【秋田の熊】今井宏Part3【英文法教室】at JUKU
【秋田の熊】今井宏Part3【英文法教室】 - 暇つぶし2ch548:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/10 18:33:05.88 kEUBEPcV0.net
今井 宏の功績は2つある。

(1つめ)
従来、予備校とは、
偏差値が60以上ある人がさらに伸ばすためとか、
学校の勉強では足りない人が行くところだった。
実際、福井一成あたりの本にも似たようなことが書いてある。
予備校は経営だから金集めのために下位向けの講座も設定してあるがそういうのは三流講師の担当だ。

だが、今井は、
「学校の英語にすらついていけない」という層に
C組で分かりやすい講座を提供し、
「予備校は、上位者がさらに上位になるためのもの」
という既成の概念を打ち破り、
「基礎固めも予備校で行える」という新しい概念を生み出した。

東進では渡辺や大岩など「中学レベルから教える講師」が台頭しているが、
これらの源流は今井宏にある。

(2つめ)
英語は暗記科目ではないかもしれないが、暗記科目的要素も多分にある。
伊藤和夫は「英語は理屈が半分、感覚が半分」と言っていたように、
外国人かつ幼少期を過ぎた我々が外国語(英語)を学ぶには理屈→文法は必要だが、
しかし英語もまた言語である以上は感覚も大切だ。

13~15歳を過ぎた人間が英語をやるのは、ネイティブ同様ではなく、文法的な事など理屈的にやるべきだろう。
「ネイティヴの言語習得と、青年期以降の言語習得の、同列視不可」のは当然。
しかしその一方、英語もまた言葉である以上、「ネイティヴが覚えた方法」を全く切り捨てるべきでもない。
これは、伊藤和夫の言う「英語は理屈が半分、感覚が半分」という言葉に集約され、山田暢彦『中学英語をひとつひとつわかりやすく』(学研)にも似たような事書いてあった。
中山治の勉強法本にも
「しかし、文法偏重も文法軽視もいずれも誤りです。文法偏重は英語を数学のように規則で割り切って捉えようとする生徒を生み、他方で文法軽視は英文のルールを無視して英単語の和訳を適当につないで、とんでもない日本語をでっちあげる生徒を生み出しています。」
中学生のための「個性(タイプ)別」超勉強法 [単行本] 中山 治 (著) 出版社: 洋泉社; 新訂版 (2002/03) のP65ページ

今井はこの点が完璧である。
「文法の必要性」を解き、「アメリカの赤ちゃんのように」を否定する。
その一方、「なんでも理屈で割り切ること」はしないし、
「覚えるしかないことはある」ということは素直にそう言い、
「丸暗記からの解放」でテキトーなハッタリをかまして人気取りをするようなことはしない。

(2つめの派生)
今井は受験生に安易に妥協しないのがいい。

俺は富田に「単語帳不要」とか「単語力で勝負は決まらない」
みたいに言われ、単語帳はやりたくなかったしやらなかった。

でも今井の「今度こそ英語は大丈夫」(東進ブックス ナガセ 今井宏)のP56-57に、
「一生に1回 どうしても通過しなければならないイベント」
とあり、
ああ、これは、人生で1度はやらなけらばならないことだなと痛感し、避けては通れないことだと覚悟を決め、
ちゃんと単語集やったよ。
人気取りのために受験生に媚びた安易な発言をしない今井には好感が持てる。

富田の名誉のために言うと、
もちろん、富田は受験生に迎合して「単語集不要」と言ったわけではないが、
しかし受験生というのは、
人の発言を自分に都合よく解釈するもんなんだよ。
発言者はそういうことまで踏まえて発言しなければならない。

富田は「自分の発言を誤解・誤読するほうが悪い」という姿勢だが、
今井は、受験生がどう解釈・曲解するかまで想定したうえで言葉を選んでいる。 これは今井にしかできない芸当だ。


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