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>>123のつづき
2016年8月24日(水)放送 奨学金破産の衝撃Ⅱ ~“中退続出”の危機~
URLリンク(www.nhk.or.jp)
奨学金破産の衝撃Ⅱ 学生をどう支えるか
アルバイト先が、バイトと学業を両立できるようにサポートしているところもあるが?
尾木さん:これはぜひ、企業も精神として、学生を使う時は学んでほしいなと思いますよね。
そのことで、やっぱり企業の繁栄にもつながるとおっしゃっていましたからね。
それから、大学の方もいろんな努力をしていて、法政大学もやっているんですけれども、「成績優秀で、極めて」がついてますから。
それから金額も、20万から30万と低いんです。
だから、ここらへんも本当はもっとやらなきゃいけないんですけど、何しろなかなか、経営のこともありますから、難しいですよね。
小林さんは、今回の全国調査で、どういう支援があったら中退しなかっただろうかという問いもされている その結果から見えてくるものは、経済的な支援だけではない、
こうした心理相談があればよかったという声が多いが?
小林さん:これは経済的な理由が根っこにあっても、例えば、あるバイトをし過ぎるとか、単位が取れないとか、さまざまなプレッシャーを受けているんです。
そうしますと、心理相談とか、そういう形で心理的な問題も解決しないと、お金の問題だけでは片づかないということなんです。
全体として、今後どのような仕組みが必要か、すでに始まっているものも含めてまとめました。
まず、この機関保証制度というのは?
小林さん:これは、日本学生支援機構の奨学金にあるんですけれども、一定の保証金を払えば、その代わりに万が一、返済できない時に、代位弁済といいまして、
いったん肩代わりしてくれると。
月々の返済は、それで止まるわけです。
そういう制度になります。
完全に借金がなくなるわけではないんですけれど、そういう制度があります。
(あくまでも、一時的なものであると)
それから次に、所得に応じた返済制度で、これから始まるんですけれども、所得の9%の割合を払えばいいと。
所得がない人の場合には、月額2000円で済むという新しい制度で、返済の負担を少しでも減らそうという制度です。
そして今、大きく注目されているのが、給付型奨学金だが?
小林さん:これは、今まさしく審議されているんですけれども、日本には、前回お話ししたように、給付型の奨学金がないということになっていたわけですけれども、
やっと政府も本腰を入れて、これを作ろうということで、今、どの程度の規模にするのか、国も財源がなかなかないものですから、そのあたりが今、真剣に議論されているところです。
(課題は何だと思う?)
一番大きいのは、財源ですね。
それから、どういう人に、どの程度の金額を与えるのか、これも大きなテーマです。
(社会からの共感をどのように得るのかということも課題である?)
世論のバックアップがなければ、やはり大きなものはできないと思います。
視聴者の方より:「人材が資源の日本で、なぜきちんとした教育の制度を整えないのか」
この問題に、しっかりと正面から向き合っていかないといけないが?
尾木さん:だから、OECDもよく言われるんですけれども、教育は未来への投資なんだと、日本はこんな経済大国でありながら、
もっとケチらないで出した方がいいんじゃないかということも言われるんです。
だから、やっぱり生涯学習センターにしかすぎないと、大学は。
そんなんで、だから、いつでも、誰でも、どこででも学び直せるみたいな、最後の出口じゃなくて、そういうやっぱり大学の位置づけそのものを、
ヨーロッパ型に変えていくべ
きだと思います。
そして、みんなが得するように。