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全日本体操団体選手権は29日、東京・国立代々木競技場第一体育館にて決勝が行われ、昨年3位の日本体育大で
合計270.300点で優勝し、2010年以来5年ぶりに王座奪還を果たした。2位は順天堂大で合計268.300点、3位は
徳洲会体操クラブで合計267.950点だった。
近年は順天堂大の後塵を拝することの多かった日本体育大は、6種目×3選手を大きなミスなくつなぎ、神本雄也が平行棒
で16.100点、白井健三がゆかで16.700点と大きく得点を伸ばした。また2位の順天堂大は、最終種目の鉄棒で市瀬達貴、
野々村笙吾、加藤凌平がいずれも15点台にのせる猛攻で、徳洲会体操クラブを逆転した。
一方、世界王者・内村航平を擁するコナミスポーツクラブは3連覇に挑むも合計267.550点で4位に終わった。内村は4種目
に出場し、すべてをミスなくまとめ、最終種目の鉄棒では16.250点というハイスコアをマーク。しかし、チームとしてはいくつかのミス
があり、3連覇は成し遂げられなかった。
来年に迫ったリオ五輪、そして2020年の東京五輪に向けて、体操日本の世代交代は着実に進んでいる。今大会は、内村が
「社会人選手としては、『やめてくれ』と言いたくなるくらい」と語るほど、若い選手たちの成長を印象づける試合となった。内村は
「下が育ってこないと日本のレベルが上がらない。高校生からも代表入りするような選手が出てきてほしい」と、高校生に奮起を促した。