15/05/05 16:38:43.92 .net
大事な人。
大事な事。
近くにあって遠いから、泣き声で呼んでみる。
泣き顔で答えてみせる。
一馬「君といると落ち着くな、どうしてだろう。会ったばかりなのに」
つばさ「だって、それは当たり前のことなのよ。
私達は同じ日々を過ごしてきたんだもん。
ドアを開けても誰もいない。その寂しさを知っている。
言葉にしなくても分かる。私達は同じだから」
一馬「そっか。じゃあ俺たちはもう姉弟みたいなものだな」
つばさ「うん、姉弟みたいなものだ」
つばさ:
初めてパパが言ってたことの意味が分かった。
解りあえる人がそばにいる。
そんな人が家で待っていてくれるなんて、なんて心が安らぐんだろう。
本当はパパさえいればそれでいいなんて嘘。
今分かったの。
本当は独りは寂しかった。
寂しかったよ、お父さん。