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旧劇の地獄絵図を目の当たりにし、こうなれば良かった過去を「破」に視て心の安寧を得ようとしたシンジだが、補完が進むにつれ自らが旧劇インパクトのトリガーとなった現実を突き付けられ、第三者(ヴィレクルー)の雑念の侵入により意味不明な戦艦が現れたり悪夢と化す(「Q」)
自分なりの稚拙な決めつけ理論(長ったらしい説明パート・覚醒シンジ)で反撃しその全てを克服しようとしたシンジは、さらに無意識下でもっとも執着していたアスカに対し最低の役割を与えた(「シンエヴァ」)
紆余曲折ありつつ、レイもアスカも手に入らない現実から逃避する為の道具としてのマリENDに心の平穏を見出そうとしたシンジだったが、あまりの雑なまとめ方にやがて自壊し、結局は補完を拒否してしまう
そんな一連の体験を経て目が覚めたシンジの隣りにいるのは、あれだけ自分が補完世界で拘ったアスカだった。その愛憎はピークに達し彼女の首を絞めようとするものの、結局は完全に憎みきれず断念。
そしてそんなシンジへのアスカの一言は補完中、心の壁のない世界で妄想した自分の傷付かない言葉「私も好きだったよ」ではなく「気持ち悪い」
こうして世界は旧劇ラストに収束し、孤独なシンジ(庵野)の拒絶という事実だけがそこに残った
俺は今回のシンエヴァをこう解釈したよ。