11/08/22 00:43:23.53 .net
自分に自信が持てなかった20代の頃は、本をものすごくよく買った。
自己啓発とか精神世界の系統ばかりだけど、値段とか気にせずに4、5千円のものでも躊躇なく買った。
書いてある内容は、100万円でも得られないような経験の積み重ねで得られた結晶だと思ったから。
何千円でも何万円でも安いと思った。
でも結局、他人が書いた文章を読むだけでは、その著者が得たという叡智や経験を
まるまる自分にコピーしたことにはならないということを知った。
同じ文章を読んでも人によって受け取り方が全然違ったりする。
文章というのは物事を伝えるのに、あまりにも曖昧すぎる。
だから、本を読んでも人間として成長しない。
自分で経験したことじゃないと、成長しない。
そういうことに気付いて、本はあまり読まなくなった。