ひぐらしうみねこ彼岸花オリスクスレ【第6話】at GAMEAMA
ひぐらしうみねこ彼岸花オリスクスレ【第6話】 - 暇つぶし2ch425:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 10:34:30.82 1r+xp/uX.net
五日目
既に悟史の中で確定事項となっている4年目の祟りとその被害者
発症も進んで疑心暗鬼が進み凶暴性も顔を出し始めてしまっている
それはそれとしてスカッとしてしまうのも事実なのが悩ましい
> 祟りのルールを厳密に示して欲しい。事件が起きる度に、村の裏切り者もよし、日和見な人間もよし、と。
> 後付けルールのオンパレードだ。その内、彼らは、もっと些細な馬鹿げた理由で人を殺して消すだろう。
> 元からそんなルールがあったんだと嘯きながら……。
ありありと想像できて困る

>「住人の中の“一つの意見”でしか無かった! 村に住む人間の一意見さえ認めず、批判に耐えられず、
> 聞く耳も持てないなら、あんな場など設けなくて良かった筈だ……! 
> 大事な話し合いだった。皆、苛立っていた。だから、ある程度の暴言は出て当たり前だった……!」
>「義父は、粗暴だったかもしれない。だけど、それは義父だけでしたか?
> 相手は高圧的な振る舞いじゃなかったんですか……! どっちが大人になるべきだったんです?
> もし、本当に自分達が村の代表を自覚しているのなら、対応を冷静に進めるべきなのは、どっちでした?
> その場で暴力的に話し合いが終わったとしても、その後は他に取れる対応はあった筈だ……!」
>「ダム戦争を、楽しく勇ましい出来事のように語る村人が大嫌いです。北条の村八分を、ダム戦争の暗部と。
> まるで一部の瑣末な出来事のように語る言い草に吐き気がする。―村八分は、僕達にとってダム戦争の全てだった。
> 彼らは一体、ダム戦争の何を誇り、胸を張れるのか。僕は、今なお理解できない」
>「両親の行為が、迷惑ではなかったと言えば嘘になります。……だけど。両親を、そして僕達を、
> そのことを理由にし、蔑む村人達の中で生きてきた。そんな中で村人の思想に染まって、両親を悪者にし続けられる程……
> 僕らの受けてきた仕打ちは綺麗なものじゃない。僕は、彼らに交わらなかった両親を、時が経つ程“正しい”と感じるようになった」
ここの血を吐くような悟史の想い好き

沙都子の罪を仄めかされてなお村八分解決を試みる悟史に泣きそうになる
そしてちょっと後の解説含め村人達が酷いし魅音とお魎についても頭を抱える
これを見てると見てないとでは後の解決編の印象が違うのできついけど是非見てほしい
悟史視点の心情がゴリゴリ掘り下げられてるのはやはり原作でやっておくべきだったのではとなる闇の深さが垣間見える
そして悟史は最悪の解決手段気付いてしまった

426:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 10:38:19.38 1r+xp/uX.net
最終日
事情を知らず入れ替わってるとはいえ詩音も的確に悟史を抉っていくのに顔を覆う
校舎裏の描写でもっと派手な惨劇になりかねなかったのだと気付かされ冷や汗が出る
> 義父が園崎の連中と言い争っていた時、味方する人間も数多く居た。しかし、今ではこの有様だ。
> おそらく、いや間違いなく、僕達を虐めて楽しんでいる奴らの中には、あの時の義父さんの味方が居るだろう。
> 裏切りこそが、雛見沢住人の魂。
> 少数の迫害の為に団結する事こそ、彼らの誇り。
> 信じてはいけない、信じるべきじゃない。
> 信頼に値する要素が、村には一つも存在しない。
北条視点のこの雛見沢評ぐうの音も出なくて好き
症状が進みどんどん追いつめられてく悟史の内心が辛い
そして本編で悟史が起きた後に罪に問われないことに対してそれは本当に救いなのかとプレイヤーに問いかける部分が好き

> 謝ればいいと思っているのだろうか、こいつは。まるで『赦さない側が悪い』ような、そんな空気を生み出して。
> ただ、繰り返すだけの心無い謝罪。自分が赦されるまで、決して相手を赦そうとしない異常な行為。
> それは間違いなく暴力だった。
> 自分の行為が、僕に迷惑をかけているのだと気付かない無知さ。けなげに振舞えば赦されると考えている間違った価値観。
>『迷惑だよ』
> ……そう、一言でも伝えたなら、もう僕を付けまわすような行為を止めるのか? そうは考えられなかった。
>いつまでも自分の事だけを考えて、赦しを請い続けるだろう。……皆と同じように。
症状の進行によるオヤシロ様の幻覚をして沙都子の振る舞いをぶん殴る姿勢に痺れる
羽入を影の形とはいえ目視するまでに症状も進行する悟史
無自覚に追いつめるスタイルはやはり止めるべきなのではと再認識させられる
詩音の行動が裏目裏目過ぎて悟史を追いつめてくのがただただ悲しい
これからジョーカー厨と化した虚圭ちゃんが美化表現をしていくが、その前にここで
過激で攻め気偏重なのが利点であり欠点であること、必ずしも詩音が魅音より勝るものでないことを示している
それはそれとして現行の魅音に問題がありありなのも見えているのが良い
詩音こそが最下層という図式に自分の中の邪悪と誤認し無意識ながら悟史が加担したのも悲しい
とか思ってたのに唐突に挟まれるカレー菜園という単語のギャップでだめだった
原作からだけど知恵先生のこういう効果好き
> 今日まで、僕が積み重ねてきた日々。僕は、正攻法での努力をやり尽くしただろうか? 
> 村八分を止めさせる為に出来る事は、もう無いだろうか? ……そんな事はない。だけど、もう僕一人では何の考えも思い浮かばない。
> 一人であることの壁が、僕の前に立ちはだかる。どんなに凄いひらめきも、結局は僕の能力を超えられない。
> 僕が得る知識の外にあるものは、引き出す事が出来ない。
間違いなく努力はすれど一人の限界はあまりに低いことを、悟史の本当の意味での味方がいない事を悟史の視点で教えてくれる
これは梨花の周回についても全く同じことが言えるだろう
最終日の悟史の背後にいる2人目の誰かはなんて酷い奴なんだ
そう思わないか古手梨花(当てこすり)
日記を破り捨てる悟史のシーン鬼殺し編リスペクトで好き
直後の悟史の決断が、本当に重い……
〆かたまで含めこのTIPSは傑作だと思う

リアル事情もあり感想遅くなってすまんね
もう何年も前の作品なのに感想書くことで新しい読者やまた読み返す人が出てくるは書いてる甲斐があるね
モチベーション上がるわ

427:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 10:39:45.87 1r+xp/uX.net
訂正
×悟史の日記の内容が純朴に重苦しいのと
○悟史の日記の内容が純朴に重苦しいのと圭一の遺書を思い出して既に辛い

428:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 11:15:49.32 1r+xp/uX.net
9日目②
TIPS③
・目明し編のカケラ2
祟殺し編から目明し編に移行直後の話
祟殺し編に何かあったという伏線のための話
そして如何に梨花が単一世界を軽視し、自分の死後の世界を考えず
それぞれの世界での人々の想いを踏み躙っていたかを示す話
ある意味これまでの誰より罪深いと言える

429:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 16:02:42.15 sJ/Onuka.net
鬼殺し編?

430:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 21:15:18.77 1r+xp/uX.net
>>429
申し訳ない鬼隠し編のミスです
ご指摘ありがとうございます
既に多いけどこの辺からピックアップしたい台詞が多すぎて引用が多くなるのは許してほしい

10日目①
初手のフレデリカの詩の詩音表現がエグい
魅音視点は空気が急に柔らかくなってギャップで和む
>「君の悪い癖だぜ。解答の丸暗記……前と同じ行動を取る事で、全く同じ条件にしようとする。
> そうやって、ある程度進行した世界の後半で、ちょっと選択肢を変えて違う結果を望む。
> 解決の条件を考えれば、別の手段も取れる筈なのに取らない。以前と同じ解決をするって事は、沙都子を虐待させるって事だぞ?
> 選ぶワケがねぇさ、そんな選択肢」
それな
レナ視点と魅音視点を入れ替えながらの魅音の『設定』の説明パート
圭一覚醒シーンもだがこういう頻繁に視点を入れ替えて同じ話をする手法個人的に好き
『設定』された魅音の古傷を思い切り抉るこのパートは『詩音』はどういう存在なのかを浮き彫りにする
入れ替わった後の魅音に続く虐待という視点は自分にはなかったため確かにと膝を打ったとても好きなシーンの一つ
この説明のために梨花ちゃんに対して行う圭一の小芝居が凄くわかりやすくてここも好き

>「そこからのお前の生活は、ちょっとした地獄だ。朝ご飯を食べたなら、それは『人から奪ったモノ』
> 夜、眠る所は『奪い盗った寝床』 ……何をするにも、お前は犯罪者で。だからって、それらに手をつけない事も出来ない。腹も減る、眠たくもなる」
>「『私が悪いワケじゃない』 『私だけのせいじゃない』と。……必死に言い訳をしながら涙目で生活する。
> 誰もが自分を居ないように扱い、唯一の拠り所だった姉からも愛想を尽かされてな_」
> 「廊下を歩く事も罪。歯磨きをする事も罪。ともすれば喋っている事も罪。一挙手一投足で罪を犯しながら生活する事に、お前は耐えられない。
> ……そんな状況から、お前を救い出せる人間は、最早たった一人しか居なかった_」
言われてみるまで大して考えることもしなかった事を恥じる程に明言されると辛すぎる仕打ちにそりゃ耐えられないと納得
そして明かされる魅音の性質の悪さと罪の『設定』
オリジナルではあれど思い返せばそれらしい素振りは散見されるため自分は割と納得した
ある意味綿流し編・目明し編の真の発生条件が開示されたと言える

>「俺と君は『魅音の過去を“設定”できる』
> それが明かされない解答に対抗する唯一の力だ。言い訳ばかりで嘘吐きの“こいつら”が語る真実なんぞに価値はねぇ。
> 自分の都合のいいように平然と嘘の物語を語るに決まってるからな_」
>「そんな真実に何の意味がある? 解答は、俺達の手で“作る”んだ。そして、それが『絶対的な真実』になる。
> 糞ったれのゲームマスターなんぞの解答を待つな。下賎な魔女の幻想に付き合うな。
> 俺達が作る設定こそが“正しい” それを否定する権利は、こいつらには無い」
魅音に対しての重要な条件付けの話題なんだけど相変わらず原作に毒吐き過ぎてて笑う

>「それは、雛見沢症候群というルールを知らない俺が出した『的外れの解答』だ。……間違うなよ?
> 信じないから病気になるんじゃねぇ。病気になったから信じられなくなるんだ。
ここハッとした好きな台詞

鷹野さんのパート地味に伏線撒いてる事に今気づいた
にーにーよりねーねーの方がハードル低いという理論武装完璧で笑う

431:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 21:21:28.55 1r+xp/uX.net
覚醒圭一が何故覚醒したての圭一ではなく斜に構えた虚圭ちゃんなのかの説明・設定は原作にはないものであるが
設定して、決めつけてハッピーエンドを目指すという趣旨のオリスクであるため人を選ぶとは思うが個人的には好きな説明だった
この世界の圭一をプレイヤー(視聴者)に見立て虚圭ちゃんを好きな最終選択肢で終わらせるのだと最後を思い返し感慨深くなる
そして覚醒圭一がスタンダードな圭一だった理由もきちんと説明するの好き
>「暴力的で強引。他者との共存の拒絶。力での強制的な統一、独裁。他プレイヤーは、この俺を『討つべき悪』として認識する。
> 今言った世界の彼らも、卑劣な手段で俺に屈服させられた連中だ。『最終的選択をする彼』の“俺”への心証も最悪。
> 淘汰されるのは当然の摂理だろうな。」
意訳:誰だこいつってレベルのオリキャラ化が進んでるから嫌われるよね仕方ないね
全く新しい切り口で最高のハッピーエンドを生んでくれたから虚圭ちゃんの事は好きだけど
前原圭一として好きかと問われれば自分も何とも言えないところだから苦笑が漏れる

羽入パートは羽入がようやく諦めないことを決心し必死で頑張る良いシーンなのだけど
梨花側と羽入側の空気の温度差が酷くて申し訳ないが笑いが零れる
沙都子が羽入の声が僅かに届いてもそれを自分の問題と受け取るのは上手いなあ

新しい部活の提唱と魅音へのゲームスタート そして裏で動き始める雛見沢を舞台とした大部活
それはそれとして詩音の語る部活特色の説明がほぼ全部竜騎士への批判と意見、地味に賞賛
そしてプレイヤーへの語りかけが多分に仕込まれていて
やっぱりそれ自体が話を普通に構成してるとか内容のキレが良すぎてそっちの印象が強い
祭囃子編否定して納得いく完結編作って『はい、これで終わり』としたいわけじゃないしするべきでもない(意訳)
自分の考えで何が良いものか決めて選んで、その上で違う考えも受け入れられるようになろうぜ(意訳)
原作的にして皆してアンチするのは簡単だけど正々堂々ぶつける方法があるぞ!(意訳)
二次創作者達で面白い完結編作ろうぜ!(意訳)解釈違いでぶつかっても皆ひぐらし好きだろ!違う考えや完結編があっていいんだよ!(意訳)
一人の作者に任せるんじゃなくて皆でそれぞれ最高の終わり考えるんだよ!納得いってない奴等もそれで叩くだけなんて間違いだと気づいてくれるさ(意訳)
竜騎士はちょっと黙ってた方が良いと思う今信用集められないだろうし(意訳)
俺は祭囃子編の否定をテーマとした二次創作作るよ!そっちも後付けで真完結編作ればいいと思うけどコロコロ方針変えて旧ファンに逃げられないと良いね!(意訳)
竜騎士は批判を過剰に感じるんだろうけど積み上げてきたもの信じられないなら向いてないんだよゲーム作るの止めたら?(それまでのひぐらし評価してるからこその裏返し)(意訳)
あんたは今まで積み重ねたもん信じてれば良いんだよ!最終問題出したんだから座ってろ!
もう何度も書いてるしここからも何度も書くことになるけど
作者の愛憎入り混じった煽りと主張こんだけぶちこんで話としては筋通ってるってなんなんだよ
クラス全員をその気にさせたレナの演説見たいけど未収録なのが惜しい

大石パートも赤坂パートもついに動き出すのか感が素敵
続々と園崎家に集まってくる登場人物達と、遂に揃う部活メンバー
感慨深く思っていると最後に投げられる爆弾に思わず梨花と同じ反応をしたのが懐かしい

TIPS
・最愛の殺人鬼
 切ねえ……

432:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 21:23:18.62 1r+xp/uX.net
今日は感想ここまで
ここから先区切りが長いから時間が開きがちになるかもしれませんがご容赦を

433:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 22:30:01.50 sJ/Onuka.net
乙ー

434:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/07 23:38:31.83 k/R4NICy.net
待ってるぞ

435:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/09 00:32:25.20 OWZZM6Hi.net
間があまり開くのもどうかと思うので小出し
10日目②
羽入認知パート
実体化という形ではなく 梨花だけの知るものでもなく 圭一にのみ知覚可能と設定したことで
いないけどいるという新しい部活メンバーのポジションに滑り込む形となった
実体化以外では大体梨花の妄言か精神分裂になりかねないため
部活メンバーに含めるのは難しいのではと思っていたこともあり盤面に羽入を把握させるという点で面白い試みだと思った
予習済みなため圭ちゃんの反応と把握が冷静

会議パート
きちんと48時間作戦を行うに当たり根拠を持ってくるスタイル好き
梨花にも羽入にもわからないものね
勝利条件と敗北条件をはっきりさせるところ丁寧に作ってあって好感度高い
圭一の作戦『古手梨花の誘拐』の提示
ここで悪手となっていた圭一の宣戦布告を攻撃の手札として使ってくるのがニクい
宣戦布告をされて受けて立ったことの間接的な確認をさせる事でメタ的な話だけでなく戦略上の意味も持たせている
この期に及んで全員の疑いが晴れてないと疑惑を提示するのには驚いたが
仲間だから子供だから被害者だからと無条件に通してしまいがちなところをはっきり潰したの好き
そして園崎が自業自得ではあるが疑われて当然すぎる
道化役なのはわかってるけど茜さん良いように使われててちょっと可哀想

今回はここまで 次回園崎村八分編

436:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/09 19:20:18.42 axZ6dC3u.net
おつおつ

437:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 06:34:33.15 skDMROdl.net
10日目
園崎村八分編
はじけっぷりに笑うか引くかするしかない虚崩し編最大のヘイト要素
これが受け入れられる、ないし一定の理解が得られるかどうかがプレイヤーのターニングポイントの一つとなる
ここについてはお魎並びに茜の評価をどう判断するかが意見の分かれるところだと思う
無能化や気に入らないからこき下ろしてるととられても仕方のない部分はあるが
一方で園崎家、そして園崎お魎を糾弾するという点は非常に評価が高くなるポイントにもなりうる重要な場所
そもそもお前が悪いじゃないかとこれ以上なくこき下ろしている
皆殺し編や祭囃子編でなんだ園崎家実は良い奴らじゃんと刷り込まれた人には意識外から刺さる攻め手であり
一方でおかしいと思っていた人にとっては原作にて提供されなかった待望のシーンとなる

『園崎家』で村八分を起こすくだりはわかりやすい例え方であると同時に生き生きと園崎家をコケにしてて好き
圭一の過去についてはどうするのかと思っていたが
お魎のミスそしてこれから起こす事件が失敗した場合の保険に転用するのは上手い
この作者はこういった要素を掘り出したうえで利用するのでそう来たかと楽しめる

園崎家を滅ぼす権利を悟史に委ねるというのはインパクトがあった
『村八分が解決した世界』を指して『許さないやつが悪い世界』と評し
祭囃子編や澪尽し編にて未解決である悟史が起きた世界の問題点を浮き彫りにし選択肢を残すという手腕は見事と言える
>「悟史は優しいから全てを赦す。そんなのは悟史に罪悪感を持ってる全員が見てるだけの幻想。
> その方が、お前らにとって“都合がいい”! だがな! 帰ってきた『悟史が悪い』なんて空気を作るワケにはいかないんだよ!
> 俺は、悟史が“赦さない事”を赦す!!_」
原作での悟史は優しいから許すだろうという決定事項のような空気をかき回し
当然許さない事もあり得ると、それを否定することはできないのだと突きつけてくれる

>「お前は、自分ひとりが一人前になれば、悟史が帰ってくると言い張ってる。……“帰って来ない”よ沙都子。
> 村八分を根絶し、園崎が二度と同じ事を出来ぬよう、完膚なきまでに潰さなくちゃな」
>「『自分が悪い』とする事で、村の断罪を怠った。お前は、すべてを自分一人の問題にして、村八分の解決から“逃げた”んだ……!
> 村を敵に回すのが怖いから! 自分には力が無いと甘えてなッ!!_」
沙都子の自分がしっかり者になれば悟史が帰ってくる論の否定として梨花の言葉を超えるこの最終解答大好き
ぐぅの音も出ない

438:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 06:35:49.21 skDMROdl.net
お魎が北条を許さない理由が開示されているものと異なるという新解釈は面白いが
その根拠の提示は上手いと思った部分だが一方で単にお魎を劣化させたとも見れる難しい部分
あと息を吸うように原作者dis入ってるの笑う

圭一対お魎のゲーム『変則ロシアンルーレット』
ちょこちょこ出てくるレナの聡いシーン好き
かつて作者がエミュしにくいと語っていたがレナが仲間の時の抜け目がなく気を配ってる感じは再現度が凄く高いと思う
お魎に忌み子の件を追求するという原作ではやりようのない点に切り込んでるのは高く評価したい
ゲーム内容は無限のように感じるゲームであり、かつお魎がとれる行動が何重にも制限をかけられるようによく練られている
しかし事故った場合園崎家側の収集がつかなくなりかねないギリギリのものなのは悩ましいところ
お魎を読み切ったととらえるか、ご都合とみるかはプレイヤー次第だろう
>「……この作戦には、村の命が掛かっている。彼の思惑通りに進むことが、我々にとって必要だ。
> 貴方達、数人の命と雛見沢2千人の命。その二つを天秤に掛けるなら、私は迷わず後者を選ぶ。
> 私にとって貴方達は、『村を守る為に必要なスケープゴート』です」
赤坂のこれ好き

>「……けど、どうだ? てめぇらは、いつまで経っても『赦す側』のつもりだ。相手にばかり謝意求めて、赦すかどうかは見てみないと解らないなと来たもんだ。
> ……その勘違いを徹底的に叩き直さねぇとよ。お前達は『赦しを請う側』だ。北条家や双子、古手家に『赦して貰う』んだよ、あんた達はな。」
>「自分が死んで解決するしかない? そう考えた時点で『さっさと死ね』何、北条家を憂いてますって面してやがんだよ、おい。
> 北条夫妻が死んでも、解決しなかったのは、どこのどいつだ、ぁあ!?_」
どちらも原作やってると騙されてた、そんな気になっていたと園崎マジックくらった気になるポイント
総評として虚崩し編の中では比較的粗が多く見える部分ではあるが
打てば響くような暴力的な掛け合いで勢いが非常に良い事と原作で放り投げられた部分へ切り込んでいる事もあり
感性に合いさえすれば非常に面白いパートと言えるだろう

439:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 13:36:46.68 n/nOGEU3.net
考察サイトはもう見た?

440:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 15:12:07.33 MIe6Mi6B.net
ひぐらし共通のって事であってる?
それなら一通り見たけど最後に見たの10数年前になるから大分うろ覚え

441:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 15:41:05.59 MIe6Mi6B.net
感想自体には考察サイト見てる前提じゃなくて基本的に原作だけ読んでる前提の書き方してるよ

442:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 17:26:36.32 spygwKcB.net
オリジナル入れてきたな

443:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/11 18:17:45.59 YUVYZNOw.net
暇なんだろ

444:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/12 06:19:21.19 +S/gQPYI.net
設定の話では?

445:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/12 06:31:32.90 YBm459bx.net
うん

446:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/12 23:14:21.03 aofGv8JF.net
10日目
周回暴露パート
>「俺達は、切り札のジョーカーを失ってる。だから空白のカードに、ジョーカーの絵柄を刻み付けなくちゃいけない。
> 54枚目の黒のジョーカーに対抗する為には、53枚目のカードが必要不可欠だ」
これは羽入の事であり、48時間作戦の根拠であり、敗北への危機感であり、祟殺し編の詩音の事なのだなあ
・目明し編
メタ視点では原作によって詩音から沙都子への感情がどうなっているかはわかるが作中の人物にはわからないポイントであるという指摘は面白い
地下祭具殿爆破で物理的にも惨劇回避するという一手は斬新で笑った
>「緩慢に、そして確実に廃れていくんだ、園崎。『ただの魅音』と『ただの詩音』が幸せに生きていく為に、お前達は“邪魔”だ。
> 自分達が居なくちゃ雛見沢が滅びると主張するなら“滅びろ” ……そう言っとく。彼女らの幸福を生贄に捧げる程、この村の存続に価値は無い」
これ好き
悪いことは悪いとボロクソにこき下ろすけど何のかんの魅音想いでもあるのがにじみ出てるのも好き

>雛見沢症候群を知っていた私。園崎家のブラフの家訓を知っていた魅音。……私達は、ルールを知っていた。
>発症しない、敗北しないのは当たり前で。しかも、この現実はゲームなんかじゃない。自身が勝つ為に、相手を蹴落とす必要が無い。
>……だからルールを黙っている事は“罪”だったのだ。
>私や魅音は、その間違いを正すべきだろう。私達は……加害者だった。それを恥じ、反省しなければ大切な仲間を苦しめる事になる。
>……『私は悪い』のだ。それを受け入れる勇気を持たなくちゃいけない……。
優しいから発症しない、女王感染者だから発症しない等と言われていた彼女たちが発症しない、あるいはしにくい理由をこう切り捨てるの好き

・祟殺し編
「ははは……。そうだよなぁ、やっぱり」
ここ哀愁が凄い
>「辛いか、沙都子ぉ? 一生続くかもしれない病気に耐えられない? あんな注射を打つ毎日なんて嫌だから逃げ出したい?」
>「じゃあよ。一生、続くかもしれない『村八分』に耐える事と、どっちが辛いよ?」
>「それなら、『妹を庇う毎日』なんて“嫌だから逃げ出したい”とは思わないか?」
>「毎日、毎日“そんなこと”が続く生活なんてよ。逃げ出せるなら、逃げ出すかい? なぁ、沙都子。
> お前が自分に罰を与えたい、試練を乗り越えたいってんならよ。『終わりの見えない苦しみ』を自覚する方が、よっぽど“試練”なんじゃないか?」
沙都子の治療への感情と悟史の心情を重ねて黙らせるの本当好き

梨花の死後の足音についての解釈として後の伏線を張っておき、同時に悟史の足音についてフォローをしておくのは良いが
羽入が祟殺し編を把握していないという目明し編のカケラで提示された点についてフォローが欲しいところ
どこかのタイミングで話したのだといくらでも補完はできるが気になるところではある
富竹が圭一の話を緊急マニュアルの発動と察してもう話さなくていいと叫ぶシーン人柄がにじみ出ていて好き
一方で何の話か分からない残念な梨花ちゃまは実に梨花ちゃま
物凄く不謹慎なのだけど反応者のいる緊急マニュアル実況面白い
体験談として語られる形式だとやはり違うものを感じる

TIPS
・祟殺し編のカケラ3
本人は信じきっているのだろうが自分には力がないと嘯き過剰に持ち上げた詩音に問題を丸投げしようとする魅音
そういうところだぞ園崎魅音
沙都子を助けようとする魅音達への怒りをきっかけとし悟史の想いが溢れだす詩音だが
結果として直前まで憤っていた内容にダブルスタンダードするあたり彼女も決して褒められたものではないのがわかる
電話台の前で妄想してから電話に出るまでの詩音が凄く可愛いらしく描写されてるの大好き

447:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/13 00:49:08.32 eMnUVJAm.net
にーにー

448:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/13 08:25:14.31 yZTkYxJq.net
>>446
乙乙
読んでて楽しいな

449:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 06:03:58.13 fMwR0QVh.net
祟殺し編・後日譚
ある意味最大の問題作
このフレデリカポエム好き
7月25日
再開のシーン好き
互いに雛見沢殺しの犯人と主張しあうのもっと好き
誤字発見
それどころから罪を奪うつもりで→それどころか自分(あるいはこちら)から罪を奪うつもりで
詩音の圭一が付き人をする条件として出すもの『衣・食・住』が祟殺し編で圭一が足りないと挫折したものであるのが皮肉が聞いてる
なお諸々理由はあるが婚約という形をとる模様
圭一を詩音の婚約者とするという時点で拒否反応出す人も中にはいるだろうけど是非最後まで見て判断してほしい
この時点から悲劇の伏線仕込むの悲しい

7月26日
起き抜けの描写に詩音なりのトラウマが垣間見えて好き
圭一と詩音の情報量の違いによる印象の変化を悟史の件とつなげて解釈させるの好き
そして大災害を唯一生き延びたという点を指してオヤシロ様でも殺せない存在という解釈するのは面白い

7月29日
村八分と忌み子システムの件の契約を別途にしたのが結果的に強い動機になっている
虚圭ちゃんの根幹を成す部分を作った重要な部分

7月31日
残酷で優しい夢の結果の契約完了好き

8月1日
ブラフ家訓発祥の考察良いよね
そしてこれが伏線になって後に使われるのも素晴らしい
唯一の生き残りとなったことでオヤシロ様と同格の、オヤシロ様を語る上で付いて回る名前になった圭一という構図は面白い
過去の抹消と狂った世界への恐怖も良い味出してる

8月2日
圭一の過去の話を鷹野側の過去と重ねるところ好き
踏み躙られた論文に対しての解答という形で詩音だけでなく他のヒロイン達のルートを開示するのがなんだか嬉しい
レナが『一番正しい選択肢』魅音が『的外れな選択肢』梨花が『二番目に正しい選択肢』沙都子が『一番、悲しい選択肢』詩音が『最悪な選択肢』
強調される選択肢だけでも色々考えさせられるものがあり楽しい
そして『一番悲しい選択肢』と『最悪の選択肢』に高野一二三への解釈と鷹野の罪が仕込んであって好き

450:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 06:12:50.20 fMwR0QVh.net
8月4日
鉄平の件で元の壊れかけの圭一に戻っての会話は色々と考えさせられるものがある
詩音からの悟史や魅音達はどこに行ったのかの問いかけと少なくとも地獄には圭一がいるから死んでも一人ぼっちではなくなるという図式の提示
このあたりを見ると虚圭ちゃんが死にたい理由も見えてくる
>「…………お前、酷いヤツな。悟史が、何処にいるか解らないから……俺に、地獄の底まで付き合えってのか」
>「……人殺しは、なしだ。……って言いたい所なんだけどな。お前ん家、そうも言ってられなそうか。でも通りすがりの子供襲うのとか、そういうのナシな」
>「…………違う地獄に堕ちちゃうかも」
>「何種類もあんのか……。けどナシだ。どの道、俺の為にそういう罪を犯したって事になると俺の罪も重くなって、平行線になるんじゃないか?」
ここ大好き
『雛見沢大災害を超えた詩音』が雛見沢への嫌悪感を吐露するところ大好き
善人でありたい という殺人を果たした末の感想好き

8月9日
茜の失言はまあフォローできないことはないけどもどういう意味合いがあろうが別に本人がそこにいなかろうがその言い方は無いと思うんだ
虚圭ちゃんが猛烈な園崎アンチなのも頷けるやりとりではあった
そして感情を爆発させた詩音の呪いの言葉 決定的な一言

8月11日
祟殺し編のルールの適用が収まらないのも秀逸ながら
祟殺し編エンドロールの葛西辰吉の解釈もまた秀逸
最後の引き金を引いて壊れる詩音に対しての圭一の対処が本当に圭一にしかできない手段で
悪人でありたい という殺人を果たした末の感想を捻じ曲げる願いを持つに至る心情が、辛い

8月某日
迂闊な発言や発信が最悪の未来につながりかねないと何も発しない事でひっそりと生きていくことを選んだ詩音が痛ましい

8月27日
読み込んでる人ならば日付だけで察してしまう
きつい
ほんときつい

8月29日
オーバーキルとしか言いようがない
詩音が何故そうしたのか、それが圭一にとって何であるかこれほど残酷にぶつけられたことが今まであったろうか
祟殺し編のエンドロールの圭一の自殺未遂をこう解釈し片づけるのは見事としか言いようがない

エピローグ
タガの外れた狂気と完全に末期に至った発症
延々と死体を埋め続ける夢と狂気の妄想に侵されていく現実
時間感覚が狂い永遠ともいえる拷問の日々に死を望むがために体は拘束され猿轡により狂気の享受をする他ない
ある意味で最も幸せな日々を経験したからこそ反動でワースト1の世界が強調されることとなったのはあまりにも皮肉が強い

451:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 06:26:08.48 fMwR0QVh.net
TIPS
・赤坂衛
祟殺し編アフターの赤坂の行動と開示される圭一の過去の抹消の真実
圭一の事件をこういった形で掘り返し、オヤシロ様のカウンターとして崇められる土壌としたのは上手い

・前原圭一
11月28日
祟殺し編ラストのインタビューなのだが
これまでの祟殺し編・後日譚の味付けが違和感なく盛り込まれていて一味違うのが新鮮
11月30日
雛見沢症候群による幻覚と妄想が振り切れた世界
祟殺し編を最初に読んだときは恐怖を感じたものだが
この解釈においては足音が一つ余計に聞こえたことがどれだけ救いになったか察するに余りある

・鷹野三四
鷹野の気まぐれにより綿流しを生き残り、そして雛見沢大災害を生き残った圭一
そうした経緯のため今後が気になりすぐに自死することなかったが故に鷹野が見た失意
そして鷹野を突き動かしていたものは、何だったのか
一体、いつから古手梨花だけが周回をしていたと思い込んでいたのか
しかしこれプレイヤーに対しての毒なのかな

・神様の条件
割とメタパート
敵の存在の明示と勝利条件・敗北条件の確立
何故『必ず』惨劇が起こるのかは3つのルールだけでは説明のしようもなく
他に要因があるのではないかという提示はひぐらしやってればやってるだけ罠にはまっていたと感じた
羽入りさん可愛いよ羽入りさん
落ち着いているからか羽入りさんだとやたら羽入の立ち絵に色気や上品さを感じる
形はどうあれ崇められ奉られたことで最下層の生贄という形で神の座に至った圭一という解釈は中二心をくすぐる
ただ一人仲間外れになり、皆と離ればなれになったとはいえそれを飲み込み皆は再会できたと安心するところは圭一的で好き
オリキャラを認められるには読者の承認が必要というメタ
あなたはこの話を認めてくれますか?という問いかけ
そして自虐を込めた上での原作者への批判
読者が認めるか、認めないかの勝負と潔く言い切るところは好き

圭一の父が羽入を見えたことの理由づけ上手いなあ
虚圭ちゃんが羽入を感知できる理由づけちゃんとしてるのも良い
梨花の周回に対する答えを垣間見せるのも小技が効いてる

452:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/16 20:11:38.54 0SmYdkk/.net
>>451
良いね

453:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 00:46:17.44 wcEDzazK.net
11日目①
直前の祟殺し編・後日譚に対してあくまで別世界の話だよって早めに冷水浴びせてるの好き
そして詩音は沙都子をどう思っているのかの再度の問いかけと今死ねるかと問われた沙都子の解答好き
沙都子に対しての攻めだけでなく詩音側も去年の暴力についてきちんと謝罪を入れるのが好感度高い
また、そのまま許してしまいそうなところを遮りなんとなくの流れで相手を赦しちゃいけませんと一線引くのも良い

周回についての梨花の懺悔と圭一から伝えられる周回の解釈の違いの可能性
圭一の中の羽入りさんからの想いが全然伝わってないの仕方ないけど笑う
茜に対して憤懣やるかたないという具合に非難を浴びせる虚圭ちゃんだがそれをよしとせずにきちんと止めに入り諭し中断されていた要件を促すレナがいい味出してる
一方で後日譚を話したばかりで厳しい言葉を魅音に投げかける虚圭ちゃんだが会話自体は険悪でも詩音ageに身内贔屓を感じて和む
>「…………梨花は、今まで“僕”と一緒に居ました。僕が梨花の魂を“次”の世界に連れていき、再び人生を繰り返す。それが僕達の今まででした。
> ……今、ここに居る梨花は、せいぜい2週間前にこの世界に来た梨花です。……そうですよね?」
>『ええ……。それが私の認識よ』
>「では……。では、です。5年前、赤坂に“予言”した梨花は……何者なのでしょう?」
>『ぇ…… ?』
> 何者、って_。
>『それは“私”じゃない』
>「でも、予言が出来るという事は、少なくとも未来を知っています。そして……今まで“い”た筈の僕は、何処に行ったのでしょう?」
ここのループしていることについての矛盾の指摘と周回解釈を先の物とした場合の解消は見事だと思う
>「今までの梨花は、何処に行ったのでしょうか。そして、彼女達は……自分には“次”があると思い込んで。
> そうして……死んでしまった梨花だっているのです。それは、そう思い込ませてしまった“僕”が殺したも同じ事なのではないでしょうか……_」
>『……どの道、鷹野に殺されてたわ』
>「では、僕は……罪深さから逃れる為に鷹野の行いを受け入れるべきなのでしょうか。鷹野が『いつも梨花を殺してくれるから』
> ……僕には罪がなく、仕方ない事だと笑えと言うのでしょうか」
そして周回の真実がそうであった場合に生まれる羽入の罪と梨花の死
新解釈であるため当たり前ではあるのだが認識を変えようと努める梨花が新鮮
やや素直に受け入れ過ぎではないかとも思うがややこしくなりかねない点をシンプルに解消しており、
だんだんループが短くなっているという点も兼ねているのが良くできていると思う

454:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 00:49:04.00 wcEDzazK.net
圭一とレナのゲーム作りってやつで勝負しようというくだりの
以下抜粋部分は虚崩し編そのもの構成にかけている事もあり好きな部分
>「その通り。俺達の部活・賽の方針は『大富豪』だ。ジョーカーを最高のカードとして扱い、プレイヤーそれぞれが自分の手札の全てを出し切る為に戦う。
> 弱者は弱者のままじゃない。強者は強者のままじゃない。最弱のカードが“革命”で最強になることも、その逆だってありうる」
>「個々のカードには個性がある。数字が同じ者も違う図柄を持っていて……全く同じカードなんて存在しない。
> 『紡ぎ手同士が、自分の持つ“カード”の個性を活かした上で全てを活躍させる』ってゲームさ。
> カードは人だ。『登場人物全てが、それぞれの、それぞれらしい役割を持って活躍する物語』 少なくとも俺は、そういう方針を掲げてゲームを作る。
> 惨劇ではなく、幸福で競い合う。人の生かし合いでこそ、決着を着けるゲームだ」
ジョーカー(詩音・圭一・鷹野)を最強のカードとして
最弱のカード(承認されていない羽入りや忌み子である詩音)が“革命”(承認や真実の暴露)で最強になることも(鷹野やお魎等)その逆だってありうる
個々のカード(登場人物)には個性がある。数字が同じ者(園崎姉妹等)も違う図柄を持っていて……全く同じカードなんて存在しない。
『登場人物全てが、それぞれの、それぞれらしい役割を持って活躍する物語』
こんな盛りに盛ったテーマで全部有言実行するんだから恐れ入る
また、ゲーム部・礼は読者である我々に、ゲーム部・祭は原作者に解を求めての物だろうと読み取れる
>「“君”が作ったゲームと、俺のゲーム。『どちらが、より面白いか』で……勝負をしよう。俺のように今あるものを叩き台にして利用する卑怯なやり方でもない。
> そうして、ガン牌トランプを使うような不公平なゲームでもない。新しい可能性、って奴をゲーム部“礼”に期待してる」
>「面白いゲームが遊べるなら“俺”は全ての紡ぎ手に喧嘩を売るよ。大富豪が絶対の正解じゃないと俺達は知っている。
> でも俺には、この解答しか思いつかない、用意が出来ない。だから他の選択肢を皆で見つける。皆が決める、皆で選ぶ。
> もう間違わない為に選択肢すべてを網羅し、新たに作り出しもしよう。ただ、プレイヤーが面白いと思えるゲームを作った奴が勝者、って勝負だ_」
惜しむらくは、虚崩し編自体がひぐらしオリスク界最後と言っても良い作品になってしまった事だろうか
作成が進むたびに小出しにはしていたためこの部分を受け取ったのは最終版よりだいぶ前ではあるが、それでも旬を大分逃してしまっていたのは勿体なく思う
この部分が公開されたのは2011年の4月で下火どころか澪IFと合わせて長編としては最後の二つになるかと言われていたころであったし、完結は2015年となった
もし神騙り編公開の2008年頃に公開できていれば、より大きな盛り上がりを見せることができたのではないだろうかと考えずにいられない
まあ、神騙り編すらも最後期の作品ではあるのだが……
>「だろう? 正真正銘、実力の勝負だぜ。イカサマなしだからって負ける気で勝負する気なんてねぇしな!」
そして直後の挑発キレッキレで爆笑してしまった

虚圭ちゃんのこの世界の仲間に対してのスタンスはっきりしてて好き
でも態と遠ざけようとするのは物悲しい
それはそれとしてレナと礼奈をここで持ってきて問いかけること、両方いてはいけないのかというレナの想いは良いシーンだと思う

まだこのパート半分くらいしか終わってないけどキリが良いので一旦ここまで
ネタバレあり感想ではあるけどやっぱり重大なところは抵抗があってつい伏せ気味になってしまう

455:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 09:08:20.03 bcBuWLt+.net
感想見てまたやりたくなってきたわ


456:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 10:25:40.60 DgXG6Ed0.net
ひぐらしのソフトなくなっちゃったから、再プレイがやはり厳しいのよな。
PCにインストールしたデータあるけど、なぜか音声ファイルが足りなかったり絵が足りなかったりで…

457:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 19:59:12.25 wcEDzazK.net
感想のために祭囃子編のお疲れ様会の原文書き出せるようにしようと思ったらセーブしようとするとエラー吐いて落ちる謎の状態になってて笑った
毎回祭囃子編全スキップは流石に苦行すぎる
他はまだしもカケラ紡ぎはアカン

458:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 20:13:41.14 wcEDzazK.net
ソフト自体が古くなってるのもあってネット上の中古価格上がってきてるの草も生えない
虚崩し編は4と8が必要なんだったか

459:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 20:28:49.76 XeHqkh2M.net
>>457
テキストから抜き出せば良いのではないだろうか?

460:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/17 22:04:37.86 wcEDzazK.net
>>459
そうだよNスクだから抜けるじゃないか
久しぶり過ぎてすっかり忘れてたありがとう

461:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/18 06:35:09.54 YJSsrQfM.net
11日目②
鷹野パートの研究打ち切りで色々考えてしまっている鷹野さんは人間味を感じて好き
余計なことを考えてしまうからと明日殺す予定の富竹に会いたがっている複雑な心境は個人的にツボに入る

詩音がそれまでの園崎を吹っ切るケジメパート大好き
>「私が全てを取り戻したなら、その時はこう命じます。 ――雛見沢から出て行きなさい、園崎お魎_。
> ……これから死ぬまでの時間を、貴方がこの地で費やす事を赦しません。園崎の名の通らぬ土地に移り、
> 誰も自身を知らぬ場所で、ただの老婆として、その生涯を終えなさい_」
>「雛見沢の地に戻ってくることを救いと思うなら、それを、用意しましょう。北条悟史が、この地に戻り、貴方が今日までの事を謝罪し、
> 彼が“貴方を赦したら” ……そうしたら戻ってきていいです。それまでは自分の人生を悔い、彼に謝罪する事だけを夢見て、長生きしなさいな。
> 全てを決めるのは彼。貴方が、その口で汚らわしい血だと罵った北条の息子。悟史くんが赦すなら、私だって全て水に流してあげますよ?
> ね、破格の条件でしょう? …………悟史くんがいつ戻るかなんて私達には解らないけれど」
ここそっくりそのまま因果が巡っていて好き

>「……あんたは哀れだよ、魅音。もし、彼の推測が正しいのなら、あんたは怖いだけなんだ。『魅音』に憧れ、欲しいと思った。
> そうして人生で初めて自分から行動した結果が、背中に一生消えない傷を負う事だった……。その時から、あんたの中で大切なものが壊れたまま」
>「私達は、お互いに傷ついたと認め合って、そうして“今”を手にしています。けど、本当は私達、二人とも……解放なんてされてなかった。
> その子は、二度とあんな怖い思いはしたくないと思ってる。それが、今日までの行動に出ていた。誰かの決断に従い、誰かの選択に従う。
> ……だって、自分が選ぶ選択肢は、絶対に間違いだから。園崎魅音が前に出れば必ず失敗する。その子の思いつきは必ず罵倒される。……そう思い込み、怯えてる」
>「それで……きっと、思い込みでは終わらないんです。それは本当にその通りで。“運命”とでも言うんでしょうか? 自分がやっても上手くはいかないから、ますます他人に頼ろうとする。
> 正攻法じゃ勝負に勝てないと知っているからイカサマをする。逆境では自分の力を活かせないと嘯き、追い風が吹いた時しか行動出来ない。いつまでだって、見えない檻に閉じ込められている……_」
ここの抜粋やここから先の魅音解釈は原作の魅音を基準として考えると簡単に納得できるものではないものの
忌み子として生まれたが手違いで入れ替わってしまった姉妹というキャラクター骨子を基準に考えると良く掘り下げられていると思う
詩音に全ての選択肢を任せる道と頼れない代わりに愛を受け取る道の提示
そして魅音が本当に欲しかった言葉と、互いのかつてそうだった自分を間引き前に進もうという言葉は前向きで良いなと思う
ここも、ここからしばらく最後の方までずっとベッコベコに凹まされてる状態だから仕方ないが魅音の魅音らしさが弱い部分に集中してしまっているのは少々残念な所ではある

>「――今度は必ず助けてあげる。あの時、私達が入れ替わった時。あんたが『詩音』から『魅音』にさせられた日。
> 助けに行ってあげられなくて…………ごめんね。ごめんね、――“詩音”_」
>「私が、あんたを助けられたなら、こんな事にはならなかった。あんたの不安は、あの日からずっと無くなってない。
> ……もう二度と、あんな事にはならないんだよって。そう言ってあげるべきだったのに私は、ずっと貴方の事を赦しさえしていなかったんだね……_」
>「怖かったね、“詩音”……。もうあんな目には絶対に遭わせないから。私に似せただけの『魅音』の振りなんてしなくていいから。
>…………私のことをお姉ちゃんって呼んでいいから。……今まで、よく我慢したね。偉かったね、詩音……_」
最初に読んだ頃は詩音は本当の魅音を奪われたという視点でしかとらえていなかったため
この部分の解釈と謝罪はあっておかしくないものでありながら全く頭になかったもので前日の梨花ちゃんみたいになった

このパートが特に顕著だが虚崩し編は園崎sageや魅音の劣等感の比重が大きく相対的に詩音美化が極端に見えがちな場面が多い
しかし虚圭ちゃんの身内贔屓・魅音が自分を下に置くために上から目線で接する形になる事や情報量の違いをベースとした気づきによる行動によるものが多いため
実際は過剰に盛られているという程でもないのが創作って難しいなと思わされる

462:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/19 22:58:09.45 qrh4muCc.net
11日目③
レナパート
レナの事件のリスクの説明と小道具の説明
事件に真実味を帯びさせるための証言並びに魅音への応援へのシフトの正当性
梨花の声のバリエーションの確保
こういうところを本番で急に後出しするのではなくしっかり積み上げるのは好印象
意識的に羽入に一言添えるレナのシーン好き

梨花パート
羽入りさんの事もあって梨花呼びしてるシーンの
>圭一が、そう私を呼ぶ世界もあったのだろうか。
ここ神騙り編リスペクトなんだろうか
>何せ、ここに居る俺はオヤシロ様の祟り“を”殺す。祟殺しの主人公だからな
この言い回し好き
綿流し編のレナを引用してジョーカーへ出来た救いだったのではと語る虚圭ちゃん
罪を赦そうではなく罪を責めることが救いになるという切り口での解答は作品全体のテーマでもあると思う
これがあるからこそ、園崎や村人への批判や部活メンバーへの攻撃的姿勢、そして梨花の周回の否定など
原作からするとあり得ない要素が湧いてきている

>「秘匿義務やら、話すことへの影響について、ですか? そうして沙都子の容態や、詩音の精神に悪影響があるからと言い訳をして、いつまでも黙り続けると。
> 救いにせよ、絶望にせよ、それを知らなければ彼女らの苦痛は終わらない。格好よく無事で健康な悟史を最後にプレゼント、なんて虫のいい話は止めとけよ。
> てめぇらの身勝手さだって惨劇の原因の一端だ。自分らにしか発症者を救えないからなんてふんぞり返るなら、この場でてめぇら殺して彼女らと悟史に止めを刺してやるよ_」
>壊されるまで大事な事にも気付かない連中が、とってつけたような後悔する光景なんて、もう見るのもウンザリだ。
うーん過激

圭一パート
両親の顔を一目見たかった虚圭ちゃん好き
虚崩し編はほぼオールスターではあるがこの二人がサブキャストとしてでもなく全てが終わった後の出演以外で出番がないのは仕方ないのだが少々残念なところではある
>「前原さん。出来る事がないと言っても、貴方が今日までの事を考え出したんです。……ちゃんと最後まで責任を持ちましょう。
> 私もお飾りであっても、一組織のトップです。私は、私達はそういう人間でありましょう」
チーム結成のリーダーを譲る圭一に対してのここの入江好き
ぼっち梨花ちゃん笑う
>「さぁ! 明日は、もう惨劇に怯える日じゃねぇ。誰かを殺し、消す日でもねぇ! 新しい村を生み出す、始まりの日だ!
> 祭の始まりこそが惨劇の終わりさ! 村一番の盛大な祭りにしてやろうぜぇ!? 
> 神様だろうが、村を滅ぼす悪魔だろうが……俺達の戦いって奴を見せつけてやる! 作戦決行は翌朝10時!!
> 作戦名は――“祭囃子”!!_」
> ……これが俺の“祭囃子”だッ!!
こういう口上好き過ぎる
最高かよ

TIPSは次回

463:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/20 16:55:34.54 pNtClwUc.net
11日目TIPS:御八代様
オヤシロ様という名称の発祥を桜花として雛見沢症候群の研究を綿流しや拷問に結び付けるのは上手いなあ
ケジメマシーンの発祥理由を雛見沢症候群重度発症の自殺防止にするのもシンプルだけど好きな所
地下祭具殿と祭具殿の原型作っておくのもいい仕事
自分は好きだが鬼ヶ淵そのものを桜花の創作という形に落とし伝承のほとんどを後付するという手段で時系列の辻褄を強引に合わせるのは賛否あるだろう
高野一二三は別の筋から女王感染者の死による48時間以内の全員発症の可能性にたどり着いていたためこれについての示唆は伏線的には不要だが
あくまで羽入りさんが桜花を生き残らせるため最期に言葉に残したものの延長としてのものなので物語的にはアリなのかなという感想
そして桜花に重ねまたも行われる原作者への毒吐き
当然発生する村人の反発とそれに対しての解答部分好き
無理に再会させても救われるのは悟史でも詩音や沙都子でもないという提示は少し前に入江が責められた点に対してのフォローともいえるだろう
オヤシロ様の話が鬼と和解するものである理由づけを羽入りさんと桜花につなげるところ好きだけど
これ自己投影ないし自己願望系のオリジナル主人公そのものでちょっと笑う
御八代様の定義を『自分と違う何かを異端と蔑む愚かな人と、可哀想な鬼との仲を取り持つ、優れた存在。』とするのは皆殺し編の圭一思い出して和む
>しかし、無責任が羽織を着て歩く、この村の住人の事だ。“新しい英雄”が現れて、声高に私を悪者だと罵れば、
>いとも簡単に手の平を返し、それに追従するだろう。この村の人間は、そういう奴らだ。
考えすぎかもしれないけどここの作者の毒がキレッキレで本当に笑う
読者に向ける言葉じゃない
桜花のサイコパス感と羽入り厨っぷりが顔を出し始める
はた目にはまともだがダメだこいつ感が端々からにじみ出ている
鬼の呪いという万能ワードで求心力とブラフ家訓と恐怖政治とオヤシロ様の祟りと祟殺しシステム連動させ結び付けるのはちょっと考察練り過ぎでは?
そして御三家の発祥も上手く設定されていると思う特に園崎家が悪役としてブラフ家訓を用意されているのに現在では御三家筆頭になっている皮肉好き
それ以外にも次々と湧いて出て繋げられていくひぐらしワードに慄く
>……お前も、どうせ夫を探すのなら子供の為だけなどと言うな。……良い夫を探して、後悔の無いようにしろ。
>『子を産め』と言われたのは、そういうことだ
名もなき男さん誠実で慧眼かつイケメンハートで好き
園崎組の原型はちょっと違うんじゃないかと思う
とはいえ納得できる他の答えも用意はできないが

全体的に桜花を鷹野に重ねる形で描写しており、またその口調で今後の立場を匂わせている
そして、桜花の末路は……

464:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/21 11:23:28.26 uZPujb/x.net
感想乙です
読んでいて面白い

465:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/23 23:04:54.77 NuZ21yUX.net
11日目TIPS:サイゴのカケラ
1年目、2年目の祟りについて全ての世界で必ず起きるという不自然さには気付かなかった
超惨劇の世界を見たいという気持ちは多少はあるため『わたし』の言うことをすべて否定はできないなと改めて思う
そしてもし『あなた』達(今までの梨花)がずっとカケラ紡ぎをしていたとしたらという前提のもと
何故綿流し付近から惨劇が起こるからくりの暴露
開示される『わたし』と今回の『あなた』の正体
日常を紡ぐ『あなた』と惨劇を紡ぐ『わたし』という構図
初回は読み込みも足らず『わたし』が『あなた』を排除し惨劇を紡ぐ者という発想は全くなかったため非常に衝撃が強かった記憶がある
圭一に感化されて最初に圭一ハウスに逃げ込む『わたし』の所好き
また仲間に会えると、そう単一世界の沙都子に言っていた古手梨花の末路
終わったと決めつけた世界に下らない世界と、さっさと終われと唾を吐ききまぐれで手を貸し状況を悪化させた古手梨花の末路
自分好みだからとどうせならとどうでもいい物のように扱われる古手梨花の末路
さっさとこの世界から退場させてもらうと、世界を投げ捨てての“選択肢の変化の追及”も出来ないと単一世界を軽視し、詩音の発症を余計に煽った古手梨花の末路
悲惨なものなのだが何れも良く皮肉の効いたもので好き
もう二人開示されてない古手梨花の末路もあっていいのよ?

カケラ紡ぎが大変でしょ?というところ原作への皮肉だろうか
鷹野が取引をした神の正体、そして梨花の罪とは

> 私はルールを説明した。
> 仲間達の“罪”を納めたカケラを見る事。
> それは『彼らの罪を確定させる』と。
> そうして、問いかけもしたわ。
> 彼らの罪が、そこに納められている。
> ……それでも貴方は読むのか、って。
>“あなた”は分かっていて彼らに『罪を犯させた』
> どうしてかしら……?
> ただ、貴方の興味を満たす為?
> 目の前に用意されていたからと。
> ただただ、暇潰しの為に……?
> そうじゃない。
> 私じゃない。
> 別の誰かが、何かのせいだと。
> 私は知らなかった。だから仕方ないんだと。
> ……“あなた”は、そう言うのかしら?
> それを彼ら本人に直接言える……?
> ――“あなた”には罪がある。
ここに限らず梨花をはじめとしたキャラクターと視聴者や原作者をリンクさせてとことん糾弾するのは
方向性は違えど竜騎士節とでも言うべき毒に近いものを感じる

うわっダメだこいつってなるシーン含めドン引きする場面が多い
羽入り厨なサイコパスが何でも叶う力と立場揃えちゃって極まった結果がこれだよ!!
そんで結構な割合で親のせいだよこれ!!!
TIPS 見落としがちな事の答えの提示
これがあのTIPSの答えであるとこの感想書き始めて他の人に指摘されるまで思いつかなかったの悔しい

466:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/23 23:25:54.59 NuZ21yUX.net
11日目TIPS:古手桜花
数多の創作物にただ一つ紛れた古手桜花の真実を語る書記
多数の真実とされる創作物の中に一つ紛れたそれは真実を元とした創作物として扱われた
本当の真実というものが何かを考えさせられると共に、
これはあくまで原作ではない、否定される物語であるという提示であり、同時に原作をひっくり返すという気概に溢れた宣言でもある
内容から察するにこれを記したのは古手桜花その人であるが
彼女は狂気の末に何故積み上げた嘘に楔を打ち込んだのか
謎は尽きない
この一人称お爺ちゃんっぽいけど確信は持てない

467:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/28 13:13:01.70 21n1JsPS.net
虚崩し編ここの感想面白くて興味湧いてとうとう原作買って読み始めました
虚圭ちゃんカッコいい
けど切ない
原作への愛憎が確かに深い
園崎sage強いけど大石の墓参りは~云々のセリフから祭囃し編の茜さんとの例のあれがあったんだな、と察せられたし
しかしまさかの雲雀13に画面を二度見したわ
雪絵さんのおさげ髪攻撃や原作のセリフの踏襲など作者は原作者に毒も吐いてるけど敬意も払ってると思う
小此木の退場の仕方はこれがベストな気がするな…小此木本人にとっても
あと大高くん、大石さんに何度も助けてもらえてよかったねーいい先輩じゃあないですかー(棒)
個人的に虚崩し編に問題があるとしたら読んでるうちにうっかり徹夜してしまったことだわ
あと祟殺し編のその後パートで泣かされたことか
どこかで詩音の自殺が葛西さんの死にショックを受けたからじゃないかという考察があったけどこれはその上をいったキツさ
そしてそれらプラス皆殺し編での記憶もあるとなったらそりゃ虚圭ちゃん実弾ぶっぱなしてもロシアンルーレットしても平気になるわな、と思わされた

468:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/28 16:50:05.88 er3EWRL0.net
感想増えてくれて嬉しい

469:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/28 16:58:16.66 er3EWRL0.net
初見では自分も徹夜してしまったなあ

470:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 06:46:08.11 JIcgiOEh.net
出題編
作戦の開始
物理的に惨劇を無くす(おもちゃ屋にお灸)は笑う
あんまり情報もってないからこそ亀田君パート好き
レナ迫真の演技が凄味ありすぎて同情せざるを得ない
48時間作戦に対しての鷹野のリアクションが冷静で強い
論文を真に受けるだけでなくそれに基づく仮説から現状を説明する形にもってくのは現状振り回されてる側だが強者感ある
レナとの交渉では相手の精神状態とその意図を掴み望む答えを選択し、その上でカマをかける布石も打っておく
そして沙都子・詩音組との交渉では自分に都合の悪い情報を開示されつつも冷静に受け流し逆にゲーム進行の瑕疵を確認していくのほんと強い
また、問題の原点を唯一理解し村の老人達や園崎家の糾弾に対して物怖じせず指摘し返すさまはひぐらしにおいての英雄そのもので笑う
鷹野さんをメインとした推察パートが続くが鷹野さんが有能でサクサク考察を進めてくれるから小気味よい
圭一が相手であると確信を持った後の尤もらしい理由をつけた指示が鋭いなあ
沙都子・詩音組がもっと圭一について言及しないとおかしいという点の指摘と
それに対する富竹の反論から正当性を得るムーブも素晴らしい切れ味
真っ暗でしどろもどろで大慌てな梨花ちゃんでダメだった
>「そうしないと意味がないじゃあないですか。このゲームの敗者になるのは前原圭一。
> だけど、最後の勝利が全員の物であるのなら、それは俺の勝利と変わらない」
終わってから見るとここあーそういうってなる
>実際、死なないなんて事はない。なぜなら“前”の世界で俺は殺されている。
>けど、今の俺が言えばきっと仲間には、そうなんだろうと思って貰えるだろう。……赤坂さん以外には。
記憶引継ぎ効果と変貌、そして先の園崎村八分強行による実績で仲間から言葉の信用を得ている中赤坂だけは別としているの好き
ここの赤坂さんの対等なバディ感は良い
>「……圭一は、何歳まで生きた事があるのでしょうか?」
>「……皆とほとんど変わらないよ。雛見沢に来ない場合は、そうでもないんだろうが……。
> そういう世界は“知らない”事にしてる。あったと認めてしまえば、そこに悲劇を生んじまうだろうからな。
> 解決に向けて必要な最低限の情報は、梨花ちゃん風に言うなら鬼隠し編から皆殺し編までだ」
ひぐらしのなく頃に 語咄し編の皆愛し編とかな……
>「……! あぅぅ! 僕は……! 僕も頑張りますのです! 梨花も僕も今回は、本気の本気なのですよ……!」
> 何故か、顔をしわくちゃにして喜ぶ彼女。……ここに居る彼女は、すでに確かな存在を持っている。彼女には、過去なんて……いらないのかもしれないな。
虚崩し編の羽入の過去を多量多大に捏造しておいてなお、この結論に思いを馳せるところ好き

471:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 06:47:14.54 JIcgiOEh.net
>「『今までの物に良い所が何も無いのか?』」
> 「『楽しかったし、今だって楽しいと思ってる』」
>「『罰ゲームがキツいって漏らしたら、それでお前は全部が駄目だと思っちまうのか?』」
>「『だいたい部活メンバーが、いつまでも同じ枠に止まっているような奴らかよ?』」
>「『古い物は新しい物に変わっていく』」
> 「『けど、古い物すべてが悪いワケじゃない』」
>「『古い物の良い所を引き継いで、新しい形に変えていける』」
>「『園崎魅音のやりたいようにやってみろよ』」
ここ竜騎士への激励兼ねてて好き
何のかんのと言い訳して議論しない村人を扇動して自前の戦力にカウントしつつ時間稼ぎ兼任させる鷹野さんの英雄化が著しい
ゲームの瑕疵を突きこれまでのゲーム進行がされていなかった問題を解決しつつ進行するようにテコ入れし、更に一喝を入れてくれるの良いなあ
他のオリスクでは闇現し編等で使われた手法ではあるが最強の敵であるはずの鷹野を問題解決のための強力な駒として扱うのが面白い
小此木も有能ながら修羅場に飢えてる感じも出ててキャラが良く出ている
魅音が何も聞かされていないことで強すぎる鷹野さんに対してパーフェクトディフェンス出来てるのちょっと可哀そうだけど笑う
魅音側にも出さなければならない答えがある以上情報与えるわけにはいかないのだけどそれをこう使うの面白い
雛見沢住人のダメなところ煮詰めたような集まりの対応ェ
代表としてだろうけど茜さんは言い訳ばかりだし役員は逃げてばかりってお前……
鷹野さんが内心でそういうところが今回の原因だろって零してるのに納得しかない
羽入を救うという観点は地味にあまり見なかったもので新鮮味を感じる
狂言監禁の件で無力さをこれ以上なく痛感させてからの圭一知覚によって役に立てるという立場の変化を喜ぶ羽入好き
>「赦せないさ。『娘を残して死ぬ』んだぜ? 他に家族の居ない、たった一人を残して。他の全ての人間なんて知ったことか。罪悪感など知った事か。
> “鬼”だと蔑まれようが知った事か。大切な人の自己犠牲……とても許容できねぇよ。“彼女”が反省しないなら俺は鷹野三四を肯定してしまう。
> ……かといって、相手のやってきた事も赦し難いんだがな_」
ここ羽入りさんと桜花の関係を示唆しつつもきっちりジョーカーと虚圭ちゃんの関係も示してるの好き

472:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 06:47:59.81 JIcgiOEh.net
>>467
感想乙
布教成功したのは感想書いた甲斐があって嬉しい

473:名無しさん@お腹いっぱい。
19/07/30 20:23:37.74 Etm4Mf0n.net
>>472
こちらこそ引き込まれる感想を書いて下さったおかげで虚崩し編に出会えました
ありがとうございます
なるほど、とかその手があったか、とか、そうそう、それだよそれ!とか思いながらまた読み始めています
ボリュームは本当に半端ない…
でも面白いし部活メンバーたちだけでなく雛見沢の住民が向き合わなければならないものに向き合わせている点が本当に凄い
また沙都子のトラップにかかるべきなのは村八分を続けていた村の住民であるというところで目から鱗と塩水が落ちました

474:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/02 00:30:28.09 oxshkIya.net
12日出題編 TIPS
・ヒント、或いは前夜祭
初っ端からお疲れ様会!?と不意打ちしてきて笑う
圭詩は嫌だけど圭レナは許容する梨花ちゃんの複雑な心境よ
波風立てないように鈍感を装っているのか素かで鈍感ムーブする圭一好き
唐突にぶっこまれる沙都子の野菜炒めのくだりが不意打ちで切ない
仲間との触れ合い、仲間との絆を他人の所有物という観点で見る圭一を見て今までの自分を鑑みる梨花ちゃん好き
そして元の圭一だけでなく同族意識からか虚圭ちゃんにも思うものを感じてきているのはニヤニヤする
それでいて最も遠い、理解できない対象でいるのが面白い
羽入を交えてのやりとり面白い
入っているからというのもあるのだろうけど虚圭ちゃんの羽入りさん理解が深いの笑う
魅音への情報封鎖と無茶振りはちょっと可哀そうだけど実際に重要な要素だから困る
ある意味一番仕事するからなあ
今までの世界で存在しえなかった複数の部活が周回知識で凝り固まった梨花ちゃんには単一世界の皆以上に期待を煽るのだろうなあ

・虚崩し編のカケラ
>「……そうだな。俺は詩音を恨んでるから。お前に出来る限りの重荷を背負わせようとした結果が、今日までのこと。
> どれ程の不幸を背負おうと生き続けろって呪ってる」
>「魅音を妹に、娘にして。その上で沙都子も大事にするように。園崎家の問題すべてを背負って片付けて……
> それで帰ってくるかも分からない悟史くんまで待ち続け、支えられる人間になれ、と?」
改めて言われるとてんこ盛りで酷い奴だって思うけどその後の説明は深く納得せざるをえない
このあたりの悟史視点の練り込みが仕上がってるから指摘にキレがあって好き
>「今の悟史には、ただの恋愛感情を受け入れる余裕はない。時間が経てば恋愛も出来るだろう、か? 
> あいつには、それよりも前に……もっと大きな。ずっとずっと大きな“愛”が要るんだよ_」
>「なのに『帰ってくれば、にーにーに甘えられる』『悟史くんにいつか恋心を気付いて貰える』
> ……俺達の中で一番に悟史を思っているだろう二人が、この有様だ。悟史は、いつも与えるばかり……。
> 監督だって同じだろう。責任感で彼を守りはする、彼に厚意も熱意も傾ける。だが、そこに必要な無償の愛はない。
> ……まぁ、監督なら無いと言い切る程、絶望的でもないけどな_」
割とこの部分は見落としがちなところだと思う
悟史についてそこまで考えないというひどい話でもある
斜に構えて排斥されようとする虚圭ちゃんに対してのマジレス好き
大体詩音にモロブーメラン入ってるのまで含めて芸術点が高い
何のかんの絆されそうになってるところにインターセプトする梨花ちゃま
そういうところだよ古手梨花
アレコレ言ってるけど寝ることも惜しむくらい現在を大事に思ってる虚圭ちゃん大好き
虚圭ちゃんは半オリキャラ入ってて中々受け入れがたい表面的な人格してるのを自分でネタにして突っつきまわしてるのは
手法的に定番とはいえやはり効果大きいなって思う
マイナス感情が大幅に低減される

・神の座にて
羽入り厨拗らせたサイコパスがとうとう大切な人の考えも理解できなくなってて笑えない

475:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/02 00:37:37.62 oxshkIya.net
>>473
裏山のトラップの解釈最高だよね
村八分関係だと知恵先生絡みの部分が自分は好き
あと子供達全員が一歩前に出るところ最高に好き

476:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/07 23:02:15.07 r8jZ/zh8.net
読む時間とれな過ぎて笑えない

477:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/08 00:00:28.51 g3PiAnII.net
長いからね…
解決編からも長いからね…

478:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/17 22:56:53.54 a6KniqYa.net
夏になるとひぐらしの世界にひたりたくなる
虚崩しでの亀田くんいい味出してるわ
レナとの会話とかそのあとの告白玉砕からの圭一への羨望と同志としての友情の気持ちとか
リナと鉄平に何があったのか彼らのセリフひとつでわかるのもいい
あれがリナと鉄平排除の一番手っ取り早い方法だとひぐらし関連のスレか誰かの考察で見た気がする
富田くんとかまんべんなくキャラを使っておいて綺麗に話を収束させた手腕は本当に凄い

479:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/19 13:07:45.98 OaUbBzvx.net
虚崩し編のその部分はリナ鉄平排除をスピード処理できるけど
それタブーなんですよと示したの好き
亀田君と子供達いい味出してるよね

480:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/19 23:07:27.45 ahx3RLgc.net
諸々の都合で遅くなって本当に申し訳ない
解決編①
梨花ちゃんの声が全てテープであることに対しての言い訳用意してあるの小技が効いてて良いなあ
余りに鈍い村人達の反応に沙都子の激昂も致し方ない
見えない何かに怯える夜に合わせて村人が宇宙人だという根拠の提示するところ勢いとパワーがあって好き
>そしてワンパターンにも北条家の奴は、古手夫妻は、と繰り返す。その対応しか知らない劣悪なコピー体なんでしょう。もし、本物の人間だと言うのなら答えて欲しいものです。
>何故、あんな村八分を罪の無い悟史くんや沙都子ちゃん相手に続ける事が出来たのかと。
>彼らの年齢を考えるなら、そんな事を続けられた筈がない。宇宙人だから、あれほどの迫害を平然と続ける事が出来たんです
笑うしかない
事件に対しての知恵先生とレナパパのくだりは原作できちんと描写されなかった要素だからこそしっかり描写し、レナに伝えるメッセージとするの良いよね……
分校から解放された子供達を魅音の近くにこれるよう配置するという鷹野さん渾身のフォローで笑う
魅音パートが入るたびに発症者の置かれるルールのわからない戦いの無茶振りっぷりがよくわかるのが魅音の罪の自覚と解消につながるのだなと感じる
沙都子が頼りっぱなしではいけないという形にしながらも悟史の居場所という観点で頼れというのは個人的に好きなところ
この作者は本当に悟史の掘り下げが凄い
>『そこに居る皆さんには何より、この点に気をつけて欲しい。園崎家は、自身らがする悪行を善行と語ります。どうか、惑わされないで。
> 善行のつもりであったか否かなど関係無い。その行為で傷ついた人間が居るという事が、何よりも重要なのだと』
園崎家を語るうえでこの視点本当に大事
詩音パートで村人こき下ろしパートから選挙パートにシフトしていくの皆殺し編の圭一対町会思い出してしんみりする
>「あんた、わしらを何だと思っとるんじゃあ!_」
>「古手梨花を誘拐させた役立たず共でしょう? 根拠の乏しい誇りの高さだけが一人前の無責任同盟。今だって私に向かっては吼えられる癖に、そう歳の差のない園崎茜には意見を言えない。
> 事件を起こさせた問題の行為を性懲りもなく、平然と繰り返す無能共。……せめて私が古手梨花を取り戻す役に立ってくださらない?_」
もう後の事考える必要ないとはいえ大上段からバッサリ叩き斬っていてここ大好き
>「大体、私は悟史くんにだって分け隔てなく接してきました。貴方達のように惨たらしい差別などしてきてはいませんの。
> ……それを捕まえて村八分の責任がある? 自分で生贄を買うなら理解もしますけどね。私に責任転嫁をする前に、自分達がしてきた事を少しは思い返しなさいッ!!_」
> 鷹野が町会を一喝する_。
> その様子を見て……“思った”
> 鷹野が、ただの医師として雛見沢に居たならと。
> 圭一が居なくても村八分を解決出来たのではないか。
やっぱり鷹野さんジョーカーであり最強の駒なんやなってなる
圭一の様子の変化と突然の監督保護については多分レナ確保に対しての頭数の確保なのかなとは思うけど確信が持てない
他の解釈があるなら教えてほしい
レナの宣戦布告シーンは圭一の宣戦布告に比べて静かだけど強い意志を感じて好き
羽入り注入パートは前振りはきちっとしているけどそれでもちょっと唐突な印象受けた

481:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 04:25:13.00 JAuyJAKg.net
最近ここで虚崩し編を知って面白くて一気にプレイしたわ
原作の終わり方がいかに問題解決に至っていないかを思い知った
でもちょっとお魎とか老人たちがサンドバッグすぎるから無能でも無能らしい反論くらいはしてほしかったな
圭一詩音沙都子鷹野が長文喋って無双してる印象が強かった

482:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 09:59:01.36 br5oGDn5.net
村人総出の前で正論で責められたら黙るしかないだろうw
あの状態で逆ギレしたり、ほんまスラッシャーとかやったら、
実はビビリでしたというお魎のキャラクターも壊れてしまう。

483:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 17:30:40.41 BK36iiEz.net
村人がくだらないお遊びとダラダラ言い訳して向かい合わないのも罪悪感ありきな上
その場にいる園崎のお偉いさん勢揃いから睨まれかねないってのがポイントになるよな
鷹野さんを園崎へ物怖じせず意見を言える要員として引き止めようとしたのも気持ちはわからんでもない
なお鷹野さんの返し

484:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 21:42:06.89 JAuyJAKg.net
あと「人形はちゃんと人数分」ってなんのことだったんだろう

485:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/21 22:08:52.61 Y+gAY0he.net
>>484
綿流し編・目明し編の発生原因である玩具屋さんで貰える人形の件
圭一が魅音ではなくレナに渡したから発生する案件だけどそもそも人数分人形があればどうあっても話がこじれない

486:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/22 01:42:23.88 NOYS0DE0.net
なるほど
あのタイミングでそんなメッセージ出すのはどういう意図だったんだろう
作戦に関係あることかと思ってた

487:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/22 01:43:48.02 NOYS0DE0.net
そういえば屋台の人がおもちゃ屋さんやってる園崎の親戚なんだっけ
叔父さんにあてたメッセージってことか

488:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/22 08:32:05.36 2A/C/+pm.net
こういうあれどんな意味だったんだろうみたいなの話すの楽しいよね

489:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/26 23:38:07.58 ST/mhqNl.net
TIPS
再開
>「……今も、この村は変わらないわ。相手が子供であろうと何だろうと関係なく、平然と生贄を決めれる。その癖、いつだって自分達の振る舞いは正しいと吹聴し、罪悪感を感じれば、無力な被害者を装うの。
> それの何処にも反省はなく後悔も無い。“皆殺し編”でそれが証明されたでしょう?」
>「迫害には平然と加担して、それを正しいと謳い、死者を卑下し罵倒しながら酒を飲み、その上でのうのうと笑っていた。その癖、いざ、その罪を追求されると怒り出し、言い負かされそうになると自身ではない何者かが悪いんだと責任転嫁して。
> 誰かが悪いから自分は被害者に過ぎないと、村の誰もがそう示す。責任は自分達にあるにも関わらず、更に外の人間を責め立て、或いは迫害の対象だった一人を悪として、自身らは救済者気取り……。
> 赦されると決まっている謝罪を一言言っただけで、解放されたとでも言うように笑う……_」
この観点は当時皆殺し編を読んで感じなかった部分であるためこういった解釈もあったかと膝を打った
羽入り厨から転じて羽入りを責める立場として桜花を使うのはこれまでの羽入りと桜花の話をひっくり返してきて結構好きな部分
あの過去編を糾弾されるべき悪習が始まる切っ掛けとして転用しその理由を糾弾しつつ祟りだから、病気だから仕方ないという言い訳を徹底的に封じる
羽入りが強制した桜花の罪についても鋭く抉っていき焦れた筈の母さえ憎悪の対象としてしまったのに説得力を持たせている
>「呪いに従い、夫を見つけて子供を生んだ。けど、生涯、彼女を理解する人間なんて居なかった。くすくす……。
> ねぇ、家族が出来れば幸せになるって、どんな幻想? 流石、人生の半分以上を引き篭っていた女は言う事が適当ね?」
ここ不覚にも笑ってしまった
梨花が幸せなのに耐えられない桜花の気持ちも分からないでもないが
もう壊れてしまっているなという感想しか持てない

490:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/27 22:35:43.68 lOL/ZhzV.net
読み返してたけど入江の確保は入江による山狗の縛りが解けたことで鷹野の縛りとなるレナの事件をあえて終わらせるよう誘導していたのか

491:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 00:59:52.48 62qNMp3Y.net
プレイしようと立ち上げたら\omake\なんちゃら.bmpがありませんとか出て終了してしまうわぁ…

492:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 07:48:42.01 7S/jM8Cj.net
ひぐらしの4と8ちゃんと入ってる?

493:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 09:48:46.82 TMjDEMFQ.net
数年前にプレイできた環境そのままに外付けHDDに入れてたフォルダを引っ張り出したものなんだけど、
インストールフォルダーじゃないからだろうか?
中身は虚崩し編とその中にひぐらし4と8が丸々入っている。
そもそも画像ファイルは全部JPGだからbmpと言われても困る的な。

494:名無しさん@お腹いっぱい。
19/08/28 12:19:11.42 7S/jM8Cj.net
インストールした方が間違いないよ

495:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/02 23:23:27.13 yZ7mwRUR.net
解決編②その1
フレデリカの詩が古手梨花と、私になってるの超好き
羽入とのやりとりができなくなるという古手梨花に今まで起きえなかったトラブルとその反応好き
澪尽し編でも同じような形とはなるが土壇場で急にこういった事態に陥るというパターンであるため新鮮さが維持されている
鷹野パートは初見で見れば桜花の干渉による悪い流れだが後から見ると上手く動かされていると驚く
富竹パートは思い悩みつつも決断に至る富竹の心情が描かれてて地味だけど大切なパート
亀田君パートの半ば告白→玉砕→こういう時だきゃ恨むぜ、K…!の流れはテンポもよければ不思議な愉快さと清涼感あって大好き
一方でレナ逃走の大石が大高君をダシに使って葛西さんの救援を伝え逃げ切るシーンは旧部活メンバー以外の子供達・警察・部活メンバー・そして大人の皆で協力してる感強くてここも地味ながら燃えるシーン
なお後を知っていると虚圭ちゃんの策略なわけだが監督を逃がす件といい先読み過ぎでビビる
野村パートでの野村の独断による終末作戦開始は先の桜花による流れの変化と見せかけて
前々から言われていたようにすっかり釣られている野村が見れてほんわかする

> 他ならぬ貴方達が、親の責任を、罪を、子供に課してきたのに。古手梨花だけが、それを免れるなど赦されはしない。
> 古手家だから特別という言い分なら、貴方達が古手夫妻を冒涜した時に正当性を失ったわ。故に、生贄に選ばれた25人以外を選ぶ事は正解ではなく、
> 結果『古手梨花を殺すこと』と、同義。もし、選んだなら彼女達は最後にこう言い残すでしょう。
> 『そうやって自分達の責任から逃れようとし続けた雛見沢が古手梨花を殺した』と
鷹野さんキレッキレで素敵
最大限にヒントというか答えを提示して颯爽と去っていくのが対外的には格好良すぎる
皮肉にも村八分解決については働きが誰よりもヒーローしてる
富竹逃走パート勢いの良さと最後の一文の祭囃子編思い出す流れを罠に使ってくるの好き
赤坂と小此木のやりとりの時に開示される赤坂の内心から真に計画を最も聞いてるのはやっぱり赤坂なのだなと再認識する
圭一の鷹野さんを引き出すためだけのハッタリパートはハッタリとも言い切れない立場や状況だから後手に回らざるを得ない小此木がちょっと可哀そうだが笑いを誘う
逆に鷹野さんが出てきてからは予定通りとはいえ上手く鷹野側の要求に切り返されてしまっているのが鷹野さんの強敵ぶりをよく表していると思う
自己犠牲的なレナの言葉に対しての死人の考えだという死人からの指摘好き

更新が遅れがちで申し訳ないが今日はここまで

496:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/05 21:47:11.00 28JGpjbz.net
感想乙です
ここのパートが個人的には一番好きかも
亀田くんと大石さんがいい味出してるし鷹野さんは本当にキレッキレで素敵すぎるし
あと上にあった玩具店の屋台の小火は初見ではもしかしてこの店主の園崎のおじさんも圭一の協力者なのかも、とあさっての方向に深読みしてた
被害は最小とは言え火をつけられるのはさすがに…と思ってたから

497:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/05 23:09:05.03 0hLOR0GA.net
解決編②その2
沙都子から村人達への村八分開始の経緯の確認は直に問いかけるというような形を取ってこなかったこともあり新鮮かつ好きな部分
村長はじめ村人達が慣習的にか、それとも無意識の保身のためか使ってしまう偏った表現とそれに対する指摘好き
>「……沙都子だってさ。今住んでいる家を、土地を追われるのに抵抗するのが悪いなんて言わないでしょ? 
> いきなり引越しが決まって友達と離れ離れにされる、とかでもいい。嫌でしょ、そんなのは」
魅音のせいじゃないにしても園崎家がこれ言っちゃそりゃ詩音も思わず割って入ろうとするわ
>「村をまとめる為に北条夫妻を……“見せしめ”にしたの。村の裏切り者のレッテルを貼って、徹底攻撃した。
> 立ち退き派だった人達が同じ目に遭うのを怖がって宗旨替えをするように」
ここ今見返すと詩音を見せしめにして魅音へ脅迫する構図なんだな……
>『…………魅音さんの他に話を聞かせてくれる方は居ませんの? 語り手を魅音さんに限定した覚えはありませんわ。
> 魅音さん一人に喋らせて後からそうじゃあないと否定してやり過ごすつもりですの_?』
>『公由村長も、少し引いておいて下さいますか。私は、その場に座っている皆さんにお聞きしたいと思います。
> ……その中には、当時、私の義父の……北条の味方をした方もいらっしゃるんでしょう? 誰の記憶に残らなくとも、本人は覚えている筈じゃございませんか』
>『そこに座った方々で北条を虐めなかった方は、一人もおりません。つまり、最初は北条の味方をしておきながら、死んだ北条だけは悪かったからと、
> ずっと今日まで言い続けた人間がいらっしゃいます。お聞かせ下さいまし、その理由を。何故そんな事が出来て、何故そんな真似を続けてきたのかを』
黙っていること封じるこの一手の言い回し痺れる
茜は不用意な発言多いように見えるけどこれは無自覚に被害回避を狙いつつ煽ってるのかそれとも分かりにくいフォローのつもりなのか悩ましい
好きな部分ばかりで全文抜粋するような形になるので自重するが沙都子の北条家目線での村八分に対する訴えは理路整然と並べられるとぐうの音も出ない言葉の連続で唸る
むしろ原作では勢いでそういうものかと思わされてしまっていた自分が怖くなる
沙都子の動機の宣言からの大石の拍手、礼のメンバーと知恵先生達の到着と続々と集まってくる『沙都子と魅音の味方』が終わりが近いことを感じさせる
このあたりでは知恵先生が誰よりも早く沙都子への謝罪をするのが最高に好き。カレー関連以外は本当にできた人だ……
その上で沙都子達のやり方に任せるでもなく、認められない点は認められないと告げ、自らが信じるところのより良いと思える代案を出す所が非常に好感が持てる
対して沙都子側も何故その代案を受け入れられないのかをきちんと伝えるのが良い

詩音が村人の「肯定しきれない園崎家への恐怖」を解消するためにはっきりと連続怪死事件への関連を否定するシーンは
下手すると園崎家内部のマッチポンプという印象になりかねないところを忌子としての経歴・被害の提示や今回の事件により敵対を強く印象付けることで
なおかつ悟史に執着を持つ園崎詩音の立場を明示することで上手く内部告発として機能させていると思う
詩音が最後に答えを提示して喜劇に終わらす筋書きとしてる所に虚圭ちゃんの優しみを感じる

498:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/05 23:13:11.51 0hLOR0GA.net
魅音とのゲーム『部員集め』のネタばらし
あくまで班分けにかこつけた出来レースというのは分かっていたが
実は判定・審判役がどう思うかが全てでゲーム内容は特に意味ないというのは流石に見抜けなかった
>『誰かが選んだから誰かのせい』のままでは何も変わらない。それは彼女も、雛見沢もだ。
ここ身につまされる
> 貴方が終わらせて、魅音。来る筈もない英雄をいつまでも望む事が努力だなんて、私は認めないんだから
最後の選択肢を乗り越え一歩踏み出せた魅音を英雄の座に据え、虚圭ちゃんから色々と吹き込まれ結果としては言われるがままに事件を起こした詩音ではなく
何も知らされていない、むしろ表面上は敵視さえしていた魅音の心の内から生じる言葉こそを村八分解決に繋げようとする虚圭ちゃん並びに作者の心意気が素晴らしい
考えすぎかもしれないが、あくまで村八分の解決の決め手は単一世界で完結すべきということなのだと自分は解釈している
ある意味では『最高の世界』皆殺し編に対しての痛烈な批判でもあるだろう

梨花を迎えに来た圭一の事態の深刻さに比しての余裕な態度と要素の仄めかしが良い塩梅だと思う
>「それに、なぜ彼女が君を殺そうとするのか聞き出したくないか? どうしてそんな真似をしようとしたのか。ここで行かなかったら一生、理由も聞けないままかもしれないぜ」
ここ考えれば当然だが作中の彼等は動機を知りえないんだなと今更ながらに認識させられた
>「沙都子と詩音は、村八分の解決の為に捕まえさせる事は出来ない。問題を解決する為に適材適所に人材を配置したつもりだ。
> この村が、抱えてきた問題に、詩音達を差し置いてレナや俺が出張るのは……やっぱり違うと思ってる。
> 古手家の君まで席を外す結果に納得してるワケじゃないが、その為に空白の椅子を用意して集会所に存在感を残したんだ」
> 御三家と北条と、魅音と詩音。村の子供達と町会の人間。……それが本来、村八分を解決するべき集まりだろう?
> 新しい風なんかに頼る前に通るべきだった道って奴だ」
直後にそのハッピーエンドに文句があるわけではないと前置きしつつも皆殺し編における村八分解決のメインを
新しい風たる圭一やレナに頼ってしまっていた事に対するカウンターとなっていて好き
そして態々詩音の安全について口を出して嫌われ者活動に余念のない虚圭ちゃん
これも無意味に終わらせるのではなくそれぞれ持っていて然るべき優先順位の話題と悟史が今の沙都子と同じ立場になりえる事を指摘していくスタイル
もしかしたら先の狂言監禁に留まらず、鷹野に捕まりに行くというこの流れすらも梨花に課せられた試練として虚圭ちゃんは想定していたのかもしれない

本日はここまで

499:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/12 23:36:53.17 877FDrUe.net
解決編②その3
英雄の座に据えられても何も知らされてないから必死で考える状況が変わっていない魅音に笑う
>「……私も生徒達も、この問題について見届けたいと思っています。今、北条さん達がやっている事を肯定するつもりはありません。
> ですが、その訴える所までを否定するつもりもありません」
ここから始まる知恵先生の一連のセリフ物凄く好き
準レギュラーで一番好きなやり取りかもしれない
魅音が答えを見出す過程が好きにしろと言われたこと→求める状態→レナの立場に気付く→裏事情を知るはずもない知恵や生徒達が動いている理由と筋道立てて進んでいくの小気味よくて好き
> 8割はそんな事はありえないと考える一方で、もし園崎家が犯人だったとしても『村を守る為ならば仕方ない』 そういう価値観が町会の根底にはあったと思う。
> 最初は、きっと大臣の孫の噂から。……あの時は、大臣の孫は、無事に保護された。だから余計に受け入れやすかったのだと思う。
> 犯罪すれすれ、もしくは明るみに出ていないだけでそんな行為もしてきた上でのダム戦争だったんだから。
> そうして、それが年々、形の上では繰り返される事で『仕方ない』の許容範囲が広がってしまった。村を守る為だから誘拐ぐらいは仕方ない、から……
> 仇敵とも言える人物の凄惨な死に様も『罰でも当たったんじゃないか』に。それで“死”すら仕方ないに変わっていき、本当に偶然だという事からの事件性の薄さや、警察からの事件じゃないという後押しもあって。
> そうして“オヤシロ様の祟り”は作られた。そんな馬鹿な事はない、死んだ人間達も或いは死んでも仕方ない。
> そして“もし”犯人が居るのなら園崎家……でも、そんなには疑っていない。そんな微妙な空気が蔓延していた。
ここオヤシロ様の祟り事情が簡潔にまとめられてて唸る
茜の反論は物言いはともかく村人の責任転嫁をけん制して結果的に連続怪死事件への関与の否定に繋がったのは評価したい
事件の関係を否定されてから園崎家に従えないと宣言するルールを実行する村人が出てきたのでこれもまた役目ではあった
そしてどうすればよいか判断しかねて口を挟めない魅音に対して憎まれ役を引き受ける形でのこの場最初の「追い風」を担当したのは何のかんのと言いながらも親としての反省を持ったが故か 答えは作者にしかわからないがそうであってほしいとは思う
けどいくら激発させるのが目的と言え言葉の選択はちょっと流石にどうかと思うよ
それはそれとしてきちんとそう振る舞う表の理由も用意してあるの小技が効いてる
> 私自身は、正直に言えば詩音の方が優れていると……そう思っている。優れているのは……お母さんと比べても、だった。

姉コンプ全開なのだが茜が言いたい放題してるからここの一文はスッキリする
激発した魅音の語りは抑圧された不満が解消されていって楽しい
加えて子供達のフォローが相まって好き過ぎる
>「協力してた子供達に……前に出ろ、と言われたから…………前に出ました」
ここからの一連は最高……本当に最高……
最高最高語彙ねえなこいつと思うかもしれないけどもうここは本当に最高としか思えなかった
好き……無理……
園崎嫌いの虚圭ちゃんがたどり着いたあるべき答えが『園崎家ならできた解決手段』なのお前ってやつはってなる
>「……私は! 私も“英雄”になんてなれない。だったら、別の誰かをもっとしっかり用意すれば良かったんだ。村の外の新しい風なんて曖昧であやふやな存在じゃない。
> ……もっと身近にこんなにも、沢山! 今の雛見沢に納得していない仲間が居たんだから。
> 私には詩音が居た。梨花ちゃんが居た。レナが居た! だから……皆の力を借りれば良かった。皆で今の状況を覆してあげようって……一致団結しようとすれば良かったんだ」
ここ魅音というキャラクターの主導できる立場はあれど実際に振るうことができなかったという実績の打破が籠っている凄い良いシーン
大石と知恵先生のフォロー良い……
裏山のトラップの解釈『村の皆と一緒に居られなかった時間そのもの』は完全に目から鱗でそうくるか畜生!となった。天才か
大石がまさか内通していたのかと村人から疑われたところで笑って立ち絵がフェードアウトするの好きな演出
>「私らには、家訓と……けじめの風習がある。つけなきゃあいけないんだよ、ケジメを。……詩音は、もう一生檻の中さね。あんたにこれから起きる事を背負う覚悟がないんならねぇ……!」
ここ前半部分は家訓に習ったのかあえて悪役を担い魅音に投げられてケジメをとるという形に落としこんでいたのだなあ

500:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/15 21:05:46.54 DqXVCnoU.net
ここのところ騙し騙しでなんとかしてたPCご臨終につき感想が遅れます
まだ見ている人がいたら申し訳ない

501:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/15 23:11:53.45 vJEFF+jj.net
ニューマシンを組むんだ…!
うちのも先月半死状態になったけど、騙し騙し使っているw

502:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/16 04:50:27.11 6+COlYIl.net
感想乙です

503:名無しさん@お腹いっぱい。
19/09/16 12:02:00.01 lNrRSoeY.net
金土日と書き溜めた感想書き直しになるの辛い

504:名無しさん@お腹いっぱい。
19/10/09 22:57:01.83 m286xd1V.net
修理に出したのが間違いだった(未だ帰ってこない)

505:名無しさん@お腹いっぱい。
19/10/30 10:18:03.65 WEQHUBvT.net
感想の続き待ってます

506:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/09 16:56:06.62 HtQCzCt6.net
おまたせ
帰ってきてからも立て込んで長引いて本当に申し訳ない

解決編②その4
普段の魅音を評価しつつも今の魅音が弱体化していると判断する沙都子と拗ねてるだけと評する詩音
その説明をして園崎姉妹と北条兄妹を重ねて表現するのはニクイ
沙都子がこのやり取りを経て良い意味での甘えを取り戻しかけているのは個人的良シーン

>「ぶちょうは、よく分かんない人だねー。魅音さんとも竜宮さんとも違うんだね。……大丈夫かな?」
これ好き
詩音と山狗隊員との対決……対決?
山狗の勧誘という手筋は思いもしなかったけど詩音の立場だと確かに私兵はいるよなという祟殺しアフターでの伏線が活きる
ちょっと無理があるかな?とも思うけど未だ見ぬ展開はやはり面白い
>「……さぁて。山狗狩りと行きますか……!」
>他にも声を掛けれるかもしれませんし。何よりも……守って逃げてばかりじゃあ、性に合いませんからね――_!
らしすぎて笑った割と詩音こういうところあるよね

TIPS 前夜、謝罪
お魎からの沙都子への謝罪に付き添いでレナを配置するのは良いなと思った
今の圭一ではカドが立ちすぎるしこの時点での園崎姉妹では逆にプレッシャーになりかねない
付き合いの長さという視点では梨花が良いのだろうが状況が状況な上に正直あんまり頼れないのでレナの安定感が凄い
お魎からの謝罪に対して毅然と対応する沙都子好き
先にこの場に残り対応できる最後の一人として北条側からの謝罪もした上で謝罪を許すことができないと結論を告げ
自分の考えを頑張って伝える様がなんと格好良いことか
誤字 そのすべてが→そのすべての責任が
心配して皆して覗いてる園崎関係者草
頭では最後に頼るのはやめとこうと考えているが心では最後には助けてくれるだろうとも思っている詩音からの茜評が面白い
散々に園崎家をかき乱していった虚崩し編だが終わった後に皆で話す機会を作ろうという詩音を見てこれも雨降って地固まるというやつかとしんみりした
今までの園崎家が忌み子やら立場やらでごちゃついていたのもあってこの機会が家族関係の見直しに必要だったのかもしれないと感じる

507:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:00:39.81 SbwLyBKa.net
解決編③その1
鷹野とレナの対話
オヤシロ様観の殴り合いというレアな戦い
鷹野の狂気の演出と悟史を引き合いに出したレナへの揺さぶり……にかこつけた読者への問いかけ
からの追撃の沙都子の殺人の暴露
>絶望を私に植え付けて鷹野さんは笑う。
>取り戻せないならば、いっそ……なんて。
>私は……絶対に思わない……_!
これを記憶継承してないとはいえレナ相手にやるというのがミソだなあ
>「私は“生き残ります” この戦いで、もう私に出来る事がなくとも。私には、この先に成し遂げなければいけない事があるから。だから絶対に、私は生き抜いて見せます。
>私の、そして貴方達の。本当の戦いは、この戦いを終わらせた後にこそ、あるんです。だから貴方も、前原さんも」
この入江の生存宣言好き
絶対に助けるからと伝えるレナとええ、期待してると返す梨花ちゃんのやりとり熱い
人質交換後に無口になる姿を見て妄心的に虚圭ちゃんに頼り切るでもなく疑念を感じるあたりに梨花の成長が伺える
そして信じるべきだと、疑念を持ったとしてもやるべき事は自分で生き足掻く事だと生きる意志を見せてくれるのが良い
今回の作戦の全容を見抜き穴だらけと評する鷹野さんの強者っぷりよ。そして計画の設計者はその穴だらけとなる構造にした意図した一点がある筈と指摘するのはこれ皮肉だろうか
それと別にあくまで二次創作としてここまでの解決法が最適解足りえないという作者側の示唆でもあるのだろうかとも思う
圭一の敗北宣言にはリアルタイムで読んだときウッソだろお前!??!!?!?ってなったの良く覚えてる
初見だとそれまでの作戦の穴を開示しこれは手土産と言い切る虚圭ちゃんに困惑しきりになるよなあ
ここで最強の鷹野を味方にして話を回すから最強の圭一を敵にして話を回してくるのはうわ、マジか作者って唸る
本人がいる前で梨花ちゃんじゃなくて詩音助けてほしいって事実上言われる梨花ちゃん扱い悪くて好き
なんとなくこれからをどうするつもりなのかを開示しつつ、これまでの作戦について野村を騙すのが目的で鷹野相手には本気でぶつかって真っ当に負けたと言い切るの唯一性が高くて素晴らしい

赤坂対小此木戦は小此木楽しそうで良いんだけどやっぱ赤坂強くなり過ぎでは? という疑念はあるが小此木はちゃんと実力者に真っ向からぶつかれてよかったね
原作が原作だからボコられてるだけなのにおめでとうという気分になってしまう
>「……勘違いして欲しくないが」
>「ぁん……?_」
>「私達にとっては、こんな茶番に付き合う意味は無い。あくまで“君”が望んでいるようだったから、こうして付き合っている。……敗北を認められたなら、その場で部下達にも降伏させろ。命までは奪いはしない」
>「…………自分から言い出したルールで。負けを認めるのが嫌だからと、暴れ出す気なら。……その姿が、どれだけ情けない物か。受け入れられるなら、そうするといい。
>そんな真似をする指揮官の率いる部隊に負ける程、我々のチームは弱くはない_」
煽りでもなんでもなくこれ言い放つの凄いわ
戦闘の決着、そして逆転の制圧部隊の到着
山狗に限れば最初から決着はついていたという圭一の言葉に震えるわこんなん
>「『古手梨花死亡時の村人の反応』 ……そういった観点から、今回の一連の事件の潜在発症者達の行動は見直され、最も危険な可能性である集団発症は否定されるだろう。
>それで緊急マニュアルは破棄され、雛見沢は利用価値を失う。この村をどうこうしようとする組織も現れなくなるだろう。そうして段階的な入江機関の閉鎖は加速する」
>「“答え”の解った研究だ。誰も望まない可能性である以上、集団発症の否定は、そう難しくないだろう。それに説得力のある状況さえ、くっ付けられたなら言う事はない。
>公安と俺の協力は、そういう取引だった。『雛見沢に及ぶ危険を根元から断つ事』 その為なら、この雛見沢そのものさえ敵に回し、欺きもしよう……ってな_」
クッソ痺れる
からの
>「さて……。なぁ、鷹野さん。
> ――まさか、これで終わりじゃあねぇだろ?_」
終わりじゃねえの!?!?!!?!
この辺は読んでて圭一の意図が全く見えないのが良い

508:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:02:17.17 SbwLyBKa.net
転じて詩音パート
先の反撃の意気込みから即劣勢で追いつめられるのはご都合じゃなくて良いなと思う
けじめの克服のための儀式を挟みながらもそう簡単には克服しきれないという詩音の心情がリアル
そしてファンタジー入るとはいえここで別れた筈の沙都子の加勢は熱い
>「この山に、トラップなんて仕掛ける暇が無いぐらい、村で遊べるようにしようって。……連中がそう思わなきゃいけないんです。じゃなきゃ、この山を最後の戦いの場にする意味なんて無い……!」
沙都子に町会との相手をしてほしいという詩音の返しもまた熱い
>「……そんな事を、気になさらなくても結構ですのよ。詩音さん。私は……貴方が危険に身を投じて居なくなってしまう事の方が嫌ですの。
>ここにあるトラップの数々は……、おっしゃるように、私が独りや、にーにー、梨花とだけ過ごした時間そのもの。
>でも、それに気付いて貰っても……これから一緒に過ごしたいと思う相手が居なくなってしまっては何の意味もありませんわ」
>「詩音さんは……やっぱり今の圭一さんの“元”になってるんだと思いますの。どこかで貴方が、貴方自身を軽く見てらっしゃいますわ。にーにーが居ないから……。
>『北条悟史が居ないから』『私なんて死んだって構わない』 ……そんな風に考えているように思います_」
>「それを止めさせたいのではありませんの、圭一さんは? だから魅音さんとの絆を取り戻させて……貴方が、魅音さんに必要なんだと再確認させたんですの。
>『生まれ変わっても』なんて死を前提にした言葉を……、私は、貴方に言って欲しくありませんわ!!」
ドチャクソ熱い
この辺は詩音の生まれ変わっても双子がいいねって原作の言葉にもちょっとかかってるのかな

魅音視点町会パート
お魎の町会への謝罪が染みる
皆殺し編で『そういうことにした』お魎をガッツンガッツンやって認めさせたを実現したのは本当に秀逸だと思う
また、取るべきケジメとして、自分が死ぬまで村八分を終わらせられないのは思い込みだったと、村に歪みを作っていた原因は自分だと皆の前で謝罪をする
このような形の決着を形にした二次創作がどれだけあっただろうか
原作での実は良い人だったという決着論とそれを前提とした創作も原作者自らのものであるから決して誤りではない。しかしやってきた事と、それについての責任の所在を真摯に追求した作品がどれだけあったろう
そして、園崎お魎最後の仕事としての次期党首の指名と引き継ぎ
その答えは……是非とも実際読んでほしいところだが
これ以上の決着はないだろう事は間違いないと、自分はそう思う
発令される村八分の終了宣言と忌み子習慣の撤廃
これほどに、園崎姉妹に、北条兄妹に真摯に向き合い、決着をつけた創作があったろうか
解決としても、話の盛り上げとしても、素晴らしいと思う

レナパート
「詩音さんが頑張りすぎなければ良いですが」

二人を無事に取り戻すために協力したいと、目隠し等されていなかったことから状況の情報提示を買って出るレナ強いなあ

詩音パート
望んでるはずの村人達に発見され、受け入れられる事をデメリットとして山狗との交渉のリミットに使うの組み立てが本当に上手だなあ
>「私達は知っています。この計画に加担して遂行されてしまったら……あんた達の心は、それに耐えられないと。お金に欲望、そして大義も、それを癒す事なんて出来ない。なんですよ。ある人が……そうだって教えてくれました」
>自分を呪って、罰を欲して……! 自ら死を選ぶか、狂い続けて死を待つか! ……それが、あんた達の末路なんですよ。ある人が……そうだって教えてくれました」
虚圭ちゃんとジョーカーの末路をこうやって説得に使ってくれるの嬉しい
彼等の想いは無駄ではなかったと、誰かを間接的にでも救うことに繋がってくれるのだと改めて思えるのが嬉しい
詩音側も都合の悪いこときっちり伝えるのがフェアな感じがして良いなあ
でも結果的に制圧はほぼ完了してるとはいえまだ状況がどうなってるかわからない立場なのに手持ちの情報全ブッパするのはどうかと思うよ詩音
思い切りの良さでもあるのだろうけどやっぱりこのあたり攻勢に偏っていて堅実さに欠けるなと詩音の弱点が垣間見える
モブ山狗さん状況がよく見えてる上に論理的に思考回せて、対応も誠実で謎に好感度が高い
沙都子のファンタジー入ったトラップに対しての的確な一言も笑いを誘う

赤坂と小此木の完全決着清涼感あって好き

509:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:26:55.27 SbwLyBKa.net
圭一の鷹野への「攻撃」パート上手く作ってあって好感度が非常に高い。ネタバラシと並行して複数軸線で反撃が進行してるんだから恐れ入る
>「ただの時間稼ぎじゃなぁい? 前原くんは口がよく回るから。口先の魔術師だっけ? 思えば、貴方は口先でしか私と戦っていなかった。
>武力的な全ては公安の彼や、レナちゃん達が担っていた。だから今この瞬間も、口先だけで何とかしようと考えているんじゃない?」
ここ後の伏線としつつも圭一の事を鷹野が良く見ている事を示していて地味に好き
この「攻撃」パートはきちんと質疑応答しつつも鷹野の暴力性と疑問の提示、圭一の静かな、しかし確かな攻撃への伏線と梨花の生き残るための思考が絡み合っていって見ごたえ凄い
地味に何も理解していない梨花ちゃんが二重三重にいい感じにフォローできているのが良く練りこまれているなと感じる
鷹野さん自身も聡明で状況と条件を半信半疑ながら上手くまとめ形勢が悪くなってもスタンスを崩さないの現実空間のラスボスとして申し分がない
幾度もコンティニューしてくる梨花対何度でも全滅させてくる鷹野という互いに相手が強すぎると思う構図を自覚させるの珍しくて好き
鷹野側にわざわざ強みを開示する必要が通常ではない以上この対比の構図をお互いに意識するのは凄くレア
その上でそれを攻撃のように仕立て、発症者の心理に近く鷹野を敗北者とも思えるように表現する、それを読み切り反撃に転じる鷹野もさることながらこれも本命ではなく更なる底があるという組み立ては尋常ではない
詩音への嫌悪を堂々と表に出すという珍しい梨花ちゃんが見れるが言われればそりゃそう思うよなという内容の多さにちょっと苦笑が漏れる。
一方で詩音に対して同族嫌悪に似た気持ちを持っているとも語るのが原作では正直まともな意味での関係性が薄い二人を繋ぐ『設定』として上手くまとめやがったと膝を叩いた
その設定面で綿流し・目明しの無茶しっぷりに比べて罪滅しでのレナに対しての治療の熱意の薄さを根拠とするの読みこんだ上でナイス解釈したと思う
圭一が詩音を好きになる世界が発生しえたからこそ、自分と詩音との関係性をこうも語る梨花ちゃんが発生しえたのは面白い
そしてこんな切羽詰まった場面で実質的な告白に転じる梨花ちゃんやべえ
何より発症しないからこそ今まで梨花に握られることのなかった殺人の罪を行使する選択肢、それも誰よりも相談してきたであろう羽入を奪われた状態で追いつめられるという
これもまた魔女から人間へと戻ることとなった梨花に課せられた試練なのが梨花についても深く掘り下げているなと思う場面。どこまで緻密に構成されているのだろう
そして殺人を犯す際に心優しい人と知りながら悟史をよりどころとしてしまう仲間達と対比し悟史は誰をよりどころとしたのだろうという考察
それをもって鷹野が悟史に沙都子の罪を吹き込んだという『設定』に根拠を与える手法の見事さよ
この『設定』により悟史の事件の切っ掛けとして鷹野の関与を持たせ、それだけでなく同じ地獄に落ちるために罪を犯すという祟殺しアフターに繋がる要素として仕上げている
深く考えれば考えるほどに計算しつくされてて作者ヤバイ
ここで語られる悟史の発症による叔母の幻覚を単なる発症による狂気ではなく、殺してしまった事への後悔と罪を否定したいという気持ちと解釈してるのも好き
悟史の殺人をもって仲間達は惨劇の引き金を引いてしまうという解釈をもって「梨花個人の惨劇の元凶」と鷹野を指定するのは仲間たちが惨劇を起こしていったひぐらしのなく頃ににおいて本当の意味で決着とするに相応しいと思う
鷹野側も梨花が殺人に手を染めるのを恐れているのを察し、彼女の信じる最善を尽くしてくるのが勢いのあるカタルシスを呼ぶというようなシーンではないにも関わらず激戦といえる緊張感と攻防を感じさせる
梨花ちゃんが気づいてしまった虚圭ちゃんと居続けるために必要な要素
魔女の繰り返しを否定される以上生きても死んでも決別であり、魔女としてのみ彼と居続けることができるという可能性の思い付き
これまで梨花に求められていた事とは正反対ながら発想としては間違いでないのが悲しく、そして一つの結末に繋がってしまうのがもの悲しい
ここで鷹野を撃ち罪を犯すか、撃たずに殺されるかの2択に更に与えられる第3の選択肢
こんなのに土壇場で気づいてしまうあたり何だかんだ100年の魔女とかやってただけあるなとちょっと感心したまである
この世界の仲間が死ぬことはないと考えているあたり所詮梨花ちゃんな部分はあるが、それ以降の世界でどうなるかを虚圭ちゃんと居続けるか否か以外全然考えてないのも所詮梨花ちゃん

510:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 00:41:53.16 SbwLyBKa.net
そして第4の選択肢として奇跡を願いかける梨花。選択を放棄しただただ都合の良い結論だけを、都合よく全てが解決する運任せの世界を思考に産んでしまう
この辺の梨花の言葉はもう強すぎて是非読んでほしい
ここまで書いてきた虚崩し編をこれでもかと否定し、梨花個人の理想という形を吐き出させる。それこそが原作祭囃子編を構成するというのが二次創作者のリスペクトとしてちょっと完璧すぎる
しかし悟史や園崎姉妹でも感じたことだがこれほどまでに梨花ちゃんの心理を考察し、追求し、追いつめた作者本当にいい意味で悪魔染みてるなと思う

まだ待っている人がいれば大変お待たせして申し訳ありませんでした。本日はここまでとなります
次回は各マルチエンドの予定ですがトゥルーエンドの感想が先に見たい場合はレス頂ければ幸いです

511:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/10 13:30:43.13 g5MwMlQj.net
感想乙です。楽しませて貰ってます

512:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/14 19:24:27.06 Jpz+QqhQ.net

感想楽しい

513:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/15 00:46:49.30 e9ePartv.net
マルチエンド
 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。
→鷹野に向けて銃を撃つ。
これまで傍観者として仲間の殺人を幾度も見てきた梨花が初めて殺人を犯したことで得られたもの
それは仲間と同じく破滅への道であり、新しく引き継いだ祟りの継続であったという結末は納得
古出梨花をへし折ったという観点からみれば鷹野さん大勝利エンドといえるかもしれない
>オヤシロ様の生まれ変わりが、いつか豹変し、生贄を、死者を選ぶ。それが、この世界を形作る一つのルールとなってしまった_。
これは虚崩し編で今までやってきたことが台無しになってしまった結果ではあるが、新たな設定を作り出し当てはめる事で力と成す虚崩し編らしいBADで好き
結果として梨花は他のEDでは得られなかった虚圭ちゃんを得たけれどそれ以外の全てを失い、得たものにも価値を感じることができなくなってしまうというあまりにも虚しい結末であった
ただ一人誰より優しい対応をしている虚圭ちゃんが自分が死ななければ解放されないのに生きていていいと肯定される環境がなんとも地獄過ぎてお辛い
形は異なれど魅音と詩音の境遇に重ねてるんだろうなあ
自分は魔女だと認識する梨花とどうしようもなく人間だと肯定する虚圭ちゃん
魔女ではなく人間だからこそ犯した罪に耐えられなくなってしまったと
そういった意味でもこれ以上なく虚崩し編らしい結末といえるだろう
自分が虚崩し編好きなのはこういうところも込みで、良いところだけでなく、選択したことでどうなってしまうのかも描いてくれてるのが大変うれしい

 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。
→ ――“奇跡”を信じる。
これまで積み重ねてきた虚崩し編の最大の否定をもってこれ以上なく原作祭囃子編の存在を肯定するED
虚崩し編は砕け散り、皆がこれほど痛みをもって頑張ってきた物語などいらなかったと切り捨てる
そこで得られるものは奇跡を願えば叶うという設定、梨花が願うものが得られるという梨花に優しい世界
それが村にとって良いことなのか、仲間にとって良いことなのか、決着として相応しいかを判断するのは視聴者次第だろう
原作祭囃子編で批判的な意見も多かった梨花から皆殺し編以降の記憶を削除するという問題、これを皆殺し編直系という虚崩し編を完全粉砕するという形に落とし込むことで原作ではない虚崩し編を原作に食い込ませる手法は感嘆に値する。
何故そのような形になったのか、それに理由付けして整合性をとることで説得力を増す手法はこの作者の十八番であるが、自分はこのEDがなければこれこそが真のひぐらし完結作だという結論は持てなかったかもしれない
何故なら虚崩し編は単体ではなく、原作完結作である祭囃子編とセットで語るべき物語であると思うから。
祭囃子編の否定という祭囃子編ありきのテーマであり、祭囃子編に厳しく、徹底的に否定したからこそ、この物語を否定して話を作ると祭囃子編が浮き彫りになる。コインの裏表のように切っても切り離せない存在感を互いに持たせる結果となったのだと思う。
これが完全に別口の手法をもって解決を図ったのであれば、あったかもしれない理想に近い結末だと、こうであったら良い単なるIFの勝利であったかもしれない。
しかし、祭囃子編の否定という形で、その終わり方では解決ではない、こういった決着が必要であるという形で競り合うことで、真っ向からぶつかり合い、原作を補完する。
こうした形をとることで、原作者の卒業問題である出題編『祭囃子編』の解答編としての性質を得られたのではないかと考える
祭囃子編に不満を持ったならば、その不満に覿面に良く響き
祭囃子編をエンターテイメントとして楽しんだならば、祭囃子編を前提とした更なるエンターテイメントとして楽しむ余地がある
そして、原作者の祭囃子編こそが完結作として相応しいとするならば、虚崩し編は否定をも受け入れる
読者には選択肢が与えられる
選びたい世界はどれか
あるいは、排除したい世界はどれか
虚崩し編は、全肯定される話ではなく、むしろ酷いことするけどあなたはこんな世界も許してくれますかというスタンスの作品といえる
実際ヘイトアンチを含んだ内容であり、受け入れられない人は相応にいるだろう
しかし、祭囃子編に続きえる、その選択肢は決して消えない、こんな話はいらないと切り捨てる選択肢があり続ける
公式完結作の否定作という二次創作であればこその、公式との対決という原作者の出題に対する答えであるならば
これほど真摯で、これほど直球なものは他にないだろう

514:名無しさん@お腹いっぱい。
19/11/15 00:51:52 e9ePartv.net
 ――私、古手梨花が選ぶ選択肢は……。

→自らに銃を向けて引鉄を引く。

最低最悪の選択肢
汚い梨花ちゃんだったもの
ある意味最大の惨劇の世界
虚崩し編が生んだ惨劇の底の底
地獄しかない

実にクオリティ高く存在してしまっているのがあまりに邪悪で醜悪
恐ろしく、あり得てほしくない世界
しかし存在の否定もできない世界

「――ばいばい、鷹野_。あんたは、勝手に神にでもなるといいわ」
あの流れでこんなもんぶつけてくるの作者は頭がおかしいのでは?

>正しいから選んだんじゃない。
>幸福だから選んだんじゃない。
>否定されるべき結末として、それでも。
>彼の眼前に広がった無限の苦痛に対し、飛び込まずにはいられなかったんだ。でなければ、だって。“彼”が、あまりにも_。
本人からすればこれほど迷惑な話もないだろう
死ぬこともできず、延々無敵のストーカー排除とか解放してやれよ……

圭一の殺意と機会の作り方がガチすぎて怖い

他の物をすべて捨てたのに肝心要の虚圭ちゃんにも愛想尽かされてその上で被害を振りまき続ける梨花ちゃん改め魔女
死ねなくなった上に別にしたくもない拷問殺人する羽目になって両親にも手をかけなくてはいけないとか虚圭ちゃんがもう本当に悲惨すぎてならない
想いはあるのだろうけど勘違いクソ女と化した魔女に対してワースト1の世界更新し続けることになるのが憐れ過ぎて吐きそう

歯車が一つだけ狂った世界、悟史の代わりに詩音が眠り続ける世界
こういった解決の道もあるのだと指し示す原作や虚崩し本編だけが解決法ではないという提示の一つ
何かきっかけがあれば容易に世界や人は変わりえると伝えてくる

あまりに救われない世界で、加害者悟史という存在と思考がめっちゃしんどい

>北条家に訪れた平穏は『園崎詩音の犠牲によって成り立っている』
>『園崎詩音に目覚められては北条悟史の人生が終わる』
吐きそう

魔女化の進行が激しくどんどん醜悪に残虐に、性悪になっていく
嫉妬に狂って2回目で既に初志が入れ替わってるの真顔になるしかない
鷹野、いや桜花のポジションに居ついた彼女は惨劇と暴虐を紡ぎ続ける

これはこれで長編読んでみたくなるけど多分消化不良起こしてのたうち回りそう


本日はここまで


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