あなたの文章真面目に酷評します Part106at MITEMITE
あなたの文章真面目に酷評します Part106 - 暇つぶし2ch152:創る名無しに見る名無し
18/01/14 23:11:00.81 VHhA+dOt.net
>>145
まあ無理かもしれないがw…どうなんだろうな?
このテキストは例の主宰者がいるお題習作サークル?のものらしいので、
塾頭?の総評が出てから、改めて書いてみるわ。邪魔しても悪いから。
小説の話法って、実践するは易く、説明するのは難しなんだよね。
めんどいというのはそういう意味。

153:創る名無しに見る名無し
18/01/14 23:38:45.44 +x+h5hiy.net
>>115
講評。
2595文字。母娘の言語習得と自立を描いている。
特筆すべき語句の疵は見なかったが、冒頭「演台」の重複、「先生は」の繰り返しなど、不用心な選択は目についた。
日本語に練達している訳ではない話者だとはいえ、不自然な語が読者との一体化を阻害することで何らか有益さを持つ作品だとも思われない。
>授業が終わり休み時間になると、子供たちはそれぞれ集まって親たちをちらちらと視線を送ってはしゃいだ声を上げた。
不備と見られる「を」は改稿跡か。
今回、課題は「登場人物の涙を使わず読者を泣かせる感動もの」であり、趣旨は物語における情報効果の測量および統御である。
つまり感動を目的とした物語において涙は強力かつ定番の武器であるがゆえに、それを制限されたストーリー構成は緻密とならざるを得ない。
物語前半、陰へと隠れようとする娘を母が振り切るまでの描写においてその一端が遂行されている。
教師の声が「ただの音にしか聞こえなかった」、「娘が私の手を握る力を強めて、額を私の腰に押し付けた」、
「息が苦しくて服の胸元を掴んだ」など身体性を書き表した一連の文には、読者の中に情動を喚起するための段階的計算が見られた。
惜しむらくは「登場人物の涙を使わず」という制限に違反した点であろう。
後半部分では散漫な描写が多くなり、中でも娘の演説内容における下記の文言を問題視した。
1)お互いに意見を出すのを励ましあったり、発言を褒めたりして、認め合っていたからです。
2)認め合うこと、それが私には足りなかったのです。
1は「成功した交流会」の話題であり、2が「失敗した委員長会」の話題となる。
後者の会こそ娘がリーダーシップを発揮すべきであったと語られるのだが、会の趣旨やメンバー構成などの関連情報が欠落しており内容はスムーズに伝わって来ない。
同じ点に不明瞭を感じたスレッド参加者も見られた。ここで娘の成長の輪郭がはっきりしなければ結末は精彩を欠いた物になる。竜頭蛇尾は作者の前回作品にも見られた特徴でもある。
課題の達成度合いに関して言えば、物語前半に評価点があるものの、
違反が関わっている点、結末が消化不良に近い点を考慮し、小部分において達成、大部分においては未達と判定した。
さて、課題の意合いがやや不明であったかも知れない。
作者には新たな課題「喜劇、言い逃れを多用する不倫もの、2000文字程度」を提示しつつ、評価基準は同様に、読者の情動を喚起するための緻密な情報戦略だと明示しておく。
期限は一月三十一日まで。

154:創る名無しに見る名無し
18/01/15 09:11:18.43 VysPzZTJ.net
>特筆すべき語句の疵
これ、変だろ

155:創る名無しに見る名無し
18/01/15 11:48:34.17 zPB4wzQl.net
この板意外によっしゃ発表してやろって住民が居ないもんだ
雰囲気変えてくしかないんだろな

156:創る名無しに見る名無し
18/01/15 14:11:06.07 LEHcfuYu.net
>115 です。みなさま、ご講評くださいましてありがとうございました。
ご指摘くださった箇所は書いている自分も迷っているところばかりで、さすが目が鋭いなと身を縮こませています。
話の練りが足りないのはその通りで、当初は娘のスピーチは入れる予定がなかったのです。
けれど主人公である母親が語る舞台が必要だと思って設定したのでした。
装飾程度の気持ちで書いてました。
しかしながら、人様に読んでいただくのだから、そこにも全体の話に繋がる意味付けが必要でした。
語彙語法のご指摘は、推敲不足が原因です。
先日から話題に上がる話法ですが、私が意識しているのは主人公の視点からぶれないことだけです。
一応はその人のキャラクターに合わせた言葉を選んだつもりですが、主人公については迷いがありました。
この人は何語でものを考えているのか。これは彼女自身の内なる言葉なので、母語です。
日本語で考えさせるとおそらく子供のようにしか表現できなくなるでしょう。それもあって喋らせるのはやめました。
現地語を学ぶ外国人として、言葉を話すことに関する言葉(流暢とか)は結構使うものだと思いますが、
それ以外の言葉(演台など)の取捨選択はもう少し考えるべきでした。
したがって、なぜそのように語っているのかを補強するためにも、主人公の情報をもっと盛り込むべきだったと思います。
話法について私の認識に誤りがあれば、ぜひぜひご指摘いただきたいです!
感動もの、という課題については、読み手の方が感情移入するのは主人公なのだから、この人の今の心境を直接書かないようにしていました。
その戦略が正しかったかどうかは、かなり疑問の残るところではあります。なので娘を泣かせたのはモブ扱いというかなんというか。
勝手な解釈をしてました。すみません。
書いたものがすべてで後出しはただの言い訳になりますが、みなさまのご講評を受けてこんなことを反省したということをお伝えしたく、書かせて頂きました。
どうもありがとうございました。またお願いします。

157:モニ
18/01/15 17:17:02.31 dYkuaO0M.net
いやあ講評の厳しさははんぱない、私は無茶だった。うーむ、初心者の壁は厚い。遠い道のりだ。

158:創る名無しに見る名無し
18/01/15 19:10:38.88 dkh3veUm.net
>>152
初心者の内に一杯転んで失敗しといた方がお得なのが世間一般の法則。
場的にも今のうちがチャンスかもよ?
無闇矢鱈もあれだから、貰った課題、再トライしてみてはいかが?

159:創る名無しに見る名無し
18/01/15 19:31:27.49 dkh3veUm.net
小説の話法……
■誰の視点で誰に語り掛けいるかのパターンと
その表記の仕方のパターンとの
「対応表」みたいなもので、
その対応関係について、
場の作者と読者との間では暗黙の内に交わされている
契約みたいなものが存在している。
◆なので作者が勝手に契約を破るとアウトローと見做される。
◆作者は契約変更したつもりでも不十分だと、下手な書き手と見做される。
◆契約変更が認められ易い「場」とそうでない「場」がある。
◆場の読者との間の契約なので
「文芸誌(純文)」と投稿サイト「なろう」では契約内容がズレていたりする。
↑外枠としては、こんなところでどうでしょうね?
(独自、且つ即席ですが…w)

160:創る名無しに見る名無し
18/01/15 19:39:21.45 dkh3veUm.net
154を所与として>「小さな留学生」
★「小さな留学生」がどのパターンと認識されたかについては、
眠くなりそうなので省略。
★「場」としては「文芸誌(純文)」を仮想した評価者(読者)が
多かったのではないだろうか?
■結果としていうと、このスレの読者の意見は割れた。
1外国人の語りとしては鑑賞出来ない。
(「話芸」として鑑賞出来るレベルまでを契約内容に含めて考えた読者)
2ぎこちない部分がみてとれるので外国人らしい語りだろう。
(おそらく、鑑賞ポイントとしてまでは求めていない読者)
3内心での語りなので母国語ということで問題ない。
(これに対しては、話法の点から異議が出ているが…)

■日本語非ネイティブの話す日本語を如何に表現するか?
・設定にあった人物への取材。
・基本ネイティブより「捻らない素直な」文法と語法で話すと思われる。
・しかし、その母国語ならではの捻りを見つける。
日本人なら英語を話す際に、不適切に「sorry」を使ってしまう。
そういう癖の採取。
ハッキリいって、こんな手間の掛かること5chの投稿のためにやってられるか……
ということで、まあこの場の投稿としては、
上記2の判定あたりが落とし所かも……
もしかしたら題材選びが少し不適切だった可能性もです。

161:ロム猫
18/01/15 19:42:16.19 H8o0OhlX.net
私の住む街は昔ながらの農村であり、なおかつ、自動車製造工場が進出する新興工業都市でもあり、外国人労働者の子と閉鎖的で差別的な昔ながらの「村」が混在する地域です。
椿さんの書いた課題がものすごく琴線に触れました。覚えず涙も流しました。
どSの課題人に負けず、頑張ってください。次の作品を心待ちにしております。
また締め切りを守らなかった私ですが、必ず書きあげます。
その時は是非、読んで下さい!

162:創る名無しに見る名無し
18/01/15 19:48:18.99 dkh3veUm.net
>>155
>少し不適切だった
とは書きましたが、
傍目ににも学ばさせて頂くこと多く、作者さまには
投稿ありがとうございました。

163:ロム猫
18/01/15 19:50:43.15 H8o0OhlX.net
課題人をどSと申しましたが、講評、次の課題の提示は唸るものがあります。
とても、面白い。そして、それに付き合うことで驚くほどの成長を実感しています。ありがとう。
っていうか、はやく書けですね。
いま、書き始めましたよ。

164:創る名無しに見る名無し
18/01/15 20:18:05.39 drn0UVNv.net
>>155
昨日、話法について書いてくれるっていった人と同一人物?違う人かな。
解説ありがとう。けれどやはり釈然としない。
>3内心での語りなので母国語ということで問題ない。 (これに対しては、話法の点から異議が出ているが…)
「話法の点からの異議」を解説してほしい。
まず、僕には、何故1または2として読む人がいるかが分からない。文章冒頭で、語り手が日本人ではないことがわかるが、その時点で僕は地の文は語り手の母国語なのだと思った。
また、
> いつの間にか私よりも流暢に娘は日本語を話すようになった....
等によって、「」付きの部分は日本語、語りは母国語という識別がされていると判断した。
なんの説明なく、非ネイティブが日本語で語っていると判断するのは難しいとさえ感じる。
なので、何故語りが非ネイティブによる日本語と読み得るか。そして、3の解釈に対する語法の観点から異議内容を教えてほしい。
>★「小さな留学生」がどのパターンと認識されたかについて
これも出来れば解説してほしい。

165:創る名無しに見る名無し
18/01/15 21:31:31.45 dkh3veUm.net
>>159
レスの書癖としても、事実としても違う人物です。
パターン(仮説)については
まともに説明しようとするとおそらく本が何冊も掛けるレベルの話になるのでは……
長年の詰み重ね(文芸の歴史)×多数決的言語感覚×後付けで仮説化されるルール
膨大なリサーチが必要になりそうで、当方の手には負えません。
シンプルに説明してくれる方が現れるのを当方も待ちますw
>何故語りが非ネイティブによる日本語と読み得るか。
個人的な所感でよろしければ……
・内容
現代もの。エンタメジャンルではない。
語りの日本語の熟れ具合から作者が当事者ではないと思われる。
もちろんフィクションとして出されたもの。
とすると、人情モノか話芸を愉しむものであって欲しい(読者願望)
あっ、パターンを出すまでもなく、「話芸を愉しむ」出てきてしまいました。

166:創る名無しに見る名無し
18/01/15 21:51:05.84 0/ZPDKeh.net
片言で話す人間がなにか強いられてでもいるのかそれとも信念を持って自制しているのでもないのに
中国語を話さないことにリアリティがないというそういうことでは?

167:創る名無しに見る名無し
18/01/15 22:55:14.91 drn0UVNv.net
>>161
これは僕>>159へのレスかな?
僕もそう思う。(物語のリアリティというよりは、読む上での必然性?というニュアンスだけど)
主人公である母親は、日本語に不慣れであることから、意図的に変えない限り思考言語が日本語であるとは考えづらい。よって、思考言語は母国語(=中国語?)であると考えられ、地の文は「主人公の中国語での思考」を作者が日本語で書き表したものであると結論づけた。
他言語を話す登場人物の思考または


168:発言を日本語で表記することはありますよね?わざわざ、両方の言語を併記しないよね…? >>160 あなたが1または2として読んだ理由は、 言語習得度合いの異なる人物を登場させたフィクションであることから、 習得度合いの差から生じる「登場人物の言葉の癖・間違い」を読者に楽しませることを目的とした文章である(であるべき)と捉えた(かつ、そのために語りは非ネイティブによる日本語と捉えた)、 という感じでしょうか。 僕は、単に人情物を描きたいのだろうと思い読みました。自分は「話芸」の発想には至らなかった…もしそれが一般的なら、自分の読み手としての技量不足かもしれない… >「話法の点からの異議」 に関しては昨日の方に聞かないと分からないですね。 「日本を舞台に、日本語を母国語としない登場人物の思考内容」を日本人読者に向けて日本人の作者が描く場合、どう表記すべきか。 また、どう書くと誤解が生まれないか。 とても興味があります。



169:創る名無しに見る名無し
18/01/15 23:13:03.30 7ct1leyx.net
話法、話法と騒いた昨日の人ですw
書く時間がなかったのでアレでしたが、なかなか議論が深まって良かった、良かった。
誰か頭のいい人が話法の一般論とか書いてくれるとすっきりして良いですなあ。
まあ結局、「小さな留学生」への違和感は「語りの内容にふさわしい叙述の形式を選べていたのか?」という点につきます。
いったい、地の文をどう書けば良いのか、という問題ですが、自分はちゃんとソリューションを見つけましたよ。
でも、自分ならぜったいこんな叙述形式は採用しないので、リライトとかそんなことはしませんw
ではでは。

170:創る名無しに見る名無し
18/01/16 19:28:03.33 u0JM8FwV.net
>>163
君から有用な回答が得られないことはよく分かった。ありがとうね。

171:創る名無しに見る名無し
18/01/16 23:01:15.20 Hp2gth9G.net
再び、115です。
話法についてまとめてくださりありがとうございます。
ロム猫さん、次回、一緒にがんばりましょう。

172:ロム猫
18/01/17 07:37:30.03 HugEPzsB.net
>>165
ありがとうございます。
赤翡翠さんの文章はレベルが非常に高いと思います。
評価をしようと思わなければ普通にさらっと読めてしまう。題材選びにセンスもある。
互いに切磋琢磨できることを楽しみたいと思っています。
あ、離散家族もの、まだ、諦めていませんよ。

173:創る名無しに見る名無し
18/01/17 23:18:00.83 08atpxVT.net
1人称小説とエッセイの違いは何ですかね

174:モニ
18/01/18 09:28:25.24 RPT3CfOY.net
ビルの一階から四階に住むくらい違うから説明大変かと思います。

175:創る名無しに見る名無し
18/01/18 09:52:57.82 1Fp42uq2.net
絶対的な違いは、語り主が作者と同一であるか否かではないかな。
一人称小説では、主体が必ずしも作者でなくとも良い。
その認識の上で成り立っているから、例えば私小説であっても、フィクション、ノンフィクションの明確な線引きはない。
エッセイの場合は語り部と作者が同一である必要がある。必ずしもノンフィクションである必要はないのかもしれないが、読み手はノンフィクションとしてそれを捉える。
異世界エッセイというジャンルはないことを考えればわかりやすいかも。

と、私は認識しています。

176:創る名無しに見る名無し
18/01/19 04:45:47.85 res1G0ae.net
>>166
無理してそのテーマで書く必要ないんじゃない?
そのテーマはいつかそのトラウマを乗り越えた時に書けばいいのでは?
「登場人物の涙なしの感動モノ」という広いテーマで書いてみたら?
課題人ではないのであまり無責任に言えないけれど

177:創る名無しに見る名無し
18/01/19 06:28:04.46 +xUBHPex.net
>>169
ほほう納得しました
確かにエッセイはノンフィクション私小説的なものかもしれない
あとはドラマ性が低くなりそうですね

178:創る名無しに見る名無し
18/01/19 07:04:15.75 +xUBHPex.net
小説もそうですがノンフィクション系を書く上で情報収集が肝ですよね
現地の風土や気質を調べて本体に関連付けると、やはり「マジっぽさ」が出ます

179:創る名無しに見る名無し
18/01/19 10:33:47.88 XlunRPMV.net
miscommunication!

180:創る名無しに見る名無し
18/01/19 22:25:52.62 IzE10E7q.net
ラノベの原案があって、それを改稿したもの。
繋ぎが悪いと言われたが正直そうは思えない。
文芸創作板諸氏の率直な意見をお聞きしたい。
神様なんていない。
冬を越したばかりの校舎裏には雑草ひとつ茂っておらず、向かい合った僕らは世界に取り残されたようだと思った。始業式、頭の中で何度も繰り返した言葉を、彼女に打ち明けた。
何かが変わることを期待していた。具体的なイメージだってあった。放課後に手をつないで町を歩き、街角のクレープ屋でスイートマロンクレープを食べて、験担ぎに五百円玉を投げ入れた神社にお参りに行く。
しかし、変わったのは頭の中で繰り返す言葉だけだった。
ごめんなさい。
僕は一人で街を歩き、クレープ屋を目端に睨みながら、再びあの神社へと向かった。
いつ来ても人気のない寂れた神社である。屋根の染色は剥がれて腐り始めた木目の色が露出しているし、稲荷の耳が落ちている。恋桜という大袈裟な名前に反して桜の木は一本もなく、代わりにそびえた松の枝葉はちょうど花粉をまき散らす時期である。
神様なんていない。
それでもかつてこの神社を訪れたのは、その時の僕が、まだそれを確信めいたものとしてしか認識できていなかったからだ。
神様なんていない。
頭の中で意識的に繰り返すと、ふつふつと、まぶたの裏を染み出すようにして涙の感覚がこみ上げた。あるいは、それは一種の殺人なのかもしれない。この涙は、愛するものを殺すときに流す涙と、きっと同じものだ。
神様なんていない!
刃物を振り下ろすように、右手のひらで握り丸めた紙くずを賽銭箱の中に振り投げる。汗に濡れて重みを増したそれは、勢いよく箱の淵を転がり、見えない闇の中へ溶けていった。
死ね!
紙くずの中の言葉が、頭の中を駆け抜けた。それと同時に、なんだか気分がすっと軽くなって、帰路を急ぐ足に力が入った。
ごめんなさい。
繰り返す言葉を鼻歌の様に聞きながら、石段の上を跳ねた。

181:創る名無しに見る名無し
18/01/19 23:47:34.95 XlunRPMV.net
>勢いよく箱の淵を転がり、見えない闇の中へ溶けていった。
これは奈落とかの比喩なのかな?
しかし賽銭箱ってあるからね……。
普通は「箱の縁」とかで、「落ちていった」だけど。
まあこうすると作品の意味が違っているだろうが。比喩としてはちょっと強引かな…。
どうなんでしょうか? スルー案件かな?

182:創る名無しに見る名無し
18/01/19 23:58:04.40 XlunRPMV.net
これはどういう文章なのかな?
ラノベにしては詩的?に書きすぎだし。つまり妙に文学的だという意味。
純文学にしては、たかが女に振られたくらいで、という感じだし。
なんだかよくわからんが、文章の繋ぎが悪とかじゃなくて、かなり個性的な文章だということじゃないかな。
センスは感じるけど。
>屋根の染色
>目端に睨みながら
ちょっとあまり見ない表現だな。

183:創る名無しに見る名無し
18/01/20 00:06:44.82 KZW1gxvG.net
>>174
読む者に映像が観えてこないのが問題なのではないでしょうか?
あと、冒頭のシーンはもっと緊張感があってもよいのでは?

184:>>174
18/01/20 02:07:24.80 G7ABJynY.net
>>174です。少々説明不足でした
もともとはこちらのスレで書かれた「ライトノベルのプロローグ」を
改稿するという課題でした
スレリンク(news4vip板)
1は見るからに酷く、またそれを推敲された134もまた
あまり良いものには見えないのですがスレ内ではかなり好評なようでした
一方、>>174に示しました作品は当該スレの160にあるのですが
これも1と同様のものとして酷評されており、違和感を覚えたので
この場で判断を仰ぐことと相成りました(私は160氏ではありません)
すなわち、題材の良しあしは原作の悪さに起因するものとして、
当該作品(>>174)が文章論的かつ客観的に優れたものであるかどうか
皆さんのご意見をお聞きしたいのです。どうかよろしくお願いいたします

185:創る名無しに見る名無し
18/01/20 02:44:59.55 IjKkaiek.net
長編っぽいものの一部です。
よろしくお願いします🙏
段落わけはインデントで判断ください
1/3
「いい小説を書く作家の条件」
左手の中指と人差指に挟んだセブンスターの先端を空気清浄機の吸気口に向け、
長年の喫煙のおかげでしっかりヤニがこびりつき黄ばんだ天井を仰ぎながら、やつはそう呟いた。
「なんだと思う」
何重もの意味で、くだらない。
愚問、という言葉はこういうときのためにあるに違いない。だいいち、やつはほとんど小説を読まない。
小説どころか、テレビのバラエティ番組のテロップ以外の字を読んでいるところをほとんど見たことがないほどだ。
それに、"いい"と一言にいっても、世の中の芸術と呼ばれるもののほとんどがそうであるように、その小説がどれだけ素晴らしいものであるかどうかを定量的に評価し得る手段などない。
僕は質問の答えを考えるふりをしながら、やつの浅薄な発言を非難するための言葉を頭の中で懸命に組み立てていた。
灰がセブンスターにくっついたまま、収穫直前の稲穂のごとくこうべを垂れている。空気清浄機が煙を吸い込みつづける。
この空気清浄機は、やつの家に勤め始めてから常にやつの煙草の煙を吸い込み続けている。
実に10年間。永遠に終わることのない仕事。
埃を箒で部屋の隅に寄せ集め、ちりとりに乗せ、いざそれをゴミ箱に入れようというところで誰かがその手をはたき、埃が再び床にばら撒かれる。
それをまたせっせと集める。また誰かがその手をはたく。そういう作業。この世のありとあらゆる「不毛」も彼の生涯に比べれば可愛いものだ。
彼が心を持たない機械であることは、そういう作業を恒久的に続けなければならない運命にある身として、僥倖と言って良いだろう。
彼が人間だったらとっくに気が違ってしまっているだろうし、きっと肺は中学校の時に配られた喫煙防止のパンフレットに乗っている写真のそっくりそのままにどす黒く染められているに違いない。
受動喫煙の全国大会があれば結構いいとこまでいけるだろう。
あるいは、やつを相手取って身体的、精神的な健康の損害賠償を求めて訴訟を起こすかもしれない。

186:創る名無しに見る名無し
18/01/20 02:47:05.74 IjKkaiek.net
2/3
いよいよ灰が落ちようというとき、天井を見つめたまま、やつが口を開いた。
「二つある。第一に、哲学があること」
何を言いだすかと思えば。ずいぶん無難なことを言う


187:ものだ。 そもそも、お前のような漢字の読み書きができるかすら不確かなアホウに哲学を語られてたまるものか。 カントもニーチェもウィトゲンシュタインもあの世で泣いているに違いない。 僕はほとんど呆れたような顔をしながら、やつを横目で見る。相変わらず天井を見つめている。灰が落ちる。 白と黒とその中間の色、その奥にわずかに静かに燃える黄色ががった赤を残して、カーペットの上に小さな山を築く。 「『哲学』ってのなんのことだい?」 「さあな。俺も知らないよ。これは俺の言葉じゃない」 やつは天井を仰ぎ続ける。僕はやつの首筋を見つめていた。 「その『哲学』によれば、世の中の問題のほとんどは、言語の誤解によって生じる。曖昧な意味しか持たない言葉はその本来の機能を発揮しない」 「すなわち?」 「お前が『哲学』について語るなら、その意味するところをお前が理解していなければ、お前の言葉はなんの意味もなさない」 「なるほど」 なるほど、って。絶対わかってないでしょ。僕は右手のシャープペンシルを机の上に乱暴に置いた。 空気清浄機のファンの回る音、扇風機の回る音、タバコの煙、僕とやつの吐く二酸化炭素、 やつの視線、汗とタバコの臭い、カーテンの隙間から差し込むすでに沈みかけている太陽の暖かい光、 いろんな要素がこの狭い六畳一間で、複雑に、互いに絡み合いながら独自の重みをもってぼくとやつを取り囲む。



188:創る名無しに見る名無し
18/01/20 02:48:30.24 IjKkaiek.net
3/3
僕はこの空気が好きだ。僕は自分の小説の執筆がうまく進まないときはここに来ると決めている。
ここに来ると特段筆が進むというわけではない。むしろ、やつがどうでもいいことばかりくっちゃべったり、タバコの煙が僕の喉を痛めつけるせいで、執筆環境としては僕のアパートの方が何倍もましだ。
でもここにくると、あれこれと悩んでいたものがいつのまにか自分の中で腑に落ちていたりするし、大抵の小さな精神的課題は解決する。
ここの空気にはそういう力があるのだ。もしかしたらそれは、僕よりはるかに怠惰で、ほとんど人間的に破綻しているといってもいいくらいのやつを見ることで、自分より下の存在を認識し、安心していたからかもしれない。
人間は誰しも生まれながらにそういう性質を持っているし、多くの人間が無意識下でそうやって自己を保っているのだ。
誰にもそれを責めることはできない。
けれど、僕が本当にそういった自己保全のためにここにいるかと問われるとそれはそれで微妙なところだ。
そういった要素が多少存在することはあっても、それが全てではない気がする。やはり、ここの空気にはある種魔法のような力があるような気がしてならない。
「で、二つめは?」
僕がそう言うと、やつは視線を天井から離し、もうほとんど燃え尽きて火が手元まで迫っていたセブンスターを机の上の灰皿に押し付けた。
灰皿のすぐ横の箱から新しいセブンスターを取り出し、ずっと右手に持っていた100円ライターで火をつける。
煙を宙に吐き出す。その煙が部屋の淡いオレンジ色の空気に飲まれ、同化し、見えなくなると、
やつは微笑を浮かべながら僕と数秒目を合わせた。そしてこう言った。
「煙草を吸うことさ」

189:創る名無しに見る名無し
18/01/20 03:06:49.10 KZW1gxvG.net
>>178
頭の中の言葉が変わっていく様は面白いと思います。
荒廃した神社としたのは良いと思います。
また、主人公の未熟な愛を表現できていると思います。
最後はカタルシスによって主人公が救われることで一連のストーリーになっています。
これらの改稿は話の収まりとして良いと思います。
難点は文章の読みにくさがそのまま受け取りづらさになっていると思います。
その点でいえば134の方が私は優れていると思います。

190:創る名無しに見る名無し
18/01/20 03:23:51.02 oP8gib6H.net
>>178
他人の文章のコピペはスレの禁則に該当するので酷評というより雑談として述べておく
「繋ぎが悪い」という指摘は、心理展開について述べているのかもしれないな
>それは一種の殺人なのかもしれない。この涙は、愛するものを殺すときに流す涙と、きっと同じものだ。
>刃物を振り下ろすように、右手のひらで握り丸めた紙くずを賽銭箱の中に振り投げる。
>汗に濡れて重みを増したそれは、勢いよく箱の淵を転がり、見えない闇の中へ溶けていった。
後半にあるこれらの文章は、いずれも一人称の語り手による陶酔的な表現だが
ここまで感情の重量感を作っておいて、大きな説明もなくラストでスキップ(?)を始める描写は読感として急すぎて肩透かしだ
問題の核心は失恋なので、殺意を表明してそこまで気が楽になるというのもよく分からない
他の例示文とあわせて見たとき該当文は漸層法の使用や重複の少なさから比較的、書き慣れている様子は感じられるが、あまり丁寧ではないと思う

191:創る名無しに見る名無し
18/01/20 04:33:55.18 oP8gib6H.net
>>179
個人的にはなかなか面白いと思ったが、読み手の解釈に頼る度合いが大きいな
「小説には無駄が必要だ」というような言葉を寓意めかしたシーンかと読んだが、ここは作者に表現意図を聞きたい
>それに、"いい"と一言にいっても、世の中の芸術と呼ばれるもののほとんどがそうであるように、その小説がどれだけ素晴らしいものであるかどうかを定量的に評価し得る手段などない。
「評価し得る手段などない」とまで言い切られると、作品に授与される賞や売り上げを持ち出しつつ「そうか?」と重箱の穴をつつきたくなる
このシーンにおける語り手のポジションは、論理的に破綻している「やつ」への対立命題なので、もっと細密で厳密な言い回しによって個性を際立たせてもらいたいところ
>でもここにくると、あれこれと悩んでいたものがいつのまにか自分の中で腑に落ちていたりするし、大抵の小さな精神的課題は解決する。
快適な執筆環境に勝る「やつ」の部屋、その具体的なエピソードがないと説得力に欠ける
一つ話が欲しいと感じる
>人間は誰しも生まれながらにそういう性質を持っているし、多くの人間が無意識下でそうやって自己を保っているのだ。
「評価し得る手段などない」に対する指摘と同様
ここも、もっと隙のない言い回しをさせるか論証させるなどして語り手の人格を描写させないと、
そういう人間だからこそ「やつ」の人間的破綻に助けられているのだということへの説得力が弱くなるだろう
>そういった要素が多少存在することはあっても、それが全てではない気がする。やはり、ここの空気にはある種魔法のような力があるような気がしてならない。
山場に近い場所、読者に興味を持たせるような言い方で話の核心に接近している
特に書き手の力を尽くした具体例が欲しい
ここで読者に「確かに魔法のようだ」と感じさせる描写が出来れば話は成功すると思う

192:創る名無しに見る名無し
18/01/20 09:18:58.01 qohFcpqj.net
>>174
>向かい合った僕らは世界に取り残されたようだと思った。
二人とも思ったわけじゃないのにそういう風に読めるのはマイナス。
>ごめんなさい。
>僕は一人で街を歩き、
つなぎが悪いというのは間違いではないよ。これじゃわけがわからない。
まだまだ読んで、模写でもして書くことの練習をしなきゃダメだな。

193:創る名無しに見る名無し
18/01/20 09:31:12.49 qohFcpqj.net
>埃を箒で部屋の隅に寄せ集め、ちりとりに乗せ、いざそれをゴミ箱に入れようというところで誰かがその手をはたき、埃が再び床にばら撒かれる。
ちがくないですか?
空気清浄機は確かに煙草の煙を吸い込んでるわけで、いくら吸い込んでも次から次へと煙草を吸う人がいるというだけ。
折角綺麗にした空気はすぐにまた煙まみれになる、という書きかたでないと。
それと、書いてる本人しかいいと思ってない、という典型的なパターンで、
空気清浄機を擬人化してまでなぜ執拗に描写するのか、理由がない。
意味がないので全部カットした方がいいよ。
それと、どっちが喋ってるかが途中から全然わからない。
(自分の中に)哲学がある、煙草を吸う、この二つで本当に書けるのか?
書けない。だから登場人物は嘘をついている。
それに対してもう一人の「僕」はどう思っているのか。それが書かれていない。
哲学というのは自分が生きてきた中で確立された価値観のことだ
と登場人物が言えばわかりやすい。
「言語の誤解」という表現は誤り。言葉、センテンス「へ」の間違った理解、あるいは誤解、
と書かなきゃ。
それに、哲学を理解してない人が哲学を語っちゃいけない、というのは
そんなに勿体つけて言う必要はない


194:当たり前の事実。 そういうことが言いたいなら、理解してから喋れ、で十分。 もし荒唐無稽なたわ言という体で「僕」が呆れるギャグだとしたら 「僕」がこいつの言うことはいつもムチャクチャだ、と言う。 どちらにしても何かしらの付随する言い回しが必要になってくる。



195:創る名無しに見る名無し
18/01/20 09:47:30.70 hyEG03lX.net
>>179-
とにかく古いよ。
・創作には一見無駄な時間が必要だ
・創作にはルーティーンめいたものがあるといい。(友人宅訪問、タバコ等)
内容的にはこんなテンプレ文章があるだけ。
で、とるに足らない人物との、とるに足らない会話を、くだらないと認めつつも、
僕はここが好きだ、小説の名の下に、とかいっちゃう。
こういう価値転倒みたいなのって、どうしようもなく近代文学的だよね。
・風俗描写的にも古い。道具がタバコで、ヘビースモーカーって…。哲学ももういいよw
ただ長編小説の一部だというから、作品全体として面白くなっていれば文句はないけどな。

196:創る名無しに見る名無し
18/01/20 09:51:29.18 HeBOZpcK.net
批評お願いします。
ちょっと読み辛いとは思ってるけど、こういうのもありかなーと思ったり。
お題「腹を蹴られる」
B太は残像が見えるような、不気味なゆらりとした動きで利き足(左)を振りかぶり、そのまま振り子が振り下ろされるように、(直立した状態を0度とした場合)足を左回り75度から逆走させ━━
ちなみに足に一定以上の力を籠めるには、足だけでなく腕も腰も動かし、拳を握り締め歯を食いしばり、足に意識を集中させざるを得なくなる。
B太はその動作を殆ど行わないでよい程度の力を籠め
━━重力を追い風に勢いよく虚空に曲線を描き、曲線の延長線上にある俺の腹に、悪意のある悪足を覆いこむ、中学生辺りの年代に多く見られる傾向にある痛々しい趣向の装飾をたっぷりと彩った、余裕で校則違法の靴をぶつける。

197:創る名無しに見る名無し
18/01/20 10:08:20.21 mdL1kAIK.net
空気清浄機は十年使っているというのが重要だ。
擬人化はタバコをディスるため。手をはたく部分は変だと感じる。
友人の部屋に来ると魔法のような力を感じる。
そのディスったタバコの煙の影響なのだ。空気清浄機は壊れているか、能力が落ちている。
最後のセリフは本当なのだ。
みたいな話かと思ったけど。
「その『哲学』によれば、
以降のセリフが誰のものかわかりにくい。

198:創る名無しに見る名無し
18/01/20 10:19:35.76 qohFcpqj.net
>>188
>残像が見えるような、不気味なゆらりとした動き
まことに残念ながら、現実でゆっくり動いたからといって
残像が見えるなんてことはありえないので、リアリズムの観点から言うと
全くおかしいことになってしまう。
>曲線の延長線上にある俺の腹に、悪意のある悪足を覆いこむ、中学生辺りの年代に多く見られる
>傾向にある痛々しい趣向の装飾をたっぷりと彩った、余裕で校則違法の靴をぶつける。
この辺読みづらいので、
俺の腹に回し蹴りを食らわせた。その足には悪趣味で「痛い」デコレーションをした靴を履いている。
こんな感じで。後、描写が三人称客観視点気味なのに実際には一人称視点なのもおかしい。
なぜ主人公はそこまで執拗にB太の一挙手一投足を追っているのか? 説明ができないなら
残念ながら、B太の回し蹴りの描写をばっさりとカットするのがよかろう。
ええと、漫画の読みすぎだね。究極的な到達地点として、漫画のように読みやすいということを掲げるのも
悪くない。でもこれは余計読みづらいし、ヘタクソ。

199:創る名無しに見る名無し
18/01/20 10:58:57.99 hyEG03lX.net
>>190
>こういうのもありかなーと思ったり。
こんな描写を採用する商業出版社はないと思うがw
それはそれとして、小説の書き方としては断然アリ、だよ、アリ!
たとえば夢枕漠の作品を、こんな感じでリライトとかしたら面白いかもな。
小説って、視点とか人称とかそんのは付属的なこと。
語りの構造を理解することが大事なんだよ。
だから、こういう書き方は、普通にアリだし、自信をもって書いていったらいいよ!

200:創る名無しに見る名無し
18/01/20 11:53:04.61 mtIcKU5m.net
>>188
チャレンジ精神は買うw
>重力を追い風に勢いよく虚空に曲線を描き、
「追い風に」で一度、読点おいた方がリズムは自然

201:創る名無しに見る名無し
18/01/20 12:22:52.99 VBhCfOQv.net
>>188
>(直立した状態を0度とした場合)
の補いとか、なんかアスペチックだよね。
そこらが味になるのだろうけれども
長丁場になると読者がバテるのじゃなかろうか?
(読者は適当に読み飛ばすにしても)
「俺の腹」にとあるので、一人称の主人公にB太を語らせているのだな。
「なろう」でなら、加減してポイントポイントに使うのならありのように思う。
主文の途中で、記号で囲うことによって、かなりフリーダムに
補いの文を挿入しているのは挿入領域の明示性の点では嫌いではない。
これも「なろう」でなら、たまに使うのありかもしれない、と思った。

202:創る名無しに見る名無し
18/01/20 12:27:22.07 VBhCfOQv.net
>>179
>収穫直前の稲穂のごとくこうべを垂れている
稲穂とか間近で見る機会のほとんど無い都会人としては
語りの人が、農業経験者かなにかなのか、気になる比喩でした。

203:創る名無しに見る名無し
18/01/20 13:41:48.24 amJw43F3.net
実るほどこうべを垂れる稲穂かな

204:し
18/01/20 15:15:39.56 SLczRzG6.net
まだ書き始めてもねーよ。

205:創る名無しに見る名無し
18/01/20 15:20:06.07 qohFcpqj.net
急いで書いたら偉いわけじゃない

206:創る名無しに見る名無し
18/01/20 18:19:28.35 IjKkaiek.net
>>179 です。
みなさん批評ありがとうございます。
個別に返信すると大変なので、気になった部分だけ返信させてください。
返信していない部分は概ねその通りだな、と思って読ませていただきました。
>>184
「定量的に評価しうる手段などない」というのは、100m走のタイムように、
誰から見ても同じで数値化できるものではない、という意味だったので、少しこちらの書き方が不親切だったでしょうか。
「普遍的かつ定量的に」とかだときっちりしていますが、少し冗長すぎるかな、とも思ったので。
>>186
哲学がある、タバコを吸うだけでは書けないから、登場人物は嘘をついているのに、「僕」がそれについて考えていない、という指摘ですが、
「やつ」が語っているのは十分条件でなく必要条件ですし、この場面において、正しくは何が必要かとかを語る意図はない(「僕」は質問そのものが意味がないと思っている)です。
ので、「僕」がその二つの条件についてどう思うかを考えないのは自然であるように思います。
>>187
まあ全体的にそういう「なんとなくそれっぽいもののテンプレの寄せ集め」感は否めないかな、と自分でも思います。
古い、という指摘が(おそらく私の読書量不足のせいですが)わからないです。具体的になにが原因で"古い"のでしょう?
「僕はここが好きだ、小説の名の下に」というのもよくわからないですが、どういう意味なのでしょう?
>>194
私も別に農業の家の出身ではないのですが、頭を垂れる=稲穂というイメージがあります。(たぶん>>195 の句がイメージの根源にあると思います)

207:創る名無しに見る名無し
18/01/20 18:23:10.53 IjKkaiek.net
どの台詞を誰が喋ってるのかわからない、というのは自分でも投稿する前にすこし見直して直したんすが、やはりこれも作者にのみ見えてるということなんでしょうね。
気をつけます。

208:創る名無しに見る名無し
18/01/20 19:56:14.06 EYTDXZ4o.net
>>179
最初のほうで『ほとんど』という単語が何度も出てくるところは直したほうがいいよね

209:創る名無しに見る名無し
18/01/20 20:02:25.42 qohFcpqj.net
>>198
>「やつ」が語っているのは十分条件でなく必要条件ですし
どこにそう書いてあるのかね。


210:普通に解釈すれば十分条件だろう。 もし「やつ」が条件といわず必要条件と言っていたら別だよ。 一人称視点だということを忘れないで。 一人称視点なら「僕」が 「こいつほんと馬鹿だな」 か 「ちょっと話を聞いてみるか」 のどっちかはほぼ絶対書かなきゃいけないよ。 どちらも頭に浮かばないなら何を聞いても反応しない白痴という設定になってしまうよ。



211:創る名無しに見る名無し
18/01/20 20:15:11.78 EYTDXZ4o.net
俺も第一印象では作者の言うとおり必要条件で解釈していたけど、いろんな解釈があるんですね。

212:創る名無しに見る名無し
18/01/20 20:16:43.86 IjKkaiek.net
>>201
単に「条件」と言ったら必要条件か、十分条件か、というのは私は普通必要条件だと思いますが、答えのない議論なのでそれは置いといて、
そういう捉え方をする人が存在するのなら私の書き方が不親切だったのだと思います。
しかし「なんだと思う」の後に
「僕は質問の答えを考えるふりをしながら、やつの浅薄な発言を非難するための言葉を頭の中で懸命に組み立てていた。」
とあるので、質問自体は「僕」の中では問題でないというのはわかるかな、と思うんですが、どうでしょうか?
(というか、自分の文章についての解釈を自分で説明しなければいけない時点でどうなのよ、という感じはありますね)

213:創る名無しに見る名無し
18/01/20 20:22:58.41 EYTDXZ4o.net
主人公の感想って質問に対して『何重もの意味で、くだらない』って表現されてるんだから、それで十分だと思うんだけどな。

214:創る名無しに見る名無し
18/01/20 20:40:35.69 qohFcpqj.net
>>204
> 何重もの意味で、くだらない。
> 愚問、という言葉はこういうときのためにあるに違いない。
 確かにそうあったな。一度読んだが見落としてた。
 ただ、主人公が持つ「やつ」の印象を書いておけばもっとわかりやすかったと思うよ。
 長い付き合いになるが、いつも人を小馬鹿にしたようなことを勿体つけて話す癖がある。
 格好いいと思っているようだが、軽佻浮薄な印象を人に与えることに気づいていないようだ。
 なんて感じで。

215:創る名無しに見る名無し
18/01/20 20:55:10.88 VBhCfOQv.net
>実るほど頭を垂れる稲穂かな
意味は知っていても画的なイメージは身近からだいぶ遠くなってしまった
ことわざかもしれません。(深々としたお辞儀も稲穂も)
5chで見かけるときは、
「上から目線キモ」と同程度の意図で使用出来るdisバトル用コマンドの趣も…()
>>198
「やつの家」の近辺に田んぼがあるとかだとイメージが繋がり広がったかもしれません。
(古いテンプレというか言葉のパレットから受ける、情緒感とかしっとり感といったモノ、嫌いではないです)

216:創る名無しに見る名無し
18/01/20 21:30:19.19 oP8gib6H.net
>>198
>「普遍的かつ定量的に」とかだときっちりしていますが、少し冗長すぎるかな、とも思ったので。
別のやり方もあるだろうが、ここは冗長な書き方にしてもいいと思う
大体にしてこの語り手が冗長なのでね
空気清浄機を人間に見立てて「受動喫煙の全国大会」やら「精神的な健康の損害賠償」やらどうのこうのと益のない思弁を並べる人間だ
そんな語り手が「やつ」の部屋に救われるということは、思弁の積み重ねでは辿り着けない何らかの飛躍を「やつ」の非論理性から発見できるとか、
もしくは語り手の冗長な思考が「やつ」に一時停止させられることでリフレッシュできるとか、まあ何がしか相性の良さがあって、
そこに小説を書く一つの要点があるのだ、と、この話は言おうとしている(と、いう風に俺は勝手に読んだw)
シーンの狙いについては作者の意図を知りたかったんだが
まあ少なくとも「やつ」の一見、非論理的なだけにも見える言動が、語り手にとっては「ある種魔法のような力」に感じられるのは確かだ
ということは、それだけ語り手の思考が冗長だったり、論理に厳密さを求めすぎて空転しているってことだろう
であれば語り手が「おおらか」に見えちゃいかんのだろうな、と思って「もっと細密で厳密な言い回し」を求めている

217:創る名無しに見る名無し
18/01/21 00:35:18.33 2rUxzCgv.net
>>207
言いたいことはまさにその通りですね。
解釈から指摘から全てその通りだと感じました。
センター国語とか受けたらすごい点とれそうですね。

218:創る名無しに見る名無し
18/01/21 00:36:34.45 2rUxzCgv.net
ID変わりましたが


219:>>179です



220:創る名無しに見る名無し
18/01/21 01:13:48.88 pWz/mKix.net
横からだけど
>定量的に
の話、「賞レースの順位や売り上げなどで作品の価値は評価できない(されたくない)」っていう小説家ごころを読み取れたな
ある種の主人公の頑固さを表せてるとも感じる
>条件がある
自分も必要条件として読んだよ
参考までに
センターに限らず国語という教科が苦手な自分も>>207のようにとれたから作者には安心してほしい

221:創る名無しに見る名無し
18/01/21 02:44:16.14 rmlrTP7q.net
普通は十分条件だけどなあ。
結婚するなら年収○○円が条件
とかさあ。これを必要条件としたら意味が通らない。
これが満たされていれば絶対に結婚していなければならない条件が必要条件だよ。
必要条件と必要な条件を間違ってるんじゃないか?
そもそもわざわざ小難しい言い方をしなくてもいいのに。

222:創る名無しに見る名無し
18/01/21 02:51:33.90 rmlrTP7q.net
必要条件だとしたら、哲学があって煙草を吸ってる人は全員作家なんじゃないの?
俺が間違ってる?

223:創る名無しに見る名無し
18/01/21 02:54:53.22 2rUxzCgv.net
>>210
ありがとうございます。

>>210
なにが我々の間で「条件」に関する解釈に齟齬があるように感じます。
「結婚するなら<年収500万以上>が必要条件」=「500万円以上の年収がない者とは結婚しない」
「結婚するなら<年収500万以上>が十分条件」=「年収500万以上あるなら誰とでも結婚する」
ではないですか?
この場合必要条件でないと意味が通らなくないですか?
「これが満たされていれば絶対に結婚していなければならない条件が必要条件」というのは……?
あと「必要条件」と「必要な条件」の違いがわかりません。

224:創る名無しに見る名無し
18/01/21 02:55:43.10 2rUxzCgv.net
安価ミスです、
>>210>>211 でした

225:創る名無しに見る名無し
18/01/21 08:01:49.69 amNXJTX2.net
速報!直哉、何かを受賞したらしい!

226:創る名無しに見る名無し
18/01/21 08:04:34.74 rmlrTP7q.net
>>213
「pならばq」の命題が真のとき、pはqの十分条件、qはpの必要条件である
ああ、逆かな。難しいねほんと。
必要条件で正しいかな。
ごめんね。

227:創る名無しに見る名無し
18/01/21 08:18:05.42 4BiSNtAU.net
>その小説がどれだけ素晴らしいものであるかどうかを定量的に評価し得る手段などない。
作家さんのコメントにあるように、普通はこれを「文芸の科学」のことだって思うよなw

228:創る名無しに見る名無し
18/01/21 10:16:49.73 AotFCP22.net
必要条件,十分条件の話,気になったので勝手にまとめてみた.

p→qが真のとき,pはqの十分条件,qはpの必要条件.
言い換えると,pを満たす要素数はqを満たす要素数より少ない.
ベン図を書くとpがqに内包される.
例えば,「人間である(p)」(ならば)→「動物である(q)」とか.
今ここで,
>いい小説を書く作家の条件
>「二つある。第一に、哲学があること」
>「煙草を吸うことさ」
から,
「いい小説を書く作家である」と「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」
の関係について考える.さて,どちらの要素数が大きいか.
「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」の方が「いい小説を書く作家である」より要素数(人数と言い換えてもいいかな?)が多い.だから,
「いい小説を書く作家である」→「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」が成り立つ.
つまり,「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」は,「いい小説を書く作家である」であるための‘必要条件’である.
対偶は,
「哲学がない人,または,タバコを吸わない人,」→「いい小説を書く作家ではない」
である.少なくとも「やつ」はそう考えている.

229:創る名無しに見る名無し
18/01/21 10:20:26.07 AotFCP22.net
では,一般的に「条件」というとき,どちらを指すのか.
>結婚するなら年収○○円が条件
を例として考えよう.
「Aさんが求める結婚相手」と「年収○○円以上の人」とはどちらの要素数が多いか.
普通,上記の条件を明言していても,他に,学歴,身長,性格なんかも加味するだろう.だから,「Aさんが求める結婚相手」のよりも「年収○○円以上の人」の方が多い.
少なくとも,少ないことはない(「年収○○円以上の人ではない」人と結婚することはないから).
つまり,
「Aさんが求める結婚相手」→「年収○○円以上の人」
である.「年収○○円以上の人」は「Aさんが求める結婚相手」の
必要条件である.
ここからわかることは「Aさんは年収○○円以上だからといって誰とでも結婚するわけではない」 である.
(ベン図を書けば,「年収○○円以上」かつ「結婚したくない人」が存在することがわかるだろう.)
ただし,「十分条件」でもある可能性もある.それは,Aさんの結婚条件が本当に「年収○○円以上」だけの場合だ.
このとき,「Aさんが求める結婚相手」と「年収○○円以上の人」はお互いが‘必要十分条件’である.(要素数が等しい)
(「十分条件」単独では,Aさんは年収○○円以上でない人とも結婚する可能性があることになるので,無いだろう)
結婚の条件の例は上記の通りだが,「採用の条件」「入場の条件」などにしても同じことがいえるだろう.
以上より,所謂「条件」とは‘必要条件’(場合によっては,必要十分条件)のことである.
ちなみに,「必要条件」と「必要な条件」は同義であるべきだと思う.

230:創る名無しに見る名無し
18/01/21 10:27:10.49 rmlrTP7q.net
そうだけど必要条件十分条件がわからない人にもわかるように書いてほしかった

231:創る名無しに見る名無し
18/01/21 10:36:20.87 AotFCP22.net
付け足しだが,
>つまり,「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」は,「いい小説を書く作家である」であるための‘必要条件’である.
とき,結婚の例同様,
「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」が必ずしも「いい小説を書く作家である」ではない,こともわかる.
むしろ,十分条件ならば,「「哲学がある人,かつ,タバコを吸う人」が必ず「いい小説を書く作家である」」が成り立ってしまう.
>>220
直感的理解をしたいなら.ベン図を書くことをおすすめするよ.

232:創る名無しに見る名無し
18/01/21 10:53:18.31 SyuatHIy.net
>>218
面白いなサンクス

233:創る名無しに見る名無し
18/01/21 11:21:38.27 4Xvogjtg.net
そのうち空気清浄器が人化して良い作家になりそうなスレの勢いです……。
オチに空気清浄器だった過去を条件に加えてみませう。
さて、これは必要条件か十分条件とすべきか。
答えは、物語の結末によります。

234:創る名無しに見る名無し
18/01/21 12:47:38.15 4BiSNtAU.net
>>218
すっきりした! ありがとう。
で、問題のテキストだけど、
あれは、作家という全体集合があって、「良い作家」と「凡庸な作家」という部分集合がある、
というのじゃないかな。そして哲学を持っていてタバコを吸う作家という要素がある、と。
って、これってハードボイルとかでよくある文章だよね。
良い探偵の条件とは…
良いバーテンダーの条件とは…
とかね。で、なんかきいた風なことが言われるw

235:創る名無しに見る名無し
18/01/21 14:12:27.05 N5YvHHpe.net
必要条件十分条件が分からない人のことまで考えて文章書いてたらきりがないと思うんだけどな

236:創る名無しに見る名無し
18/01/21 14:35:21.81 rmlrTP7q.net
機械音痴や数学音痴は物書きには多いからね
たとえ玲瓏な文章を書く人でも機械はてんでダメだったりするから
そこは合わせてあげた方がいい

237:創る名無しに見る名無し
18/01/21 14:35:53.25 rmlrTP7q.net
私のことはともかくそういう人はたくさんいるから

238:創る名無しに見る名無し
18/01/21 14:44:00.81 4BiSNtAU.net
その通りだw
あくまでテキストを分析するときに使うのであって、小説を書くときはほぼ関係ないよ。
まあ、普通、躓かないところで躓く読者がいるってことに気づく、ってことではこのスレは役立っているんじゃね?

239:創る名無しに見る名無し
18/01/21 16:42:53.42 AotFCP22.net
>あくまでテキストを分析するときに使うのであって、小説を書くときはほぼ関係ないよ。
必要だと思うけどなあ
論理構造をおざなりする人が書いた文章は、当たり前だけど論理破綻が生じるよね。
そうしたら、ちゃんと論理構造を理解している読者が躓いてしまう。
この問題は、論理構造が理解できてない読者がつまずくことよりずっと深刻だと思う。

240:創る名無しに見る名無し
18/01/21 16:46:47.82 2rUxzCgv.net
つまり、「いい小説を書く作家の条件」ではなく、
「いい小説を書く作家に必要な条件」とかにすればいいってことでしょうか?
ちょっとわからないのが、>>186さんは、必要条件と十分条件の意味を逆に捉えてはいたものの、結局意味的には必要条件だと解釈した、ということですよね?
必要条件と十分条件という表現は本文中にないので、これを読んだ人が意味的に必要条件だと理解できているのなら問題ないと思うのですが、どうでしょう?

241:創る名無しに見る名無し
18/01/21 17:01:22.19 4BiSNtAU.net
そんな一般論はいいよw
作者さんは礼儀正しい人だから書かないけど、かなり呆れているよ。
当該テキストの会話って、もうめちゃめちゃありふれているよ、これまで書かれた小説の中でな。
これをいちいち躓く方がどうかしてる。

242:創る名無しに見る名無し
18/01/21 17:12:57.53 AotFCP22.net
>>230
いや,>>186は,意味的には「必要十分条件」として捉えていたんだと思う.
「必要条件」であることを表すのためには,どちらの表現でも一緒だと思う.
ただ,どちらにしろ「十分条件」でないことを明言できてはいないと思う.
微妙なとこで,「いい小説を書く作家に必要な条件」のほうがそのニュアンスを感じるかもしれないけど..

243:創る名無しに見る名無し
18/01/21 17:21:13.63 AotFCP22.net
けど,このスレでも殆どの人が「必要条件」と捉えたし,
上で書いた考え方が正しければ,「条件」といったら普通「必要条件」.
明記がない限り,「必要十分条件」と読むべきではない.
だから,「十分条件」でないことをわざわざ表現する必要はないよ.

244:創る名無しに見る名無し
18/01/24 17:07:05.26 rbBgIIpX.net
~評価テキスト募集中~

245:モニ
18/01/24 23:37:52.67 uM1JoD93.net
書きたいなあ、だけどまだ

246:創る名無しに見る名無し
18/01/25 12:33:14.54 WEdjHpiR.net
ミリオン出版がコアマガの出版物から無断転載して謝罪してたんだな
【大洋図書・ミリオン】ミリオン出版・大洋グループ総合スレ【ワイレア・大洋書房】 [無断転載禁止]&#169;2ch.net
スレリンク(zassi板)

247:フカ
18/01/25 18:25:41.58 rAL6LzAB.net
はじめまして。途中までですが、ちょっと思いついたので書いてみました。
忌憚なくご感想をよろしくお願いします。
HANABUSA1/8
一、
とある拘留所で、僕は初めて彼女にあった。彼女には、殺人及び殺人教唆、そして無差別テロの容疑がかかっている。
僕は、本当は小説家になりたかった。
しかし、僕にはその才能がないのか、毎年公募している文学新人賞には、十回応募しても、落選し続けていた。
大学では卒業論文の成績はよく、また、ゼミでのレポートもいつも評価はAだった。
某SNSでの日記も、小説よりも圧倒的にコラムを書いた時の方が、足跡や閲覧数が多い。
例えば、同じエロネタでも、どエロな小説よりも、ちょっとしたエロネタの方が反応がいいのだ。これは、SNSの性格だろうか。
僕はもう、小説を書くのをやめようかと考え、悩んだ。
文学の新人賞には、小説の他に、評論部門やルポルタージュ部門等も公募されていたので、思いきって、今年はルポものを書いてみようと思った。
その取材対象として、僕は彼女を選んだ。
いや、厳密に言うと、彼女に僕は選ばれたのだ。

248:フカ
18/01/25 18:28:24.14 rAL6LzAB.net
HANABUSA  2/8
二、
死刑は確定だろうと噂されている彼女は、ある意味、時の人である。
彼女については、マスコミ各方面から、この数年間、ひっきりなしに報道されていたので、僕は最初は「これだけ騒がれているなら、自分の出番なんかないだろう」と諦めていた。
また、インターネットでも、彼女についての情報も溢


249:れんばかりにあった。 現在起訴されている事件から、実に十年が過ぎている。 当時、彼女は既に有名人だった。 若冠十六歳で彼女は、歴代最年少で芥川賞を受賞したのである。 作品はたちまちベストセラーになり、映画化もされた。 しかし、その事がきっかけで、彼女は数々の罪を犯すきっかけになってしまった。 ある有名な評論家は、以下のように彼女を評した。 「あの作品は確かに評価に値するが、芥川賞に選んだのは間違いであった。 若冠十六歳が書いたものとしての話題性があってこその受賞であったにすぎない。 つまり、出版社側の利潤主義、所謂大人側のの都合により、幼い彼女に莫大な財を与えたのがそもそもの間違いであった。 結果、彼女は大犯罪を犯す為の、軍資金を得るに至ったのである」 また、テレビニュースの街頭インタビューでは、中高年の主婦が、 「子供に大金を渡してはいけないのだと実感した」 と答えていた。 拘置所でのガラス越しの面会が、リアルの彼女を見た最初の時だった。 彼女はもうすぐ四十歳になるが、テレビや雑誌、インターネットで見るよりずっと若く見えた。 第一印象は、所謂「可愛いタイプ」で、犯行に及ぶ前の、芥川賞を受賞した当時には、ワープロのコマーシャルモデルとして活動していた程である。 今も当時の印象とほぼ同じだった。 分かりやすく言うと、清純派アイドルが、良妻賢母役がはまる女優に成長したような感じの容姿である。 こんなにも犯罪とは無縁にしか思えない女性が、日本中、又は世界をも震撼させるほどの犯罪を犯したとは、誰もが我が目を疑うだろう。 また、彼女の起こした事件は、海外のマスコミでも報道されている。 国内外のマスコミや一般市民は、「彼女を羊の皮を被った狼」だとか、「聖女の仮面をした悪魔」だのと、表現した。つまり、容姿とのギャップを感じざるをえないとの感想が多かったし、僕もそう思っていた。 だが、彼女の処女作『海鳴り』と言う小説を読む限り、受賞は妥当な評価だと思うし、十六歳にして、既に哲学者としての片鱗が充分にを読み取れた。 また、彼女が小説家としての才能があるのは、確かで、受賞後十数年の間に書いたものは、ほぼ全てがベストセラーになり、高い評価を得ていて、二十歳の時に書かれた小説は野間文芸賞を受賞した。 そんな、若きベストセラー作家の彼女に、一体何があったのか。 彼女の作品を読みとくと、犯行の動機は明らかであったと、読者の誰もが納得した。



250:フカ
18/01/25 18:30:22.62 rAL6LzAB.net
HANABUSA 3/8
三、
彼女は、作家デビューした十年後に、「はなぶさの会」なる新興宗教を開設し、その教団の教祖となった。
当時は、パソコンやインターネットが、一般家庭にも普及し始めた頃である。
小学生でもネットサーフィンをする事が、今では当たり前だが、当時はまだそこまでではなく、どちらかと言うと、若い理化学系のマニアが中心だった。
彼女の思想は、すでに小説を通して、若い層に絶大なる支持をえていた。
彼女は若者の代弁者として、カリスマ的存在だった。
はなぶさの会は、入信者こそ少ないものの、隠れた信者、つまり小説のファンが大勢いたので、活動するための財源には事欠かなかった。
彼女の処女作『海鳴り』には、彼女が宗教者になったきっかけになったと思われる、実体験に基づいた、ある作中のエピソードに見られる。
つまり、十六で財を成したことが彼女に犯罪を犯させた原因だと言うのは、全くの曲解であると、作品を読んでいくうちに、考えられるものである。
今では、彼女の著書は各出版社側の、良心により、全て絶版になっている。
はなぶさの会に、購入を希望すれば手に入る事はあるが、教団の信者自身が購入した、小型の印刷機での手作業による発行のみをしていて、一度に大量の印刷は出来ないのが現実であるとか。
また、近々、大量印刷してくれる印刷会社を見つけないと、布教活動に支障をきたすとの話も教団関係者の話もある。
今では、古本屋でもAmazonでも、滅多に手に入らない貴重な作品なので、是非ともインターネット上での発表をしてほしいと、僕


251:は思う。 だが、インターネットでの作品の公開は、教祖である彼女自らの希望により、今のところ公開はしていない。



252:フカ
18/01/25 18:31:55.79 rAL6LzAB.net
HANABUSA  4/8
四、
小説『海鳴り』には、以下のような記述がある。


私は五歳の時に、両親と兄とで海に釣りに行った事がある。
以前に水族館に連れて行って貰って、魚や海中生物の美しさに感銘を受けて、小さい私は、大きな水槽の傍から、閉館までの間の数時間、ずっと離れられなかった。
両親は、海で魚釣りに連れて行けば、私がもっと喜ぶし、情操教育にもいいだろうと考えたのだ。
しかし、私は両親の期待を裏切った。
近くの海岸で、釣りをする両親と兄とを見て、釣りをする行為が不可解で仕方がなかった。
また、釣った魚がバケツの中でぴちぴちと動くのを見て泣いた。
「お魚さん、お水が無くて、苦しいんじゃないの?」
私がそう言ったら、家族みんなが笑った。
夕食は釣った魚を母が捌いて料理したものだった。
私は食卓で、疑問を投げかけた。
「なんで、お魚を釣って食べるの?」
私は涙目のままだった。
「お魚は釣れたてが美味しいからよ。冷めないうちに、食べなさい」
「お魚さん、可哀想。私、食べたくない…」
「食べてもらえなかったら、もっと可哀想でしょ。あなたに食べて貰うために、このお魚さんは、お皿の上にいるのよ」
「嫌、嫌だよ。何で私、食べないといけないの?お魚さんは、私達が釣らなければ、元気に泳いでたんでしょ?お母さん、どうしてお魚さんを包丁で殺したの?どうして私は食べないとダメなの?ねぇ、どうして?」
私は食卓で散々泣きながら駄々をこねた。
「昨日は豚さんを食べたでしょう?しょうが焼きにして。あれと同じよ。豚さんもあなたに食べて貰うために、生きてきたのよ、さあ…」
「嫌だ、なんで動物を殺して食べないとダメなの?ミミちゃん(当時の愛猫)が死んだとき、お墓を作って天国に行けるようにお祈りしたのに。なんでお魚や豚さんにはお墓がなくて、ミミちゃんは食べなかったの…?」
私は両親を困らせた挙げ句、その夜をきっかけに、肉だと知っている食べ物を一切拒んだ。
極端な偏食だとか、摂食障害だとかで、病院に連れていかれた。
植物性のタンパク質や牛乳なら受け付けたので、年老いた医者は、
「成長期だが、肉を無理に食べさせるのは、精神的にストレスになるし、ベジタリアンでも死ぬことはない」
と言ったのだ。
やっと両親に安心して貰えたのは、小学生にあがる直前の事である。

253:創る名無しに見る名無し
18/01/25 18:40:49.64 Bg/ySsg9.net
まんま「1Q84」じゃないか!
だからどーというわけじゃないが、作者はどーしたいのかな?

254:フカ
18/01/25 18:41:49.94 rAL6LzAB.net
HANABUSA
※NGワードのせいでこれ以上は書き込めませんでした。
ここまでですが、よろしくお願いします。

255:フカ
18/01/25 18:49:24.24 rAL6LzAB.net
>241さま
ありがとうございます。
すみません、『IQ84』は読んでません。
思いついたはいいけど、続かなかったので。。。
アイディアメモでして。
長編にしたかったのですが、ラストのアイディアまでは浮かばなくて悩みました。

256:創る名無しに見る名無し
18/01/25 18:53:06.35 N9qUg+AM.net
成功した人間は保身に走るので犯罪などしません

257:フカ
18/01/25 19:00:32.86 rAL6LzAB.net
>244さま
ありがとうございます。
確かに。。。保身に走るほうが楽でしょうね。
実は、NGワードで入らなかったのですが、彼女の目的は世界征服でして。
人間を皆殺しにするのが目的でした。

258:創る名無しに見る名無し
18/01/25 19:03:50.45 N9qUg+AM.net
この世の中を変えてやる! という峻烈なエネルギーがある成功者は普通はいない
何かしらこじつけて理由付ければそれらしくなる

259:フカ
18/01/25 19:08:46.22 rAL6LzAB.net
なるほど、何かこじつけないとダメなんですね。
ありがとうございました。

260:創る名無しに見る名無し
18/01/25 19:12:15.35 Bg/ySsg9.net
「1Q84」を読んでいないけど、その世界像が似ている、というわけですね。
じゃあ、仕方がないかな。
>ふかえり(深田絵里子)
と「彼女」はほぼ重なるよ。どちらのヒロインが魅力的か読み比べているといいよ。

261:フカ
18/01/25 19:17:20.69 rAL6LzAB.net
そうでしたか。
偶然ですね。1Q84、読んでみます。
ありがとうございました。

262:創る名無しに見る名無し
18/01/25 19:48:23.00 00hV2p9Z.net
>>237
↓(ネット?)
>しかし、その事がきっかけで、彼女は数々の罪を犯すきっかけになってしまった。

>結果、彼女は大犯罪を犯す為の、軍資金を得るに至ったのである
↓(きっかけは大金、動機は……)
>彼女の作品を読みとくと、犯行の動機は明らかであったと、読者の誰もが納得した。

>彼女の処女作『海鳴り』には、彼女が宗教者になったきっかけになったと思われる、実体験に基づいた、ある作中のエピソードに見られる。
・文後半で、日本語が変です。
作者が自らの感想で述べている部分とネット等から引用されている
部分の判別がシャープではなかったです。
イベント関係の年月日情報が何故か無い。
また、行間が空き気味で、話の組み立てロジックが曖昧なまま先に進んでしまうので、
とても、もやもやした感じを受けました。
それが後々、作品の味になるのか、単なる手抜きだったのか
後続次第なので、現段階では善し悪しの判定はしません。
ところで映画化等も含めて当時の芥川賞ってどのくらい作家は儲かったのでしょうか?

263:フカ
18/01/25 20:01:05.74 rAL6LzAB.net
>>250
ありがとうございました。
たしかにまだまだプロットと言うか、アイデアメモの段階でして、お見苦しいかと存じます。
あの時代の芥川賞作家は、何億かは儲かったぽいです。又吉さんくらいかなと。
宗教法人を立ち上げるには十分な額かなと思っていますが。
彼女はエコロジーテロリスト宗教家として、人類滅亡を試みます。研究グループが人間にしか効かない毒薬を開発してしまうとか、色々とエピソードがありましたが、何故かNGワードで書き込めませんでした。
すみません。。。

264:創る名無しに見る名無し
18/01/25 21:45:41.73 iw+MdBWl.net
>>237
>とある拘留所で、僕は初めて彼女にあった。彼女には、殺人及び殺人教唆、そして無差別テロの容疑がかかっている。
出だしは大事なので
「僕が初めて彼女に会ったのは、とある留置所だった。彼女には、殺人及び殺人教唆、そして無差別テロの容疑がかかっていた。」
とかにしたほうがいい。
>僕は、本当は小説家になりたかった。
話が飛びすぎ。彼女についてもう少し話を続けてから
「その取材対象として、僕は彼女を選んだ。
いや、厳密に言うと、彼女に僕は選ばれたのだ。」と続け
「実は、小説家になりたかった僕は…」という流れで構成を考えて、作品の最初は特に
読者に興味を持たせることが大事だと思う。

265:フカ
18/01/25 21:54:57.42 rAL6LzAB.net
>>252
ありがとうございます。
なるほど、そういう書き方ですか。。。
勉強になりました。

266:創る名無しに見る名無し
18/01/25 22:14:38.02 0lU547Ay.net
>>フカ
私の個人的な感想ですが、あなたは文章云々というレベルではなく、内容云々というレベルだと思います。
だから、余計に最後まで読めなかったのが残念でなりません。
正直、引き込まれました。
カクヨムみたいなサイトであげていただけると嬉しいです。
読者になります!

267:フカ
18/01/25 22:30:37.05 rAL6LzAB.net
>>254
ありがとうございます。
実は某新人賞に予選通過経験があります。
プロを目指していますが、ここ数年スランプでして、行き詰まりを感じています。
そんな中で、この作品はアイデア出しのレッスンとして、皆さんのお力をお借りしました。コメ下さった皆さんには深謝です。
とりあえず、新人賞に予選通過したものを近々何かで発表する予定です。この作品はボツネタですが。。。
お褒めの言葉、涙がちょちょぎれました。
重ねてありがとうございました。

268:創る名無しに見る名無し
18/01/25 22:46:42.29 iw+MdBWl.net
予選通過って一次?
某新人賞ってどれ?

269:創る名無しに見る名無し
18/01/25 22:48:38.01 iw+MdBWl.net
あと、創作文芸板の時にも
語尾に「。。。」と書き込む癖の人がいたけど同じ方�


270:ゥな?



271:フカ
18/01/25 22:49:31.75 rAL6LzAB.net
>>256
はい。
群像新人賞の一次審査です。もう四年くらい前ですが。。。

272:フカ
18/01/25 22:51:33.36 rAL6LzAB.net
いいえ、5ちゃんは初めてです。

273:創る名無しに見る名無し
18/01/25 23:09:55.40 iw+MdBWl.net
〉〉258
それは才能ありですね。
是非いつか商業作家になれる日が来るよう応援しています。
アマとプロの違いは、質よりもむしろ、その作品で稼げるかどうかなので
難解なものを書こうとしがちな作家性よりも、読者の身になって読者よりに、世間一般人が読みたいものを書く比率を上げるといいと思いますよ。
作家性4:読者寄り6くらいでちょうどいいくらいです。
頑張ってください。

274:フカ
18/01/25 23:30:08.12 rAL6LzAB.net
>>260
お褒めの言葉、ありがとうございます。
とても嬉しいです。
実はプロの先生に指導を少し受けているのですが。師匠は、書きたいものを書かないと意味がないと言っておられました。
でも、私は新人だし、やはり読者に伝わる文章を書くべきかなと、迷います。
書きたくないものは書けないし、売れるものとはどう言う作品かがまるでわかりません。
まずは作家性から始まり、その上で読者寄りに書いていこうかなと思いました。
何が売れるかは全くわからないので、とりあえず書けるものから書くしか、今の自分には術がないように思います。
時間はかかるだろうけど、これからが正念場だと思って頑張ります。
とりあえず、今は大スランプ真っ只中なので、インプットを増やして世界を広げる所存です。
皆さん。ありがとうございました!

275:創る名無しに見る名無し
18/01/25 23:34:45.72 MKJwtXcF.net
>>フカ
ここには名物どS課題人というのがいて、自分の力量よりちょっと負荷のかかる絶妙な課題を出してくるんだが、
なかなかの人物だから、君も乗ってみないかい?
赤翡翠(椿)さんと伯仲してるとみた。

276:モニ
18/01/25 23:39:25.92 vLz7TSHw.net
椿さんと伯仲とはなかななかだ。

277:創る名無しに見る名無し
18/01/25 23:43:54.46 rAL6LzAB.net
>>262
ありがとうございます。
そうですね。もう少し慣れたらお願いしてみようかと思います。
もともと短編が苦手で、長編が主なので、まずは近いうちに、群像に出した作品をどこかにアップして、こちらにURLを貼らせて頂きたいと思うんですが。原稿用紙150枚くらいですが。あんまり長いと皆さんの負担にならないかなと心配です。
お許し頂けるなら、なるたけ早くアップしますので、よろしくお願いします。

278:創る名無しに見る名無し
18/01/25 23:44:21.79 iw+MdBWl.net
まあ、喰っていけるプロ作家は作家性にこだわりますが、
出版社の立場は、まず新人に望むものは即”売れるもの”を望むようです。
作家として喰っていけるようになってからでも作家性は出せますし
書きたいものを書こうとしすぎると作家の独りよがりなものになりがちなので、
読者の興味をそそらない文章を書くよりは
読者が次のページ、次の章と、先を読みたくなるように書くよう「構成」「編集」していくのも大事かと。
で、いくら読者寄りに書こうとも作家性は残るもので
出版社はそういうものの中に、作家性も見出しますから
新人賞狙いでは、作家性4:読者寄り6くらいでちょうどいいバランスになるはずです。

279:フカ
18/01/25 23:49:42.30 rAL6LzAB.net
>>265
なるほど。
ありがとうございます。
確かに読者ありきですよね。まずは、伝わる文章を書く努力をします。
そういう意味では、こちらのサイトはすごく勉強になりそうですね。
改めて、みなさんよろしくです。

280:創る名無しに見る名無し
18/01/25 23:51:07.56 jqBce1Nm.net
うん。椿さんの衝撃的なところは、やっぱり「之」の字の三画目のくぼみに見つけた蜘蛛の巣の描写じゃなかろうか。
あれで、みんな一気に椿ファンになったし、一文の破壊力の効能を認識させられた事件でもあった。

281:フカ
18/01/25 23:51:52.23 rAL6LzAB.net
モニさん、ありがとうございます。

282:創る名無しに見る名無し
18/01/25 23:54:42.87 jqBce1Nm.net
>>フカ
少なくとも私は読みたいので是非お願いします!
今日でさえ生殺しなのに!
ただ、私は好き嫌いレベルでしかものを言えないヘボです。
ごめんなさい。

283:フカ
18/01/25 23:58:11.20 rAL6LzAB.net
>>267
そうなんですか。
一文の破壊力…そんな文章を書いてみたいです。椿さんのお墓のお話をだいぶ前に読ませていただきましたが、味があるなあと思いました。
私も頑張ります!

284:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:01:04.99 iscnMMDN.net
>>269
ありがとうございます。
はい、近々みなさんの胸をお借りしたいので、なるべく早くアップします。ただ、
どこのサイトがいいのか、迷います。

285:赤翡翠
18/01/26 00:04:55.47 DX3JXThg.net
フカさん、とても興味深く読みました。語り手、彼女、その周りの宗教法人、そして幼少期と何重にもエピソードが取り巻いていてすごい。続きが気になりました。
それにしても、一次通過されるというのははるか向こうのことなのだなあと愕然としました。
私は話を書くということを始めたのはつい最近なので、伯仲どころか門前の小僧です。
ところで最近悩むのは、つい主人公の語りで話を進めてしまうことです。
登場人物(の体)を動かして、会話させて、かつ心情を表すような描写ができればいいんですが、なかなか。
課題では、そういった具体的な描写から普遍的な人間性を読み取らせるようなものを書けと言われているように思っていますが、人の中身が表せない。
締め切りは週末ですが正直、スタックしています。

286:赤翡翠
18/01/26 00:15:34.92 DX3JXThg.net
それと、実は椿というのはタイトルのつもりでした。
わかりにくくてすみません。

287:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:16:41.25 mivwM/LH.net
群像一次通過の現物を見たい気もするけど、
まだ応募する気みだいだから、古い作品とはいえ5ちゃんに晒さない方がいいよw
編集部にバレたら、もう取り返しがつかないよ。デビュー前に色がついちゃったらどうしようもない。

288:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:17:43.54 cScnSgm0.net
>>237
「彼女」の削り出し次第で面白くなりそうな気配を感じるが、
言葉選びに引っかかる部分は多い

>とある拘留所で、僕は初めて彼女にあった。彼女には、殺人及び殺人教唆、そして無差別テロの容疑がかかっている。
「とある」のニュアンスは「よくあるうちの一つ」や「ふらりと立ち寄った」に近くなる
なので、「喫茶店」の頭に付くと自然でも、「拘留所」に付くと違和感がある
最初の一文だけ読むと、「僕」は拘留所の常連・法務関係者なのかと思えなくもない
それと「無差別テロの容疑」とは何だろうか
>しかし、僕にはその才能がないのか、毎年公募している文学新人賞には、十回応募しても、落選し続けていた。
文末近くで、「僕」の応募を「十回」で一度区切っている
そこから「落選し続けていた」と継続調に転換するので状況把握に混乱を招く
「僕」は十回落選した時点にいるのか
それとも落選し続ける慣性の中にいるのか
>某SNSでの日記も、小説よりも圧倒的にコラムを書いた時の方が、足跡や閲覧数が多い。
「某SNS」が何なのか不明
そのため、日記枠の中で小説やコラムが書ける、というシステムの把握を読者に乱暴に投げている感あり
「圧倒的に」は文構造上「多い」にかかっているから、位置を「多い」の近くに移動させた方がいい
>その取材対象として、僕は彼女を選んだ。
>いや、厳密に言うと、彼女に僕は選ばれたのだ。
ここは「厳密に言うと」というより「正確に言うと」ではないだろうか

語の選択に妙なところが多い
そのため話者が子供っぽく、話はボンヤリした印象に感じられた
これが狙っているのでなく作者の作風なら、主人公の選択には気をつけた方がいいだろうな
で、


289:続きまだ?w



290:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:20:02.20 mivwM/LH.net
これって、まだプロットやアイデアメモの段階のようなものだって作家さんが言ってんじゃんw

291:フカ
18/01/26 00:21:31.62 iscnMMDN.net
>>272
椿さん、はじめまして。
お褒めの言葉ありがとうございました。
一人称の語りの方が主人公の内面を表現しやすいと私は思います。
神の視点からだと、主人公の心情を語るのは難しいですし、初心者向けではないらしいです。
私は椿さんの作品は味わいがあって、いいと思いましたが。
もう一作読めるなら、もっと温度が高いというか、熱っぽい文章を書いて欲しいです。
情熱的と言うか。迫力と言うか。
椿さんは上手すぎるから、かえってそこが難しいのでしょうか。さらりと書いてらっしゃる感じがしました。
生意気を申し上げてすみません。
次回作楽しみにしています。
椿さんにしか書けないものが書けますように。。。

292:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:25:57.95 iscnMMDN.net
>>275
ありがとうございます。
すみません。まだプロットしか出来てないんです。正直、この作品はボツかなと。
思いつきでふらっと書いただけのものを読んで頂くのは、やはり失礼だったかなと反省してます。ごめんなさい。

293:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:26:50.05 iscnMMDN.net
>>276
はい、そうです。
みなさん、ごめんなさい。

294:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:28:35.57 iscnMMDN.net
>>273
あ、失礼しました。
赤翡翠さんですね。

295:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:29:15.31 mivwM/LH.net
一次通過には敬意を表するけど、
一次通過ではどうしようもない、ってこともまた事実なわけで。

296:フカ
18/01/26 00:32:46.29 iscnMMDN.net
>>274
そうなんですか。
一次通過のは、もう名前とタイトルが雑誌に載ってしまったので、他には出せないのですよね。
私としても終わった作品…過去の作品なので、もう公開しちゃいたいなあって感じです。
でも、そんなにやばいですかね?

297:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:36:13.11 iscnMMDN.net
>>281
そうなんですよ!
師匠にも、受賞しなければ意味がないと言われてまして。
初めての応募での好成績だったので、微妙な気持ちです。
技術的には上がっていても、実際には結果にコミットしてないわけですしね。。。

298:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:38:34.44 mivwM/LH.net
>>282
やばいよw
でもみんな読みたがっているだろうから、無理には止めないけど。

299:赤翡翠
18/01/26 00:43:40.00 DX3JXThg.net
>>277
ご回答をいただきありがとうございます。
たしかに、神の視点は内面を描くのがとても難しいですね。
やってみると形だけの三人称で、一人視点の地の文に心情が混ざるようなことになってしまいます。
まずは一人称で練習するところからですね!
また親身なアドバイスまでありがとうございます!
熱い心情を書きたいですが、人間性が出そうで恥ずかしい気もします。
書き始めれば割と冷静にいくのでしょうけども。

300:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:44:31.11 mivwM/LH.net
>>283
5ちゃんを利用していくんだったら、群像一次通過は金看板だけどなw
やっぱり5ちゃんに限らず、ネットは危険がいっぱいだから、身元がバレないような利用を心がけないとね。
師匠がいるんだったら、まず師匠を唸らせるような作品を模索してみたら?

301:フカ
18/01/26 00:47:13.89 iscnMMDN.net
>>284
んー…かといって、このままプロになれないでウダウダするよりも、サイトにアップして色々とご指摘受けたいなと思うんですが。

302:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:51:30.96 mivwM/LH.net
>>287
作家さん本人がそれでいいんだったら反対はしないよ。
みんなきっと待ってるよ、群像のレベルの一端がわかるだけだからさw

303:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:53:36.04 iscnMMDN.net
>>285
いえいえ、遠慮が無くてすみません。
人間性は消したくても消えないものですから、恥ずかしがっていては、何も書けないと思います。
私なんか、実体験を切り売りしてますから。
※今回は違いますが。

304:創る名無しに見る名無し
18/01/26 00:57:10.52 iscnMMDN.net
>>286
そうですね。師匠は誉めてくれましたが。
審査員は誉めてくれませんでした。
こちらのサイトでは、勘が鈍らないように、何か短編を書いてアップしよ


305:うかしら?



306:創る名無しに見る名無し
18/01/26 01:11:31.56 mivwM/LH.net
二次には進めなかったとはいえ、評価されなかったとはいいきれないよ。
結局、おっ? と思わせる部分があれば、連続応募する過程で何かが起きるかも、という感じかもw
>>290
短編がベストだと思うよ。人生は短いからw 修行も時短に限るよ。

307:フカ
18/01/26 01:20:54.11 iscnMMDN.net
>>291
ありがとうございます。
そうですね、短編のレッスンとして、皆さんにお世話になる事にします。
よろしくお願いします。

308:創る名無しに見る名無し
18/01/26 01:28:01.42 W7b0Mt4B.net
師匠って誰よ?

309:し
18/01/26 01:47:12.48 gN18WHXl.net
小説書き始めたけど、新潮に出そうかと考えている。
冒頭くらい晒しても別にいいよね?

310:創る名無しに見る名無し
18/01/26 01:51:24.46 W7b0Mt4B.net
新潮に出そうかと考えてるなら、それを部分的にでもさらすのはやめたほうがいいですよ。
のちに指摘されて、掲示板のをパクったと思われても自分が作者だったという証拠がなく、言い返せくなるから。
後悔するだけ。

311:創る名無しに見る名無し
18/01/26 01:52:12.86 W7b0Mt4B.net
こういうのを業界用語で
「新潮に出す気なら慎重に」という。

312:創る名無しに見る名無し
18/01/26 04:42:31.44 Ug2+68uX.net
私、創作についてド初心者で、いま現在なにか書きたいテーマも特になく、なにかしらの創作文章を書きたい欲求だけあるのですが、
課題人さんにお願いすればテーマと講評を無条件でもらえるのでしょうか?
でしたらお願いしたいなと思うのですが

313:創る名無しに見る名無し
18/01/26 06:04:15.45 uxQ9l1KV.net
>>297
いいよ
じゃお題「寒波」、1500字程度、落ちあり
これで何か書いて

314:創る名無しに見る名無し
18/01/26 07:53:39.04 iscnMMDN.net
>>293
すみません。師匠の名前は出せないんです。訳ありでして。

315:創る名無しに見る名無し
18/01/26 08:33:43.59 FH3MR5Ol.net
>>265に気をつけろよ。
>まず新人に望むものは即”売れるもの”を望むようです。
こんなことを書いているやつはまずまともじゃない。

316:フカ
18/01/26 09:04:26.63 iscnMMDN.net
URLリンク(note.mu)
群像で一次予選に選ばれた作品をnoteにて公開しました。
もう4年も前に投稿したものですし、私の中では過去の作品になったので、公開します。
皆さん、忌憚なくご感想を宜しくお願い致します。

317:創る名無しに見る名無し
18/01/26 09:31:10.86 iscnMMDN.net
>>300
ありがとうございます。
売れるものがなんなのかがよくわかりませんが、自分が面白いと思うモノを書きます。

318:創る名無しに見る名無し
18/01/26 09:53:05.82 mivwM/LH.net
>>301
読みました。シェアリングありがとさん。
群像一次通過したのもわかるような気がするけど、まあそこまで、ってのも感じたな。
結局、ミミという人物に魅力があるだけで、私とか雄二の描き方が致命的に平凡なんだよなあ。
こんな平凡な現代劇を、小説に仕立てる書き方は確かにあるよ。編集者が欲しいのはそこなんだよ。
だからそのセンスが評価されたんじゃないかな。
私はミミを映す鏡にすぎないから平凡がデフォとしても、ミミに照らし出される側の人生にここまで魅力がないとなあ…。
だから、ミミの人物造形の不自然さもあとから気になってきたりする。もったいないよね。
まあしかし、こういったリズムや語彙や会話のリズムとか、なかなか書けないけど。

319:創る名無しに見る名無し
18/01/26 10:07:42.44 iscnMMDN.net
>>303
ありがとうございます。
確かに、主人公が平凡ですね。ミミさんのキャラを引き立てるには、あまりアクの強いキャラだとだめかなと。
ミミさんの人物造形のどの辺りが不自然でしたか?今後の参考にお聞かせください。

320:フカ
18/01/26 10:48:28.18 iscnMMDN.net
>>294
あー。晒すのはやめた方が良さげだと思います。

321:創る名無しに見る名無し
18/01/26 11:59:57.71 HNHFn28o.net
>>301
お、あついね
帰宅したら読もうかな

322:フカ
18/01/26 12:11:21.64 iscnMMDN.net
>>306
お疲れ様です。ご帰宅なさったら、
ぜひ読んでご感想をよろしくお願いします。

323:創る名無しに見る名無し
18/01/26 12:24:54.35 Ug2+68uX.net
>>298
ありがとうございます、書いてみます。
締め切りとかありますか?

324:フカ
18/01/26 12:37:35.09 iscnMMDN.net
すみません、読み返してみたら、ミスがありました。
ある外国人のメル友にこの作品を送った際に、翻訳し易くするためにミミさんの台詞に解説をつけたのですが。消し忘れがありました。
雑誌投稿時には書いてないので、スルーして下さい。

325:創る名無しに見る名無し
18/01/26 12:52:10.37 mivwM/LH.net
>>304
まあ読む方は「ない物ねだり」するからねw
>ミミさんの人物造形のどの辺りが不自然でしたか?
やっぱり言葉だよね。だってこの人、なんだかんだいっても移民?一世だろ。
ああ、そういうもんかな、人によっては母国語忘れるかな、と処理して読み進めてみるけど、
だんだん、また気になってくるって感じ。
細かい点だけど、写真家は photographer だろ(日本語でキャメラマンといえば映画のことだし)。
やっぱり人はどこか嘘をついて生きているわけだから、腑に落ちないところがあってもいいけど、
ミミは「謎のばーさん」であるにしてはガラス張りすぎる印象。
まあ「ない物ねだり」だけどw

326:創る名無しに見る名無し
18/01/26 13:02:34.93 iscnMMDN.net
>>310
そういえはそうですね。ふぉとグラファ、ですね。ご指摘ありがとうございます。
じつは、ミミさんのモデルはうちの実の祖母でして。40年くらいアメリカに住んでいましたが、帰国したらルー大柴状態でしたので。

327:創る名無しに見る名無し
18/01/26 13:31:48.00 mivwM/LH.net
やっぱりモデルがいると思ったけどw
それが小説的リアティティを獲得できているか否か、ですな。
そういう意味では、このスレの他の人がどう読むかで判断したらいいんじゃないかな。
主人公=語り手が没個性っていうのは仕方がないことだけど、ミミ以外の作中人物の誰に感情移入できるか、っていえば特にいない…。
人物は平凡だけど、彼らの関係が平凡ではどうしようもないよ。
心療内科に通ってたとか、自殺未遂とか、三角関係とか、死別とか、道具立は揃っているけど。
そろっているだけ。書割っぽいよ。
なんかそこはかとなく漂ってくる哀しみとか、ひりひりした痛みとか、書けてないんだよね。
勝手なこと書いていると思うだろうけど、このあたりがキモだろ、こういう小説にとっては。
そうそう、唯一、謎があって、陰があって、小説的な存在になりえたのは「薫」だと思うな。
彼女には嘘がありそうだし、いろいろ惹かれるものがある。だけど、結局、主人公たちの「うしろめたさ」の指標にしかなっていない。
いかにももったいないよね。

328:創る名無しに見る名無し
18/01/26 13:37:24.52 DZKaIPqg.net
>>フカ
読んだよ!私は凄く好きな作品です。
序盤は「ミミ語」に引っかかりまくりだったけど、読み進めていくうちに
カタコトが目に楽しく、終盤にかけてはすっかりミミファンになりました。
文章も読みやすく引っかかりも少ないし、安易な悲劇に逃げない読後感も良かったと思います。
先日の投稿文に比べると荒さが目立つ感は否めませんが、裏を返せば筆力が上がっているということでしょうか。
個人的に残念なところは、主人公の恋愛を正当化する為に遠回しに薫を落としているところでしょうか。
人を暴くのも小説でしょうが、この物語には少しそぐわないのかなと思いました。
仕事中のざっと読みだったので、帰って熟読をしたいと思います。
良い作品を読ませてくれてありがとう。

329:創る名無しに見る名無し
18/01/26 13:38:55.07 iscnMMDN.net
>>312
なるほど、ひりひりした痛み…ですか。
つまり、さらっと書きすぎていて、登場人物の心情がまるで書けてないって事ですよね。
ありがとうございました。
次に繋げます。

330:創る名無しに見る名無し
18/01/26 13:42:39.91 DZKaIPqg.net
うーむ


331:、ここの批評人たちの読みは深いな。私の感想の稚拙さが際立ってしまう。



332:フカ
18/01/26 13:46:15.76 iscnMMDN.net
>>313
ありがとうございます。
ミミファンだなんて、嬉しいです。
実は去年の応募作にもミミさんが、戦争体験者として再登場します。リライトして春の新人賞に出しますので、落ちたらまたこちらにアップしたいです。
そうなんですよね、薫の存在の扱いが難しかったです。もう少し回想シーンなどで薫の事情も書くべきだったかもですね。
ありがとうございました。

333:創る名無しに見る名無し
18/01/26 13:48:24.39 iscnMMDN.net
>>315
いえいえ、有難いご指摘ばかりです。ある意味、師匠よりもチェックが細かいです。
みなさん、ありがとうございます。

334:創る名無しに見る名無し
18/01/26 13:50:21.03 DZKaIPqg.net
アップしてくれるのは嬉しいけど、落ちないことを願っています(笑)

335:創る名無しに見る名無し
18/01/26 13:52:50.86 iscnMMDN.net
>>318
ありがとうございます。
確かに…万が一受かったら、こちらにもご報告させていただきます。笑。

336:創る名無しに見る名無し
18/01/26 17:32:34.88 mivwM/LH.net
>>314
うーん、さらっと描きすぎじゃなくて、逆によーいどん!で自殺しているだろ?
もっとなんか、なんとなく死なないと…。むしろ「ワザとらしい」んだよね。行動の動機が。
心情を描くのはいろんな方法があるけど、この場合は、心理を描かないことによって描く、というテーストが大事なんじゃないかな? 
そのための文体であり会話のリズムなんじゃないの? センスの良さがストーリー作りに生かされてないというか。
最終審査に行くには、この路線で成功しているプロの作家(あえて名前は言わないがw)に追いつかないと。
そして、追いついた地点から自分の個性を出さないと厳しいんじゃないかな。

337:フカ
18/01/26 18:13:04.26 iscnMMDN.net
>>320
ありがとうございます。
なるほど、自殺のくだりがいきなり過ぎましたか。
色々課題がありますね、私には。
この作品は純文学としては初めての作品でしたし、全体的に、あまり考えないで書いたせいもあります。
自分でもよく、予選通過したなあと。。。
とにかく、これからはもっと考えて書きます。
ご指摘深謝です。

338:創る名無しに見る名無し
18/01/26 18:21:07.97 iscnMMDN.net
>>320
いきなりすぎ、というか、書き方が下手なんですかね。
語らないで描写する…難しいです。
自分の個性、ですか。
そのあたりが私には足りない気がします。
私の個性ってそもそもなんぞや?と。

339:創る名無しに見る名無し
18/01/26 18:25:00.26 P5wq6cBM.net
>>301
ミミさん魅力的。
他の人物、魅力なさすぎ。
あとは表現磨きなよ。
私の宝物 とか、顔を赤くした とか、凡庸すぎ。

340:フカ
18/01/26 18:27:06.46 iscnMMDN.net
>>323
ありがとうございます。
そういわれてみれば。。。
もう少し勉強します。

341:創る名無しに見る名無し
18/01/26 18:34:41.36 P5wq6cBM.net
>>324
でも読めたよ。大抵、ネットに上がってるのは読む気もしないのに。俺はいくつか中央の純文系でn次なんだけど、なかなか他人の読む機会ないからいい経験になったよ。ありがとう。

342:創る名無しに見る名無し
18/01/26 18:42:33.62 iscnMMDN.net
>>325
ありがとうございます。
読めた、って言うのは、少なくとも意味があったと言うことですよね?
こちらこそ、書いて良かったです。
てぇんきゅう!

343:創る名無しに見る名無し
18/01/26 18:51:52.38 P5wq6cBM.net
>>326
ミミさんのセリフ遣いはミミさんだけのものだった。俺はセリフ多いの好きじゃないから、地の文で努力しろよって思っちゃうんだけど、ミミさんはこれでしか表せないからこれでいいんだと納得できた。

344:創る名無しに見る名無し
18/01/26 19:04:13.68 iscnMMDN.net
>>327
なるほど、ありがとうございます。
私は逆に地の文で語ると、単調になってしまうので。表現力の足りなさが単調になる理由かも。
私が書きたかったのは…。
自殺志願の若者を癒すのは老人だと思ったので。変わり者の祖母をモデルの老人を主人公にして、いかに自殺から若者の気を紛らわすかを書きたかったのです。
これを読んでも死にたい人は死ぬかもですが。自分に何かできないかなと思って書きました。図々しい思い上がりかもですが。。。汗。

345:創る名無しに見る名無し
18/01/26 19:07:53.57 P5wq6cBM.net
>>328
ただ、「癒し」とかいう言葉を使う凡庸さ、そういう常識的な考え方はマイナスになると思うよ。小説は教科書じゃないから。

346:創る名無しに見る名無し
18/01/26 19:11:11.33 iscnMMDN.net
>>329
はい。
作中では癒し、と書いてはいけないと自分でも思います。ただ、書くきっかけと言うか、動機が癒しだったと言う意味です。
そう言っちゃうと、なんかつまんないですね。すみません。

347:創る名無しに見る名無し
18/01/26 19:32:49.83 mNz6CDBO.net
でも、私はフカさんのように明確にテーマをぼかすことなく、語れるところはいいと思う。

348:モニ
18/01/26 19:39:54.27 6w+v04fp.net
ハードル高くて私は後何年ここの域までこれるやら。精進しなきゃ。

349:フカ
18/01/26 19:43:00.26 iscnMMDN.net
>>331
ありがとうございます。
そうおっしゃってくださると嬉しいです。

350:フカ
18/01/26 19:43:29.43 iscnMMDN.net
>>332
頑張って下さい。

351:創る名無しに見る名無し
18/01/26 19:43:42.61 4Dlq8WTh.net
>>モニ
頑張ろうな!

352:創る名無しに見る名無し
18/01/26 20:03:48.70 4Dlq8WTh.net
雑談禁止とわかっているがひとつだけ言わせてくれ!
板変えて正解だったな!

353:創る名無しに見る名無し
18/01/26 20:14:47.71 Z1AJWsmA.net
>>308
二月三日まで

354:フカ
18/01/26 20:17:21.38 iscnMMDN.net
>>308
お!締め切りでましたね。
頑張って下さい。

355:創る名無しに見る名無し
18/01/26 20:21:10.97 4Dlq8WTh.net
>>308
楽しみにしてるよー

356:創る名無しに見る名無し
18/01/26 20:27:07.48 4Dlq8WTh.net
>>337
ていうか、課題人。ごめん。課題の「三人称、家族離散もの、感動あり 2千文字程度」
二千文字がどうしてもクリア出来ず、五千文字くらいになってしまうけど、読んでくれないか?

357:創る名無しに見る名無し
18/01/26 21:13:52.70 uxQ9l1KV.net
>>340
OK
構わないぞ

358:フカ
18/01/26 21:19:13.30 iscnMMDN.net
>>340
OK出ましたね。
時間があったら、私も読みたいです。読んでもいいですか?

課題人さん、部外者ですが。参戦してもよかですか?

359:創る名無しに見る名無し
18/01/26 21:19:18.63 Ug2+68uX.net
>>337
了解です。

360:創る名無しに見る名無し
18/01/26 21:20:41.35 qWeJI0lo.net
>>301
十年前の話にした理由がわからない。昔の話だったら最後は「今」に戻ってくるべきじゃない?
自殺志望者に対する癒しというならフィアンセが死んでミミが凹んだら台無しと思うし、最後ボケてしまうなんてあんまりだ。蛇足にもほどがある。
あと気になるのは文章作法とか表記のルールとかマナーと言われるやつなんだけど、章番号(?)のあとの読点とか、セリフ文を一字下げてるとか、三点リーダを一個しか使ってないとか、びっくりマークとはてなマークのあとに文章が続く時に空白を一字入れてないとか。
これってわざとなの? 師匠はなにも言わないの?
こだわりがないなら作法通りに書くべきだと思うな。変なこだわりがあるヤツと思われても嫌だし。

361:フカ
18/01/26 21:31:30.53 iscnMMDN.net
>>344
鋭いご指摘ありがとうございます。
十年以上前にしたのは、ミミさんの年齢、モデルになっている私の祖母の年齢に近づけないと、戦争体験者として成り立たなかったからです。
あと、写真の仕事の関係で。
今時のカメラマンは本当に儲からないので、
今にしちゃうと銀盤写真ネタが使えない為です。
確かに今、に戻すのも手でしたね。すみません。
作法の方は、すみません。そこまでは知りませんでした。
師匠も何もおっしゃってないし、こういったツッコミは初めてです。
ご指摘いたみいります。

362:フカ
18/01/26 21:35:54.83 iscnMMDN.net
>>344
追伸です。
フィアンセが死んで悲しむのは当然だと私は思いますが。確かにミミさんは凹みますが、雄二の慰めもあり、死んでならないのを再確認しています。
確かにショックで認知症が進んでしまうのは、悲しい話ですが。蛇足でしたか?

363:創る名無しに見る名無し
18/01/26 22:02:00.83 qWeJI0lo.net
>>3


364:46 近しい人が亡くなるというのは大きなストレスです。それが読者の生きる気力を奪っているものかもしれません。そういう人にとってミミさんがあまりに凹むと癒しにならないかと思うのです。 悲しみながらもなにかミミさんらしいことを言って乗り越えていくような展開があって癒しになるかと。痴呆についても主人公を忘れてしまうなんて悲しすぎです。ひょっとすると亡くなるより辛いかも。 癒しがテーマなら書きすぎな気がします。 人生は無情である、という話なら今のままでも別にいいかな。 それに……最後にボケてしまったら続編が書けないではないですか!



365:フカ
18/01/26 22:14:01.92 iscnMMDN.net
>>347
なるほど、ありがとうございます。
でも、長く生きると言う事は、親しい人の死に目に合う事は避けられないですよね。
私は逆にそれは幸いだと思うんです。
私自身が親戚が少ないせいか、葬式に出れたりするのがちょい羨ましいのもあります。
変かしら?
ボケてもちゃんと歌を歌って楽しそうな姿が最後に見れて、ある意味ハッピーエンドでは?
死なない人間はいないのです。
だからこそ、今を生きる事がいかに貴重だと私は思います。そこが、ポイントでした。
単なる慰めや癒しではなく、生きることそのものに意味があると思って書きました。
続編…実は次回作もばーちゃんネタだったりしますから、安心してください^_^
来週あたりにでも、落選作をnoteにアップする予定です。
一生懸命読んでくださり、またあついメッセージをありがとうございました。

366:創る名無しに見る名無し
18/01/26 22:15:29.29 mivwM/LH.net
>>322
>語らないで描写する…難しいです。
難しいけど、難しく考える必要はないよw
まず行動から書けばいいんだよ。一切の説明なしで行動の描写から入る。
ただなんとなく撮影のあと海岸にいってビール飲んで。ボートに近寄って、いきなり多量の錠剤を流し込む。
風景描写に移って、また私の心の声が出てきて、すっと意識がなくなる。これだけでああ自殺なんだな、って読者にはわかる。
で、行動の動機とか、説明的なものは、意識が回復してから書けばいいんだよ。
まあもちろん別の書き方もあるけど、これってハードボイルドな書き方ってわけで、いくらでも手本はあるだろ。
ハードボイルドが性に合わないんだったら、外野からとくに何もいわないけどw
>なるほど、自殺のくだりがいきなり過ぎましたか。
よーいどん! になっているってのは、いろいろヒントをあたえて、予告しておいてから、やっぱり!とかなっているという意味。
いきなりすぎる、のじゃなくて、むしろ熱い風呂にかけ湯してから入っているって感じ。
推奨したいのは、こいつ何してんの? と読者に思わせといて、えっ? となる展開を見せる、っていえばいいのかな。
「Mimi」は、これこれこういう悩みがあるのよーいやんなっちゃう、死のうかな、死のう、えいや! という書き方になっている作品だと思うんだけど。
どうも作家さんに言いたいことが伝わらないなw それはやっぱり作家さんは基本的にこれが良いって書いているからだろうけど。
自分の「酷評」は以上です。

367:フカ
18/01/26 22:22:01.20 iscnMMDN.net
>>349
わあ、沢山ありがとうございます。
なるほど、ハードボイルドですか。何冊かしか読んでないから、詳しくなかったです。
行動の描写で表現…なるほど。上手いことを考えておられますね。盲点でした。
今書いてるやつに、その辺りの勉強が役に立ってきそうです。
色々と課題をありがとうございました。
頑張れそうです。^_^

368:創る名無しに見る名無し
18/01/26 22:22:39.20 mivwM/LH.net
>>349
そうそう、唯一、いきなり感があるのが冒頭の「トゥギャザーしようぜ」的な婆さんに「お嬢さん」と声をかけられるシーンだね。
へんな喋り効果もあるけど、この唐突感=他者性がミミに読者の視線を向けさせているんじゃないかな。

369:フカ
18/01/26 22:30:49.14 iscnMMDN.net
>>351


370: ありがとうございます。この冒頭はちょい自信あったりして。。。 実は、このテレホン局ネタは、うちの祖母が駅前でやらかしたのが元ネタでして。 家族全員で笑いました。^_^ このシーンが書きたくて、ここだけで数年かけて書きました。 全部書き終わるまで、実に七年かかりました。 だから、写真ネタも出てきてしまうのです。



371:創る名無しに見る名無し
18/01/26 23:11:45.35 Ug2+68uX.net
課題人さん、テーマに「寒波」をいただきましたが、テーマということは、「寒波」についてメインで書くという認識でいいでしょうか?
例えば、登場人物たちの街がいま寒波の下にあって、そこでの主人公たちの(寒波という特殊性を活かした)物語、というよりは、寒波自体が物語の主題であるような文章、ということでしょうか?

372:創る名無しに見る名無し
18/01/27 01:12:18.25 kAPKpsUM.net
>>301
一次通過を読ませていただくのはありがたいです
これから読み進めますが、冒頭から気になる箇所だけ
 あれはもう十年位前の事だ。日本中が猛暑だの酷暑だのと騒がしかった、あの年の夏。
 東京から電車に乗って一時間位の所にある港町の駅前で、老婦人に道を訊かれた。
―二つの連続する「位」はない方が読みやすい
 「お嬢さん、テレホン局はどこだね?」
 私はリュックサックとカメラケースと三脚を持って、信号待ちをしているところだった。
後ろからそんな風に声をかけられて、少し驚いた。
 もう三十を過ぎた私が「お嬢さん」と呼ばれた事にはあまり驚かなかったが、
その「テレホン局」とは何なのかが分からなかったので…
いや、実は一番びっくりしたのは、その老婦人の風貌だった。
―「もう」「あまり」「その」は過剰な副詞と連体詞なので削ったほうが読みやすいのでは


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