ひぐらしうみねこ彼岸花オリスクスレ【第6話】at GAMEAMA
ひぐらしうみねこ彼岸花オリスクスレ【第6話】 - 暇つぶし2ch459:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 20:28:49.76 XeHqkh2M.net
>>457
テキストから抜き出せば良いのではないだろうか?

460:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 22:04:37.86 wcEDzazK.net
>>459
そうだよNスクだから抜けるじゃないか
久しぶり過ぎてすっかり忘れてたありがとう

461:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/18 06:35:09.54 YJSsrQfM.net
11日目②
鷹野パートの研究打ち切りで色々考えてしまっている鷹野さんは人間味を感じて好き
余計なことを考えてしまうからと明日殺す予定の富竹に会いたがっている複雑な心境は個人的にツボに入る

詩音がそれまでの園崎を吹っ切るケジメパート大好き
>「私が全てを取り戻したなら、その時はこう命じます。 ――雛見沢から出て行きなさい、園崎お魎_。
> ……これから死ぬまでの時間を、貴方がこの地で費やす事を赦しません。園崎の名の通らぬ土地に移り、
> 誰も自身を知らぬ場所で、ただの老婆として、その生涯を終えなさい_」
>「雛見沢の地に戻ってくることを救いと思うなら、それを、用意しましょう。北条悟史が、この地に戻り、貴方が今日までの事を謝罪し、
> 彼が“貴方を赦したら” ……そうしたら戻ってきていいです。それまでは自分の人生を悔い、彼に謝罪する事だけを夢見て、長生きしなさいな。
> 全てを決めるのは彼。貴方が、その口で汚らわしい血だと罵った北条の息子。悟史くんが赦すなら、私だって全て水に流してあげますよ?
> ね、破格の条件でしょう? …………悟史くんがいつ戻るかなんて私達には解らないけれど」
ここそっくりそのまま因果が巡っていて好き

>「……あんたは哀れだよ、魅音。もし、彼の推測が正しいのなら、あんたは怖いだけなんだ。『魅音』に憧れ、欲しいと思った。
> そうして人生で初めて自分から行動した結果が、背中に一生消えない傷を負う事だった……。その時から、あんたの中で大切なものが壊れたまま」
>「私達は、お互いに傷ついたと認め合って、そうして“今”を手にしています。けど、本当は私達、二人とも……解放なんてされてなかった。
> その子は、二度とあんな怖い思いはしたくないと思ってる。それが、今日までの行動に出ていた。誰かの決断に従い、誰かの選択に従う。
> ……だって、自分が選ぶ選択肢は、絶対に間違いだから。園崎魅音が前に出れば必ず失敗する。その子の思いつきは必ず罵倒される。……そう思い込み、怯えてる」
>「それで……きっと、思い込みでは終わらないんです。それは本当にその通りで。“運命”とでも言うんでしょうか? 自分がやっても上手くはいかないから、ますます他人に頼ろうとする。
> 正攻法じゃ勝負に勝てないと知っているからイカサマをする。逆境では自分の力を活かせないと嘯き、追い風が吹いた時しか行動出来ない。いつまでだって、見えない檻に閉じ込められている……_」
ここの抜粋やここから先の魅音解釈は原作の魅音を基準として考えると簡単に納得できるものではないものの
忌み子として生まれたが手違いで入れ替わってしまった姉妹というキャラクター骨子を基準に考えると良く掘り下げられていると思う
詩音に全ての選択肢を任せる道と頼れない代わりに愛を受け取る道の提示
そして魅音が本当に欲しかった言葉と、互いのかつてそうだった自分を間引き前に進もうという言葉は前向きで良いなと思う
ここも、ここからしばらく最後の方までずっとベッコベコに凹まされてる状態だから仕方ないが魅音の魅音らしさが弱い部分に集中してしまっているのは少々残念な所ではある

>「――今度は必ず助けてあげる。あの時、私達が入れ替わった時。あんたが『詩音』から『魅音』にさせられた日。
> 助けに行ってあげられなくて…………ごめんね。ごめんね、――“詩音”_」
>「私が、あんたを助けられたなら、こんな事にはならなかった。あんたの不安は、あの日からずっと無くなってない。
> ……もう二度と、あんな事にはならないんだよって。そう言ってあげるべきだったのに私は、ずっと貴方の事を赦しさえしていなかったんだね……_」
>「怖かったね、“詩音”……。もうあんな目には絶対に遭わせないから。私に似せただけの『魅音』の振りなんてしなくていいから。
>…………私のことをお姉ちゃんって呼んでいいから。……今まで、よく我慢したね。偉かったね、詩音……_」
最初に読んだ頃は詩音は本当の魅音を奪われたという視点でしかとらえていなかったため
この部分の解釈と謝罪はあっておかしくないものでありながら全く頭になかったもので前日の梨花ちゃんみたいになった

このパートが特に顕著だが虚崩し編は園崎sageや魅音の劣等感の比重が大きく相対的に詩音美化が極端に見えがちな場面が多い
しかし虚圭ちゃんの身内贔屓・魅音が自分を下に置くために上から目線で接する形になる事や情報量の違いをベースとした気づきによる行動によるものが多いため
実際は過剰に盛られているという程でもないのが創作って難しいなと思わされる

462:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/19 22:58:09.45 qrh4muCc.net
11日目③
レナパート
レナの事件のリスクの説明と小道具の説明
事件に真実味を帯びさせるための証言並びに魅音への応援へのシフトの正当性
梨花の声のバリエーションの確保
こういうところを本番で急に後出しするのではなくしっかり積み上げるのは好印象
意識的に羽入に一言添えるレナのシーン好き

梨花パート
羽入りさんの事もあって梨花呼びしてるシーンの
>圭一が、そう私を呼ぶ世界もあったのだろうか。
ここ神騙り編リスペクトなんだろうか
>何せ、ここに居る俺はオヤシロ様の祟り“を”殺す。祟殺しの主人公だからな
この言い回し好き
綿流し編のレナを引用してジョーカーへ出来た救いだったのではと語る虚圭ちゃん
罪を赦そうではなく罪を責めることが救いになるという切り口での解答は作品全体のテーマでもあると思う
これがあるからこそ、園崎や村人への批判や部活メンバーへの攻撃的姿勢、そして梨花の周回の否定など
原作からするとあり得ない要素が湧いてきている

>「秘匿義務やら、話すことへの影響について、ですか? そうして沙都子の容態や、詩音の精神に悪影響があるからと言い訳をして、いつまでも黙り続けると。
> 救いにせよ、絶望にせよ、それを知らなければ彼女らの苦痛は終わらない。格好よく無事で健康な悟史を最後にプレゼント、なんて虫のいい話は止めとけよ。
> てめぇらの身勝手さだって惨劇の原因の一端だ。自分らにしか発症者を救えないからなんてふんぞり返るなら、この場でてめぇら殺して彼女らと悟史に止めを刺してやるよ_」
>壊されるまで大事な事にも気付かない連中が、とってつけたような後悔する光景なんて、もう見るのもウンザリだ。
うーん過激

圭一パート
両親の顔を一目見たかった虚圭ちゃん好き
虚崩し編はほぼオールスターではあるがこの二人がサブキャストとしてでもなく全てが終わった後の出演以外で出番がないのは仕方ないのだが少々残念なところではある
>「前原さん。出来る事がないと言っても、貴方が今日までの事を考え出したんです。……ちゃんと最後まで責任を持ちましょう。
> 私もお飾りであっても、一組織のトップです。私は、私達はそういう人間でありましょう」
チーム結成のリーダーを譲る圭一に対してのここの入江好き
ぼっち梨花ちゃん笑う
>「さぁ! 明日は、もう惨劇に怯える日じゃねぇ。誰かを殺し、消す日でもねぇ! 新しい村を生み出す、始まりの日だ!
> 祭の始まりこそが惨劇の終わりさ! 村一番の盛大な祭りにしてやろうぜぇ!? 
> 神様だろうが、村を滅ぼす悪魔だろうが……俺達の戦いって奴を見せつけてやる! 作戦決行は翌朝10時!!
> 作戦名は――“祭囃子”!!_」
> ……これが俺の“祭囃子”だッ!!
こういう口上好き過ぎる
最高かよ

TIPSは次回

463:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/20 16:55:34.54 pNtClwUc.net
11日目TIPS:御八代様
オヤシロ様という名称の発祥を桜花として雛見沢症候群の研究を綿流しや拷問に結び付けるのは上手いなあ
ケジメマシーンの発祥理由を雛見沢症候群重度発症の自殺防止にするのもシンプルだけど好きな所
地下祭具殿と祭具殿の原型作っておくのもいい仕事
自分は好きだが鬼ヶ淵そのものを桜花の創作という形に落とし伝承のほとんどを後付するという手段で時系列の辻褄を強引に合わせるのは賛否あるだろう
高野一二三は別の筋から女王感染者の死による48時間以内の全員発症の可能性にたどり着いていたためこれについての示唆は伏線的には不要だが
あくまで羽入りさんが桜花を生き残らせるため最期に言葉に残したものの延長としてのものなので物語的にはアリなのかなという感想
そして桜花に重ねまたも行われる原作者への毒吐き
当然発生する村人の反発とそれに対しての解答部分好き
無理に再会させても救われるのは悟史でも詩音や沙都子でもないという提示は少し前に入江が責められた点に対してのフォローともいえるだろう
オヤシロ様の話が鬼と和解するものである理由づけを羽入りさんと桜花につなげるところ好きだけど
これ自己投影ないし自己願望系のオリジナル主人公そのものでちょっと笑う
御八代様の定義を『自分と違う何かを異端と蔑む愚かな人と、可哀想な鬼との仲を取り持つ、優れた存在。』とするのは皆殺し編の圭一思い出して和む
>しかし、無責任が羽織を着て歩く、この村の住人の事だ。“新しい英雄”が現れて、声高に私を悪者だと罵れば、
>いとも簡単に手の平を返し、それに追従するだろう。この村の人間は、そういう奴らだ。
考えすぎかもしれないけどここの作者の毒がキレッキレで本当に笑う
読者に向ける言葉じゃない
桜花のサイコパス感と羽入り厨っぷりが顔を出し始める
はた目にはまともだがダメだこいつ感が端々からにじみ出ている
鬼の呪いという万能ワードで求心力とブラフ家訓と恐怖政治とオヤシロ様の祟りと祟殺しシステム連動させ結び付けるのはちょっと考察練り過ぎでは?
そして御三家の発祥も上手く設定されていると思う特に園崎家が悪役としてブラフ家訓を用意されているのに現在では御三家筆頭になっている皮肉好き
それ以外にも次々と湧いて出て繋げられていくひぐらしワードに慄く
>……お前も、どうせ夫を探すのなら子供の為だけなどと言うな。……良い夫を探して、後悔の無いようにしろ。
>『子を産め』と言われたのは、そういうことだ
名もなき男さん誠実で慧眼かつイケメンハートで好き
園崎組の原型はちょっと違うんじゃないかと思う
とはいえ納得できる他の答えも用意はできないが

全体的に桜花を鷹野に重ねる形で描写しており、またその口調で今後の立場を匂わせている
そして、桜花の末路は……

464:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/21 11:23:28.26 uZPujb/x.net
感想乙です
読んでいて面白い

465:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/23 23:04:54.77 NuZ21yUX.net
11日目TIPS:サイゴのカケラ
1年目、2年目の祟りについて全ての世界で必ず起きるという不自然さには気付かなかった
超惨劇の世界を見たいという気持ちは多少はあるため『わたし』の言うことをすべて否定はできないなと改めて思う
そしてもし『あなた』達(今までの梨花)がずっとカケラ紡ぎをしていたとしたらという前提のもと
何故綿流し付近から惨劇が起こるからくりの暴露
開示される『わたし』と今回の『あなた』の正体
日常を紡ぐ『あなた』と惨劇を紡ぐ『わたし』という構図
初回は読み込みも足らず『わたし』が『あなた』を排除し惨劇を紡ぐ者という発想は全くなかったため非常に衝撃が強かった記憶がある
圭一に感化されて最初に圭一ハウスに逃げ込む『わたし』の所好き
また仲間に会えると、そう単一世界の沙都子に言っていた古手梨花の末路
終わったと決めつけた世界に下らない世界と、さっさと終われと唾を吐ききまぐれで手を貸し状況を悪化させた古手梨花の末路
自分好みだからとどうせならとどうでもいい物のように扱われる古手梨花の末路
さっさとこの世界から退場させてもらうと、世界を投げ捨てての“選択肢の変化の追及”も出来ないと単一世界を軽視し、詩音の発症を余計に煽った古手梨花の末路
悲惨なものなのだが何れも良く皮肉の効いたもので好き
もう二人開示されてない古手梨花の末路もあっていいのよ?

カケラ紡ぎが大変でしょ?というところ原作への皮肉だろうか
鷹野が取引をした神の正体、そして梨花の罪とは

> 私はルールを説明した。
> 仲間達の“罪”を納めたカケラを見る事。
> それは『彼らの罪を確定させる』と。
> そうして、問いかけもしたわ。
> 彼らの罪が、そこに納められている。
> ……それでも貴方は読むのか、って。
>“あなた”は分かっていて彼らに『罪を犯させた』
> どうしてかしら……?
> ただ、貴方の興味を満たす為?
> 目の前に用意されていたからと。
> ただただ、暇潰しの為に……?
> そうじゃない。
> 私じゃない。
> 別の誰かが、何かのせいだと。
> 私は知らなかった。だから仕方ないんだと。
> ……“あなた”は、そう言うのかしら?
> それを彼ら本人に直接言える……?
> ――“あなた”には罪がある。
ここに限らず梨花をはじめとしたキャラクターと視聴者や原作者をリンクさせてとことん糾弾するのは
方向性は違えど竜騎士節とでも言うべき毒に近いものを感じる

うわっダメだこいつってなるシーン含めドン引きする場面が多い
羽入り厨なサイコパスが何でも叶う力と立場揃えちゃって極まった結果がこれだよ!!
そんで結構な割合で親のせいだよこれ!!!
TIPS 見落としがちな事の答えの提示
これがあのTIPSの答えであるとこの感想書き始めて他の人に指摘されるまで思いつかなかったの悔しい

466:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/23 23:25:54.59 NuZ21yUX.net
11日目TIPS:古手桜花
数多の創作物にただ一つ紛れた古手桜花の真実を語る書記
多数の真実とされる創作物の中に一つ紛れたそれは真実を元とした創作物として扱われた
本当の真実というものが何かを考えさせられると共に、
これはあくまで原作ではない、否定される物語であるという提示であり、同時に原作をひっくり返すという気概に溢れた宣言でもある
内容から察するにこれを記したのは古手桜花その人であるが
彼女は狂気の末に何故積み上げた嘘に楔を打ち込んだのか
謎は尽きない
この一人称お爺ちゃんっぽいけど確信は持てない

467:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/28 13:13:01.70 21n1JsPS.net
虚崩し編ここの感想面白くて興味湧いてとうとう原作買って読み始めました
虚圭ちゃんカッコいい
けど切ない
原作への愛憎が確かに深い
園崎sage強いけど大石の墓参りは~云々のセリフから祭囃し編の茜さんとの例のあれがあったんだな、と察せられたし
しかしまさかの雲雀13に画面を二度見したわ
雪絵さんのおさげ髪攻撃や原作のセリフの踏襲など作者は原作者に毒も吐いてるけど敬意も払ってると思う
小此木の退場の仕方はこれがベストな気がするな…小此木本人にとっても
あと大高くん、大石さんに何度も助けてもらえてよかったねーいい先輩じゃあないですかー(棒)
個人的に虚崩し編に問題があるとしたら読んでるうちにうっかり徹夜してしまったことだわ
あと祟殺し編のその後パートで泣かされたことか
どこかで詩音の自殺が葛西さんの死にショックを受けたからじゃないかという考察があったけどこれはその上をいったキツさ
そしてそれらプラス皆殺し編での記憶もあるとなったらそりゃ虚圭ちゃん実弾ぶっぱなしてもロシアンルーレットしても平気になるわな、と思わされた

468:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/28 16:50:05.88 er3EWRL0.net
感想増えてくれて嬉しい

469:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/28 16:58:16.66 er3EWRL0.net
初見では自分も徹夜してしまったなあ

470:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 06:46:08.11 JIcgiOEh.net
出題編
作戦の開始
物理的に惨劇を無くす(おもちゃ屋にお灸)は笑う
あんまり情報もってないからこそ亀田君パート好き
レナ迫真の演技が凄味ありすぎて同情せざるを得ない
48時間作戦に対しての鷹野のリアクションが冷静で強い
論文を真に受けるだけでなくそれに基づく仮説から現状を説明する形にもってくのは現状振り回されてる側だが強者感ある
レナとの交渉では相手の精神状態とその意図を掴み望む答えを選択し、その上でカマをかける布石も打っておく
そして沙都子・詩音組との交渉では自分に都合の悪い情報を開示されつつも冷静に受け流し逆にゲーム進行の瑕疵を確認していくのほんと強い
また、問題の原点を唯一理解し村の老人達や園崎家の糾弾に対して物怖じせず指摘し返すさまはひぐらしにおいての英雄そのもので笑う
鷹野さんをメインとした推察パートが続くが鷹野さんが有能でサクサク考察を進めてくれるから小気味よい
圭一が相手であると確信を持った後の尤もらしい理由をつけた指示が鋭いなあ
沙都子・詩音組がもっと圭一について言及しないとおかしいという点の指摘と
それに対する富竹の反論から正当性を得るムーブも素晴らしい切れ味
真っ暗でしどろもどろで大慌てな梨花ちゃんでダメだった
>「そうしないと意味がないじゃあないですか。このゲームの敗者になるのは前原圭一。
> だけど、最後の勝利が全員の物であるのなら、それは俺の勝利と変わらない」
終わってから見るとここあーそういうってなる
>実際、死なないなんて事はない。なぜなら“前”の世界で俺は殺されている。
>けど、今の俺が言えばきっと仲間には、そうなんだろうと思って貰えるだろう。……赤坂さん以外には。
記憶引継ぎ効果と変貌、そして先の園崎村八分強行による実績で仲間から言葉の信用を得ている中赤坂だけは別としているの好き
ここの赤坂さんの対等なバディ感は良い
>「……圭一は、何歳まで生きた事があるのでしょうか?」
>「……皆とほとんど変わらないよ。雛見沢に来ない場合は、そうでもないんだろうが……。
> そういう世界は“知らない”事にしてる。あったと認めてしまえば、そこに悲劇を生んじまうだろうからな。
> 解決に向けて必要な最低限の情報は、梨花ちゃん風に言うなら鬼隠し編から皆殺し編までだ」
ひぐらしのなく頃に 語咄し編の皆愛し編とかな……
>「……! あぅぅ! 僕は……! 僕も頑張りますのです! 梨花も僕も今回は、本気の本気なのですよ……!」
> 何故か、顔をしわくちゃにして喜ぶ彼女。……ここに居る彼女は、すでに確かな存在を持っている。彼女には、過去なんて……いらないのかもしれないな。
虚崩し編の羽入の過去を多量多大に捏造しておいてなお、この結論に思いを馳せるところ好き

471:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 06:47:14.54 JIcgiOEh.net
>「『今までの物に良い所が何も無いのか?』」
> 「『楽しかったし、今だって楽しいと思ってる』」
>「『罰ゲームがキツいって漏らしたら、それでお前は全部が駄目だと思っちまうのか?』」
>「『だいたい部活メンバーが、いつまでも同じ枠に止まっているような奴らかよ?』」
>「『古い物は新しい物に変わっていく』」
> 「『けど、古い物すべてが悪いワケじゃない』」
>「『古い物の良い所を引き継いで、新しい形に変えていける』」
>「『園崎魅音のやりたいようにやってみろよ』」
ここ竜騎士への激励兼ねてて好き
何のかんのと言い訳して議論しない村人を扇動して自前の戦力にカウントしつつ時間稼ぎ兼任させる鷹野さんの英雄化が著しい
ゲームの瑕疵を突きこれまでのゲーム進行がされていなかった問題を解決しつつ進行するようにテコ入れし、更に一喝を入れてくれるの良いなあ
他のオリスクでは闇現し編等で使われた手法ではあるが最強の敵であるはずの鷹野を問題解決のための強力な駒として扱うのが面白い
小此木も有能ながら修羅場に飢えてる感じも出ててキャラが良く出ている
魅音が何も聞かされていないことで強すぎる鷹野さんに対してパーフェクトディフェンス出来てるのちょっと可哀そうだけど笑う
魅音側にも出さなければならない答えがある以上情報与えるわけにはいかないのだけどそれをこう使うの面白い
雛見沢住人のダメなところ煮詰めたような集まりの対応ェ
代表としてだろうけど茜さんは言い訳ばかりだし役員は逃げてばかりってお前……
鷹野さんが内心でそういうところが今回の原因だろって零してるのに納得しかない
羽入を救うという観点は地味にあまり見なかったもので新鮮味を感じる
狂言監禁の件で無力さをこれ以上なく痛感させてからの圭一知覚によって役に立てるという立場の変化を喜ぶ羽入好き
>「赦せないさ。『娘を残して死ぬ』んだぜ? 他に家族の居ない、たった一人を残して。他の全ての人間なんて知ったことか。罪悪感など知った事か。
> “鬼”だと蔑まれようが知った事か。大切な人の自己犠牲……とても許容できねぇよ。“彼女”が反省しないなら俺は鷹野三四を肯定してしまう。
> ……かといって、相手のやってきた事も赦し難いんだがな_」
ここ羽入りさんと桜花の関係を示唆しつつもきっちりジョーカーと虚圭ちゃんの関係も示してるの好き

472:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 06:47:59.81 JIcgiOEh.net
>>467
感想乙
布教成功したのは感想書いた甲斐があって嬉しい

473:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 20:23:37.74 Etm4Mf0n.net
>>472
こちらこそ引き込まれる感想を書いて下さったおかげで虚崩し編に出会えました
ありがとうございます
なるほど、とかその手があったか、とか、そうそう、それだよそれ!とか思いながらまた読み始めています
ボリュームは本当に半端ない…
でも面白いし部活メンバーたちだけでなく雛見沢の住民が向き合わなければならないものに向き合わせている点が本当に凄い
また沙都子のトラップにかかるべきなのは村八分を続けていた村の住民であるというところで目から鱗と塩水が落ちました

474:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/02 00:30:28.09 oxshkIya.net
12日出題編 TIPS
・ヒント、或いは前夜祭
初っ端からお疲れ様会!?と不意打ちしてきて笑う
圭詩は嫌だけど圭レナは許容する梨花ちゃんの複雑な心境よ
波風立てないように鈍感を装っているのか素かで鈍感ムーブする圭一好き
唐突にぶっこまれる沙都子の野菜炒めのくだりが不意打ちで切ない
仲間との触れ合い、仲間との絆を他人の所有物という観点で見る圭一を見て今までの自分を鑑みる梨花ちゃん好き
そして元の圭一だけでなく同族意識からか虚圭ちゃんにも思うものを感じてきているのはニヤニヤする
それでいて最も遠い、理解できない対象でいるのが面白い
羽入を交えてのやりとり面白い
入っているからというのもあるのだろうけど虚圭ちゃんの羽入りさん理解が深いの笑う
魅音への情報封鎖と無茶振りはちょっと可哀そうだけど実際に重要な要素だから困る
ある意味一番仕事するからなあ
今までの世界で存在しえなかった複数の部活が周回知識で凝り固まった梨花ちゃんには単一世界の皆以上に期待を煽るのだろうなあ

・虚崩し編のカケラ
>「……そうだな。俺は詩音を恨んでるから。お前に出来る限りの重荷を背負わせようとした結果が、今日までのこと。
> どれ程の不幸を背負おうと生き続けろって呪ってる」
>「魅音を妹に、娘にして。その上で沙都子も大事にするように。園崎家の問題すべてを背負って片付けて……
> それで帰ってくるかも分からない悟史くんまで待ち続け、支えられる人間になれ、と?」
改めて言われるとてんこ盛りで酷い奴だって思うけどその後の説明は深く納得せざるをえない
このあたりの悟史視点の練り込みが仕上がってるから指摘にキレがあって好き
>「今の悟史には、ただの恋愛感情を受け入れる余裕はない。時間が経てば恋愛も出来るだろう、か? 
> あいつには、それよりも前に……もっと大きな。ずっとずっと大きな“愛”が要るんだよ_」
>「なのに『帰ってくれば、にーにーに甘えられる』『悟史くんにいつか恋心を気付いて貰える』
> ……俺達の中で一番に悟史を思っているだろう二人が、この有様だ。悟史は、いつも与えるばかり……。
> 監督だって同じだろう。責任感で彼を守りはする、彼に厚意も熱意も傾ける。だが、そこに必要な無償の愛はない。
> ……まぁ、監督なら無いと言い切る程、絶望的でもないけどな_」
割とこの部分は見落としがちなところだと思う
悟史についてそこまで考えないというひどい話でもある
斜に構えて排斥されようとする虚圭ちゃんに対してのマジレス好き
大体詩音にモロブーメラン入ってるのまで含めて芸術点が高い
何のかんの絆されそうになってるところにインターセプトする梨花ちゃま
そういうところだよ古手梨花
アレコレ言ってるけど寝ることも惜しむくらい現在を大事に思ってる虚圭ちゃん大好き
虚圭ちゃんは半オリキャラ入ってて中々受け入れがたい表面的な人格してるのを自分でネタにして突っつきまわしてるのは
手法的に定番とはいえやはり効果大きいなって思う
マイナス感情が大幅に低減される

・神の座にて
羽入り厨拗らせたサイコパスがとうとう大切な人の考えも理解できなくなってて笑えない

475:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/02 00:37:37.62 oxshkIya.net
>>473
裏山のトラップの解釈最高だよね
村八分関係だと知恵先生絡みの部分が自分は好き
あと子供達全員が一歩前に出るところ最高に好き

476:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/07 23:02:15.07 r8jZ/zh8.net
読む時間とれな過ぎて笑えない

477:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/08 00:00:28.51 g3PiAnII.net
長いからね…
解決編からも長いからね…

478:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/17 22:56:53.54 a6KniqYa.net
夏になるとひぐらしの世界にひたりたくなる
虚崩しでの亀田くんいい味出してるわ
レナとの会話とかそのあとの告白玉砕からの圭一への羨望と同志としての友情の気持ちとか
リナと鉄平に何があったのか彼らのセリフひとつでわかるのもいい
あれがリナと鉄平排除の一番手っ取り早い方法だとひぐらし関連のスレか誰かの考察で見た気がする
富田くんとかまんべんなくキャラを使っておいて綺麗に話を収束させた手腕は本当に凄い

479:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/19 13:07:45.98 OaUbBzvx.net
虚崩し編のその部分はリナ鉄平排除をスピード処理できるけど
それタブーなんですよと示したの好き
亀田君と子供達いい味出してるよね

480:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/19 23:07:27.45 ahx3RLgc.net
諸々の都合で遅くなって本当に申し訳ない
解決編①
梨花ちゃんの声が全てテープであることに対しての言い訳用意してあるの小技が効いてて良いなあ
余りに鈍い村人達の反応に沙都子の激昂も致し方ない
見えない何かに怯える夜に合わせて村人が宇宙人だという根拠の提示するところ勢いとパワーがあって好き
>そしてワンパターンにも北条家の奴は、古手夫妻は、と繰り返す。その対応しか知らない劣悪なコピー体なんでしょう。もし、本物の人間だと言うのなら答えて欲しいものです。
>何故、あんな村八分を罪の無い悟史くんや沙都子ちゃん相手に続ける事が出来たのかと。
>彼らの年齢を考えるなら、そんな事を続けられた筈がない。宇宙人だから、あれほどの迫害を平然と続ける事が出来たんです
笑うしかない
事件に対しての知恵先生とレナパパのくだりは原作できちんと描写されなかった要素だからこそしっかり描写し、レナに伝えるメッセージとするの良いよね……
分校から解放された子供達を魅音の近くにこれるよう配置するという鷹野さん渾身のフォローで笑う
魅音パートが入るたびに発症者の置かれるルールのわからない戦いの無茶振りっぷりがよくわかるのが魅音の罪の自覚と解消につながるのだなと感じる
沙都子が頼りっぱなしではいけないという形にしながらも悟史の居場所という観点で頼れというのは個人的に好きなところ
この作者は本当に悟史の掘り下げが凄い
>『そこに居る皆さんには何より、この点に気をつけて欲しい。園崎家は、自身らがする悪行を善行と語ります。どうか、惑わされないで。
> 善行のつもりであったか否かなど関係無い。その行為で傷ついた人間が居るという事が、何よりも重要なのだと』
園崎家を語るうえでこの視点本当に大事
詩音パートで村人こき下ろしパートから選挙パートにシフトしていくの皆殺し編の圭一対町会思い出してしんみりする
>「あんた、わしらを何だと思っとるんじゃあ!_」
>「古手梨花を誘拐させた役立たず共でしょう? 根拠の乏しい誇りの高さだけが一人前の無責任同盟。今だって私に向かっては吼えられる癖に、そう歳の差のない園崎茜には意見を言えない。
> 事件を起こさせた問題の行為を性懲りもなく、平然と繰り返す無能共。……せめて私が古手梨花を取り戻す役に立ってくださらない?_」
もう後の事考える必要ないとはいえ大上段からバッサリ叩き斬っていてここ大好き
>「大体、私は悟史くんにだって分け隔てなく接してきました。貴方達のように惨たらしい差別などしてきてはいませんの。
> ……それを捕まえて村八分の責任がある? 自分で生贄を買うなら理解もしますけどね。私に責任転嫁をする前に、自分達がしてきた事を少しは思い返しなさいッ!!_」
> 鷹野が町会を一喝する_。
> その様子を見て……“思った”
> 鷹野が、ただの医師として雛見沢に居たならと。
> 圭一が居なくても村八分を解決出来たのではないか。
やっぱり鷹野さんジョーカーであり最強の駒なんやなってなる
圭一の様子の変化と突然の監督保護については多分レナ確保に対しての頭数の確保なのかなとは思うけど確信が持てない
他の解釈があるなら教えてほしい
レナの宣戦布告シーンは圭一の宣戦布告に比べて静かだけど強い意志を感じて好き
羽入り注入パートは前振りはきちっとしているけどそれでもちょっと唐突な印象受けた

481:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 04:25:13.00 JAuyJAKg.net
最近ここで虚崩し編を知って面白くて一気にプレイしたわ
原作の終わり方がいかに問題解決に至っていないかを思い知った
でもちょっとお魎とか老人たちがサンドバッグすぎるから無能でも無能らしい反論くらいはしてほしかったな
圭一詩音沙都子鷹野が長文喋って無双してる印象が強かった

482:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 09:59:01.36 br5oGDn5.net
村人総出の前で正論で責められたら黙るしかないだろうw
あの状態で逆ギレしたり、ほんまスラッシャーとかやったら、
実はビビリでしたというお魎のキャラクターも壊れてしまう。

483:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 17:30:40.41 BK36iiEz.net
村人がくだらないお遊びとダラダラ言い訳して向かい合わないのも罪悪感ありきな上
その場にいる園崎のお偉いさん勢揃いから睨まれかねないってのがポイントになるよな
鷹野さんを園崎へ物怖じせず意見を言える要員として引き止めようとしたのも気持ちはわからんでもない
なお鷹野さんの返し

484:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 21:42:06.89 JAuyJAKg.net
あと「人形はちゃんと人数分」ってなんのことだったんだろう

485:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 22:08:52.61 Y+gAY0he.net
>>484
綿流し編・目明し編の発生原因である玩具屋さんで貰える人形の件
圭一が魅音ではなくレナに渡したから発生する案件だけどそもそも人数分人形があればどうあっても話がこじれない

486:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/22 01:42:23.88 NOYS0DE0.net
なるほど
あのタイミングでそんなメッセージ出すのはどういう意図だったんだろう
作戦に関係あることかと思ってた

487:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/22 01:43:48.02 NOYS0DE0.net
そういえば屋台の人がおもちゃ屋さんやってる園崎の親戚なんだっけ
叔父さんにあてたメッセージってことか

488:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/22 08:32:05.36 2A/C/+pm.net
こういうあれどんな意味だったんだろうみたいなの話すの楽しいよね

489:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/26 23:38:07.58 ST/mhqNl.net
TIPS
再開
>「……今も、この村は変わらないわ。相手が子供であろうと何だろうと関係なく、平然と生贄を決めれる。その癖、いつだって自分達の振る舞いは正しいと吹聴し、罪悪感を感じれば、無力な被害者を装うの。
> それの何処にも反省はなく後悔も無い。“皆殺し編”でそれが証明されたでしょう?」
>「迫害には平然と加担して、それを正しいと謳い、死者を卑下し罵倒しながら酒を飲み、その上でのうのうと笑っていた。その癖、いざ、その罪を追求されると怒り出し、言い負かされそうになると自身ではない何者かが悪いんだと責任転嫁して。
> 誰かが悪いから自分は被害者に過ぎないと、村の誰もがそう示す。責任は自分達にあるにも関わらず、更に外の人間を責め立て、或いは迫害の対象だった一人を悪として、自身らは救済者気取り……。
> 赦されると決まっている謝罪を一言言っただけで、解放されたとでも言うように笑う……_」
この観点は当時皆殺し編を読んで感じなかった部分であるためこういった解釈もあったかと膝を打った
羽入り厨から転じて羽入りを責める立場として桜花を使うのはこれまでの羽入りと桜花の話をひっくり返してきて結構好きな部分
あの過去編を糾弾されるべき悪習が始まる切っ掛けとして転用しその理由を糾弾しつつ祟りだから、病気だから仕方ないという言い訳を徹底的に封じる
羽入りが強制した桜花の罪についても鋭く抉っていき焦れた筈の母さえ憎悪の対象としてしまったのに説得力を持たせている
>「呪いに従い、夫を見つけて子供を生んだ。けど、生涯、彼女を理解する人間なんて居なかった。くすくす……。
> ねぇ、家族が出来れば幸せになるって、どんな幻想? 流石、人生の半分以上を引き篭っていた女は言う事が適当ね?」
ここ不覚にも笑ってしまった
梨花が幸せなのに耐えられない桜花の気持ちも分からないでもないが
もう壊れてしまっているなという感想しか持てない

490:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/27 22:35:43.68 lOL/ZhzV.net
読み返してたけど入江の確保は入江による山狗の縛りが解けたことで鷹野の縛りとなるレナの事件をあえて終わらせるよう誘導していたのか

491:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 00:59:52.48 62qNMp3Y.net
プレイしようと立ち上げたら\omake\なんちゃら.bmpがありませんとか出て終了してしまうわぁ…

492:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 07:48:42.01 7S/jM8Cj.net
ひぐらしの4と8ちゃんと入ってる?

493:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 09:48:46.82 TMjDEMFQ.net
数年前にプレイできた環境そのままに外付けHDDに入れてたフォルダを引っ張り出したものなんだけど、
インストールフォルダーじゃないからだろうか?
中身は虚崩し編とその中にひぐらし4と8が丸々入っている。
そもそも画像ファイルは全部JPGだからbmpと言われても困る的な。

494:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 12:19:11.42 7S/jM8Cj.net
インストールした方が間違いないよ

495:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/02 23:23:27.13 yZ7mwRUR.net
解決編②その1
フレデリカの詩が古手梨花と、私になってるの超好き
羽入とのやりとりができなくなるという古手梨花に今まで起きえなかったトラブルとその反応好き
澪尽し編でも同じような形とはなるが土壇場で急にこういった事態に陥るというパターンであるため新鮮さが維持されている
鷹野パートは初見で見れば桜花の干渉による悪い流れだが後から見ると上手く動かされていると驚く
富竹パートは思い悩みつつも決断に至る富竹の心情が描かれてて地味だけど大切なパート
亀田君パートの半ば告白→玉砕→こういう時だきゃ恨むぜ、K…!の流れはテンポもよければ不思議な愉快さと清涼感あって大好き
一方でレナ逃走の大石が大高君をダシに使って葛西さんの救援を伝え逃げ切るシーンは旧部活メンバー以外の子供達・警察・部活メンバー・そして大人の皆で協力してる感強くてここも地味ながら燃えるシーン
なお後を知っていると虚圭ちゃんの策略なわけだが監督を逃がす件といい先読み過ぎでビビる
野村パートでの野村の独断による終末作戦開始は先の桜花による流れの変化と見せかけて
前々から言われていたようにすっかり釣られている野村が見れてほんわかする

> 他ならぬ貴方達が、親の責任を、罪を、子供に課してきたのに。古手梨花だけが、それを免れるなど赦されはしない。
> 古手家だから特別という言い分なら、貴方達が古手夫妻を冒涜した時に正当性を失ったわ。故に、生贄に選ばれた25人以外を選ぶ事は正解ではなく、
> 結果『古手梨花を殺すこと』と、同義。もし、選んだなら彼女達は最後にこう言い残すでしょう。
> 『そうやって自分達の責任から逃れようとし続けた雛見沢が古手梨花を殺した』と
鷹野さんキレッキレで素敵
最大限にヒントというか答えを提示して颯爽と去っていくのが対外的には格好良すぎる
皮肉にも村八分解決については働きが誰よりもヒーローしてる
富竹逃走パート勢いの良さと最後の一文の祭囃子編思い出す流れを罠に使ってくるの好き
赤坂と小此木のやりとりの時に開示される赤坂の内心から真に計画を最も聞いてるのはやっぱり赤坂なのだなと再認識する
圭一の鷹野さんを引き出すためだけのハッタリパートはハッタリとも言い切れない立場や状況だから後手に回らざるを得ない小此木がちょっと可哀そうだが笑いを誘う
逆に鷹野さんが出てきてからは予定通りとはいえ上手く鷹野側の要求に切り返されてしまっているのが鷹野さんの強敵ぶりをよく表していると思う
自己犠牲的なレナの言葉に対しての死人の考えだという死人からの指摘好き

更新が遅れがちで申し訳ないが今日はここまで

496:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/05 21:47:11.00 28JGpjbz.net
感想乙です
ここのパートが個人的には一番好きかも
亀田くんと大石さんがいい味出してるし鷹野さんは本当にキレッキレで素敵すぎるし
あと上にあった玩具店の屋台の小火は初見ではもしかしてこの店主の園崎のおじさんも圭一の協力者なのかも、とあさっての方向に深読みしてた
被害は最小とは言え火をつけられるのはさすがに…と思ってたから

497:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/05 23:09:05.03 0hLOR0GA.net
解決編②その2
沙都子から村人達への村八分開始の経緯の確認は直に問いかけるというような形を取ってこなかったこともあり新鮮かつ好きな部分
村長はじめ村人達が慣習的にか、それとも無意識の保身のためか使ってしまう偏った表現とそれに対する指摘好き
>「……沙都子だってさ。今住んでいる家を、土地を追われるのに抵抗するのが悪いなんて言わないでしょ? 
> いきなり引越しが決まって友達と離れ離れにされる、とかでもいい。嫌でしょ、そんなのは」
魅音のせいじゃないにしても園崎家がこれ言っちゃそりゃ詩音も思わず割って入ろうとするわ
>「村をまとめる為に北条夫妻を……“見せしめ”にしたの。村の裏切り者のレッテルを貼って、徹底攻撃した。
> 立ち退き派だった人達が同じ目に遭うのを怖がって宗旨替えをするように」
ここ今見返すと詩音を見せしめにして魅音へ脅迫する構図なんだな……
>『…………魅音さんの他に話を聞かせてくれる方は居ませんの? 語り手を魅音さんに限定した覚えはありませんわ。
> 魅音さん一人に喋らせて後からそうじゃあないと否定してやり過ごすつもりですの_?』
>『公由村長も、少し引いておいて下さいますか。私は、その場に座っている皆さんにお聞きしたいと思います。
> ……その中には、当時、私の義父の……北条の味方をした方もいらっしゃるんでしょう? 誰の記憶に残らなくとも、本人は覚えている筈じゃございませんか』
>『そこに座った方々で北条を虐めなかった方は、一人もおりません。つまり、最初は北条の味方をしておきながら、死んだ北条だけは悪かったからと、
> ずっと今日まで言い続けた人間がいらっしゃいます。お聞かせ下さいまし、その理由を。何故そんな事が出来て、何故そんな真似を続けてきたのかを』
黙っていること封じるこの一手の言い回し痺れる
茜は不用意な発言多いように見えるけどこれは無自覚に被害回避を狙いつつ煽ってるのかそれとも分かりにくいフォローのつもりなのか悩ましい
好きな部分ばかりで全文抜粋するような形になるので自重するが沙都子の北条家目線での村八分に対する訴えは理路整然と並べられるとぐうの音も出ない言葉の連続で唸る
むしろ原作では勢いでそういうものかと思わされてしまっていた自分が怖くなる
沙都子の動機の宣言からの大石の拍手、礼のメンバーと知恵先生達の到着と続々と集まってくる『沙都子と魅音の味方』が終わりが近いことを感じさせる
このあたりでは知恵先生が誰よりも早く沙都子への謝罪をするのが最高に好き。カレー関連以外は本当にできた人だ……
その上で沙都子達のやり方に任せるでもなく、認められない点は認められないと告げ、自らが信じるところのより良いと思える代案を出す所が非常に好感が持てる
対して沙都子側も何故その代案を受け入れられないのかをきちんと伝えるのが良い

詩音が村人の「肯定しきれない園崎家への恐怖」を解消するためにはっきりと連続怪死事件への関連を否定するシーンは
下手すると園崎家内部のマッチポンプという印象になりかねないところを忌子としての経歴・被害の提示や今回の事件により敵対を強く印象付けることで
なおかつ悟史に執着を持つ園崎詩音の立場を明示することで上手く内部告発として機能させていると思う
詩音が最後に答えを提示して喜劇に終わらす筋書きとしてる所に虚圭ちゃんの優しみを感じる

498:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/05 23:13:11.51 0hLOR0GA.net
魅音とのゲーム『部員集め』のネタばらし
あくまで班分けにかこつけた出来レースというのは分かっていたが
実は判定・審判役がどう思うかが全てでゲーム内容は特に意味ないというのは流石に見抜けなかった
>『誰かが選んだから誰かのせい』のままでは何も変わらない。それは彼女も、雛見沢もだ。
ここ身につまされる
> 貴方が終わらせて、魅音。来る筈もない英雄をいつまでも望む事が努力だなんて、私は認めないんだから
最後の選択肢を乗り越え一歩踏み出せた魅音を英雄の座に据え、虚圭ちゃんから色々と吹き込まれ結果としては言われるがままに事件を起こした詩音ではなく
何も知らされていない、むしろ表面上は敵視さえしていた魅音の心の内から生じる言葉こそを村八分解決に繋げようとする虚圭ちゃん並びに作者の心意気が素晴らしい
考えすぎかもしれないが、あくまで村八分の解決の決め手は単一世界で完結すべきということなのだと自分は解釈している
ある意味では『最高の世界』皆殺し編に対しての痛烈な批判でもあるだろう

梨花を迎えに来た圭一の事態の深刻さに比しての余裕な態度と要素の仄めかしが良い塩梅だと思う
>「それに、なぜ彼女が君を殺そうとするのか聞き出したくないか? どうしてそんな真似をしようとしたのか。ここで行かなかったら一生、理由も聞けないままかもしれないぜ」
ここ考えれば当然だが作中の彼等は動機を知りえないんだなと今更ながらに認識させられた
>「沙都子と詩音は、村八分の解決の為に捕まえさせる事は出来ない。問題を解決する為に適材適所に人材を配置したつもりだ。
> この村が、抱えてきた問題に、詩音達を差し置いてレナや俺が出張るのは……やっぱり違うと思ってる。
> 古手家の君まで席を外す結果に納得してるワケじゃないが、その為に空白の椅子を用意して集会所に存在感を残したんだ」
> 御三家と北条と、魅音と詩音。村の子供達と町会の人間。……それが本来、村八分を解決するべき集まりだろう?
> 新しい風なんかに頼る前に通るべきだった道って奴だ」
直後にそのハッピーエンドに文句があるわけではないと前置きしつつも皆殺し編における村八分解決のメインを
新しい風たる圭一やレナに頼ってしまっていた事に対するカウンターとなっていて好き
そして態々詩音の安全について口を出して嫌われ者活動に余念のない虚圭ちゃん
これも無意味に終わらせるのではなくそれぞれ持っていて然るべき優先順位の話題と悟史が今の沙都子と同じ立場になりえる事を指摘していくスタイル
もしかしたら先の狂言監禁に留まらず、鷹野に捕まりに行くというこの流れすらも梨花に課せられた試練として虚圭ちゃんは想定していたのかもしれない

本日はここまで

499:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/12 23:36:53.17 877FDrUe.net
解決編②その3
英雄の座に据えられても何も知らされてないから必死で考える状況が変わっていない魅音に笑う
>「……私も生徒達も、この問題について見届けたいと思っています。今、北条さん達がやっている事を肯定するつもりはありません。
> ですが、その訴える所までを否定するつもりもありません」
ここから始まる知恵先生の一連のセリフ物凄く好き
準レギュラーで一番好きなやり取りかもしれない
魅音が答えを見出す過程が好きにしろと言われたこと→求める状態→レナの立場に気付く→裏事情を知るはずもない知恵や生徒達が動いている理由と筋道立てて進んでいくの小気味よくて好き
> 8割はそんな事はありえないと考える一方で、もし園崎家が犯人だったとしても『村を守る為ならば仕方ない』 そういう価値観が町会の根底にはあったと思う。
> 最初は、きっと大臣の孫の噂から。……あの時は、大臣の孫は、無事に保護された。だから余計に受け入れやすかったのだと思う。
> 犯罪すれすれ、もしくは明るみに出ていないだけでそんな行為もしてきた上でのダム戦争だったんだから。
> そうして、それが年々、形の上では繰り返される事で『仕方ない』の許容範囲が広がってしまった。村を守る為だから誘拐ぐらいは仕方ない、から……
> 仇敵とも言える人物の凄惨な死に様も『罰でも当たったんじゃないか』に。それで“死”すら仕方ないに変わっていき、本当に偶然だという事からの事件性の薄さや、警察からの事件じゃないという後押しもあって。
> そうして“オヤシロ様の祟り”は作られた。そんな馬鹿な事はない、死んだ人間達も或いは死んでも仕方ない。
> そして“もし”犯人が居るのなら園崎家……でも、そんなには疑っていない。そんな微妙な空気が蔓延していた。
ここオヤシロ様の祟り事情が簡潔にまとめられてて唸る
茜の反論は物言いはともかく村人の責任転嫁をけん制して結果的に連続怪死事件への関与の否定に繋がったのは評価したい
事件の関係を否定されてから園崎家に従えないと宣言するルールを実行する村人が出てきたのでこれもまた役目ではあった
そしてどうすればよいか判断しかねて口を挟めない魅音に対して憎まれ役を引き受ける形でのこの場最初の「追い風」を担当したのは何のかんのと言いながらも親としての反省を持ったが故か 答えは作者にしかわからないがそうであってほしいとは思う
けどいくら激発させるのが目的と言え言葉の選択はちょっと流石にどうかと思うよ
それはそれとしてきちんとそう振る舞う表の理由も用意してあるの小技が効いてる
> 私自身は、正直に言えば詩音の方が優れていると……そう思っている。優れているのは……お母さんと比べても、だった。

姉コンプ全開なのだが茜が言いたい放題してるからここの一文はスッキリする
激発した魅音の語りは抑圧された不満が解消されていって楽しい
加えて子供達のフォローが相まって好き過ぎる
>「協力してた子供達に……前に出ろ、と言われたから…………前に出ました」
ここからの一連は最高……本当に最高……
最高最高語彙ねえなこいつと思うかもしれないけどもうここは本当に最高としか思えなかった
好き……無理……
園崎嫌いの虚圭ちゃんがたどり着いたあるべき答えが『園崎家ならできた解決手段』なのお前ってやつはってなる
>「……私は! 私も“英雄”になんてなれない。だったら、別の誰かをもっとしっかり用意すれば良かったんだ。村の外の新しい風なんて曖昧であやふやな存在じゃない。
> ……もっと身近にこんなにも、沢山! 今の雛見沢に納得していない仲間が居たんだから。
> 私には詩音が居た。梨花ちゃんが居た。レナが居た! だから……皆の力を借りれば良かった。皆で今の状況を覆してあげようって……一致団結しようとすれば良かったんだ」
ここ魅音というキャラクターの主導できる立場はあれど実際に振るうことができなかったという実績の打破が籠っている凄い良いシーン
大石と知恵先生のフォロー良い……
裏山のトラップの解釈『村の皆と一緒に居られなかった時間そのもの』は完全に目から鱗でそうくるか畜生!となった。天才か
大石がまさか内通していたのかと村人から疑われたところで笑って立ち絵がフェードアウトするの好きな演出
>「私らには、家訓と……けじめの風習がある。つけなきゃあいけないんだよ、ケジメを。……詩音は、もう一生檻の中さね。あんたにこれから起きる事を背負う覚悟がないんならねぇ……!」
ここ前半部分は家訓に習ったのかあえて悪役を担い魅音に投げられてケジメをとるという形に落としこんでいたのだなあ

500:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/15 21:05:46.54 DqXVCnoU.net
ここのところ騙し騙しでなんとかしてたPCご臨終につき感想が遅れます
まだ見ている人がいたら申し訳ない

501:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/15 23:11:53.45 vJEFF+jj.net
ニューマシンを組むんだ…!
うちのも先月半死状態になったけど、騙し騙し使っているw

502:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/16 04:50:27.11 6+COlYIl.net
感想乙です

503:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/16 12:02:00.01 lNrRSoeY.net
金土日と書き溜めた感想書き直しになるの辛い

504:名無しさん@お腹いっぱい。
19/10/09 22:57:01.83 m286xd1V.net
修理に出したのが間違いだった(未だ帰ってこない)

505:名無しさん@お腹いっぱい。
19/10/30 10:18:03.65 WEQHUBvT.net
感想の続き待ってます

506:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/09 16:56:06.62 HtQCzCt6.net
おまたせ
帰ってきてからも立て込んで長引いて本当に申し訳ない

解決編②その4
普段の魅音を評価しつつも今の魅音が弱体化していると判断する沙都子と拗ねてるだけと評する詩音
その説明をして園崎姉妹と北条兄妹を重ねて表現するのはニクイ
沙都子がこのやり取りを経て良い意味での甘えを取り戻しかけているのは個人的良シーン

>「ぶちょうは、よく分かんない人だねー。魅音さんとも竜宮さんとも違うんだね。……大丈夫かな?」
これ好き
詩音と山狗隊員との対決……対決?
山狗の勧誘という手筋は思いもしなかったけど詩音の立場だと確かに私兵はいるよなという祟殺しアフターでの伏線が活きる
ちょっと無理があるかな?とも思うけど未だ見ぬ展開はやはり面白い
>「……さぁて。山狗狩りと行きますか……!」
>他にも声を掛けれるかもしれませんし。何よりも……守って逃げてばかりじゃあ、性に合いませんからね――_!
らしすぎて笑った割と詩音こういうところあるよね

TIPS 前夜、謝罪
お魎からの沙都子への謝罪に付き添いでレナを配置するのは良いなと思った
今の圭一ではカドが立ちすぎるしこの時点での園崎姉妹では逆にプレッシャーになりかねない
付き合いの長さという視点では梨花が良いのだろうが状況が状況な上に正直あんまり頼れないのでレナの安定感が凄い
お魎からの謝罪に対して毅然と対応する沙都子好き
先にこの場に残り対応できる最後の一人として北条側からの謝罪もした上で謝罪を許すことができないと結論を告げ
自分の考えを頑張って伝える様がなんと格好良いことか
誤字 そのすべてが→そのすべての責任が
心配して皆して覗いてる園崎関係者草
頭では最後に頼るのはやめとこうと考えているが心では最後には助けてくれるだろうとも思っている詩音からの茜評が面白い
散々に園崎家をかき乱していった虚崩し編だが終わった後に皆で話す機会を作ろうという詩音を見てこれも雨降って地固まるというやつかとしんみりした
今までの園崎家が忌み子やら立場やらでごちゃついていたのもあってこの機会が家族関係の見直しに必要だったのかもしれないと感じる

507:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:00:39.81 SbwLyBKa.net
解決編③その1
鷹野とレナの対話
オヤシロ様観の殴り合いというレアな戦い
鷹野の狂気の演出と悟史を引き合いに出したレナへの揺さぶり……にかこつけた読者への問いかけ
からの追撃の沙都子の殺人の暴露
>絶望を私に植え付けて鷹野さんは笑う。
>取り戻せないならば、いっそ……なんて。
>私は……絶対に思わない……_!
これを記憶継承してないとはいえレナ相手にやるというのがミソだなあ
>「私は“生き残ります” この戦いで、もう私に出来る事がなくとも。私には、この先に成し遂げなければいけない事があるから。だから絶対に、私は生き抜いて見せます。
>私の、そして貴方達の。本当の戦いは、この戦いを終わらせた後にこそ、あるんです。だから貴方も、前原さんも」
この入江の生存宣言好き
絶対に助けるからと伝えるレナとええ、期待してると返す梨花ちゃんのやりとり熱い
人質交換後に無口になる姿を見て妄心的に虚圭ちゃんに頼り切るでもなく疑念を感じるあたりに梨花の成長が伺える
そして信じるべきだと、疑念を持ったとしてもやるべき事は自分で生き足掻く事だと生きる意志を見せてくれるのが良い
今回の作戦の全容を見抜き穴だらけと評する鷹野さんの強者っぷりよ。そして計画の設計者はその穴だらけとなる構造にした意図した一点がある筈と指摘するのはこれ皮肉だろうか
それと別にあくまで二次創作としてここまでの解決法が最適解足りえないという作者側の示唆でもあるのだろうかとも思う
圭一の敗北宣言にはリアルタイムで読んだときウッソだろお前!??!!?!?ってなったの良く覚えてる
初見だとそれまでの作戦の穴を開示しこれは手土産と言い切る虚圭ちゃんに困惑しきりになるよなあ
ここで最強の鷹野を味方にして話を回すから最強の圭一を敵にして話を回してくるのはうわ、マジか作者って唸る
本人がいる前で梨花ちゃんじゃなくて詩音助けてほしいって事実上言われる梨花ちゃん扱い悪くて好き
なんとなくこれからをどうするつもりなのかを開示しつつ、これまでの作戦について野村を騙すのが目的で鷹野相手には本気でぶつかって真っ当に負けたと言い切るの唯一性が高くて素晴らしい

赤坂対小此木戦は小此木楽しそうで良いんだけどやっぱ赤坂強くなり過ぎでは? という疑念はあるが小此木はちゃんと実力者に真っ向からぶつかれてよかったね
原作が原作だからボコられてるだけなのにおめでとうという気分になってしまう
>「……勘違いして欲しくないが」
>「ぁん……?_」
>「私達にとっては、こんな茶番に付き合う意味は無い。あくまで“君”が望んでいるようだったから、こうして付き合っている。……敗北を認められたなら、その場で部下達にも降伏させろ。命までは奪いはしない」
>「…………自分から言い出したルールで。負けを認めるのが嫌だからと、暴れ出す気なら。……その姿が、どれだけ情けない物か。受け入れられるなら、そうするといい。
>そんな真似をする指揮官の率いる部隊に負ける程、我々のチームは弱くはない_」
煽りでもなんでもなくこれ言い放つの凄いわ
戦闘の決着、そして逆転の制圧部隊の到着
山狗に限れば最初から決着はついていたという圭一の言葉に震えるわこんなん
>「『古手梨花死亡時の村人の反応』 ……そういった観点から、今回の一連の事件の潜在発症者達の行動は見直され、最も危険な可能性である集団発症は否定されるだろう。
>それで緊急マニュアルは破棄され、雛見沢は利用価値を失う。この村をどうこうしようとする組織も現れなくなるだろう。そうして段階的な入江機関の閉鎖は加速する」
>「“答え”の解った研究だ。誰も望まない可能性である以上、集団発症の否定は、そう難しくないだろう。それに説得力のある状況さえ、くっ付けられたなら言う事はない。
>公安と俺の協力は、そういう取引だった。『雛見沢に及ぶ危険を根元から断つ事』 その為なら、この雛見沢そのものさえ敵に回し、欺きもしよう……ってな_」
クッソ痺れる
からの
>「さて……。なぁ、鷹野さん。
> ――まさか、これで終わりじゃあねぇだろ?_」
終わりじゃねえの!?!?!!?!
この辺は読んでて圭一の意図が全く見えないのが良い

508:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:02:17.17 SbwLyBKa.net
転じて詩音パート
先の反撃の意気込みから即劣勢で追いつめられるのはご都合じゃなくて良いなと思う
けじめの克服のための儀式を挟みながらもそう簡単には克服しきれないという詩音の心情がリアル
そしてファンタジー入るとはいえここで別れた筈の沙都子の加勢は熱い
>「この山に、トラップなんて仕掛ける暇が無いぐらい、村で遊べるようにしようって。……連中がそう思わなきゃいけないんです。じゃなきゃ、この山を最後の戦いの場にする意味なんて無い……!」
沙都子に町会との相手をしてほしいという詩音の返しもまた熱い
>「……そんな事を、気になさらなくても結構ですのよ。詩音さん。私は……貴方が危険に身を投じて居なくなってしまう事の方が嫌ですの。
>ここにあるトラップの数々は……、おっしゃるように、私が独りや、にーにー、梨花とだけ過ごした時間そのもの。
>でも、それに気付いて貰っても……これから一緒に過ごしたいと思う相手が居なくなってしまっては何の意味もありませんわ」
>「詩音さんは……やっぱり今の圭一さんの“元”になってるんだと思いますの。どこかで貴方が、貴方自身を軽く見てらっしゃいますわ。にーにーが居ないから……。
>『北条悟史が居ないから』『私なんて死んだって構わない』 ……そんな風に考えているように思います_」
>「それを止めさせたいのではありませんの、圭一さんは? だから魅音さんとの絆を取り戻させて……貴方が、魅音さんに必要なんだと再確認させたんですの。
>『生まれ変わっても』なんて死を前提にした言葉を……、私は、貴方に言って欲しくありませんわ!!」
ドチャクソ熱い
この辺は詩音の生まれ変わっても双子がいいねって原作の言葉にもちょっとかかってるのかな

魅音視点町会パート
お魎の町会への謝罪が染みる
皆殺し編で『そういうことにした』お魎をガッツンガッツンやって認めさせたを実現したのは本当に秀逸だと思う
また、取るべきケジメとして、自分が死ぬまで村八分を終わらせられないのは思い込みだったと、村に歪みを作っていた原因は自分だと皆の前で謝罪をする
このような形の決着を形にした二次創作がどれだけあっただろうか
原作での実は良い人だったという決着論とそれを前提とした創作も原作者自らのものであるから決して誤りではない。しかしやってきた事と、それについての責任の所在を真摯に追求した作品がどれだけあったろう
そして、園崎お魎最後の仕事としての次期党首の指名と引き継ぎ
その答えは……是非とも実際読んでほしいところだが
これ以上の決着はないだろう事は間違いないと、自分はそう思う
発令される村八分の終了宣言と忌み子習慣の撤廃
これほどに、園崎姉妹に、北条兄妹に真摯に向き合い、決着をつけた創作があったろうか
解決としても、話の盛り上げとしても、素晴らしいと思う

レナパート
「詩音さんが頑張りすぎなければ良いですが」

二人を無事に取り戻すために協力したいと、目隠し等されていなかったことから状況の情報提示を買って出るレナ強いなあ

詩音パート
望んでるはずの村人達に発見され、受け入れられる事をデメリットとして山狗との交渉のリミットに使うの組み立てが本当に上手だなあ
>「私達は知っています。この計画に加担して遂行されてしまったら……あんた達の心は、それに耐えられないと。お金に欲望、そして大義も、それを癒す事なんて出来ない。なんですよ。ある人が……そうだって教えてくれました」
>自分を呪って、罰を欲して……! 自ら死を選ぶか、狂い続けて死を待つか! ……それが、あんた達の末路なんですよ。ある人が……そうだって教えてくれました」
虚圭ちゃんとジョーカーの末路をこうやって説得に使ってくれるの嬉しい
彼等の想いは無駄ではなかったと、誰かを間接的にでも救うことに繋がってくれるのだと改めて思えるのが嬉しい
詩音側も都合の悪いこときっちり伝えるのがフェアな感じがして良いなあ
でも結果的に制圧はほぼ完了してるとはいえまだ状況がどうなってるかわからない立場なのに手持ちの情報全ブッパするのはどうかと思うよ詩音
思い切りの良さでもあるのだろうけどやっぱりこのあたり攻勢に偏っていて堅実さに欠けるなと詩音の弱点が垣間見える
モブ山狗さん状況がよく見えてる上に論理的に思考回せて、対応も誠実で謎に好感度が高い
沙都子のファンタジー入ったトラップに対しての的確な一言も笑いを誘う

赤坂と小此木の完全決着清涼感あって好き

509:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:26:55.27 SbwLyBKa.net
圭一の鷹野への「攻撃」パート上手く作ってあって好感度が非常に高い。ネタバラシと並行して複数軸線で反撃が進行してるんだから恐れ入る
>「ただの時間稼ぎじゃなぁい? 前原くんは口がよく回るから。口先の魔術師だっけ? 思えば、貴方は口先でしか私と戦っていなかった。
>武力的な全ては公安の彼や、レナちゃん達が担っていた。だから今この瞬間も、口先だけで何とかしようと考えているんじゃない?」
ここ後の伏線としつつも圭一の事を鷹野が良く見ている事を示していて地味に好き
この「攻撃」パートはきちんと質疑応答しつつも鷹野の暴力性と疑問の提示、圭一の静かな、しかし確かな攻撃への伏線と梨花の生き残るための思考が絡み合っていって見ごたえ凄い
地味に何も理解していない梨花ちゃんが二重三重にいい感じにフォローできているのが良く練りこまれているなと感じる
鷹野さん自身も聡明で状況と条件を半信半疑ながら上手くまとめ形勢が悪くなってもスタンスを崩さないの現実空間のラスボスとして申し分がない
幾度もコンティニューしてくる梨花対何度でも全滅させてくる鷹野という互いに相手が強すぎると思う構図を自覚させるの珍しくて好き
鷹野側にわざわざ強みを開示する必要が通常ではない以上この対比の構図をお互いに意識するのは凄くレア
その上でそれを攻撃のように仕立て、発症者の心理に近く鷹野を敗北者とも思えるように表現する、それを読み切り反撃に転じる鷹野もさることながらこれも本命ではなく更なる底があるという組み立ては尋常ではない
詩音への嫌悪を堂々と表に出すという珍しい梨花ちゃんが見れるが言われればそりゃそう思うよなという内容の多さにちょっと苦笑が漏れる。
一方で詩音に対して同族嫌悪に似た気持ちを持っているとも語るのが原作では正直まともな意味での関係性が薄い二人を繋ぐ『設定』として上手くまとめやがったと膝を叩いた
その設定面で綿流し・目明しの無茶しっぷりに比べて罪滅しでのレナに対しての治療の熱意の薄さを根拠とするの読みこんだ上でナイス解釈したと思う
圭一が詩音を好きになる世界が発生しえたからこそ、自分と詩音との関係性をこうも語る梨花ちゃんが発生しえたのは面白い
そしてこんな切羽詰まった場面で実質的な告白に転じる梨花ちゃんやべえ
何より発症しないからこそ今まで梨花に握られることのなかった殺人の罪を行使する選択肢、それも誰よりも相談してきたであろう羽入を奪われた状態で追いつめられるという
これもまた魔女から人間へと戻ることとなった梨花に課せられた試練なのが梨花についても深く掘り下げているなと思う場面。どこまで緻密に構成されているのだろう
そして殺人を犯す際に心優しい人と知りながら悟史をよりどころとしてしまう仲間達と対比し悟史は誰をよりどころとしたのだろうという考察
それをもって鷹野が悟史に沙都子の罪を吹き込んだという『設定』に根拠を与える手法の見事さよ
この『設定』により悟史の事件の切っ掛けとして鷹野の関与を持たせ、それだけでなく同じ地獄に落ちるために罪を犯すという祟殺しアフターに繋がる要素として仕上げている
深く考えれば考えるほどに計算しつくされてて作者ヤバイ
ここで語られる悟史の発症による叔母の幻覚を単なる発症による狂気ではなく、殺してしまった事への後悔と罪を否定したいという気持ちと解釈してるのも好き
悟史の殺人をもって仲間達は惨劇の引き金を引いてしまうという解釈をもって「梨花個人の惨劇の元凶」と鷹野を指定するのは仲間たちが惨劇を起こしていったひぐらしのなく頃ににおいて本当の意味で決着とするに相応しいと思う
鷹野側も梨花が殺人に手を染めるのを恐れているのを察し、彼女の信じる最善を尽くしてくるのが勢いのあるカタルシスを呼ぶというようなシーンではないにも関わらず激戦といえる緊張感と攻防を感じさせる
梨花ちゃんが気づいてしまった虚圭ちゃんと居続けるために必要な要素
魔女の繰り返しを否定される以上生きても死んでも決別であり、魔女としてのみ彼と居続けることができるという可能性の思い付き
これまで梨花に求められていた事とは正反対ながら発想としては間違いでないのが悲しく、そして一つの結末に繋がってしまうのがもの悲しい
ここで鷹野を撃ち罪を犯すか、撃たずに殺されるかの2択に更に与えられる第3の選択肢
こんなのに土壇場で気づいてしまうあたり何だかんだ100年の魔女とかやってただけあるなとちょっと感心したまである
この世界の仲間が死ぬことはないと考えているあたり所詮梨花ちゃんな部分はあるが、それ以降の世界でどうなるかを虚圭ちゃんと居続けるか否か以外全然考えてないのも所詮梨花ちゃん

510:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:41:53.16 SbwLyBKa.net
そして第4の選択肢として奇跡を願いかける梨花。選択を放棄しただただ都合の良い結論だけを、都合よく全てが解決する運任せの世界を思考に産んでしまう
この辺の梨花の言葉はもう強すぎて是非読んでほしい
ここまで書いてきた虚崩し編をこれでもかと否定し、梨花個人の理想という形を吐き出させる。それこそが原作祭囃子編を構成するというのが二次創作者のリスペクトとしてちょっと完璧すぎる
しかし悟史や園崎姉妹でも感じたことだがこれほどまでに梨花ちゃんの心理を考察し、追求し、追いつめた作者本当にいい意味で悪魔染みてるなと思う

まだ待っている人がいれば大変お待たせして申し訳ありませんでした。本日はここまでとなります
次回は各マルチエンドの予定ですがトゥルーエンドの感想が先に見たい場合はレス頂ければ幸いです

511:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 13:30:43.13 g5MwMlQj.net
感想乙です。楽しませて貰ってます

512:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/14 19:24:27.06 Jpz+QqhQ.net

感想楽しい

513:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/15 00:46:49.30 e9ePartv.net
マルチエンド
 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。
→鷹野に向けて銃を撃つ。
これまで傍観者として仲間の殺人を幾度も見てきた梨花が初めて殺人を犯したことで得られたもの
それは仲間と同じく破滅への道であり、新しく引き継いだ祟りの継続であったという結末は納得
古出梨花をへし折ったという観点からみれば鷹野さん大勝利エンドといえるかもしれない
>オヤシロ様の生まれ変わりが、いつか豹変し、生贄を、死者を選ぶ。それが、この世界を形作る一つのルールとなってしまった_。
これは虚崩し編で今までやってきたことが台無しになってしまった結果ではあるが、新たな設定を作り出し当てはめる事で力と成す虚崩し編らしいBADで好き
結果として梨花は他のEDでは得られなかった虚圭ちゃんを得たけれどそれ以外の全てを失い、得たものにも価値を感じることができなくなってしまうというあまりにも虚しい結末であった
ただ一人誰より優しい対応をしている虚圭ちゃんが自分が死ななければ解放されないのに生きていていいと肯定される環境がなんとも地獄過ぎてお辛い
形は異なれど魅音と詩音の境遇に重ねてるんだろうなあ
自分は魔女だと認識する梨花とどうしようもなく人間だと肯定する虚圭ちゃん
魔女ではなく人間だからこそ犯した罪に耐えられなくなってしまったと
そういった意味でもこれ以上なく虚崩し編らしい結末といえるだろう
自分が虚崩し編好きなのはこういうところも込みで、良いところだけでなく、選択したことでどうなってしまうのかも描いてくれてるのが大変うれしい

 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。
→ ――“奇跡”を信じる。
これまで積み重ねてきた虚崩し編の最大の否定をもってこれ以上なく原作祭囃子編の存在を肯定するED
虚崩し編は砕け散り、皆がこれほど痛みをもって頑張ってきた物語などいらなかったと切り捨てる
そこで得られるものは奇跡を願えば叶うという設定、梨花が願うものが得られるという梨花に優しい世界
それが村にとって良いことなのか、仲間にとって良いことなのか、決着として相応しいかを判断するのは視聴者次第だろう
原作祭囃子編で批判的な意見も多かった梨花から皆殺し編以降の記憶を削除するという問題、これを皆殺し編直系という虚崩し編を完全粉砕するという形に落とし込むことで原作ではない虚崩し編を原作に食い込ませる手法は感嘆に値する。
何故そのような形になったのか、それに理由付けして整合性をとることで説得力を増す手法はこの作者の十八番であるが、自分はこのEDがなければこれこそが真のひぐらし完結作だという結論は持てなかったかもしれない
何故なら虚崩し編は単体ではなく、原作完結作である祭囃子編とセットで語るべき物語であると思うから。
祭囃子編の否定という祭囃子編ありきのテーマであり、祭囃子編に厳しく、徹底的に否定したからこそ、この物語を否定して話を作ると祭囃子編が浮き彫りになる。コインの裏表のように切っても切り離せない存在感を互いに持たせる結果となったのだと思う。
これが完全に別口の手法をもって解決を図ったのであれば、あったかもしれない理想に近い結末だと、こうであったら良い単なるIFの勝利であったかもしれない。
しかし、祭囃子編の否定という形で、その終わり方では解決ではない、こういった決着が必要であるという形で競り合うことで、真っ向からぶつかり合い、原作を補完する。
こうした形をとることで、原作者の卒業問題である出題編『祭囃子編』の解答編としての性質を得られたのではないかと考える
祭囃子編に不満を持ったならば、その不満に覿面に良く響き
祭囃子編をエンターテイメントとして楽しんだならば、祭囃子編を前提とした更なるエンターテイメントとして楽しむ余地がある
そして、原作者の祭囃子編こそが完結作として相応しいとするならば、虚崩し編は否定をも受け入れる
読者には選択肢が与えられる
選びたい世界はどれか
あるいは、排除したい世界はどれか
虚崩し編は、全肯定される話ではなく、むしろ酷いことするけどあなたはこんな世界も許してくれますかというスタンスの作品といえる
実際ヘイトアンチを含んだ内容であり、受け入れられない人は相応にいるだろう
しかし、祭囃子編に続きえる、その選択肢は決して消えない、こんな話はいらないと切り捨てる選択肢があり続ける
公式完結作の否定作という二次創作であればこその、公式との対決という原作者の出題に対する答えであるならば
これほど真摯で、これほど直球なものは他にないだろう

514:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/15 00:51:52 e9ePartv.net
 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。

→自らに銃を向けて引鉄を引く。

最低最悪の選択肢
汚い梨花ちゃんだったもの
ある意味最大の惨劇の世界
虚崩し編が生んだ惨劇の底の底
地獄しかない

実にクオリティ高く存在してしまっているのがあまりに邪悪で醜悪
恐ろしく、あり得てほしくない世界
しかし存在の否定もできない世界

「――ばいばい、鷹野_。あんたは、勝手に神にでもなるといいわ」
あの流れでこんなもんぶつけてくるの作者は頭がおかしいのでは?

>正しいから選んだんじゃない。
>幸福だから選んだんじゃない。
>否定されるべき結末として、それでも。
>彼の眼前に広がった無限の苦痛に対し、飛び込まずにはいられなかったんだ。でなければ、だって。“彼”が、あまりにも_。
本人からすればこれほど迷惑な話もないだろう
死ぬこともできず、延々無敵のストーカー排除とか解放してやれよ……

圭一の殺意と機会の作り方がガチすぎて怖い

他の物をすべて捨てたのに肝心要の虚圭ちゃんにも愛想尽かされてその上で被害を振りまき続ける梨花ちゃん改め魔女
死ねなくなった上に別にしたくもない拷問殺人する羽目になって両親にも手をかけなくてはいけないとか虚圭ちゃんがもう本当に悲惨すぎてならない
想いはあるのだろうけど勘違いクソ女と化した魔女に対してワースト1の世界更新し続けることになるのが憐れ過ぎて吐きそう

歯車が一つだけ狂った世界、悟史の代わりに詩音が眠り続ける世界
こういった解決の道もあるのだと指し示す原作や虚崩し本編だけが解決法ではないという提示の一つ
何かきっかけがあれば容易に世界や人は変わりえると伝えてくる

あまりに救われない世界で、加害者悟史という存在と思考がめっちゃしんどい

>北条家に訪れた平穏は『園崎詩音の犠牲によって成り立っている』
>『園崎詩音に目覚められては北条悟史の人生が終わる』
吐きそう

魔女化の進行が激しくどんどん醜悪に残虐に、性悪になっていく
嫉妬に狂って2回目で既に初志が入れ替わってるの真顔になるしかない
鷹野、いや桜花のポジションに居ついた彼女は惨劇と暴虐を紡ぎ続ける

これはこれで長編読んでみたくなるけど多分消化不良起こしてのたうち回りそう


本日はここまで

515:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/17 23:58:41.16 dHUGtGKk.net
乙乙。

516:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/18 19:41:34.18 nKk6e+vy.net
素晴らしい感想だ

517:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/20 22:35:55.17 ERT9kiZJ.net
 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。
→銃を撃つ事は出来ない。
圭一と鷹野の対決の再開
>「くっく。そうだよなぁ? それが正解だ。何せ俺は、すでに悟史の事を見捨ててる。“それ”が俺にとって何の価値も無ければ人質になどなりえない。そちらに銃を向けた瞬間、俺は、あんたを撃ち放題だ。
>いいんだぜ、人質にとって殺しても。殺したかったんだろう、古手梨花を。“俺”は、『気にしない』ぞ?」
キレッキレで変な笑いが出る
>「そりゃあんた、親に友人、村ごとまとめて死んじゃって。無くして、壊れて、失って。そこからあいつを好きになったってんだから俺にとっちゃ、詩音が世界の全てだろ?_」
せやな……
互いに凶器を向けあうという互いをどう殺すかという思考をさせる状況の成立
鷹野への丁寧な祟殺し編の解説
宣戦布告のあの時に殺しておけばよかったという『強い後悔』の誘発
終末作戦終了時に生き残りがいた場合にとるだろう行動への思考誘導
全てはそう、これまで最強の札であった記憶の継続に起こる『革命』のために
最強の札『強い意志の鷹野』に最強であった『記憶の継続』が起こればどうなるか
無敵か鬼に金棒か
しかし、記憶の継続に対して起こった『革命』はいつかのTIPSで語られたジョーカーを倒すための方法へと転じる
ジョーカー『鷹野三四』は革命後の2『記憶の継続』とペアになった
祟殺し編アフターの鷹野に対する桜花の解説パートは色々辻褄合わせられてて唸るが雛見沢の神になるという事がどういうことかという説明とだからそれを押しつけるという悪辣さが印象強い
そして桜花が全部自分でお膳立てしておきながら責任転嫁するゲロカスムーブしててひっどい
それはそれとしてこれまでの終末作戦を実行してきた鷹野にも報いがあったという設定は大変よろしい
羽入対桜花のシーン原作者への毒の吐き方がこれまで以上にボロクソで笑うしかない
副音声と言えるだろう煽りが本当に酷い
しかもこれ読者にも色々当てこすりしてる
メタ戦闘なのはどうかと思う部分もあるけどこれこそ二次創作って方向性で持ってきてるから良い部分でもあるのが悩ましいところ
単純に桜花を対象にしておくのが純粋な創作やエンタメ的には良いのだけど祭囃子編の否定をテーマとする以上こうするのがベターなのかなとも思う
>「――この物語は貴方の世界を“否定”する物語よ_」
>「明確に伝わらないまでも、数多くその瞬間はあったわ。何よりも圭一が筆頭となり、それを行い、そして見せてきた。世界に、読者に。貴方の世界、そして貴方そのものへの“不快感”を。
>怒り、憤り、不満、否定、非難、批判を。それらは世界という“読者”に、はっきりと伝わっていた筈。気付かない程なら、それはそれで、私達にとって『バレなかった』から有難いだけの話に過ぎない_」
>「そして、そんな私達の物語が不快だと言うのなら“読者”はとっくに、この物語を否定し、消す選択肢があった。
>『読まなくなった読者は負け』だなんて馬鹿げたルールを定めはしない。読者が読むのを止めたなら、それは物語がつまらなくて不快だったから。
>それは『私の負け』だった。……私と圭一の“敗北”だったわ_」
>「だけれど『この世界は今も在る』の。まだ読者には、この物語を否定する権利があるままだけれど。それでも、それは“貴方にとっては”『敗北』なのよ」
この後も続くが二次創作者だけにしかできない変化球どころか魔球を見せられている気分になる
>「“あなた”の事が“不快でなければ”『この物語は読んではいられない』 ……解るかしら? 貴方の事が好きで仕方なく、貴方の紡いだ世界を全て肯定している読者は今、この瞬間には『この世界を紡いでいない』のよ。
>ここまでの物語を読み、成り立たせてきた読者が、全て完結するまで読み切った後で、この世界を例え切り捨てたって。その読者は、“貴方の望む読者”なのかしら?_」
>「『今までの物書きが気に入らないからこそ、この物語を最後まで読み進められた』 “貴方”は受け入れられるの? こんな物語を最後まで読んでしまった読者を。
>“あなたの全てを肯定するワケではない”……そんな読者、そんな世界を。“一の否定”だけは確実に持っている読者を“あなた”は受け入れられますか?_」
こんなん笑うしかないだろう
自分は少なくとも当時の竜騎士に不快感なかったけど大好きならこんなに毒まみれの読んでられないだろうという指摘受けると同意しかできない
言われてみれば全肯定ではなくよりよい終わりを見たいという欲求があったからこそ二次創作漁って解決編という形のオリスクにたどり着いてるんだからそらそうだ

518:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/20 22:36:57.67 ERT9kiZJ.net
自分だけは竜騎士の敵で批判し続ける宣言はもうなんか愛憎としか言えない。怖い。
これ村人読者だよな……
きちんと桜花側からも切り返してくるの良い
そしてこの桜花の言大体詩音だな……
目明しお疲れ様会じゃないけどここまで持ち上げてきた詩音をここにきて厳しく追及してくる
殺しておきたかった生き残った鷹野と殺してほしかった生き残った圭一どちらも悲痛
>「この会話が成り立った、この時点で。『鷹野三四の別世界への記憶継承』が認められた。あんたも“俺”と同じになった。……これから先、俺達がもう関わる事のないだろう世界においても『鷹野三四は思い出す』
>前原圭一と共に。そして、その記憶は『絶対の失敗』と行動の結果への、死後への恐怖心を生み出すだろう。捨て身で、死を覚悟した惨劇なんて、あんたはもう起こせない_」
>「起こした結果が『鷹野三四にとって無意味』である事もまた、あんたは知り、そして思い出すんだ。祟りが生まれる可能性を持つ世界全てで。絶対に。……あんた自身の意思で、この惨劇を止めていけ_」
>「……俺達が描いた、この世界が成立したならば。この時間に紡がれる惨劇は、以降は、『必ず破綻する』 他ならない鷹野三四が、それを必死で止めようとするんだから。
>恐怖と後悔から、そうなるのは嫌だって、本能で。……それで惨劇は打ち止めさ。惨劇を紡ぐと定義された『魔女』は、もうここで死に至った。再び蘇ろうとしても、内側に芽生えた罪悪感が、何度でも魔女を“殺す”_」
>「人間であろうとする、人間の罪の意思が、永遠に惨劇を終わらせる。……殺人鬼・鷹野三四の、物語は、ここで終わりだ。俺が殺すべき“誰か”は、それで殺される。…………それで。……それで、いいんだ」
圭一の設定された記憶継承・魅音の絶対の間違い・悟史の善人でありたい・鷹野三四の強い意志は最強等々これまでの要素をまとめ上げた完全に禍根断ち切るにはどうするかという解答。脱帽するしかないじゃないかこの決着
気持ちは凄くわかるけど罪滅し編EDやりたい梨花ちゃん笑う
そして悔しいけどEDめっちゃいい……

語彙力が殺されたり読むのに夢中になったりで感想としてのクオリティガタガタだけど許してください
本日はここまで

519:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/22 17:32:10.41 e7JVc4Hs.net
乙です

520:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/26 00:34:32.01 wU1L7gri.net
gj

521:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/28 22:51:24.71 ClX+0Lhr.net
レナエンド
記憶継承してるせいで鬼隠し編デジャヴするの良い演出だなあ
新しい風の影響を限界まで薄めたかったのだとは思うが前原家全員が表向きの村八分解決に一切かかわっていないという図式の指摘は丁寧で良い
そしてそういう立場であるからこそこれからの雛見沢の試金石になるというのもうまくまとめている
レナ達を意図的に人質にしたことについての謝罪をきちんとさせるのがポイント高い
普通の圭一の色が濃くなっているのにホッとする一方で虚圭ちゃんが消えてしまった寂寥感が胸に来る
>「――『レナの事が好きだった』って。……そう言ったんだよ、圭一くんは。その事が、あの時は重要な事じゃなくて。そして、あそこに居た圭一くんにとっても大事じゃなくて。
>でも私は、ずっと気になってた。気にしている場合なんかじゃないのに、心に残ってたの」
>「…………。誰を好きか、で。梨花ちゃんに話した事がある。俺が誰なのかを表現するのに、部活メンバーの皆への気持ちに分けて。それが俺が、思い描く他のどの圭一でもないんだって証明する為に必要なんだって」
>「誰が好きかで……、俺が何者であるかが決まるなら。今の気持ちは、間違いなく、あの時とは違う」
上下どちらも細かいところを拾って話を発展させててここ好き
虚圭ちゃんからの指摘を受けてか礼奈という名前についての扱いに変化が表れており、その上でどちらかが一方的に悪いものにしたくないとし
もう一度大切な名前にしていくために好きな人にだけ呼んでもらいたいというシチュエーションに持ってくのはレナの持つ問題の解決と友人から恋人へのシフトを同時に叶えていて素晴らしい
>「普通に笑って、普通に遊んで。……普通に恋をしたいんだ。他の誰でもない、前原圭一と、竜宮礼奈で」
涙腺緩む

魅音エンド
初手逃亡は笑う
魅音を全力支援してるけどレナも焚きつけてる詩音好き
魅音の踏み出せないけど踏み出せないなりになんとかコミュろうとするやりとりのエミュ力たっかい
園崎家の捜査関連の説明と虚圭ちゃんの園崎関連への発言の一部のがハッタリであったことの示唆
それだけ見ると個別エンドでやる事ではないかもしれないが、園崎家の体質改善を姉妹が託されたのだという方向にもっていくことで上手く魅音エンドに関連付けている
>「……あくまで特殊な“私”だと思いますけどね。全ての罪を背負った気になって、園崎家の後を継ぐ事になって。
>……忘れ形見のように救わなくちゃいけない人が居て。それらが全てだったんでしょう、彼女は_」
ジョーカーの特異性と虚圭ちゃんとの類似性にしんみり
大きく関係が変わったわけではないがそれでも確かにあった溝が埋まった魅音と沙都子のシーンにほっこりする
悟史に一番協力できたはずなのにできなかったという負い目に対して沙都子の側から魅音も村を変えていってほしいと伝えるところが
詩音の妹と似た立場だから期待しているとつなげることで悟史関連では微妙な立場の魅音への救いになるなと感心
レナとの友人の会話が友人との会話っぽさ凄い(頭悪い感想)
部活対抗戦の話題も楽しそう
メタ発言交じりではあるがなんだかレナらしいと感じるレナの自己分析好き
レナとは違って相互の告白ではないし結果も書かれてはいないけど魅音らしい必死さが出ててこのエンドの〆方好き

522:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 00:38:36.10 WtTN0Y9b.net
沙都子エンド
これまでと違い沙都子の罪の自覚と、自覚したことで生まれた同じ罪を背負った二人に生まれるジレンマ
そして罪を犯した自分との向き合い方にメスを入れているもので恋愛的な個別エンドとは異なる仕上がりになっている
なお最年少なのに一番情熱的で重い告白されている模様。恋愛的な意味には至っておらず、悟史も込みの話にはなっているもののぶっちぎりで愛を語られている
あえて圭一とのその後の関係性を梨花が話題に出す程度に抑え、あくまで沙都子の悟史との向き合い方にスポットを集中しているため
圭一の告白は実にしっとりとした仕上がりで個人的な評価は大変高いのだが、沙都子と付き合いたかったという人にとってはやや物足りないかもしれない
このエンドを終えることで解放されるおまけシナリオが沙都子エンド直系ではなさそうなのもちょっと減点要素
しかしいずれのエンディングでも深さは異なれど沙都子エンドと似たような経緯はあったのだろう事は想像に難くないので仕方ないと自分に言い聞かせた
むしろレナとの仲についての発言があるものの沙都子エンド直系の可能性が残っている方がある意味問題かもしれない
半年経っても恋愛的なところにまで至らない沙都子が年相応で愛しい
ただこれは年齢的な理由だけでなく、悟史が幸せを享受できるようになるまで自分の特別にまで気持ちが回らないのだろうな
あるいは悟史と自分の罪の扱いに決着がつくまで、特別を持てないのかもしれない。深い。
梨花の虚圭ちゃんと異なる赦したいという答えが身に染みる
雛見沢症候群の経過について悟史の目覚めという大きな区切りまでを描写してくれておりひぐらし完結作としてみたかった部分を見せてくれてうれしい

おまけシナリオ(悟史エンド)
友人関係の圭一と悟史良い……
自分の都合優先してもいいある種甘えられる対象として、気を遣わなくていい唯一の相手として圭一が収まってるの好き
悟史視点では圭一が悟史に都合が良すぎる存在で、悟史が願ったせいで嫌な記憶を持たされたり、働かされたのではないかという懸念を覚えているというのは解釈的に面白い
かといって圭一の体験より圭一の存在自体を疑うのは笑う
圭一側も沙都子や詩音を通してまわりまわってそうなったのかも、と語りつつも最終的にはやりたいからやっていたと
本編で詩音が沙都子に返した言葉を想起するやりとりをしているのが、互いにこういうやりとりすると知っていたわけでもないのに合致するのがなんとも味わい深い
逃避とはまた別の理由での雛見沢を離れるという選択肢の開示
雛見沢症候群の完治の目途が立つ完結後ならではの話題であるし、良い思い出の方をよく見ている視聴者には意識し難い悪い思い出がありすぎるという視点も良い
悟史が自主をするも処罰を受けることを叶えられないというのは言ってはなんだが予定調和ではあるが
そこから発展して罪を犯したのに村に守られているという立場に、かつて悟史が嫌悪した存在のようになっていることに対しての想いや
これから北条家が「村八分が解決した」雛見沢で過ごしていく事が新しい形での問題を起こしていくのではないかという懸念など惨劇や村八分の解決による万々歳でおしまいではなく
解決をしたからこそ生まれる新しい問題もあり、めでたしめでたしでは簡単に終わらないのだなと考えさせられる
しかし悟史良いやつ過ぎるだろ……
>「……怖いんだ、僕自身が。今を幸せに感じれば感じる程に。この幸せを守る為なら、きっと僕は何だってする。……何だってしてしまうだろう。
> 事実、過去に僕は“そうした”んだから。取り返せない、もう戻らない。そして、また同じ事を繰り返す。……僕の心には鬼が棲んでいる。僕自身が……その鬼なんだ」
>「……雛見沢に居たらさ。ずっと今みたいな事を考えるんだ。同じ事を繰り返すのが怖くて。僕自身が怖くて。
> ……僕が死にたいと思う度、沙都子の事を考える。沙都子だって、そう思うんじゃないか、って。僕より先に沙都子が死んでしまうんじゃないかって」
ただ幸せだと思うだけでは終われない悟史の思慮深さがあまりに重い
そしてこれを見ると沙都子エンドの圭一があまりにも沙都子の救い過ぎる
正ヒロイン沙都子で良いのでは?(各々のエンド見る度に代わる感想)
いつか雛見沢を出ていきたいと語る悟史に対して、自分の雛見沢に引越してよかったと思えたどこの世界でもないこの世界の圭一の経験を例にして離れることでの好転の肯定をするところ好き
最後の悟史の独白パート大好き
罪と向き合って、それでも生きていくという悟史の想いが適度な長さにまとめられてて美しさすら感じる

523:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 00:43:15.60 WtTN0Y9b.net
残りは詩音エンド・羽入りエンド・羽入エンド・梨花エンド・お疲れ様会
近日公開予定
今更だけど本当にボリュームえげつないな虚崩し編

524:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 10:30:05 pA7bML93.net
感想だけで並のオリスクくらいはあるというね…

525:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 12:38:29 RL47DSQF.net
この感想全部いっぺんに出てきたら心折れそう

526:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 18:04:01 WtTN0Y9b.net
ざっくり感想の文字数調べたら56000とか出てきて駄目だった

527:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/30 19:53:52.44 5B5ZOCeI.net
乙すぎる
楽しませてもらってるけど感想もうすぐ終わりなのは寂しくなるな

528:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 19:01:24.69 ZP1ZltMC.net
詩音エンド
お前のエンディングあるんかというツッコミと困惑がまず先に来る。個人的になしではないが納得はしかねなかったエンド。
しかしその存在は確かな意味も、救いも、可能性も持ってるので嫌いなわけではないという微妙なライン
>「まだ綿流しの日が終わってないだろう? 毎年起こる殺人事件をオヤシロ様の祟りと呼ぶのなら。今日の内に殺人事件が起きさえすれば祟りは5年目となり継続する。
> そうしたら“俺”もこの世に留まっちまう、っていうルールだな。祟りがちゃんと消えないと俺も消えられない_」
鷹野殺害エンドの虚圭ちゃんの固定化この要素もあるのだろうな
沙都子の罪を以て詩音が付き合いの罪を背負うという選択肢を潰していく虚圭ちゃん過保護でちょっと笑う
対して虚圭ちゃんの状況を察して手を汚すことも勘定に入れてる詩音強いけど考えなし度合いも強過ぎる。これはストッパー役の魅音必須ですわ
そしてやはり沙都子の罪の自覚は他のエンドでも存在したのだな……
虚圭ちゃん未練があるだけで実際に犯行に及ぶ気全然ないの切な微笑ましい。むしろ危険なの詩音だこれ
虚圭ちゃん側の意思もないとも言えないが実際に残らせてる要因ほぼ完全に詩音のものじゃないか
>俺と詩音は二人そろうと危なっかしい
何重もの意味で成立してるのに気づいて笑っていいのか悩んだ
虚圭ちゃんから詩音に言い残す言葉が完全に病床の親のそれなのは改めて旧部活メンバーとは視点が異なっているのだなと思わせてくれる
生前に言えなかった事を似た別人にぶつけて消える虚圭ちゃんは本人的にはちょっとした救いかもしれないけどこれ毒か呪いスレスレなのでは?
>「ああ、魅音とは双子なんだ。こっちは、魅音の姉妹の詩音の方」
ここ意図してるかはわからないけど姉とも妹とも言ってないところ好き
お魎が前原家に挨拶に来なかったことを原作中で示唆していたのに対して歓迎の挨拶を詩音の側から正式にしていくスタイル好き
また、町会との接点の薄さの問題や村の変化についての対応をきちんととっているのが新当主としてちゃんと仕事してるなと好感を持てる
>「――私の彼氏だって紹介するんですから_」
まてや
別人格時代の事実陳列罪はやめて差し上げろ
虚圭ちゃんとしても頭痛いだろうこれ
>「俺は……、……。きっと……詩音が好きなんだろう。その気持ちは誰かの気持ちじゃあなくて。今まで……傍観者みたいに、色んな世界の記憶を見て。詩音のことを知って。
> そうして……好きになったんだ。この気持ちは偽りなんかじゃなくて、借り物なんかじゃあない。俺の気持ちなんだろう_」
詩音エンド自体には大変に思うものがあるのだが、これ言われると少なくとも圭一側からの矢印は序盤の詩音との絡みなどもあり、その後の関りもあり否定できなくなる。
でも納得いかない気持ちはある。
詩音のことは好きだけど悟史を諦めてほしくないという虚圭ちゃんがほのかに残った圭ちゃんの面倒くさいけど共感が凄い何とも言えないこの感情
そして沙都子の時ほどではないが情熱的な告白。先の虚圭ちゃん側の告白とまたタイプは異なる二段構えよ
これ詩音の時の告白が軽いんじゃないな……沙都子への告白状況が状況とはいえ重すぎない???
詩音を選んだ特異な圭一だからこそ完全には分かれずに祟殺しアフターの感覚が半端に差し込まれてるの危なっかしくてやっぱりこの二人セットは危険なんだなって申し訳ないが思ってしまった
>「……圭ちゃん。……私も。……私も、きっと貴方と一緒に居られるのが嬉しいです。約束ですから……。
> “あなた”との。本当は、本当のところは……私の気持ちは揺れているのかもしれないけれど」
>「それでも私は……。私は、貴方の側に居てあげたいと。……そう思ってしまった。思ってしまったんですよ。
> ずっと側で見ていてあげたいって。私に似ていて、同じ過ちを犯しそうになる貴方の側に一緒に居たいって」
おそらく自分がこのエンドに違和感を拭えないのは詩音のこの部分に共感が持てなかったからだと思う。
虚圭ちゃんの最後の告白による新しい呪いが覿面に効いてしまったのか、そうでないのかはわからないけども
圭一側が詩音への想いを持つのは理屈的にも感情的にも納得も理解もよくできる。
しかし詩音側のまだ揺れている程度の状況とはいえ積み重ねを考慮したうえでも心変わりに至るだろうかと思ってしまう。あくまで自分個人にはだが説得力が納得に届かないという状態。
色々と思い、感じた末の結論なのだとは思うが虚圭ちゃん当人ならまだ……いやこれもないな(真顔)

529:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 19:04:46.61 ZP1ZltMC.net
圭一と詩音という組み合わせの上で虚圭ちゃんとジョーカーを見てしまっているからかその答えまでの過程の要求ハードルが極めて高くなってしまっているきらいはある
組み合わせが嫌いなのではなく、その結論への過程の積み重ねが読み取れなかった自分の過失ではあるかもしれない。
オリジナリティという意味では好ましいの事でもあるのがより一層判断を鈍らせる
心情的に祝福したいけど心がもにょもにょする何とも言えないこの……!
あと魅音が魅音エンドで言われていた通りちょっと踏ん切りつかなかったらかっさらわれててダメだった。
お姉ちゃんに勝てない病治るといいね(憐憫)
ここもちょっと引っ掛かり覚えたけど、詩音は決めたら他の誰がどう言おうと引かないからね仕方ないね
そういう意味でも本当に危なっかしいなこの二人の組み合わせ

羽入りエンド
倒れて体がケガしないように配慮する虚圭ちゃんに笑う
>「……楽しかったよ。例え違う世界の別人だとしても。“皆”に会えて嬉しかった。最後に挨拶も出来なくて、ごめん。
> でも俺は本来ここに居るべき人間じゃないから。皆の前原圭一を。ちゃんと“返す”よ。ありがとう、雛見沢……_」
作者じゃない自分がこう言うのも違うと思うんだけど、やっぱりこっちのほうが“らしい”なと思ってしまう
> 出来るなら、両親の顔も見たかったけれど。会ってしまったら俺は未練に囚われて……余計に苦しくなってしまうから_。
読んでるこっちが苦しくなる
魔女が魔女だったから余計に
「この、雛見沢という世界そのものに“幸福”を」
過去の呪いの真逆の祝福を残すの好き
囚われていたこれまで死んで来た梨花達の弔いするのは丁寧なのだけど都度死んで桜花にボロクソにされるのは作者の設定のせいなので良いシーンなのかこれ?という疑問が若干湧く
しかし元の設定の矛盾を補完するものでもあるので判定が難しい

530:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 21:58:34 ZP1ZltMC.net
ここから下部分はもう自分の言葉では言い尽くせないので部分抜粋


 ――この物語は、惨劇を終わらせる為の物語。

 ここに惨劇の終焉は“設定”された_。

 これ以降は無い。これより先にあるのは救われた未来だけ。如何なる惨劇の世界も、この世界より後には存在しえない。
 それがこの物語が最後まで紡がれ、存在した結果なのだから。だから……この物語こそが惨劇の最終章_。

「俺は、俺自身が消える事を歓迎しよう」

 再び惨劇の紡ぎ手が現れるなら俺がそいつを必ず殺す。惨劇の紡ぎ手を殺して殺して、殺し続けて。悪意のカケラ紡ぎから雛見沢を守っていこう。
 そして世界が平和であるのなら……自らの意思も無く虚無の地獄に堕ちている。惨劇を殺す歯車の一部となって、祟りを無限に殺し続ける殺戮の守り神_。

「なにせ俺は……祟殺しの主人公だからな」

 俺は、ルールを遵守する。
 だから“悪意”を持って宣言しよう。
 惨劇の担い手よ、雛見沢に“触れるな”と。
 ルールを破れば俺が貴様を殺してやる。
 例え無限に生まれる魔女であろうと。
 例えこの世界を作った神であろうと_。

 願うのは消滅し続けること。
 全てから忘れ去られること。
 この物語の完全なる終わりこそが俺の安らぎ。
 その時まで……殺し続けよう。
 かの祟りを、全ての世界で殺し続ける_。

 永遠にさようなら、雛見沢_。


ここまで


………ひぐらし卒業するしかねえな!!!!
今になってこの物語掘り起こして感想書き連ねて思い出させてることを心底申し訳なくなったわ!!!やめないけど!!!

改めて、ひぐらしのなく頃に完結作としてこれ以上ない作品だなと数年ぶりに再認識させてもらった。
合わない人も相当数いるだろうことを勘定に入れてもやっぱりこれがひぐらし二次創作界隈最高傑作だよ間違いない。
それまでの最高の世界として設定された皆殺し編からではなく、奇跡が積み重なる祭囃子編や澪尽くしに類する世界でもなく、最低最悪の世界として原作で設定された祟殺し編の主人公
ワーストワンの圭一にエピソードを追加し魔改造したとはいえ主人公に据えて羽入も仲間入りして当時開示されなかった過去も作って原作を補完して不満点もぶつけて他の創作を先導して扇動かましてその回限りじゃない惨劇の完全な終焉を作るんだぜ?最高かよ

原作に存在した数々の矛盾や未解決に終わった部分を補完し、悲観的も過ぎるという程に惨劇を、問題をほじくり返し解決させる。原作の終着点を不完全だと暴き立てる
完結作という属性だけでなく、原作を下地としたエンターテイメントとしても、主人公の立ち位置や解決法等を提示し、遂行する。素晴らしい出来と言わざるを得ない。
それは勿論完全とは言えないのだろう。本来であれば単一世界の皆が頑張り、それにより解決するのが最良ではあるのだろう。しかし娯楽的にもひぐらしの構成的にもこうせざるを得なかったのだろうなというのは感じた
そう考えると祭囃子編はその梨花と羽入以外は単一世界の皆の頑張りでなんとかしようとして、結果的に賛否が凄かったのだろうなというのを今改めて認識する。作者が祭囃子編はあれで良かったんだなと言っていたのもこれが理由なのかな

531:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 22:51:34.45 ZP1ZltMC.net
しかしながらこの作者はそれを良しとしなかった。「『ひぐらしのなく頃に』の物語に沿った、最高の結末とは、果たしてどのようなもなのか。」
という原作者が問いかけた卒業問題に対しての祭囃子編の否定をテーマにする真っ向からの解答
>「敗者の出ない、完全な世界。仲間はずれの出ない、完全な世界。誰一人、罪を背負い込んで泣かなくていい。全員が手を取り、罪を許せる世界。大切なのは、罪を沸かせないことではない。
>罪を赦すことだ。罪を受け入れよう。皆で赦そう。・・・それは、一人を敗者にしなくてはいけない、人の世の罪からの解放。」
おそらく竜騎士が思い描いた理想の、最高の結末は原作での梨花の発言に基づいたものだろうことは想像に難くない。しかし作者はこの真逆をこそ思い描く至上として叩きつけ、原作への愛と原作者の振る舞いへの憎悪をもって否と牙を剥いた
敗者は自分たち(作者)か桜花(原作者)、不完全な世界を愛し、仲間外れはおり、皆が罪を背負い泣き苦しみ、全員の手を払いのけ、罪を糾弾する世界。
だれしもが持つ罪を批判し、敗者が存在する人の世の罪への拘泥を描き、作者へ、二次創作者へ、読者へと問いかけた。
どちらの世界が面白いか、結末にふさわしいのかと、ある意味原作者と同様に悪逆非道の振る舞いをして嫌われようと知ったことかと愛を叫んだ
模範解答として示されたであろう祭囃子編の批判をテーマとするからこそ、その存在を強調したのは以前感想で述べたが
それだけでなく前提となる出題の全てをまとめ上げ、原作に勝利をすると、決着に相応しいのはこちらだとぶつけるに足る出来に昇華するというのはどれだけの情熱が必要なのだろうか
制作期間も実に9年に及ぶ
モチベーションの低下等による空白期間も大いに含んでのものであるが、これはオリスク
プロットを考案し、シナリオを書き出し、これで良いのかと推敲し、発表では終わらない
シナリオの出力の仕方を調整をし、その場に合ったBGMを選択し、立ち絵を選別し、SEを決め、スクリプトを組むまでが必要となる
これだけのボリュームの作品で、それら作業も含めて完結まで仕上げるのに要する時間と労力は決して容易なものではないだろう
投げ出さずに完結によくぞ持ち込んでくれたと思う
文字だけで妥協せずに原作と同じように演出を感じれるオリスクだからこそ原作との対比という構図も映え、5年もたってからこんなに書き連ねる程に傑作として心に残ったのかもしれない

532:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 22:54:48.14 ZP1ZltMC.net
この終わりが美しすぎてこの先があることに気づけない人結構いそうで困る
選択肢でセーブしてプレイしたり複数回に分けてプレイすると選択肢が現れずにここでシナリオ終了してしまうトラップがあるので注意が必要

察しの良い人は梨花ルートとかなくない?と疑問に思うが、羽入りエンドが梨花エンド兼任してるんだよ!と主張されたらそうかな?……そうかも……となりかねない。
下手に梨花の選択のマルチエンドがあるから誤解しかねないのでは?
実はまだ読んでない人は初めから始めるのエピローグから全エピソードをみよう!
本日はここまで

533:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 23:48:26.44 CeUeVCwo.net
虚ろ?とか知らない話あるなぁ
コンシューマー版やってみるかな
やろうとすると長いんだよなぁw

534:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/01 23:59:33.64 ZP1ZltMC.net
PC同人ゲームの原作持ってないとオリスクプレイできないよ
虚崩し編はある程度のヘイト耐性あれば抜群に面白いのは保証する
最悪メモ帳でシナリオだけ読むという手もあるにはある

535:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 04:28:50 5yM6WdxH.net
オリスク…スレ…?
俺はいつの間にか知らない雛見沢に迷い込んでいたみたいだ

けど興味出てきたな
祭囃しでいいんかな

536:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 06:43:14.53 oc98ygMh.net
無印(出題編)と礼も必要
虚崩し編のダウンロードは虚崩し編で検索して出てくる刹那の自由ってサイトでできるよ

537:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 11:30:41 QB+PMjRg.net
礼はいらない

538:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 12:38:09.27 trSuQKw4.net
4と8だったか

539:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/02 19:39:16.22 trSuQKw4.net
新規読者が増えるのは嬉しいねえ

540:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/21 22:53:30.41 JDjQTtnp.net
申し訳ない感想ラスト年明けまでかかりそうです

541:名無しさん@お腹いっぱい。
19/12/22 10:57:20.18 C8HvfPW5.net
はい

542:名無しさん@お腹いっぱい。
20/01/01 10:40:22.76 lWeXNIhJ.net
梨花エンド
屋上に上りたがるのあたり罪滅し編は梨花ちゃんにとっても大きいのだろうなと
澪尽し編の主人公を罪滅し編の圭一にしたのも頷ける。それはそれとして魅音ヒロインごり押ししたのはいただけないけど
読者側は何をやっているか知っているだけにともすれば忘れてしまいがちな消えた羽入についての言及
>「数多の世界の経験が“他人事”だったって自覚して。……そうしたらね。何だか本当に今まで私が見てきた物が
>……何もかも嘘みたいで。戻って来ない羽入も……なんだか全部、嘘みたいで」
>「あれらの世界は本当にあったことなの? 羽入は本当に居たの? このまま、あの子が戻って来なかったら私は……
>何十年分の思い出を、嘘に変えてしまうんだろう。……それがたまらなく怖い」
この辺賽殺し編で罪のない世界を夢ですと切って捨てた羽入を思い出す
その羽入を指して自分が見ていた幻だったのではないかと恐怖する梨花という図式は良い対比だと思う
また、圭一が羽入を認識できていたことで部活メンバーに羽入を信じさせることができたのと同様にその存在を保証でき、それにより過去を見失わないで済むというのがポジション的に強い
>「……長かったなぁ。失敗ばっかりだった」
ここ可愛い
梨花の告白ストレートにはっきり言ってるけど組み立てが回りくどくて好き
>「そうして一度失敗してしまった事は、無理だって切り捨てて。……だっていうのに、本当は目に見える皆を救いたいと願ってるから
>中途半端に手を出してしまって、また余計に傷ついてきた。……そうだろう?」
> 聞く限り、自分を傷つけるレナや詩音だって。殺されそうになって、拷問されそうになって、それでも。
>……梨花ちゃんは、彼女達を救いたいと、どこかで願って行動していた。期待などしていないと自分に嘘を吐いて、誤魔化して_。
この辺半端に働きかける梨花に対してのもやもやが晴れて好き
>「『この世界を見捨てるのか』と。……彼は、あの時、奇跡を願った私にそう言いたかったのかな」
>「もしも、あの場で奇跡を願って。梨花が、理想の世界に辿り着いていたとしても。……それは“私”じゃあないのね。
>どこかの世界の古手梨花という名の少女が幸せになっただけ。私も、この世界に居る皆もその幸福は享受できない」
祭囃子編でこの世界の後、別世界でも惨劇は起こりえないという提示がされたわけではなかったのもあり、梨花の単一目線では全て解決したのかもしれないが
それまでの世界全てを失敗作として、もう繰り返さないからめでたしめでたしとなるのだろうかいう疑問を言葉にされた気持ち
>困難を打ち破る方法は一つじゃあない。色々と試して、例え道を逸れても。逸れた道の先で手にしたモノを最高の手札にする事だって出来る。
>君は、きっと『どうしていればよかったのか』って。ずぅっと誰かに聞きたかったのかもしれない。……その答えは『俺には分からない』だ_」
>「『最善の解答なんて無い』んだよ。今までの君にも、俺にも、皆にだって。だって、どんなに素晴らしい世界でさえ、もっと良いものと比べて。
>どんなに悪い世界でさえ、もっと悪いものと比べてしまえる。他の世界を知った君も、俺も。そうだろう?」
>「だから俺達は、今を精一杯生きるしか出来ない。後悔もして、ああすればよかったと嘆いても。今、ある何かを“ババ”だって否定するんじゃなくて“最高の手札”に出来るように。
>最高で最善の解答だけしか価値が無いなんて思わないで欲しい。例えこの世界で辛い事がたくさん待ち受けているのだとしても。
>望み通りにはいかなかったとしたって。それでもたった一つの世界と命にしがみ付いて足掻き続けるんだ_」
> ありきたりの言葉で、出題に解答を。
> ……それでいいんだと、俺は思う_。
この後それはそれとしてガン牌ジジ抜きを大富豪にプレイ中に変えるのはどうなの?それOKなら他のプレイヤーも好き放題やっちゃうし否定したかったガン牌ジジ抜きも肯定することになるのでは?
とツッコミと回答セルフで入れているが竜騎士の出した卒業問題に対しての解答としては完璧な部類ではなかろうか
続々と集まってくる仲間、大人たち、そして村の皆
ここにきて黒梨花のまますっ呆けた狸属性を取り戻す梨花
赤坂への揶揄と回答を聞いての謝罪と感謝
詩音・沙都子の強くなったスタンスの開示
改めての告白への回答
一年後の約束
そして
 また、この季節に。
「また、ここで、会いましょう」
 そう、
「「――ひぐらしのなく頃に」_」
ひぐらしのEDって良いなって改めて感じる

543:名無しさん@お腹いっぱい。
20/01/01 10:42:58.73 lWeXNIhJ.net
お騒がせ転校生エンド
そしてまだ終わらない
羽入がいなくなっても癖で話しかけてしまう梨花ちゃんの寂寥感
いなくなった理由を自分なりに解釈して成仏したのだと、良い事だと自分に言い聞かせる梨花
梨花エンドと異なり圭一の寄り添い具合が普通であるのもあって自分の中での整理は進みつつあるが割り切れてない感じがヒロインではない梨花らしい
綿流しから1週間をまともに過ごした記憶が互いにない梨花と圭一に改めて頭を抱える
本当に酷い世界群だったね
 転 校 生 羽 入
まあうん実際受肉して不意打ち転校生したらこうなるよねって
奇跡を起こし続ける祭囃子編の否定から入って最終的に肯定に舞い戻ったとはいえ最後の最後にとんでもねえ奇跡ぶち込んできやがった
部活メンバーの順応早すぎない?とか説明足りなくない?とかそんなガバガバでいいの?とかツッコミどころは多岐にわたる
ただ、この部分は大きな蛇足に感じもするしやっぱこうでなくちゃなとも思うこの感じにひぐらしの歪さを感じる
祭囃子編の否定という話のテーマ、真面目なひぐらしの解答という目線で見て、ええ……やっちまったな……と感じる自分がいる一方で
畜生!やりやがったな!やっぱこうじゃなくちゃな!とエンタメ的に感じる自分もいる
個人としては嫌いだけど好きでもあるという複雑な出来

お疲れ様会
あるんだ???
エミュ力もクオリティも普通に高く足りない部分の説明もきっちり入ってるので最後まできちんと見る事を推奨
総評は明日にでも

544:名無しさん@お腹いっぱい。
20/01/01 17:46:05.33 aRYYzRda.net
乙乙ですです

545:名無しさん@お腹いっぱい。
20/01/01 22:24:14.01 77FQDASW.net
次で終わりか…
ひぐらし話を楽しく読むのもこれで最後かね。

546:名無しさん@お腹いっぱい。
20/01/03 04:37:07.29 NUxCi53f.net
高評価点
完結済:最重要。9年もの月日をかけて良く完成させてくれた。
完結編作品:重要。竜騎士の提示した卒業問題である、「『ひぐらしのなく頃に』の物語に沿った、最高の結末とは、果たしてどのようなもなのか。」に対しての解答作は地味に少ないので完結したそういう作品であるのは評価が高まる
オリスク作品:SE・BGM・立ち絵・その他演出。いずれも必ずしも必要なものではないが、やはりあってこそ引き込まれる部分は少なからずある。
 加えて虚崩し編に限らずひぐらし完結作としての創作が祭囃子編と同条件で楽しめるのはやはり大きい。
ボリューム:純粋なボリュームとしても十二分というかこれ読み切るのに十何時間かかるんですかね……通常このような物量になってくると冗長になりがちなのだが、
 表現の仕方はともかく必要な主張と補完と伏線のすし詰め状態であるにも関わらずこのボリュームになったという表現が正しいほどに濃密かつ膨大な文量に圧倒される。
補完要素:原作の細かい隙間部分や矛盾点を補完している他、原作中で本人視点が然程与えられなかった結果掘り下げが半端なメインキャラクター(例:悟史・魅音等)の内面への掘り下げや
それぞれのキャラクターが持つ罪の指摘、そしてその罪を本人がどう受け止めるかという描写が非常に丁寧に消化されている。
エミュ力:非常に高い。作者曰く勝手に動いたとの事だがキャラクターに関しては黒梨花がところどころ意図的にか年齢相応混じるあたりが怪しいくらいでほぼ違和感を感じない。
 また、演出面での再現度も非常に高く、SEやBGMの選択のらしさもさることながらオリジナルのフレデリカの詩までも用意されている。
追加設定要素:これは高評価・低評価どちらにもつながる部分。主に羽入りや桜花・魅音に関わる部分、祟り殺し編アフター、そして奇跡に対しての部分が主となる。
 基本的にいずれもクオリティが高くまとめられているため、柔軟に取り入れる姿勢が出来ていれば十分に楽しめる内容となっている。
 
マルチエンド:素晴らしい。それぞれのヒロイン好きに余地が残されているのもさることながらそれぞれがこれからの虚崩し編の後日譚となるように機能しており、
 はっきりと確定したわけではない、本編後日の輪郭が見えてくるようになってくる。そのため推しがいなくても楽しめるように上手く作られている。
 代わりに全てのエンドを見る事前提で作られているため特定ヒロイン推しで他は別にという方にはもしかしたら不評かもしれない。
テーマ:祭囃子編の否定と原作者への糾弾。そして祭囃子編を含めた全てのひぐらしの肯定と無限の可能性の示唆と扇動。よくまとめたなこんなもん


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