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三つ子の育児、背負い込んだ母 泣く子を投げ落とした夜
拡大する名古屋地裁岡崎支部
名古屋地裁岡崎支部
生後11カ月の三つ子の次男を床にたたきつけて死なせたとして、傷害致死の罪に問われた愛知県豊田市の元派遣社員、松下園理被告(30)に対する裁判員裁判の判決が15日、名古屋地裁岡崎支部であった。野村充裁判長は懲役3年6カ月(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。
判決によると、松下被告は次男の泣き声にいらだち、2018年1月11日午後7時ごろ、自宅で次男を畳に2回たたきつけ、脳損傷により死なせた。
判決は、被告は犯行時、うつ病の状態だったが、完全責任能力があったと認定。野村裁判長は「無抵抗、無防備の被害者を畳の上に2回たたきつける態様は、危険性が高く悪質」などと量刑理由を述べた。