22/08/23 16:01:48.99 1WPOa05P.net
気象庁 3ヶ月予報(9~11月)
3ヶ月
ラニーニャ現象は少なくとも冬のはじめまで続く可能性が高い。今予報期間はラニーニャ現象が明瞭でSSTの分布は、中部~東部太平洋赤道域に加えて西部太平洋でも赤道域は負偏差。一方、フィリピン東方海上では正偏差。インド洋の熱帯域では東部で正偏差、西部で負偏差で負のIDO的な分布。
夏のモンスーンが明けるまではインドからフィリピン東方海上にかけての対流活発が続く見込み。
夏のモンスーンが明けるまではチベット高気圧は平年より北寄りで強く、その軸の南側に入るフィリピン東方海上はミッドパシフィックトラフ由来の高渦位が入りやすく、熱帯擾乱の発生に寄与する。
期間の前半はアジアモンスーン域の対流活動が活発であることと、日本の南東海上でサブハイが強く、湿った空気の影響を受けやすく、また季節進行の遅れを見込む。
9月
南東海上でサブハイが強く、南からの暖かく湿った空気の影響を受けやすい見込み。850Tが高く高温を見込み、平年と同様曇りや雨の日が多いと見込む。
10月
夏のモンスーンが明けるまではインドからフィリピンの東海上にかけての対流活発が続き、日本の南東海上のサブハイも強く、南からの暖かく湿った空気の影響を受けやすい見込み。
500hPa高度場は西谷傾向で本州の南東は顕著な正偏差、850Tも対応して本州南岸から南海上にかけて顕著な正偏差。
このため、夏のモンスーンが明けるまでは秋雨シーズンの遅れや高温を見込む。
11月
インドネシアから南シナ海付近で対流活動が活発になる影響で日本付近で偏西風が南に蛇行しやすくなる可能性を考慮する。
中国大陸で高気圧が強まる一方、オホーツク海付近が低気圧の場になりやすく、寒気の影響を受けることを考慮する。
このため10月後半から11月は急に気温が下がる時期があることを見込む。