非ネイティブが日本語で語っていると判断するのは難しいとさえ感じる。
なので、何故語りが非ネイティブによる日本語と読み得るか。そして、3の解釈に対する語法の観点から異議内容を教えてほしい。
>★「小さな留学生」がどのパターンと認識されたかについて
これも出来れば解説してほしい。

165:創る名無しに見る名無し
18/01/15 21:31:31.45 dkh3veUm.net
>>159
レスの書癖としても、事実としても違う人物です。
パターン(仮説)については
まともに説明しようとするとおそらく本が何冊も掛けるレベルの話になるのでは……
長年の詰み重ね(文芸の歴史)×多数決的言語感覚×後付けで仮説化されるルール
膨大なリサーチが必要になりそうで、当方の手には負えません。
シンプルに説明してくれる方が現れるのを当方も待ちますw
>何故語りが非ネイティブによる日本語と読み得るか。
個人的な所感でよろしければ……
・内容
現代もの。エンタメジャンルではない。
語りの日本語の熟れ具合から作者が当事者ではないと思われる。
もちろんフィクションとして出されたもの。
とすると、人情モノか話芸を愉しむものであって欲しい(読者願望)
あっ、パターンを出すまでもなく、「話芸を愉しむ」出てきてしまいました。

166:創る名無しに見る名無し
18/01/15 21:51:05.84 0/ZPDKeh.net
片言で話す人間がなにか強いられてでもいるのかそれとも信念を持って自制しているのでもないのに
中国語を話さないことにリアリティがないというそういうことでは?

167:創る名無しに見る名無し
18/01/15 22:55:14.91 drn0UVNv.net
>>161
これは僕>>159へのレスかな?
僕もそう思う。(物語のリアリティというよりは、読む上での必然性?というニュアンスだけど)
主人公である母親は、日本語に不慣れであることから、意図的に変えない限り思考言語が日本語であるとは考えづらい。よって、思考言語は母国語(=中国語?)であると考えられ、地の文は「主人公の中国語での思考」を作者が日本語で書き表したものであると結論づけた。
他言語を話す登場人物の思考または


168:発言を日本語で表記することはありますよね?わざわざ、両方の言語を併記しないよね…? >>160 あなたが1または2として読んだ理由は、 言語習得度合いの異なる人物を登場させたフィクションであることから、 習得度合いの差から生じる「登場人物の言葉の癖・間違い」を読者に楽しませることを目的とした文章である(であるべき)と捉えた(かつ、そのために語りは非ネイティブによる日本語と捉えた)、 という感じでしょうか。 僕は、単に人情物を描きたいのだろうと思い読みました。自分は「話芸」の発想には至らなかった…もしそれが一般的なら、自分の読み手としての技量不足かもしれない… >「話法の点からの異議」 に関しては昨日の方に聞かないと分からないですね。 「日本を舞台に、日本語を母国語としない登場人物の思考内容」を日本人読者に向けて日本人の作者が描く場合、どう表記すべきか。 また、どう書くと誤解が生まれないか。 とても興味があります。



169:創る名無しに見る名無し
18/01/15 23:13:03.30 7ct1leyx.net
話法、話法と騒いた昨日の人ですw
書く時間がなかったのでアレでしたが、なかなか議論が深まって良かった、良かった。
誰か頭のいい人が話法の一般論とか書いてくれるとすっきりして良いですなあ。
まあ結局、「小さな留学生」への違和感は「語りの内容にふさわしい叙述の形式を選べていたのか?」という点につきます。
いったい、地の文をどう書けば良いのか、という問題ですが、自分はちゃんとソリューションを見つけましたよ。
でも、自分ならぜったいこんな叙述形式は採用しないので、リライトとかそんなことはしませんw
ではでは。

170:創る名無しに見る名無し
18/01/16 19:28:03.33 u0JM8FwV.net
>>163
君から有用な回答が得られないことはよく分かった。ありがとうね。

171:創る名無しに見る名無し
18/01/16 23:01:15.20 Hp2gth9G.net
再び、115です。
話法についてまとめてくださりありがとうございます。
ロム猫さん、次回、一緒にがんばりましょう。

172:ロム猫
18/01/17 07:37:30.03 HugEPzsB.net
>>165
ありがとうございます。
赤翡翠さんの文章はレベルが非常に高いと思います。
評価をしようと思わなければ普通にさらっと読めてしまう。題材選びにセンスもある。
互いに切磋琢磨できることを楽しみたいと思っています。
あ、離散家族もの、まだ、諦めていませんよ。

173:創る名無しに見る名無し
18/01/17 23:18:00.83 08atpxVT.net
1人称小説とエッセイの違いは何ですかね

174:モニ
18/01/18 09:28:25.24 RPT3CfOY.net
ビルの一階から四階に住むくらい違うから説明大変かと思います。

175:創る名無しに見る名無し
18/01/18 09:52:57.82 1Fp42uq2.net
絶対的な違いは、語り主が作者と同一であるか否かではないかな。
一人称小説では、主体が必ずしも作者でなくとも良い。
その認識の上で成り立っているから、例えば私小説であっても、フィクション、ノンフィクションの明確な線引きはない。
エッセイの場合は語り部と作者が同一である必要がある。必ずしもノンフィクションである必要はないのかもしれないが、読み手はノンフィクションとしてそれを捉える。
異世界エッセイというジャンルはないことを考えればわかりやすいかも。

と、私は認識しています。

176:創る名無しに見る名無し
18/01/19 04:45:47.85 res1G0ae.net
>>166
無理してそのテーマで書く必要ないんじゃない?
そのテーマはいつかそのトラウマを乗り越えた時に書けばいいのでは?
「登場人物の涙なしの感動モノ」という広いテーマで書いてみたら?
課題人ではないのであまり無責任に言えないけれど

177:創る名無しに見る名無し
18/01/19 06:28:04.46 +xUBHPex.net
>>169
ほほう納得しました
確かにエッセイはノンフィクション私小説的なものかもしれない
あとはドラマ性が低くなりそうですね

178:創る名無しに見る名無し
18/01/19 07:04:15.75 +xUBHPex.net
小説もそうですがノンフィクション系を書く上で情報収集が肝ですよね
現地の風土や気質を調べて本体に関連付けると、やはり「マジっぽさ」が出ます

179:創る名無しに見る名無し
18/01/19 10:33:47.88 XlunRPMV.net
miscommunication!

180:創る名無しに見る名無し
18/01/19 22:25:52.62 IzE10E7q.net
ラノベの原案があって、それを改稿したもの。
繋ぎが悪いと言われたが正直そうは思えない。
文芸創作板諸氏の率直な意見をお聞きしたい。
神様なんていない。
冬を越したばかりの校舎裏には雑草ひとつ茂っておらず、向かい合った僕らは世界に取り残されたようだと思った。始業式、頭の中で何度も繰り返した言葉を、彼女に打ち明けた。
何かが変わることを期待していた。具体的なイメージだってあった。放課後に手をつないで町を歩き、街角のクレープ屋でスイートマロンクレープを食べて、験担ぎに五百円玉を投げ入れた神社にお参りに行く。
しかし、変わったのは頭の中で繰り返す言葉だけだった。
ごめんなさい。
僕は一人で街を歩き、クレープ屋を目端に睨みながら、再びあの神社へと向かった。
いつ来ても人気のない寂れた神社である。屋根の染色は剥がれて腐り始めた木目の色が露出しているし、稲荷の耳が落ちている。恋桜という大袈裟な名前に反して桜の木は一本もなく、代わりにそびえた松の枝葉はちょうど花粉をまき散らす時期である。
神様なんていない。
それでもかつてこの神社を訪れたのは、その時の僕が、まだそれを確信めいたものとしてしか認識できていなかったからだ。
神様なんていない。
頭の中で意識的に繰り返すと、ふつふつと、まぶたの裏を染み出すようにして涙の感覚がこみ上げた。あるいは、それは一種の殺人なのかもしれない。この涙は、愛するものを殺すときに流す涙と、きっと同じものだ。
神様なんていない!
刃物を振り下ろすように、右手のひらで握り丸めた紙くずを賽銭箱の中に振り投げる。汗に濡れて重みを増したそれは、勢いよく箱の淵を転がり、見えない闇の中へ溶けていった。
死ね!
紙くずの中の言葉が、頭の中を駆け抜けた。それと同時に、なんだか気分がすっと軽くなって、帰路を急ぐ足に力が入った。
ごめんなさい。
繰り返す言葉を鼻歌の様に聞きながら、石段の上を跳ねた。

181:創る名無しに見る名無し
18/01/19 23:47:34.95 XlunRPMV.net
>勢いよく箱の淵を転がり、見えない闇の中へ溶けていった。
これは奈落とかの比喩なのかな?
しかし賽銭箱ってあるからね……。
普通は「箱の縁」とかで、「落ちていった」だけど。
まあこうすると作品の意味が違っているだろうが。比喩としてはちょっと強引かな…。
どうなんでしょうか? スルー案件かな?

182:創る名無しに見る名無し
18/01/19 23:58:04.40 XlunRPMV.net
これはどういう文章なのかな?
ラノベにしては詩的?に書きすぎだし。つまり妙に文学的だという意味。
純文学にしては、たかが女に振られたくらいで、という感じだし。
なんだかよくわからんが、文章の繋ぎが悪とかじゃなくて、かなり個性的な文章だということじゃないかな。
センスは感じるけど。
>屋根の染色
>目端に睨みながら
ちょっとあまり見ない表現だな。

183:創る名無しに見る名無し
18/01/20 00:06:44.82 KZW1gxvG.net
>>174
読む者に映像が観えてこないのが問題なのではないでしょうか?
あと、冒頭のシーンはもっと緊張感があってもよいのでは?

184:>>174
18/01/20 02:07:24.80 G7ABJynY.net
>>174です。少々説明不足でした
もともとはこちらのスレで書かれた「ライトノベルのプロローグ」を
改稿するという課題でした
スレリンク(news4vip板)
1は見るからに酷く、またそれを推敲された134もまた
あまり良いものには見えないのですがスレ内ではかなり好評なようでした
一方、>>174に示しました作品は当該スレの160にあるのですが
これも1と同様のものとして酷評されており、違和感を覚えたので
この場で判断を仰ぐことと相成りました(私は160氏ではありません)
すなわち、題材の良しあしは原作の悪さに起因するものとして、
当該作品(>>174)が文章論的かつ客観的に優れたものであるかどうか
皆さんのご意見をお聞きしたいのです。どうかよろしくお願いいたします

185:創る名無しに見る名無し
18/01/20 02:44:59.55 IjKkaiek.net
長編っぽいものの一部です。
よろしくお願いします🙏
段落わけはインデントで判断ください
1/3
「いい小説を書く作家の条件」
左手の中指と人差指に挟んだセブンスターの先端を空気清浄機の吸気口に向け、
長年の喫煙のおかげでしっかりヤニがこびりつき黄ばんだ天井を仰ぎながら、やつはそう呟いた。
「なんだと思う」
何重もの意味で、くだらない。
愚問、という言葉はこういうときのためにあるに違いない。だいいち、やつはほとんど小説を読まない。
小説どころか、テレビのバラエティ番組のテロップ以外の字を読んでいるところをほとんど見たことがないほどだ。
それに、"いい"と一言にいっても、世の中の芸術と呼ばれるもののほとんどがそうであるように、その小説がどれだけ素晴らしいものであるかどうかを定量的に評価し得る手段などない。
僕は質問の答えを考えるふりをしながら、やつの浅薄な発言を非難するための言葉を頭の中で懸命に組み立てていた。
灰がセブンスターにくっついたまま、収穫直前の稲穂のごとくこうべを垂れている。空気清浄機が煙を吸い込みつづける。
この空気清浄機は、やつの家に勤め始めてから常にやつの煙草の煙を吸い込み続けている。
実に10年間。永遠に終わることのない仕事。
埃を箒で部屋の隅に寄せ集め、ちりとりに乗せ、いざそれをゴミ箱に入れようというところで誰かがその手をはたき、埃が再び床にばら撒かれる。
それをまたせっせと集める。また誰かがその手をはたく。そういう作業。この世のありとあらゆる「不毛」も彼の生涯に比べれば可愛いものだ。
彼が心を持たない機械であることは、そういう作業を恒久的に続けなければならない運命にある身として、僥倖と言って良いだろう。
彼が人間だったらとっくに気が違ってしまっているだろうし、きっと肺は中学校の時に配られた喫煙防止のパンフレットに乗っている写真のそっくりそのままにどす黒く染められているに違いない。
受動喫煙の全国大会があれば結構いいとこまでいけるだろう。
あるいは、やつを相手取って身体的、精神的な健康の損害賠償を求めて訴訟を起こすかもしれない。

186:創る名無しに見る名無し
18/01/20 02:47:05.74 IjKkaiek.net
2/3
いよいよ灰が落ちようというとき、天井を見つめたまま、やつが口を開いた。
「二つある。第一に、哲学があること」
何を言いだすかと思えば。ずいぶん無難なことを言う


187:ものだ。 そもそも、お前のような漢字の読み書きができるかすら不確かなアホウに哲学を語られてたまるものか。 カントもニーチェもウィトゲンシュタインもあの世で泣いているに違いない。 僕はほとんど呆れたような顔をしながら、やつを横目で見る。相変わらず天井を見つめている。灰が落ちる。 白と黒とその中間の色、その奥にわずかに静かに燃える黄色ががった赤を残して、カーペットの上に小さな山を築く。 「『哲学』ってのなんのことだい?」 「さあな。俺も知らないよ。これは俺の言葉じゃない」 やつは天井を仰ぎ続ける。僕はやつの首筋を見つめていた。 「その『哲学』によれば、世の中の問題のほとんどは、言語の誤解によって生じる。曖昧な意味しか持たない言葉はその本来の機能を発揮しない」 「すなわち?」 「お前が『哲学』について語るなら、その意味するところをお前が理解していなければ、お前の言葉はなんの意味もなさない」 「なるほど」 なるほど、って。絶対わかってないでしょ。僕は右手のシャープペンシルを机の上に乱暴に置いた。 空気清浄機のファンの回る音、扇風機の回る音、タバコの煙、僕とやつの吐く二酸化炭素、 やつの視線、汗とタバコの臭い、カーテンの隙間から差し込むすでに沈みかけている太陽の暖かい光、 いろんな要素がこの狭い六畳一間で、複雑に、互いに絡み合いながら独自の重みをもってぼくとやつを取り囲む。



188:創る名無しに見る名無し
18/01/20 02:48:30.24 IjKkaiek.net
3/3
僕はこの空気が好きだ。僕は自分の小説の執筆がうまく進まないときはここに来ると決めている。
ここに来ると特段筆が進むというわけではない。むしろ、やつがどうでもいいことばかりくっちゃべったり、タバコの煙が僕の喉を痛めつけるせいで、執筆環境としては僕のアパートの方が何倍もましだ。
でもここにくると、あれこれと悩んでいたものがいつのまにか自分の中で腑に落ちていたりするし、大抵の小さな精神的課題は解決する。
ここの空気にはそういう力があるのだ。もしかしたらそれは、僕よりはるかに怠惰で、ほとんど人間的に破綻しているといってもいいくらいのやつを見ることで、自分より下の存在を認識し、安心していたからかもしれない。
人間は誰しも生まれながらにそういう性質を持っているし、多くの人間が無意識下でそうやって自己を保っているのだ。
誰にもそれを責めることはできない。
けれど、僕が本当にそういった自己保全のためにここにいるかと問われるとそれはそれで微妙なところだ。
そういった要素が多少存在することはあっても、それが全てではない気がする。やはり、ここの空気にはある種魔法のような力があるような気がしてならない。
「で、二つめは?」
僕がそう言うと、やつは視線を天井から離し、もうほとんど燃え尽きて火が手元まで迫っていたセブンスターを机の上の灰皿に押し付けた。
灰皿のすぐ横の箱から新しいセブンスターを取り出し、ずっと右手に持っていた100円ライターで火をつける。
煙を宙に吐き出す。その煙が部屋の淡いオレンジ色の空気に飲まれ、同化し、見えなくなると、
やつは微笑を浮かべながら僕と数秒目を合わせた。そしてこう言った。
「煙草を吸うことさ」

189:創る名無しに見る名無し
18/01/20 03:06:49.10 KZW1gxvG.net
>>178
頭の中の言葉が変わっていく様は面白いと思います。
荒廃した神社としたのは良いと思います。
また、主人公の未熟な愛を表現できていると思います。
最後はカタルシスによって主人公が救われることで一連のストーリーになっています。
これらの改稿は話の収まりとして良いと思います。
難点は文章の読みにくさがそのまま受け取りづらさになっていると思います。
その点でいえば134の方が私は優れていると思います。

190:創る名無しに見る名無し
18/01/20 03:23:51.02 oP8gib6H.net
>>178
他人の文章のコピペはスレの禁則に該当するので酷評というより雑談として述べておく
「繋ぎが悪い」という指摘は、心理展開について述べているのかもしれないな
>それは一種の殺人なのかもしれない。この涙は、愛するものを殺すときに流す涙と、きっと同じものだ。
>刃物を振り下ろすように、右手のひらで握り丸めた紙くずを賽銭箱の中に振り投げる。
>汗に濡れて重みを増したそれは、勢いよく箱の淵を転がり、見えない闇の中へ溶けていった。
後半にあるこれらの文章は、いずれも一人称の語り手による陶酔的な表現だが
ここまで感情の重量感を作っておいて、大きな説明もなくラストでスキップ(?)を始める描写は読感として急すぎて肩透かしだ
問題の核心は失恋なので、殺意を表明してそこまで気が楽になるというのもよく分からない
他の例示文とあわせて見たとき該当文は漸層法の使用や重複の少なさから比較的、書き慣れている様子は感じられるが、あまり丁寧ではないと思う

191:創る名無しに見る名無し
18/01/20 04:33:55.18 oP8gib6H.net
>>179
個人的にはなかなか面白いと思ったが、読み手の解釈に頼る度合いが大きいな
「小説には無駄が必要だ」というような言葉を寓意めかしたシーンかと読んだが、ここは作者に表現意図を聞きたい
>それに、"いい"と一言にいっても、世の中の芸術と呼ばれるもののほとんどがそうであるように、その小説がどれだけ素晴らしいものであるかどうかを定量的に評価し得る手段などない。
「評価し得る手段などない」とまで言い切られると、作品に授与される賞や売り上げを持ち出しつつ「そうか?」と重箱の穴をつつきたくなる
このシーンにおける語り手のポジションは、論理的に破綻している「やつ」への対立命題なので、もっと細密で厳密な言い回しによって個性を際立たせてもらいたいところ
>でもここにくると、あれこれと悩んでいたものがいつのまにか自分の中で腑に落ちていたりするし、大抵の小さな精神的課題は解決する。
快適な執筆環境に勝る「やつ」の部屋、その具体的なエピソードがないと説得力に欠ける
一つ話が欲しいと感じる
>人間は誰しも生まれながらにそういう性質を持っているし、多くの人間が無意識下でそうやって自己を保っているのだ。
「評価し得る手段などない」に対する指摘と同様
ここも、もっと隙のない言い回しをさせるか論証させるなどして語り手の人格を描写させないと、
そういう人間だからこそ「やつ」の人間的破綻に助けられているのだということへの説得力が弱くなるだろう
>そういった要素が多少存在することはあっても、それが全てではない気がする。やはり、ここの空気にはある種魔法のような力があるような気がしてならない。
山場に近い場所、読者に興味を持たせるような言い方で話の核心に接近している
特に書き手の力を尽くした具体例が欲しい
ここで読者に「確かに魔法のようだ」と感じさせる描写が出来れば話は成功すると思う

192:創る名無しに見る名無し
18/01/20 09:18:58.01 qohFcpqj.net
>>174
>向かい合った僕らは世界に取り残されたようだと思った。
二人とも思ったわけじゃないのにそういう風に読めるのはマイナス。
>ごめんなさい。
>僕は一人で街を歩き、
つなぎが悪いというのは間違いではないよ。これじゃわけがわからない。
まだまだ読んで、模写でもして書くことの練習をしなきゃダメだな。

193:創る名無しに見る名無し
18/01/20 09:31:12.49 qohFcpqj.net
>埃を箒で部屋の隅に寄せ集め、ちりとりに乗せ、いざそれをゴミ箱に入れようというところで誰かがその手をはたき、埃が再び床にばら撒かれる。
ちがくないですか?
空気清浄機は確かに煙草の煙を吸い込んでるわけで、いくら吸い込んでも次から次へと煙草を吸う人がいるというだけ。
折角綺麗にした空気はすぐにまた煙まみれになる、という書きかたでないと。
それと、書いてる本人しかいいと思ってない、という典型的なパターンで、
空気清浄機を擬人化してまでなぜ執拗に描写するのか、理由がない。
意味がないので全部カットした方がいいよ。
それと、どっちが喋ってるかが途中から全然わからない。
(自分の中に)哲学がある、煙草を吸う、この二つで本当に書けるのか?
書けない。だから登場人物は嘘をついている。
それに対してもう一人の「僕」はどう思っているのか。それが書かれていない。
哲学というのは自分が生きてきた中で確立された価値観のことだ
と登場人物が言えばわかりやすい。
「言語の誤解」という表現は誤り。言葉、センテンス「へ」の間違った理解、あるいは誤解、
と書かなきゃ。
それに、哲学を理解してない人が哲学を語っちゃいけない、というのは
そんなに勿体つけて言う必要はない


194:当たり前の事実。 そういうことが言いたいなら、理解してから喋れ、で十分。 もし荒唐無稽なたわ言という体で「僕」が呆れるギャグだとしたら 「僕」がこいつの言うことはいつもムチャクチャだ、と言う。 どちらにしても何かしらの付随する言い回しが必要になってくる。



195:創る名無しに見る名無し
18/01/20 09:47:30.70 hyEG03lX.net
>>179-
とにかく古いよ。
・創作には一見無駄な時間が必要だ
・創作にはルーティーンめいたものがあるといい。(友人宅訪問、タバコ等)
内容的にはこんなテンプレ文章があるだけ。
で、とるに足らない人物との、とるに足らない会話を、くだらないと認めつつも、
僕はここが好きだ、小説の名の下に、とかいっちゃう。
こういう価値転倒みたいなのって、どうしようもなく近代文学的だよね。
・風俗描写的にも古い。道具がタバコで、ヘビースモーカーって…。哲学ももういいよw
ただ長編小説の一部だというから、作品全体として面白くなっていれば文句はないけどな。

196:創る名無しに見る名無し
18/01/20 09:51:29.18 HeBOZpcK.net
批評お願いします。
ちょっと読み辛いとは思ってるけど、こういうのもありかなーと思ったり。
お題「腹を蹴られる」
B太は残像が見えるような、不気味なゆらりとした動きで利き足(左)を振りかぶり、そのまま振り子が振り下ろされるように、(直立した状態を0度とした場合)足を左回り75度から逆走させ━━
ちなみに足に一定以上の力を籠めるには、足だけでなく腕も腰も動かし、拳を握り締め歯を食いしばり、足に意識を集中させざるを得なくなる。
B太はその動作を殆ど行わないでよい程度の力を籠め
━━重力を追い風に勢いよく虚空に曲線を描き、曲線の延長線上にある俺の腹に、悪意のある悪足を覆いこむ、中学生辺りの年代に多く見られる傾向にある痛々しい趣向の装飾をたっぷりと彩った、余裕で校則違法の靴をぶつける。

197:創る名無しに見る名無し
18/01/20 10:08:20.21 mdL1kAIK.net
空気清浄機は十年使っているというのが重要だ。
擬人化はタバコをディスるため。手をはたく部分は変だと感じる。
友人の部屋に来ると魔法のような力を感じる。
そのディスったタバコの煙の影響なのだ。空気清浄機は壊れているか、能力が落ちている。
最後のセリフは本当なのだ。
みたいな話かと思ったけど。
「その『哲学』によれば、
以降のセリフが誰のものかわかりにくい。

198:創る名無しに見る名無し
18/01/20 10:19:35.76 qohFcpqj.net
>>188
>残像が見えるような、不気味なゆらりとした動き
まことに残念ながら、現実でゆっくり動いたからといって
残像が見えるなんてことはありえないので、リアリズムの観点から言うと
全くおかしいことになってしまう。
>曲線の延長線上にある俺の腹に、悪意のある悪足を覆いこむ、中学生辺りの年代に多く見られる
>傾向にある痛々しい趣向の装飾をたっぷりと彩った、余裕で校則違法の靴をぶつける。
この辺読みづらいので、
俺の腹に回し蹴りを食らわせた。その足には悪趣味で「痛い」デコレーションをした靴を履いている。
こんな感じで。後、描写が三人称客観視点気味なのに実際には一人称視点なのもおかしい。
なぜ主人公はそこまで執拗にB太の一挙手一投足を追っているのか? 説明ができないなら
残念ながら、B太の回し蹴りの描写をばっさりとカットするのがよかろう。
ええと、漫画の読みすぎだね。究極的な到達地点として、漫画のように読みやすいということを掲げるのも
悪くない。でもこれは余計読みづらいし、ヘタクソ。

199:創る名無しに見る名無し
18/01/20 10:58:57.99 hyEG03lX.net
>>190
>こういうのもありかなーと思ったり。
こんな描写を採用する商業出版社はないと思うがw
それはそれとして、小説の書き方としては断然アリ、だよ、アリ!
たとえば夢枕漠の作品を、こんな感じでリライトとかしたら面白いかもな。
小説って、視点とか人称とかそんのは付属的なこと。
語りの構造を理解することが大事なんだよ。
だから、こういう書き方は、普通にアリだし、自信をもって書いていったらいいよ!

200:創る名無しに見る名無し
18/01/20 11:53:04.61 mtIcKU5m.net
>>188
チャレンジ精神は買うw
>重力を追い風に勢いよく虚空に曲線を描き、
「追い風に」で一度、読点おいた方がリズムは自然

201:創る名無しに見る名無し
18/01/20 12:22:52.99 VBhCfOQv.net
>>188
>(直立した状態を0度とした場合)
の補いとか、なんかアスペチックだよね。
そこらが味になるのだろうけれども
長丁場になると読者がバテるのじゃなかろうか?
(読者は適当に読み飛ばすにしても)
「俺の腹」にとあるので、一人称の主人公にB太を語らせているのだな。
「なろう」でなら、加減してポイントポイントに使うのならありのように思う。
主文の途中で、記号で囲うことによって、かなりフリーダムに
補いの文を挿入しているのは挿入領域の明示性の点では嫌いではない。
これも「なろう」でなら、たまに使うのありかもしれない、と思った。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch