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iPS細胞使った網膜を難病患者に移植へ 臨床研究を申請
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
iPS細胞使った網膜を難病患者に移植へ 臨床研究を申請
2019年12月9日 21時22分医療
重い目の病気である「網膜色素変性症」という難病の患者を対象に、iPS細胞を使った新たな臨床研究を行う計画を神戸市の眼科医療施設などが専門の委員会に申請したと公表しました。順調に審査が進めば、手術を来年度中にも実施したいとしています。
神戸市にある「神戸アイセンター病院」と理化学研究所は9日、記者会見を開き、重い目の病気である「網膜色素変性症」と呼ばれる難病の患者を対象に、iPS細胞を使った新たな臨床研究を大阪大学の専門委員会に申請したことを公表しました。
「網膜色素変性症」の患者は日本におよそ4万人いるとみられますが、有効な治療法はないということで、臨床研究ではストックされている他人のiPS細胞から作った網膜を移植し、光を感じ取る機能の回復を目指すとしています。
グループでは委員会の承認が得られれば国の審査を経たうえで、来年度中にも手術の実施を目指すことにしています。
「神戸アイセンター病院」の栗本康夫病院長は「ようやく第一歩を踏み出せてうれしい。治療を願う患者の希望になればいいと思う」と話していました。
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